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「Healstep」を導入した健保組合へインタビュー。〈みずほ〉との二人三脚で創り上げる、これからの健保事業。

「Healstep」を導入した健保組合へインタビュー。
〈みずほ〉との二人三脚で創り上げる、これからの健保事業。

アドバンテスト健康保険組合の3名の写真

OVERVIEW

みずほリサーチ&テクノロジーズが提供する次世代の保健事業推進サービス「Healstep®」(ヘルステップ)。AIをはじめとする先進テクノロジーで健康保険組合が抱える課題を可視化し、その解決に向けて経験豊富なコンサルタントが計画策定から支援まで実効性のあるサービスをワンストップで提供しています。そんな「Healstep」を実際に導入している「アドバンテスト健康保険組合」さまにインタビューを実施。導入に至った経緯から、日々感じているHealstepのメリット、今後期待している点までお話を伺いました。

INDEX

  1. 健康経営優良法人の上位500社に選ばれている企業の健保組合をサポート。
  2. スペシャリストが寄り添う安心感は何物にも代えがたい。
  3. データヘルス計画・コラボヘルス推進の仕組みの構築・運営支援からイベントの実施サポートまで。「Healstep」導入のメリット。
  4. ともに前に進むパートナーとして、新しい価値の共創に挑み続ける。

アドバンテストとヘルステップのロゴ画像

健康経営優良法人の上位500社に選ばれている
株式会社アドバンテストの健保組合を「Healstep」がサポート。

医療の進歩とともに迎えた「人生100年時代」。セカンドキャリアの設計など、長い人生をどう生きるかについて耳にする機会も多くなりましたが、それと背中合わせの問題として社会保障制度の維持があります。特に現役世代をはじめ、医療費の多くを負担している健康保険組合は厳しい財政状況に置かれています。さらに2015年度には医療費データ等の分析に基づいて、効率的・効果的な保健事業の実践をめざす「データヘルス計画」の実行も義務化されるなど、働く人々の健康を守るために、今後どのような取り組みを行っていくのかが、より一層重要な時代に突入しています。

こうした健保組合が抱える悩みや課題を、AIをはじめとする先進テクノロジーで可視化し、経験豊富なコンサルティングや実効性のある支援サービスで解決に導くために生まれたのが、みずほリサーチ&テクノロジーズと第一生命グループが提供する次世代の保健事業推進サービス「Healstep(ヘルステップ)」です。具体的には将来医療費予測AIを活用したデータ分析レポートをはじめ、データヘルス計画のPDCA改善に伴走するコンサルティングや最適な保険事業サービス事業者とのマッチング支援、生活習慣の改善策をアドバイスする健康増進アプリ「QOLism(キュオリズム)」の導入サポートなどを行っており、これらをワンストップで提供することで、医療費の適正化を見据えたデータヘルス計画の実行において重要な、効果的で効率的な保健事業の実現へとつなげています。

「Healstep」は2023年1⽉現在で70を超える健保組合に導⼊いただいていますが、その中でもみずほリサーチ&テクノロジーズが数年に渡り深くサポートを続けているのが「アドバンテスト健康保険組合」です。事業主である(株)アドバンテストは半導体製造装置業界をリードする企業としてグローバルに事業を展開しており、国内の従業員数は約2700人。従業員の健康増進を非常に重視し、健康経営優良法人の大規模法人部門に認定されるとともに、認定法人の上位500社に該当する「ホワイト500」に3年連続で選出されるなど、活発に健康経営に取り組んでいる企業です。

そんな事業主の健康経営を支える屋台骨となっているのが「アドバンテスト健康保険組合」で、「Healstep」を活用しながら様々な取り組みを行っています。本記事では理事長の藤田氏をはじめ健保運営のキーマン3名にインタビューを実施。これまでみずほリサーチ&テクノロジーズとともに挑んできた取り組みや今後の展望など、生の声をお聞きしました。

アドバンテスト健康保険組合 理事長 藤田 敦司 氏 の写真

最新情報から具体的なアイディア提案まで、スペシャリストが寄り添う安心感は何物にも代えがたいです。

─「Healstep」を導入された経緯を教えてください。

藤田氏:事業主であるアドバンテストでは、これまでも従業員の健康増進にしっかりとした配慮を行いながら事業を進めていましたが、2018年頃から健康経営に関するより具体的な取り組みを始めました。背景には仕事と生活との調和を指す「ワークライフバランス」という言葉を政府が発信し、世の中で注目されていたことや、ドイツの関連会社がいち早くワークライフバランスに関する賞を受賞したことがあり、そうした流れの中で日本でも本腰を入れてやっていかなければならないな、と事業主サイドが想いを強くしたことで、我々健康組合も一体となって、めざす健康経営の枠組みに合わせた取り組みに挑戦する流れが生まれました。

ただ、始めた当初は何をすれば良いのか、まだまだ分からないことも多く、また当時、従業員に対する健康調査を行ったのですが、その結果のデータをどのように活かしていくのか模索している段階でした。実はみずほリサーチ&テクノロジーズさんとは、その時からご一緒していまして、例えば、厚労省から出ている新たな補助金や取り組みに関する情報といった、健康経営に関連する世の中の最新の動きを教えていただいたり、データヘルス計画の実行をめざす上で事業主を含めて組織として動いていく、いわゆるコラボヘルスを推進するための新しい組織構築のサポートであったりと幅広くコンサルティングしていただき、その流れの中でスムーズに「Healstep」の導入にもつながっていった、というのが経緯です。

やはり私たちは、自分たちの組織に関する知識しか持っておらず、その点みずほリサーチ&テクノロジーズさんは多彩な健保組合さんと日々接していますので、スペシャリストとしての経験や知見の広さは目を見張るものがあります。私たち自身では気が付かなかった課題の発見や、健保運営に関するアイディアの提案に至るまで、頼れる方々が二人三脚で常に伴走してくれる心強さを日々感じています。

アドバンテスト健康保険組合の3名の写真

組織の構築から、ノウハウを活かした健保運営、新イベント等の実施サポートまで。「Healstep」導入のメリットとは?

データヘルス計画の実行において重要となる効果的で効率的な保健事業の実現。そのゴールに向けて、多彩なサポートを行う「Healstep」ですが、アドバンテスト健康保険組合の皆さまにとっては、どういった点が特にメリットと感じられたのか、その詳細を語っていただきました。

組織として、まずどう動くべきか、など、
入り口の段階から一緒に考えてもらえるのがありがたいです。

藤田氏:コンサルティングの領域のお話でいうと、事業主とのコラボヘルスに関して非常に手厚くサポートをいただいているな、と感じます。コラボヘルスは健保と事業主が積極的に連携し、保険加入者の健康づくりを効率的・効果的に実行することを指しますが、ただ連携しましょうと言っても中々動き出せない、どう動いていいのか分からない、というのが実情でもあります。私たちもそうだったのですが、そこにみずほリサーチ&テクノロジーズさんに入っていただいて、連携の座組やスキームの整備から一緒に行い、「健康管理事業推進委員会」というコラボヘルスを目的とした、事業主と健保メンバーで構成される横断的な組織を立ち上げました。当初は月一回、現在は2カ月に一回のペースで会合を開いていますが、みずほリサーチ&テクノロジーズさんにもご参加いただいて、データヘルス計画のPDCAをはじめ、様々な施策について議論を深める場になっています。こうした組織として地ならしと言いますか、スタートを切る前の段階からサポートしていただけたことで、その後のスムーズな運営や確実な成果といったものにつながったと思います。

何が課題か、といった意識付けや
PDCAを回す上でのノウハウに助けられています。

柿崎氏:例えば健康診断で言えば、2カ月の間の受診率の動きを共有してもらい、数値を基にした従業員の健康状況や健康経営の進捗を把握できますし、運動不足が原因で年齢の若い従業員にメタボ傾向があるとデータから分かれば、若年層向けのメタボ対応プログラムを企画したりなど、今の課題は何なのか、どうすれば解決するのかというのが、みずほリサーチ&テクノロジーズさんならではのノウハウを駆使したコンサルティングで見えてくるので、我々もしっかりと意識付けすることができます。目の前にあるデータの数値が高いのか低いのか、一見すると私たちには分からないこともあります。でも、みずほリサーチ&テクノロジーズさんであれば、他社との比較や世の中の情勢を含めた全体感を見て、最適な判断をアドバイスしてくれますし、「健康管理事業推進委員会」の会合自体も、他社では半年に一度といったケースもあるようですが、2カ月に一度と頻繁に行えております。それだけ、話す内容が濃いということですので、我々当事者としても、常に前に進めている実感や、日々改善に向けて動けているという達成感を持つことができています。

私たちだけでは手間が掛かるイベント実施等にも、
無理なく取り組めるようになりました。

池島氏:「Healstep」のサービスの中にある健康増進アプリ「QOLism(キュオリズム)」も導入していますが、これも従業員の生活習慣改善に一役買ってくれています。健康スコアリングレポートから社全体で運動不足気味であることが判明したことがきっかけだったのですが、その対策として、「QOLism」の機能を活かしたウォーキングイベントを定期的に開催しています。イベントでは歩数などの目標達成に応じて商品などと交換できるアプリ内のポイントを参加者インセンティブにしていますが、直近では70チーム、400人ほどが参加する等、人気のイベントに成長しています。こちらはみずほリサーチ&テクノロジーズさんとともに「Healstep」を推進している第一生命グループさんにサポートいただいています。イベントの宣伝ツールの提供やポイントをゲットできる条件のアイディア出し、参加者を個人とチーム制で分けて競わせる仕組みの設計など、実施に向けて幅広くお手伝いいただいています。こうしたイベントは準備にどうしても時間が掛かったり、多くの手間が掛かったりするため、最悪の場合、人手不足から実施ができないケースもあります。「Healstep」の導入によって、我々の工数は削減しながら無理なく開催することができるので、非常に助かっています。こうした今まで取り組めて来なかった領域まで幅を拡げることができるのも魅力だと思います。

QOLism(キュオリズム)のイメージ画像

ともに前に進むパートナーとして、健保事業の新しい価値の共創に、これからも挑み続ける。

─今後、「Healstep」やみずほリサーチ&テクノロジーズに期待することはありますか?

藤田氏:さらに少子高齢化が加速することを見据えると加入者の健康を守ることは、より一層大切になってくると思いますし、医療費の適正化という観点からも、なるべく重症化させない、健康不安の芽は早めにしっかりと摘み取っていく、その想いや姿勢を、我々は常に持っている必要があります。そういった点でデータヘルス計画のPDCAを最適な形で回していくことが良い結果につながりますし、「Healstep」を通じたみずほリサーチ&テクノロジーズさんおよび第一生命グループさんのサポートがこれからも不可欠です。また今後、国が掲げる第3期データヘルス計画に移行していきますので、効率的な計画の策定に向けたパートナーとして我々健保組合はもちろん、事業主も含めて引き続き全力で支えていただければと思っています。

インタビューを通じて見えてきたのは、単にスムーズな健保事業の運営をサポートするだけでなく、悩みや課題に二人三脚で寄り添い、パートナーと連携しながら、ともに新たな取り組みや健保としての新しい価値を紡ごうとするみずほリサーチ&テクノロジーズの姿。「Healstep」を通じてアドバンテスト健康保険組合のみならず、事業主が掲げる健康経営の実現に向かって今後も切れ目のないサポートを行っていきます。今回ご紹介した事例の他にも様々な健保組合や企業に採用され、着実に実績が積み上がってきている「Healstep」。データ分析やアプリ活用によるDX推進などの機能面の拡充はもちろん、「健保事業を、その先へ」をコンセプトに、人や時代に寄り添うコンサルティングをこれからも続けていきます。

PROFILE

藤田 敦司 氏の画像

アドバンテスト健康保険組合 理事長

藤田 敦司 氏

株式会社アドバンテストに入社後、管理本部長、経営執行役員などを経て、
2023年よりアドバンテスト健康保険組合理事長に就任。

柿崎 浩二 氏の画像

アドバンテスト健康保険組合 常務理事

柿崎 浩二 氏

池島 拓 氏の画像

アドバンテスト健康保険組合 事務長

池島 拓 氏

※所属、肩書きは取材当時のものです。

文・写真/みずほDX編集部

「Healstep」についてのお問い合わせはこちら

みずほリサーチ&テクノロジーズ株式会社

技術開発推進部 デジタルイノベーション室
Healstep/健康経営コンサルティング営業窓口

03–6758–9775

03–6758–9775

healstep-sales@mizuho-rt.co.jp

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