トップ DX事例一覧 いつでも、どこでも、職業体験ができる「ごっこランド」にみずほ銀行が出店!デジタルだからこそ、本質を学べる金融教育に! いつでも、どこでも、職業体験ができる「ごっこランド」にみずほ銀行が出店!デジタルだからこそ、本質を学べる金融教育に! デジタル化で、お金の流れが見えづらいこの時代に。金銭感覚やお金のアレコレもゲームで学べる「ごっこランド」とは? 日々の生活における「お金」のやりとりは急速にデジタル化が進んでいます。例えば、クレジットカードの利用をはじめ、インターネットバンキングやインターネットショッピング、さらにはIC乗車カードのような電子マネーの利用など、現金が必要な機会は以前に比べてとても少なくなりました。便利なことが増えて、人々の生活は豊かになりましたが、そればかりではありません。「お金」を直接やり取りが少なくなったことで、「お金」の役割や価値が見えづらくなり、子どもたちが金銭感覚や道徳観念を培う機会が少なくなりました。架空請求や不正取引などの金融犯罪が増加している中で、子どもたちが改めて「お金」の大切さを学ぶ機会が必要になっているのではないでしょうか。 そんな現代社会の課題を解決するのに役立つのが、キッズスターが提供する職業体験アプリ「ごっこランド」です。「ごっこランド」とは、子どもたちが大好きな"ごっこ遊び"を通じて、子どもたちの身の回りにある商品・サービス・社会インフラなど、"社会の仕組み"を学べるアプリ。様々な企業が出店を行っており、バラエティに富んだゲームをスマートフォンやタブレットから無料でプレイすることができます。みずほ銀行も「ごっこランド」にパビリオンを出店していて、現段階では増やす・貯める・使うといったお金の管理の疑似体験ができる「コイン通帳」と、投資をモチーフにした「みんなのゆめをかなえよう!」の2つを提供しています。 場所や時間、人数を問わない。子どもたちが遊んで学べる金融教育を実現するために、力を合わせたキッズスターとみずほ銀行。 「みずほ銀行さんは全国に支店があるので、コンテンツに触れた子どもたちにとって身近に感じてもらいやすい企業であると考えました。」そのように語るキッズスターの社長、平田全広氏はお金の仕組みを学べるコンテンツを「ごっこランド」内につくりたく、みずほ銀行に「ごっこランド」の出店の相談をしました。みずほ銀行はこれに賛同し、「ごっこランド」でコインを貯めたり、引き出したりする通帳機能のコンテンツを提供。今後、アプリ内のゲームで貯めたポイントを現実の商品と交換できるような機能など、よりお金の仕組みを実感できるようなアップデートも構想しています。 平田氏は、金融教育のDXについてこのように語ります。「リアルとデジタル、それぞれ得意なことと苦手なことがあります。アプリは場所や時間、人数などの制限にとらわれないので、自分のペースで体験できる。この性質は金融教育のDXに繋がると考えています。銀行業務は、現実での体験が難しいものもあるので、その点でもアプリでの職業体験はマッチしているのではないでしょうか。また、このアプリをきっかけに、お金について親子で話す習慣づくりができていたら、実際の生活でお金に悩むことがあっても、親子で話しやすくなる。そんな効果もあるのではないかと考えています。今後も、みずほ銀行さんならではの知恵を貸していただきながら、子どもたちの成長につながるようなゲーム開発をしていけると嬉しいです。」 お金の管理の疑似体験ができる「コイン通帳」をはじめ、知的好奇心を刺激する様々なコンテンツを開発。 お金を貯める、引き出して使う。応援したい企業に投資をする。銀行の根幹となる業務で、長く皆さんとお付き合いをしてきたみずほ銀行として、これからの未来を担う子どもたちがお金の基本を学べる場をつくることは重要であるという想いがありました。同じ思いを持ったキッズスターと一緒に、現在2つのコンテンツを制作しました。 まず開発したのは、子どもたちがお金の管理を体験できる「みずほ銀行のコイン通帳」。独立したパビリオンに通帳機能をつけるのではなく、アプリ全体を横断する機能になったこのコンテンツで、社会のインフラであるみずほ銀行を体現できました。 2つ目は、投資をモチーフにしたゲーム「みんなのゆめをかなえよう!」。このゲームでは、夢を持っている人に「とうしポイント」を使って応援をします。応援されたキャラクターは、ポイントによって成長して、ゆめをかなえたらプレイヤーにゲーム内コインを還元。そのコインは新しい夢を持っている人を応援するほかにも、ゲーム内の街を発展させるものに使えます。たくさんの人を応援することで、コインがもらえてそれを使って新たな運用を行う。投資の仕組みを大人になる前に疑似体験することで、銀行で資金を調達して投資をすることが、社会の発展に繋がるという金融の基本を学べます。大人でも理解が難しい人がいる投資を、子どもたちに分かりやすくすることは、開発にあたったみずほ銀行の担当者がこだわったところ。子ども向けにする核となった発想は「投資」という行動を「応援」に変換したこと。子どもたちへの分かりやすさも叶えつつ、みずほ銀行の投資への思いをのせたゲームになりました。 この先も、お金のことを正しく学び続けられるように。リアルでも楽しみがあるゲームも、構想中! 2022年12月に「みずほ銀行のコイン通帳」を、2023年2月に「みんなのゆめをかなえよう!」を「ごっこランド」に提供しましたが、早くも多くの子どもたちに楽しんでいただけています。金融経済教育で大切なのはお金のことをただ知るだけでなく、自分ゴト化して学んで、それを継続すること。そのことを踏まえて、今後もみずほ銀行は「ごっこランド」での金融経済教育コンテンツをアップデートしていく予定です。現段階で「ごっこランド」内のコンテンツでアップデートを構想している内容は、コイン通帳で集めたコインを実際のものと交換できるサービス。アプリ内で働いて稼いだお金で物を購入するという体験を通して、お金の流れをより肌で感じられるような仕組みを考えています。 テクノロジーの発展がどんどん進み、学ぶことが続々と増えていく金融の世界。これからも、みずほ銀行はお金や銀行、証券など金融にまつわることについて、子どもたちがワクワクしながら正しい知識を得られるような環境づくりを行っていきます。 == 社会体験アプリ『ごっこランド』 ダウンロード数:550万ダウンロード(2023年3月現在) 受賞歴:「第13回キッズデザイン賞」「BabyTech Award Japan 2019」「日本子育て支援大賞2022」 想定対象年齢:2~9歳 == 文・写真/みずほDX編集部 新しい記事へ 記事一覧ページへ 過去の記事へ 記事一覧ページへ 関連リンク ・「みずほ銀行のコイン通帳」を子ども向け社会体験アプリ『ごっこランド』に提供開始 ・みずほ銀行の新ゲーム「みんなのゆめをかなえよう!」子ども向け社会体験アプリ『ごっこランド』に提供開始 ・ごっこランド RECOMMEND 2023年3月27日 産学連携で挑むDX人材の育成。大学生がデータ分析を基に、社会課題の解決策を考案【データサイエンスコンペティション】 2023年2月10日 カーボンニュートラルの実現のそばに〈みずほ〉のDX!パナソニックとともに「everiwa」でめざす、EV社会の未来とは? 2022年12月27日 議決権行使の電子化で、投票とアンケートをスマホで完結。個人株主と発行会社の良好な関係づくりをめざす「スマート行使」とは。