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毎日の暮らしも、もしもの時の防災も。デジタルのチカラで、大自然に囲まれた島がもっと住みやすく魅力的に!

毎日の暮らしも、もしもの時の防災も。
デジタルのチカラで、大自然に囲まれた島が
もっと住みやすく魅力的に!

毎日の暮らしも、もしもの時の防災も。デジタルのチカラで、大自然に囲まれた島がもっと住みやすく魅力的に!

八丈島の魅力をサステナブルに。
島で唯一のメガバンク、みずほ銀行にできることって?

一日中眺めていても見飽きることのない海・山・空の絶景が広がる、東京からいちばん近い南国の島・八丈島。ザトウクジラが見られたり、天然記念物が生息する自然豊かな森を歩けたりと魅力あふれる島ですが、近年では様々な課題を抱えています。たとえば、八丈島にある八丈町は、人口・世帯数ともに減少傾向で、高齢化率は40.6%(2021年4月1日時点)と全国平均29.1%(2021年9月15日時点)に比べ著しく高く、2021年4月に「過疎地域」に指定されました。さらに、集中豪雨による土砂災害など激甚化する自然災害への備えや、新型コロナウイルスの影響による観光客数・観光消費額の減少など、課題内容は多岐にわたります。そこで、みずほ銀行は八丈島で唯一のメガバンクとして、DXを使って島の魅力を活かした持続可能な地域社会をつくっていくよう、〈みずほ〉のチカラを合わせて八丈町の人々といっしょに活動を始めました。

毎日の暮らしも、もしもの時の防災も。デジタルのチカラで、大自然に囲まれた島がもっと住みやすく魅力的に!

財布やスマホがなくても支払い可能?!
キャッシュレス化には、島ならではの視点が必要だったんだ。

〈みずほ〉と八丈町がめざすのは、八丈島をスマートアイランドにすることです。スマートアイランドとは、離島地域において、官・民・学などが連携して新しい技術や知見を導入して島が抱える課題を解決することをいいます。島での暮らしの利便性や安心安全を確保しながら賑わいを生み出すサステナブルな取り組みをしていきます。

その第一歩として、八丈町の自治体と〈みずほ〉が取り組んだのが島でのキャッシュレス化です。住民の生活を便利にすること、観光に来た方が過ごしやすくすることをめざしました。これまで、島での決済は現金が主流でしたが、ATMが少なかったので、住民や観光客は不便を感じていました。そこで、みずほ銀行が行ったのは、キャッシュレス決済サービス「J–Coin Pay」を使った施策。新型コロナウイルスの給付金対応や地域活性化のためのキャッシュレスキャンペーンを行って、住民の方々が便利に利用できるようサポートしました。この成果もあって、今では島内の事業者の間でキャッシュレス化が進展。今後、町営施設や病院での利用ができるように議論を重ねています。キャッシュレス化の流れが進む中で見逃してはいけないのは、スマホを持たない方々のこと。〈みずほ〉はすべての世代が面倒な手続きをせずに、便利になれるよう、顔認証などの生体認証技術を活用した非接触決済にも取り組んでいくことで、八丈島のキャッシュレス化に貢献していきます。

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暮らしを便利にするだけでなく、未来への備えも。
防災テクノロジーをつかって、島に安心安全を。

羽田空港から旅客機で55分、竹芝桟橋から船で約11時間の太平洋上に浮かぶ八丈島は、年間降水量が約3,300mmと東京都心の年間降水量の2倍以上の雨が降る地域です。水害・土砂の危険性がありながらも、もしものときに島を脱出することが簡単ではないこの島では、人々と暮らしを守る対策を綿密に行うことがとても重要です。そこで、〈みずほ〉は、防災分野に強みを持ち、土砂の動きを検知するセンシング技術を持つ応用地質株式会社と、建設コンサルティングの日本工営株式会社とともに八丈町とタッグを組み、防災IoTセンサーを活用したスマート防災の実現をめざしました。たとえば、土砂災害の対策では、雨が降ったときに地盤が緩みやすくなるので、地盤の傾き具合がわかるセンサーで、土砂が崩れる危険性をモニタリング。安全基準値を超えると、クラウドサーバーから八丈町の職員など災害対策の関係者へアラートが通知されるので、職員の方は早い段階で近隣住民の方に適切な避難誘導ができます。早くて正確な対応が求められる災害対策だからこそ、テクノロジーのチカラで少しでも負担の軽減につなげていきます。

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観光地としての新たな魅力づくりも。
八丈島から全国に拡がっていく、新しい離島での暮らし。

キャッシュレス化や防災のほかにも、八丈島では観光業もデジタルテクノロジーを活用していきます。ザトウクジラをはじめとした八丈島ならではの自然環境を守りながら観光にもつなげられるように、AI画像認識技術をつかった観察研究や、アプリを駆使したエコツーリズムを行っていきます。

島の主な産業である観光業や農業、水産業といった一次産業のDX化、もしものときのための防災対策の拡充、キャッシュレス化や行政のデジタル化による地域社会のインフラを高める取り組み。今後も、八丈島はDXによってあらゆる面で進化し、魅力を高めていきます。〈みずほ〉はデジタルテクノロジーの知見を持って、八丈島だけでなく、自治体や取引先企業ともオープンに連携して、金融の枠を超えた地域の社会課題の解決や、地方創生をサポートする、新しいつながりをつくっていきたいと考えています。八丈島での取り組みは現在も続いていて、DXやサステナビリティの知見・ノウハウは日々蓄積されています。今後とも、全国の自治体の抱える社会課題をDXで解決するサービス展開を、グループ全体で強化していきます。

文・写真/みずほDX編集部

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