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役職員一体で取り組む、〈みずほ〉のカルチャー変革

左:左から伊佐山CEO(WiL)、木原グループCEO(みずほフィナンシャルグループ)役員研修にて。研修オリジナルTシャツを着用。
右:WiL琴パートナーによるイノベーション特別講演(〈みずほ〉独自のオンラインワークショップにて)

役職員一体で取り組む、〈みずほ〉のカルチャー変革

米国シリコンバレーのベンチャーキャピタル・WiLと連携

不確実性の高いイノベーションの世界では、変化を恐れず挑戦し、失敗から素早く学ぶ、新たなアプローチが不可欠です。しかし、成功体験を積み重ねた大企業が、従来のやり方を変えることは難しい——そんなジレンマを打破しようと、〈みずほ〉はカルチャー変革を進めています。その中から今回は、WiLと連携した取り組みをご紹介します。
WiL, LLC(World Innovation Lab)は、シリコンバレーと東京に本社を置くベンチャーキャピタルです。大企業の変革・イノベーション創出のパートナーとして、ベンチャー投資や新規事業支援、研修プログラムの提供等を行っています。
〈みずほ〉は、2014年にWiLの1号ファンドへ出資し、それ以降、WiL米国本社へ駐在員を派遣しています。また、2017年には、新たな事業創造をめざす「Blue Lab」を共同で設立するなど、WiLとの関係を深めてきました。

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左:〈みずほ〉独自のデザイン思考ワークショップを開催(みずほ第一フィナンシャルテクノロジー本社にて)
右:ワークショップ開催中の様子

まずは社員から。ワークショップを通じ、新たなマインドセットを獲得

2014年以降、WiLのファンドに出資する企業向けの合同研修プログラム(デザイン思考ワークショップ等)に、多くの社員が参加してきました。さらには、〈みずほ〉文化とWiL・ベンチャー文化の両方を理解するWiL駐在社員が起点となり、〈みずほ〉独自のデザイン思考ワークショップを制作しました。WiLのサポートを得て、2021年初めから、本格的に社内展開しています。 まずは社員向けにワークショップを開催し、「Yes, And…」「Fail Early, Fail Often」など、イノベーション・DXに必要なマインドセットを導入していきました。当初は小規模なトライアルでしたが、共感した参加者から少しずつ口コミが広がり、過去2年間で、延べ1,200名以上の社員が参加するまでに拡大しています(2022年12月)。そしてこの盛り上がりは、〈みずほ〉の変革を加速する、大きな"うねり"を生み出します。

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左:WiLの支援で開催した、役員研修での集合写真(虎ノ門ARCH、WiL・Blue Labの本社にて)
右:役員研修の様子

そして、役員研修を開催。役職員が、同じマインドセットを共有

社員からボトムアップで高まった変革への機運は、役員に届きます。2022年秋、今度は木原グループCEOのリーダーシップのもと、WiLの支援で役員研修を開催しました。〈みずほ〉の役員約40名が2日間のプログラムに参加し、社員と同じく新たなマインドセットを獲得しています。
参加役員からは、「デザイン思考のフレームワークは、様々なシーンで活かせると実感」「自らがまず取り組み、組織に伝播していきたい」「こうした試みを繰り返すことで、新たなカルチャーは組織に浸透していく」など、前向きな声が多くあがりました。
このように、ボトムとトップの両方向から、〈みずほ〉は確実に変わり始めています。役職員が一体となって、この"うねり"をさらに発展させることで、イノベーション・DXを推進するとともに、カルチャー変革を実現していきます。

文・写真/みずほDX編集部

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