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【FIN/SUM 2024に登壇】梅宮CDOが語る〈みずほ〉が見据える未来。「個人の幸福な生活」の実現に向けて。

【FIN/SUM 2024に登壇】梅宮CDOが語る〈みずほ〉が見据える未来。
「個人の幸福な生活」の実現に向けて。

【FIN/SUM 2024に登壇】梅宮CDOが語る〈みずほ〉が見据える未来。「個人の幸福な生活」の実現に向けて。

〈みずほ〉が描く「ありたき世界」をめざして。

2024年3月、金融とテクノロジーの融合を意味する「Fintech(フィンテック)」の最新動向や金融分野での社会課題解決等について議論が行われる総合イベント「FIN/SUM 2024」が開催されました。「"幸福な"成長をもたらす金融」を今回のテーマに掲げるこのイベントにおいて、梅宮CDO(チーフデジタルオフィサー)が講演を行い、〈みずほ〉が描く「ありたき世界」とその実現に向けたDXの取り組みについて語りました。

〈みずほ〉が描く「ありたき世界」をめざして。

〈みずほ〉のパーパス「ともに挑む。ともに実る。」に込めた想いと、
描く未来に向けた取り組みを紹介。

梅宮CDOは講演の冒頭で〈みずほ〉が掲げるパーパスである「ともに挑む。ともに実る。」に込めた想いを語りました。

梅宮CDO:「時代はますます不確実性を増し、過去の延長線上に未来の解はありません。こうした時代を切り開くため、日本、そして世界には多くの挑戦が求められています。〈みずほ〉のDNAである『フェアでオープンな立場』『時代の先を読む力』、金融ならではの責任と可能性等に真摯に向き合った結果、たどり着いた答えが『ありたき世界』でした。その実現に向け、お客さまや社会、従業員の挑戦に寄り添い、つなぎ合わせることで、皆さまとともに豊かな実りを実現していく、そのような存在になりたい。これがパーパスに込められた想いです。」

〈みずほ〉の考える「ありたき世界」とは、人間とテクノロジーが共存して、すべての人が将来の不安を持たずにいきいきと幸せに生活できる社会のことを指します。さらに、梅宮CDOは「様々な立場やバックグラウンドの人が能力や意欲を存分に発揮して、豊かな生活を送ることができるインクルーシブな社会を構築するとともに、テクノロジー進化の恩恵が社会の隅々まで行き渡り、人々が利便性と生活の質を高め暮らしていける、そんな世界をめざしていきたいと考えています。」とも語り、老後資金や介護問題、人手不足、AIをはじめとしたテクノロジー進展に伴う働き方改革等、生活に直結する様々な課題に対して取り組んでいくとともに、その取り組みを通じて「個人の幸福な生活」を実現するという姿勢を示しました。

〈みずほ〉のパーパス「ともに挑む。ともに実る。」に込めた想いと、描く未来に向けた取り組みを紹介。

注目が高まる新NISAやデジタル活用で、
お客さまの豊かで実りある生活に貢献。

続いて、現在のDX領域での取り組みについて、テーマごとに事例を交えながら説明。まず一つ目のテーマである「資産所得倍増」に関して、NISAを起点とした取り組みを紹介しました。

梅宮CDO:「NISA等の政策面での後押しや足元の堅調な株式相場等もあり、国民の皆さまの資産形成に対する意識が高まっています。〈みずほ〉では経済面での将来不安を解消することはもちろんのこと、お客さまが自らの可能性にチャレンジする際の制約を少しでも軽減できるよう、グループ、アライアンス企業含め一体となって金融コンサルティングを行ってまいります。"NISAと言えば〈みずほ〉"というブランドの確立に向け、CMの放送を開始する等プロモーションを強化するとともに、楽天証券やPayPay証券といったアライアンス企業との協働で『オンライン』と『リアル』をつなぎ、NISAをはじめ、相続や高度な運用商品への投資等、様々なニーズを満たす多面的な総合資産コンサルティングを推進することで、新しいリテールの事業モデルを作っていきたいと考えています。」

次に、二つ目のテーマである「データ・デジタル活用」について、「ハイパー・パーソナライズド・マーケティング」の取り組みを例に紹介しました。

梅宮CDO:「今年1月、Googleと連携し、お客さま一人ひとりに寄り添った金融サービス提供を実現するデジタルマーケティング基盤をリリースいたしました。これは、お客さまの同意を前提にご提供いただいた情報や金融データ、行動データの分析結果に基づいて、最適なタイミング・チャネルで最適なサービスをご提案してお客さま一人ひとりに寄り添ったマーケティングを展開するもので、〈みずほ〉のウェブサイトでの検索情報がデータ連携され、それぞれ関心に沿ったメッセージがリアルタイムで届けられるほか、ご来店時もスムーズな提案が可能になります。現在300万人を超えるお客さまにパーソナライズ提案に同意いただき、すでにNISAや住宅ローン領域で活用を開始しています。今後、グループやアライアンス企業も含め連携先の拡大を行い、さらに満足度の高いご提案ができる体制づくりをめざします。」

注目が高まる新NISAやデジタル活用で、お客さまの豊かで実りある生活に貢献。

また、別の事例として「AI技術を活用した広告配信モデルを持ったアライアンス企業と連携し、銀行でお預かりしたお客さまの情報をもとに、属性や興味関心にあったお得で便利な情報を受け取ることができる取り組みも進めています。これらの取り組みによって潜在的なニーズを捉え、有益な情報をお届けすることでお客さま一人ひとりの豊かな生活の実現に貢献することができます。」と語りました。

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「新規事業開発」でイノベーションを実現し、不確実な未来に新たな形を創る。

「新規事業開発」でイノベーションを実現し、
不確実な未来に新たな形を創る。

次に、三つ目のテーマである「新規事業開発」への取り組みについて、具体的な事例紹介に先立ち新規事業開発における推進体制の説明を行いました。

梅宮CDO:「〈みずほ〉では様々な形で新規事業開発に取り組んでおり、具体的には既存ビジネスの事業領域の拡大を企図したものや、お取引先との共創、新規事業アイデアの社内ビジネスコンテスト等を行っています。一方で、新規事業開発に特化したインキュベーション組織である『Blue Lab』や、資金面を支えるコーポレートベンチャーキャピタル『みずほイノベーション・フロンティア株式会社(以下『MHIF』)』をグループ内に抱え、一体となることで新規事業をより強力に推進していく体制をとっております。

まず『Blue Lab』に関してですが、2017年にみずほ銀行をはじめ様々な企業の出資を受け設立した新規事業創出、インキュベーションに特化した会社です。特長は、仮設検証を繰り返しながら効率的に事業を立ち上げるLLP(リーン・ローンチ・パッド)と呼ばれる新規事業開発の"型"を大事にしながら事業開発に取り組む点。〈みずほ〉内で出たアイデアのうち、『Blue Lab』の"型"に相応しい案件については『Blue Lab』メンバーが伴走しながら成功確度を高めるといった取り組みを行っています。今後、大企業やスタートアップ、アカデミアからの持ち込み案件についても同様に伴走支援を行っていく予定です。」

また、MHIFについての紹介では、「2023年4月、事業・技術開発促進等を目的として、投資規模100億円のコーポレートベンチャーキャピタル『みずほイノベーション・フロンティア株式会社』を設立しました。〈みずほ〉や『Blue Lab』の新規事業開発も資金面で支えており、設立から1年弱ですでに10件近くの案件に出資し、今後のパイプラインも多く積みあがっています。」と今後における期待を述べています。

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人材不足、子育て、オルタナティブ投資の普及まで。
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講演の最後に「Blue Lab」と「MHIF」が目下取り組んでいる多彩な新規事業について紹介しました。

─「MHIF」とココナラによる合弁会社「株式会社みずほココナラ」。

一つめは、個人のスキル・人材のマッチングプラットフォームの創出です。2024年1月末、「MHIF」は、株式会社ココナラ(以下「ココナラ」)とプラットフォームの運営・開発を行う合弁会社「株式会社みずほココナラ」を設立しました。〈みずほ〉が培ってきた信頼および幅広い強固な顧客基盤と、日本最大級のスキルマーケット「ココナラ」を運営するココナラの企画・開発・運営ノウハウを合わせ、このデジタルプラットフォームを通じて企業の人材不足解消を推進し、誰もが時間や場所等の制約なくスキル・知識や経験を提供し、活躍できる社会を実現することが狙いです。

─「MHIF」のLUCAへの出資。

二つめは、「MHIF」によるLUCAジャパン株式会社(以下「LUCA」)への出資です。LUCAはオルタナティブ投資のプロセスをワンストップで完結するデジタルプラットフォームを提供する企業で、ファンド運用者、販売者、投資家の三者をつなぐ事業を展開しています。個人のお客さまのもとに、魅力ある運用商品を身近にそして効率的に提供することをめざし、LUCAとともにオルタナティブ投資の小口化とDX化に向けた協業を推進し、資産運用ビジネスの新たな付加価値の創造に取り組んでいます。

─「Blue Lab」が開発する子育てのAIチャットボットサービス「こえかケア™」。

三つめは、「Blue Lab」が開発する子育てAIチャットボットサービス「こえかケア™」です。このサービスでは一人で抱えている子育ての悩みやモヤモヤした気持ちをチャットにさらけ出すことによって、子育てで感じる孤独や行き詰まりを解消することをめざしており、チャットボットは24時間、共感し寄り添って回答してくれるとともに、アドバイスを求めることも可能となっています。

─「個人の幸福な生活」の実現に向け、これからも挑戦を続ける。

さらに、この三件以外にもNFTを活用したブランド向上の取り組み等の新規事業にも触れながら「これからも、みずほのパーパス『ともに挑む。ともに実る。』の実践を通じて、個人の幸福な生活、そして実り豊かな社会の実現に向けた挑戦を続けていきます。」というメッセージで講演を締めくくりました。

梅宮CDOが語った「個人の幸福な生活」の実現。そのために必要なのは、生活に直結する数多の課題を地道に一つひとつ解消していくことです。〈みずほ〉は未来を見据えつつも、しっかりと足元を固め「不安なく、いきいきと生活できる社会の実現」と「人間とテクノロジーの共存」に向けて一歩ずつ歩みを進めていきます。

※所属、肩書きは講演当時のものです。

文・写真/みずほDX編集部

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