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AI活用で切り拓く未来の金融サービス。〈みずほ〉が描くイノベーションへの道のりとは?

AI活用で切り拓く未来の金融サービス。
〈みずほ〉が描くイノベーションへの道のりとは?

AI活用で切り拓く未来の金融サービス。〈みずほ〉が描くイノベーションへの道のりとは?

OVERVIEW

近年、急速に盛り上がりを見せ、毎日のように新しいニュースを目にする生成AI(Generative AI)。〈みずほ〉でも、以前から生成AIの利活用に注力しており、取り組みはこの1年で大きく進展しています。2023年6月に国内社員に向けてリリースされたテキスト生成AIアシスタント「Wiz Chat」は、リリース後も続々と新機能が追加され進化を続けています。さらに、2024年4月には、AI利活用の推進に特化した「AIX※推進室」を設立。〈みずほ〉におけるAI利活用を加速度的に進める様々な取り組みを行っています。今回はこの「Wiz Chat」の進化の詳細とAIX推進室の取り組み、さらに今後の展望等についてご紹介します。

  • AIトランスフォーメーションの略。AIを活用して業務・プロセスを変革すること。

INDEX

  1. 生成AI活用のカギとなるのは「Wiz Chat」。
  2. AI戦略の中核に。多様なメンバーが集うAIX推進室が設立。
  3. アジャイル開発で効率的に成果につなげる。
  4. 技術導入にとどまらず、イノベーションの創出をめざす。

〈みずほ〉に広がる生成AI。そのカギとなるのは「Wiz Chat」。

〈みずほ〉に広がる生成AI。
そのカギとなるのは「Wiz Chat」。

「Wiz Chat」は、2023年6月にAzure OpenAI Serviceを活用して導入した〈みずほ〉版の生成AIアシスタントです。導入当初はテキスト生成のみの機能でしたが、初心者でも使いやすいインターフェースを備え、「ブレストさせて!」「文案・原稿案を作って!」「翻訳して!」等、業務で活用できる12種類のプロンプトテンプレートが用意され、国内社員向けにリリースされました。
「Wiz Chat」はリリース後も短期間でレベルアップを続けており、2024年4月には80kトークンという以前の約5倍のデータ量を処理できる長文対応機能、DALL–E3と呼ばれる、手軽で質の高い画像生成機能、テキストだけでなく画像を含む入力を受け付ける画像認識機能(GPT–4 Vision)が追加されました。長文対応機能は、オンライン会議の文字起こしや長文のニュース等の要約・翻訳に使用したり、データ解析に活用したりと、現場での業務効率向上につながっています。また、画像生成・認識機能は、資料に差し込むイメージ画像の作成や、お客さまから受け取った紙資料を読み込んで加工するといった場面での活用が進んでいます。

これらの機能追加とあわせて、より業務シーンにマッチするテンプレートを多数追加したうえに、個人で作成したテンプレートの共有機能を追加したことで、使いやすさも大幅に向上しました。自作テンプレートの共有は社内SNSでも盛り上がりを見せており、「Wiz Chat」の活用が広がっています。

〈みずほ〉におけるAI戦略の中核に。多様な視点のメンバーが集うAIX推進室を設立。

〈みずほ〉におけるAI戦略の中核に。
多様な視点のメンバーが集うAIX推進室を設立。

「Wiz Chat」による生成AI利活用を進める中で、2024年4月にはAIX推進室が新設されました。〈みずほ〉のAI戦略を担うこのチームでは、AIの業務への適用とビジネスへの活用サポート、社内外プロモーションを推進しています。

AIの業務への適用では、「Wiz Chat」をはじめとした、様々な共通汎用ツールの開発や新たな推進基盤の構築を主導。事務手続照会をはじめとする照会AI「Wiz Search」、与信稟議や提案書を作成する資料作成AI「Wiz Create」といったWizシリーズや、2023年8月に社内で開催した「生成AIアイデアソン」で採用されたアイデア等、様々な活用アイデアの実現をめざして実証実験(PoC)を進めています。

AIX推進室は、営業経験者、バックオフィス経験者、キャリア採用の専門家など約20名の多様なバックグラウンドを持つメンバーで構成されており、様々な視点からのアプローチが可能です。その結果、創造的かつ実用的なソリューションを生み出しています。また、みずほリサーチ&テクノロジーズや、みずほ第一フィナンシャルテクノロジー等、技術力に強みを持つグループ会社からプロジェクトマネージャーやエンジニアも参画し、その専門知識や経験がプロジェクトの質を高めています。

基盤構築とR&DでAI活用を加速。アジャイル開発で効率的に成果につなげる。

基盤構築とR&DでAI活用を加速。
アジャイル開発で効率的に成果につなげる。

AI活用をさらに進めるために、バックエンド、ミドルウェアの開発および研究開発(Research and Development 以下「R&D」)にも取り組んでいます。バックエンドでは、AIのパフォーマンスを最大化するための専用データベースの構築、ミドルウェアでは、各種LLM(Large Language Model)の性能試験や、特定分野に特化した軽量なエキスパートモデルの開発を進行中です。

R&Dでは、金融機関の活用事例を中心に最新のAI技術や市場動向の情報収集を行い、これらの知見をもとに業務適用や推進基盤のさらなる高度化につなげます。また、AIエージェントの試作や構造化データの精度改善手法、推論速度の高速化技術等、新しい技術の探求も積極的に進めています。

さらに開発においては、アジャイル開発手法を採用しており、進行役であるスクラムマスターやその他の専門ロールを有するチームが高速で反復的な開発サイクルを実行。プロジェクトの進捗を迅速に評価し、フィードバックの機会を設けることで、プロジェクトの継続可否を効果的に判断でき、成果につながるアクションを迅速かつ効率よく進めています。

技術の導入にとどまらない。
めざすは、AI技術を活用したイノベーションの創出。

AIX推進室は〈みずほ〉におけるAI活用の拡大だけでなく、AI技術を活用してイノベーションを生み出すことをめざしています。AI技術の進化にいち早く対応し、顧客体験の向上、業務効率の最大化、新たなビジネスモデルの創出につなげていきます。単なる技術の導入にとどまらず、組織文化の変革、業務プロセスの抜本的な見直し、そして最終的には金融業界全体のイノベーションを牽引できるよう、今後もまい進していきます。

未来の金融サービスを形作る重要なステップとなりうる〈みずほ〉のAIへの取り組みに、ぜひご注目ください。

文・写真/みずほDX編集部

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