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Interview

モットーはトライ&エラー。挑戦を応援してくれる職場で見つけたわたしの役割

  • 永井 恵子
  • 入社年:2016年1月
  • 担当業務:総務・後方業務担当
先輩社員インタビュー 永井 恵子
総務オンリーから一変。多能化で後方も

総務オンリーから一変。多能化で後方も

〈みずほ〉に入行して10年目になります。ずっと総務全般を担当していましたが、2年前から私の所属する支店でも「多能化」の取り組みが始まりました。「多能化」とは、業務の互換性向上のために、それぞれの業務領域の拡大を目指すものです。私も窓口の後方業務を教えてもらい、今までやったことのなかった税金払込の取り扱いや伝票処理など、総務以外のことも担当するようになりました。

初めは分からないことだらけ。8年間も支店で働いていたのに、全く知らない業務があることに驚きました。しかし、同僚の人が、丁寧に分かるまで教えてくれました。新しい業務を覚えることで、だんだん支店の仕事の全体像が見えてきました。今では午前中は総務、午後は後方業務、と両方の仕事をしています。テラー(窓口)の方から「永井さん、できることが増えたね」と言ってもらえた時は、本当に嬉しかったです。

「みんなのリベロとして拾いまくりたい」

「みんなのリベロとして拾いまくりたい」

入行してすぐに思ったことは、行員の皆さんの日常的な忙しさでした。私以外の全員が常に120%、両手いっぱいに仕事を抱えているように感じて、窓口に出ない私は「みんなのリベロになろう」と思いました。まずは誰よりも先に電話を取る、と決めて今も実践しています。

繁忙日など、誰も電話を取れない状況は起こりがちです。しかし鳴りっぱなしの電話はお客様にとって気持ちが良いものではないと思うんです。だからこそ、私はいつも電話が鳴ったらすぐに取ることにしており、それが完全に身についています。2024年度上期に、支店で行った「電話の早取り月間」では1位になり、エリア長賞をいただきました。また、早さだけではなく、対応をしっかりすることにも心掛けています。できるだけお客さまからの質問にもその場でお答えできるように努め、自分で判断がつかない場合は、お待たせしないよう分かる人から折り返しするようにしたり、また表情が見えない電話だからこそ、「笑声」で話したりしています。

つらい闘病と義足が導いた、スポーツ再開の道

つらい闘病と義足が導いた、スポーツ再開の道

25年前、娘を出産した直後に、右の大腿部が大きく腫れていることに気がつきました。痛くもないし、何だろうと思いながら病院に行くと、がんの一種の悪性脂肪肉腫でした。1年近く闘病生活を送り、長時間の手術も受けました。おかげでがんは消えましたが、右脚が機能しなくなってしまいました。

当初は脚に補装具を付けることで、仕事を再開、自分で車の運転もしていました。大好きなスポーツをすることこそ難しかったですが、それ以外の不自由はあまり感じませんでした。しかし、術後10年が経った時、補装具が当たっていた箇所が壊死してしまいました。ふくらはぎから先の感覚が元々麻痺していたため、気付くのが遅れ、壊死により起きた高熱、腫れもひどく、緊急で病院に行きました。先生とも相談し、右脚切断と義足をつけることを決意しました。

辛い出来事でしたが、義足になったことで逆に長年できずにいたスポーツを再開できました。最初に始めたのは、地元出身の代表選手がいたことで知った、シッティングバレーボールです。東京にある協会に連絡すると、競技人口が少ないこともあり、いきなり代表選手の合宿に誘っていただきました。学生時代にバレーボールをしていたとはいえ、パラリンピックを目指す選手の皆さんについていくことは大変でしたが、でも嬉しかったですね。厳しい練習にもついていきました。そんなやる気を認めてもらえたんだと思います。スポ根の時代を知っているせいか、耐えられましたし、何よりもバレーボールに向き合えることが嬉しかったです。

しかし目標にしていた東京パラリンピックで代表になることができませんでした。また所属していた地元のクラブチームもコロナ禍で活動できなくなりました。そんな時、地元の身障者スポーツ協会から、陸上競技を勧められたんです。腕と肩の強さを活かし、砲丸投げと、ソフトボール投げで国体(全国障害者スポーツ大会)を目指すことを提案していただきました。

指導者の方が義足でもできることを考えてくださったおかげで、2022年から国体に参加しています。年齢と障がい区分でクラスが細かく分かれているのですが、女子ソフトボール投げ、女子砲丸投げともに、3年連続で優勝し、全国一位になりました。優勝はもちろん嬉しいのですが、同時に、もっともっと記録を伸ばしたいという意欲が強くなります。大会記録まではあと数センチ、達成を目指してトレーニングを続けています。

チャレンジを応援し合える関係性

チャレンジを応援し合える関係性

バレーボールをしていた時も周りのことを常に観察していましたが、それは仕事中も同じですね。お客様の動きや、窓口の状況を見ながら、後方で先回りできる仕事を考えたり、残り時間を逆算してタスクの優先順位を考えることも得意です。支店の仲間はお互い助け合い、自分が追い込まれてきたら、こっちこっち!と助けを求めて手を挙げられるし、逆に仲間が拾いきれないライン際のボールは自分がなんとか拾いたくなっちゃうんですね。

当店は、チャレンジを受け入れてくれる職場です。支店長はいつも「トライ&エラー」と言って、私たちのやりたいことを応援してくれています。挑戦することに意味があり、失敗したって学びがあるだけ、成功したらさらに大きなチャレンジができますよね。新しいことに挑戦する人を応援したいですし、「仕事は楽しい」と伝えたい。私自身、仕事も家庭もスポーツも、トライ&エラーを体現して成長していきたいです。

※新型コロナウイルス対策を十分に行ったうえで撮影しています。

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