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サステナブルビジネス推進強化

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SDGsやパリ協定等、国際社会の目標が明確化され、ステークホルダーのニーズや行動が変容し、企業に対する社会的価値創出の期待や要請が高まるなか、サステナビリティ向上に向けた取り組みが従来以上に経営戦略において重要な要素となってきています。

〈みずほ〉はサステナビリティを実現するため、お客さまのSX=「持続可能な社会の実現と企業価値向上に向けた経営・事業変革」を支援していきます。

〈みずほ〉では、ビジネスにおける「マテリアリティ」とKPI(モニタリング指標)を定めるとともに、拡大するビジネス機会を捕捉するため、推進体制強化とサステナブルファイナンス・環境・気候変動対応ファイナンスの長期目標を設定し、サステナブルビジネスを推進しています。

サステナブルファイナンス目標

サステナブルファイナンスの定義

対象ファイナンス
  • 環境・社会事業を資金使途とするファイナンス
  • ESGやSDGsへの対応について考慮・評価、または、条件とするなどESG/SDGs対応を支援・促進するファイナンス等
対象業務
  • 融資、引受、投資、運用

研修・啓発

SX知見強化/人材育成

〈みずほ〉は、2025 年度目標として「環境・エネルギー分野コンサルタント150名、サステナビリティ経営エキスパート1,600名」を新たに設定し、〈みずほ〉の強みである環境・技術に関わる専門知⾒や SX ⼈材のさらなる強化に取り組んでいます。また、お客さまと直接エンゲージメントを⾏うRM(Relationship Manager, 営業担当者)のナレッジ・スキル向上のため、お客さまの関⼼が⾼いテーマについて、顧客セグメント特性に合わせた勉強会の開催や、資格取得を後押ししています。

対象 ナレッジ向上・人材強化の取り組み
全社員
  • 全社員向けサステナビリティ研修を実施
専門人材
  • 環境・エネルギー分野コンサルタント:約130名⇒2025年度目標:150名
中堅・中小企業RM
  • SDGs推進サポートファイナンス資格保有者の拡大:約2,000名(全RMの約90%)
  • サステナビリティ経営エキスパート︓約1,300 名→2025 年度目標:1,600 名
大企業RM
  • 営業部店向け勉強会︓2021年度以降14回、約600名/回
  • 産業・技術知⾒の伝播、好事例の共有等により、ナレッジ強化を図る
海外RM
  • Global ESG Champion(サステナブルビジネスを牽引する⼈材)任命:約30 名
  • 各地域の牽引、地域間・本社との情報交換、有機的な連携を通じ、取り組み伝播を促進

国連開発計画(UNDP)の「SDG インパクト基準研修」への参加

〈みずほ〉は「SDGインパクト基準研修」に参加することで、SDGインパクト基準を適切に理解し、サステナビリティを軸としたお客さまのご支援をより一層力強く進めていきます。

エクエーター原則に関する研修の実施

みずほ銀行では、大型事業向け融資に携わる国内外の行員に対し、エクエーター原則の概要と行内手続きについて研修を実施しています。

主な取り組み

ファイナンス

サステナビリティ・リンク・ボンド/ローン

借入条件が借手のサステナビリティ目標達成に連動するサステナビリティ・リンク・ボンド/ローンの提供を通じ、お客さまのサステナビリティ戦略をサポートしています。〈みずほ〉は本邦初のサステナビリティ・リンク・ボンド(SLB)を組成した他、サステナビリティ・リンク・ローン(SLL)を国内外で提供しています。

リサーチ&コンサルティング

RCU サステナビリティ・トランスフォーメーションイニシアチブ(SXI)

リサーチ&コンサルティングユニット(以下、RCU)は、産業・企業や経済・金融市場に関するリサーチの機能と、経営戦略、サステナビリティ、DX等に関するコンサルティング機能を担うユニットです。ユニット内には、従来から蓄積してきたサステナビリティに関する専門的な知見があり、ユニット内連携の深化のために、2020年11月に、ユニット横断のイニシアチブであるサステナビリティ・トランスフォーメーションイニシアチブ(以下、SXI)が発足しました。SXIは、RCUを構成するエンティティが有する幅広いリサーチ・コンサルティングの知見を統合し、お客さまのサステナブルビジネスニーズに、〈みずほ〉として一体となり応えることをミッションとしています。

具体的には、みずほフィナンシャルグループ(持株会社)がハブとなり、みずほ銀行産業調査部やみずほリサーチ&テクノロジーズ(RT)のコンサルティング本部等、ユニット内外の関係部と連携して、RCUのサステナビリティに関する専門知見の発信、専門知見にもとづく新機軸・新規ソリューションの開発、課題解決実現へのTipsの提供等により、お客さまの多様かつ複雑化するサステナビリティビジネスニーズに応えています。

非金融領域を含む高い専門知見を有するRCUと、グループ内の銀行・信託・証券等の金融機能が相互に連携・協働し、お客さま、社会の課題解決に繋げていく力が、〈みずほ〉の強みです。

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「みずほビジネスイノベーションフォーラム」の開催

2020年2月、みずほ情報総研(現みずほリサーチ&テクノロジーズ)は、「金融の脱炭素化目標とそのインパクト」をテーマに、みずほビジネスイノベーションフォーラムを開催しました。本フォーラムは、金融機関の投融資に目標設定を求める「金融版SBT」について、開発中の国際ルールや金融版SBTが金融機関を通じて事業会社等の投融資先に及ぼす影響を広く議論することを目的としたものです。

SDGs/ESGコンサルティング

〈みずほ〉は、産業や経済・社会に関する深い知見とサステナビリティに関する高い専門性を基に、お客さまのサステナビリティ戦略の立案と推進をサポートしています。

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〈みずほ〉は、サステナビリティを軸とした事業ポートフォリオ見直し支援を実施しています。

  • 新たな判断軸としてサステナビリティ軸を追加した戦略検討
  • 上流のディスカッションから下流のコンサルティング、金融ビジネスまで、伴走型でお客さまを支援

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〈みずほ〉は、環境・社会関連を中心にお客さまのSDGs/ESG課題解決を支援しており、2021年度のみずほリサーチ&テクノロジーズ新規対応案件は約500件でした。

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運用・商品提供「ESG投資」

アセットマネジメントカンパニーでは、投資先企業との建設的な「目的を持った対話」(エンゲージメント)を行い、投資先の企業価値向上や社会の持続的成長を促すとともに、財務情報のみならずESG要因等の非財務情報も投資判断に活用するESG投資に取り組んでいます。例えば、ESGの観点から銘柄を選択しつつ、配当利回りと低ボラティリティに着目して安定したリターンを目指す「ESG低ボラティリティ高配当戦略」や、社会的課題解決への貢献を収益機会と捉えて厳選投資する「サステナビリティ・リサーチ戦略」、既存の「未来の世界」シリーズの運用哲学・投資プロセスをベースに、ESG評価をより積極的に反映させた「未来の世界(ESG)」等のESG投資プロダクツを提供しています。今後も社会の持続可能な発展へ向けた好循環の実現を目指して、ESG投資に取り組んでいきます。

スチュワードシップ責任とESG投資への取り組み

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