1999年~ 金融再編~〈みずほ〉の誕生~
変遷図

詳細
経済のグローバル化、金融ビッグバンの進展により、国内外の金融機関の競争は一層激化。米シティコープとトラベラーズ合併、ドイツ銀行の米バンカース買収など世界的な規模での再編が進行していく。
日本においても、金融システムを安定させ、経済の活性化と国際競争力を強化するため、21世紀の日本の金融業をリードする、強力な金融機関の出現が求められていた。

1999年8月
第一勧業銀行、富士銀行、日本興業銀行は全面的統合による新しい総合金融グループの結成を発表
3行は、「我が国を代表し世界の五指に入る強力なプレーヤーとなる」目標を掲げた。新しい金融グループの創生に向けては、 3行が共同で持株会社を設立し、その傘下に入ると共に、会社分割法制を活用して統合・再編を行い、顧客セグメントと機能で分けた全く新たな法的分社経営を行うこととした。新しい総合金融グループの名称は、〈みずほ〉に決定。

2000年9月
「みずほホールディングス」設立
2000年10月
「みずほ証券」 「みずほ信託銀行」設立
他の大手金融機関も〈みずほ〉に追随、メガバンクの形成が進んだ。
1999年10月
住友銀行、さくら銀行が合併を発表
2000年3月
三和銀行、東海銀行、あさひ銀行(後に離脱)が統合を発表
2000年4月
東京三菱銀行、三菱信託銀行が統合を発表