2015年11月14日、第11回目となる公開講座「金融リテラシーを育む金融教育カリキュラムの検討」を開催しました。
第一部では、金融広報中央委員会事務局の岡崎氏と本プロジェクトの大澤代表による講演を行いました。
岡崎氏には、昨今の金融教育を巡る国内外の情勢や2015年3月に同事務局が改訂した『学校における金融教育の年齢層別目標』等を中心にご説明いただきました。
大澤代表からは、本プロジェクトで現在作成している「小・中学校における金融教育カリキュラム」について報告いたしました。このカリキュラムは、2013年度に本プロジェクトで実施したアンケートの分析結果や学習指導要領の内容等を踏まえて作成しているものです。今回の公開講座では、このカリキュラムについて『金融リテラシー・マップ』や『学校における金融教育の年齢層別目標』との関係から整理して報告しました。
岡崎氏による講演
大澤代表による講演
第二部では、「アクティブラーニングに着目した実践報告」をテーマに「社会科」「道徳」「家庭科」「特別支援教育」の4つの分科会を開催しました。各分科会では、本プロジェクトの教員による実践授業報告ののち、参加者との活発な意見交換が行われました。
分科会(道徳)の様子
2015年10月、東京学芸大学教育学部にて学芸フロンティア科目を開講しました。この講義では、将来学校教員になることを希望する学生に、金融知識を含むキャリアと人生設計に関する教育の充実を図ることを目的としています。(全15回、2015年10月~2016年2月)