メイン画像:NXキャッシュ・ロジスティクス株式会社(NXグループ)(SX事例)
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サービス

パートナーとの共創で社内輸送を再設計。持続可能な業務運営へ

NXキャッシュ・ロジスティクス株式会社(NXグループ)

#カーボンニュートラル #インパクト #社会課題解決

取り組みのポイント

  • 物流制約が強まるなか、荷主企業として業務そのものを再設計
  • 関西圏の社内輸送便を朝・夕2便から1便へ集約し、物流網を最適化
  • 約70種類の専用袋・社内郵便も含め、「運ぶもの」自体を見直し、ペーパレス化・効率化を推進
  • NXキャッシュ・ロジスティクス株式会社の「グリーンロジスティクス」、業種・業務特性に応じたロジスティクスソリューションの知見を活用し、仕組みを共創

OVERVIEW

物流は社会インフラの基盤であると同時に、最も構造的な課題を抱える領域のひとつです。働き方改革に伴う輸送時間の制約、ドライバーの高齢化と担い手不足、燃料価格の高止まり、CO2排出抑制への社会的要請。こうした変化が同時に進んでいます。これらは、一過性の問題ではなく、荷主企業の業務設計そのものを問い直す、継続的な課題となりつつあります。

金融機関の業務もまた、営業店・事務集約拠点間を日々結ぶ拠点間輸送という基盤に支えられており、その持続性は事業継続そのものに直結します。〈みずほ〉では従来、全国の営業店において朝・夕2便の社内輸送便(社内拠点間を結ぶ専用便)を運行し、約70種類に及ぶ業務別専用袋を用いた搬送を続けてきました。しかし、お客さまのチャネルシフトへのご理解・ご協力もあり、ペーパレス化が進んだ結果、便あたりの搬送量は大きく変化し、運行体制と輸送実態の間にひずみが生じていました。こうした状況を受け、〈みずほ〉は、長く「変えられないもの」と捉えられがちだった社内輸送について、荷主としての責任をあらためて見つめ直し、社内輸送体制そのものの再設計に踏み出しました。

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この挑戦にあたり、〈みずほ〉は当行輸送の大部分を担うNXキャッシュ・ロジスティクス株式会社(NXグループ)と連携を強化しました。
NXグループは、車両・ルート設計の効率化や輸送に伴うCO2削減などの環境負荷低減手段を体系化した「グリーンロジスティクス」や、業種・業務特性に応じたロジスティクスソリューションを国内外で展開しており、〈みずほ〉の業務再設計に伴走できる知見を持つ存在でした。両社は、運行ダイヤやコースの最適化・効率化に留まらず、「何を、どのタイミングで、どう受け渡すのか」、さらには「そもそも運ぶ必要があるのか」という視点から検討を重ね、持続可能な物流体制の構築を目指して、業務プロセス全体を組み立て直しました。

その結果、関西圏の便を統合する「一便化」と、近接コースの集約により無駄な便を約4割削減して物流網を最適化しました。これにより、車両走行に伴うCO2排出を抑制するとともに、荷主と物流事業者の双方にとって、適正かつ持続可能な物流体制を実現しました。また、長年課題であった業務ごとの専用袋や社内郵便についても、搬送物と業務プロセスを改めて見直すことで、ペーパレス化促進や搬送自体の削減につながりました。

今回の取り組みは、物流制約が強まる時代において、荷主企業が自らの業務の前提を問い直すことの意義を示すものです。〈みずほ〉は本取り組みを関東圏へ広げ、段階的な全国展開を見据えています。今後も、〈みずほ〉は、物流の深い知見を持つNXグループとの共創を通じて、安定性と効率性、そして持続可能性を兼ね備えた金融インフラを支えていきます。

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“ お客さまの声 ”

物流業界だけではなく、金融を取り巻く環境も大きく変化しています。金融サービスという社会インフラを支えるため、限られた人材や輸送資源をこれまで以上に有効活用していくことは、ロジスティクス体制をつくるうえで重要になっています。
今回、お客さまの持続的な成長を支えるサプライパートナーとして、運ぶ頻度や方法だけでなく、「本当に運ぶ必要があるのか」という視点から業務全体を見直し、ロジスティクスの概念で業務のあり方を検討できたことが、大きな成果につながったと考えています。
輸送便の集約には、より効率的でコンパクトなダイヤ設計への転換が求められます。継続的な協議を重ねるとともに、弊社独自のNXキャッシュ・ロジスティクス Core Systemによるデータ活用を通じて、安定したサービス品質の維持と持続可能な運営の両立に向けたサービスの構築を進めることができました。
今後も培った知見とデータ活用を組み合わせ、お客さまとともに生産性とデジタルを融合させた持続可能なロジスティクスサービスの構築に取り組み、社会インフラを支える業務改革に貢献してまいります。

NXキャッシュ・ロジスティクス株式会社(NXグループ)

  • 関東支店(営業戦略)
    大山 伊織さま

“ 〈みずほ〉の声 ”

今回の取り組みで大きな成果となったのは、物流業界を取り巻く課題に対応するだけでなく、物流を切り口として、これまで当然としてきた銀行業務のあり方そのものを見直したことです。
従来は、各業務に定められた時限や運用要件に合わせて輸送体制を組み立てていたため、コースや便が複雑化し、輸送量に対して過多な仕組みとなっていました。長きにわたり業務の前提として定着してきた運用を変えることは、現場への丁寧な説明や関係者の理解も必要でした。そこで、単に便数やルートを減らすのではなく「何を、なぜ、いつまでに運ぶ必要があるのか」を改めて確認し、業務の目的や必要性に立ち返って見直しを進めました。
検討にあたっては、NXグループと密にコミュニケーションを取り、実務で得られた各拠点や業務ごとの流れや書類・物件の発生・回収時刻や受け渡し条件などの〈みずほ〉としての業務知見と、NXグループの物流設計・運行管理に関する専門性を持ち寄り業務上の要件と輸送上の制約を整理しながら、複数の業務を安全かつ安定的に運用できるコースと運行体系を再構築しました。今後も、荷主である当行が業務の前提を問い直すとともに、NXグループとの対話と共創を続けてまいります。

株式会社みずほフィナンシャルグループ
  • プロセス企画部
    業務チーム
    佐伯 真之

※記事の内容は、取材当時のものです

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