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成長戦略の実現に向けた人材ポートフォリオの構築

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「人的資本の強化」と「企業風土の変革」を通じて、〈みずほ〉がどのようにお客さまや経済・社会とともに価値を創造していくのかを包括的にご説明するため、「人的資本レポート」を発行しています。各種人事施策における取り組み詳細は、人的資本レポートをご参照ください。

人的資本レポート

ビジネス部門主体の人事運営体制へ

ビジネス領域を支える人材の安定的な確保

〈みずほ〉では、戦略の実現に向けて、ビジネス部門が自律性をもって社内外からの機動的な人材確保や運用を進めています。各部門がこの戦略人事の取り組みを加速させることで最適な人材の配置が実現し、各ビジネス戦略の実現、ひいては〈みずほ〉全体の企業価値向上につながるものと考えています。
今後、各領域において人材要件やそれを備えるためのキャリアパスの具体化、社員のキャリアディベロップメント等を通じた育成・調達方法も含めた、人材ポートフォリオ構築に向けた運営の更なる高度化を図ります。

ビジネス部門主体の人事運営体制へ

ビジネス部門主体の人事運営は、運営開始から間もないことから、運用ノウハウや全社での最適な人材登用に改善の余地があります。ビジネス部門にとって有用な人事データの整備(Tableau活用)のほか、人材戦略会議を通じた全体最適に向けた合意形成等、グループとして人的資本が強化されるよう、今後も運用の高度化に向けた取り組みを継続していきます。

ビジネス部門・人事グループ・人材戦略会議

ビジネス領域を支える人材の安定的な確保

めざすビジネスモデルに向けて、事業ポートフォリオの中で重点的に取り組む領域を定め、その成長戦略の実現を牽引する人材をKPIとして設定しています。KPI達成に向けて、ビジネス部門による主体的な人事運営の成果もあり、各領域での人材確保は堅調に推移しています。2025年度においても、社内研修体制の強化やキャリア採用等に継続して取り組み、ビジネス戦略の実現に必要な人材確保をめざします。

個人ビジネス

個人コンサルティング人材

「顧客利便性の徹底追求」と「『資産所得倍増』に向けた挑戦」を重点分野として掲げる個人ビジネスでは、デジタル・リモート・リアルのチャネルのあり方を見直し、事務手続きの徹底したデジタル化を進め、店舗を事務手続きの場からコンサルティングの場に変革します。お客さま本位で資産形成・運用・承継をサポートできる対面コンサルティングの知識・経験を有する人材の重要性がさらに増しているため、「個人コンサルティング人材」をKPIとして掲げることで人材育成に注力しています。

法人ビジネス

事業承継人材
イノベーション人材

「日本企業の競争力強化」を掲げる法人ビジネスでは、業界動向の把握や顧客ニーズ発掘等に求められる洞察力、企業の成長ストーリーを描く構想力が必要です。中でも事業承継分野では、専門的な知識と実務経験を要するため「事業承継人材」をKPIに設定し戦略的に人材をアサインすることで、集中的に育成に取り組んでいます。同様にイノベーション企業支援分野においても、先端テクノロジー領域での支援経験や、成長ステージごとに異なる企業ニーズに対応するための専門知見を有する人材を計画的に育成するため、「イノベーション人材」をKPIに設定しています。

サステナブルビジネス

環境・エネルギー分野コンサルタント
サステナビリティ経営エキスパート

「サステナビリティ&イノベーション」の領域では、大企業のお客さまを中心に、様々なサステナビリティに係る課題に対応するため、みずほリサーチ&テクノロジーズの「環境・エネルギー分野コンサルタント」の人材拡充に取り組んでいます。一方で、社会全体のサステナビリティの推進のためには、大企業のみならず、サプライチェーンを構成する中堅・中小企業の取り組みも重要です。そのため「サステナビリティ経営エキスパート」をKPIに設定し、関連する資格の取得を通じ、幅広い法人のお客さまとSX(サステナビリティ・トランスフォーメーション)のディスカッションを実施するために必要な知識の習得を進めています。

グローバルビジネス

グローバル人材

「グローバルCIB(コーポレート&インベストメントバンキング)ビジネス」では米国やEMEAにおけるCIBビジネスモデルの進化、アジアにおけるトランザクションバンキングや資本市場ビジネスの拡大に取り組んでいます。それぞれのマーケットでビジネスを強化するためには、マーケットに精通した現地人材を確保する必要があり、海外拠点の管理職における現地人材の比率を、引き続き高い水準に維持します。
一方で、現地人材とともに業務が遂行できる海外勤務経験者の人材プールを持続的に確保することも必要です。若手社員育成では、新規の海外派遣を重点的に増やし、派遣期間を2年とし、営業部門・内部管理部門で各1年実務経験を積む機会を提供し、持続的な海外勤務経験者の人材ポートフォリオを形成します。

DX推進力の強化

DX人材 DXベーシック人材
DX人材 DXベーシック人材

グループベースで「DX推進力の強化」が中期経営計画の重点分野となっており、DX・デジタルの高度な専門性を有し、お客さまや〈みずほ〉のビジネス変革を推進できる人材が求められています。この実現に向け、「DX人材」をKPIに設定し、みずほリサーチ&テクノロジーズ(RT)やみずほ第一フィナンシャルテクノロジー(FT)を中心に人材拡充を進めています。同時に、DX・デジタルに関する知識を有する社員の裾野拡大のため「DXベーシック人材」をKPIに設定し、「DX人材育成プログラム」を通じて知識の底上げを図っています。

ビジネスを支える2線・3線

ガバナンス人材

中期経営計画では、成長戦略とそれを支える経営基盤、〈みずほ〉のすべての土台を支えるものとして「安定的な業務運営」を重点分野の1つとしています。組織としてのガバナンスの深化・高度化が求められる中、ビジネスを支える2線・3線となるリスク・コンプライアンス管理、内部監査領域の専門人材確保は重要性を増しており、その強化をKPIとして設定しています。

関連リンク

人的資本レポート データ集(成長戦略を支える人材)(PDF/7,291KB)

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