INTERVIEW 016
金融データをAI技術で分析し、
お客さまをサポート。
データサイエンス分野等で研究、開発を行うみずほ第一フィナンシャルテクノロジーで、データアナリティクス関連技術（機械学習・AIを含む）の開発に携わります。
MEMBER’S VOICE
やりたいことを
応援してくれる
文化が根付いている。
- 森田 祐介
- みずほ第一フィナンシャルテクノロジー
データアナリティクス技術開発部 投資技術開発部
2022年キャリア採用でみずほ第一フィナンシャルテクノロジーに入社。前職の公共放送でのドラマ撮影業務等を経て、放送技術研究所にてニューラルネットワークを用いた手話翻訳の研究開発に従事。現在、データアナリティクス技術開発部と投資技術開発部を兼務し、主に自然言語処理を用いたデータ分析・研究開発を行っている。
※所属、肩書きは取材当時のものです。
Question 01
あなたが担当している業務や
働き方について教えてください。
〈みずほ〉のお客さまを中心に、様々なデータ分析や業務効率化のサポートを行っています。分析対象は株式・オルタナティブデータ等、マーケットに関するものであったり、一緒に働くメンバーの会話履歴や事務手続き手順書等の社内データであったりと多岐にわたります。現在は、みずほフィナンシャルグループの事務手続き手順書データを読み込ませたAIシステムを構築するプロジェクトも担当しており、社内に点在するドキュメントを検索し、ユーザーからの質問に回答するアプリを作ったところ、会社から評価されたことが、そのきっかけとなっています。また、クラウドサービスやLLM等を最大限に利用して実際にアプリケーションを作り、利用したお客さまにフィードバックをいただきながら改善していくような、アジャイル型の開発にも取り組んでいます。
Question 02
あなたの仕事の魅力や
やりがいについて教えてください。
元々、投資が好きでこの会社に入ったので、刻々と変化する金融データに常に触れられるこの仕事はとても楽しいなと感じています。さらに、何かやりたいと思った時に、会社から止められるようなこともなく、大きな裁量を持たせてもらえることも自分の肌に合っていると感じます。例えば、本来みずほ第一フィナンシャルテクノロジーはアプリ開発を行う会社ではないのですが、自分の興味を基にアプリ開発を始めても止められるどころか、逆にグループ内他社にデモンストレーションする機会をいただけ、その結果、実際の案件に結びつく等、良い意味で自分のやりたいことをさせてもらえる器の大きさがあると感じます。また、情報に対する感度がとても高まったと思います。金融業界にいると世の中のあらゆるニュースが自分たちの仕事に影響するので、金利や雇用統計等のマクロ指標はもちろん、政府高官の発言、技術革新、さらに自分の専門である自然言語処理分野でインパクトのある投稿論文や最近のトレンド等、知っておかねばならないことが山ほどあり、日々勉強を続けることで成長につながっていると感じます。
Question 03
配属後に感じたことや部署の
雰囲気について教えてください。
前職ではニューラルネットワークを使った手話の機械翻訳に関する研究開発をしていました。金融業界のデータ分析において自然言語処理のニーズが高まり始めてからまだ日が浅く、研究者の頃に身につけた知識は現職でもとてもいきていると感じます。また、前職では自力で簡単なLANを構築したり、APIを作ったりといった経験もしていたので、その際の知識も間接的に役立っています。またみずほ第一フィナンシャルテクノロジーは会社の規模が比較的コンパクトかつフラットな組織なので、「小回りが利く」ところが好きです。IT関連部署の社員や役員等の最終的な意思決定の権限を持つ人と一緒に議論することができますし、AI関連の開発は技術の進歩がとても速く、開発に必要なサービスの利用権限が迅速に欲しい場面がありますが、直接話してスピーディーに許可をもらえる環境は魅力だと思います。
Question 04
応募を検討されている方へ、
メッセージをお願いします。
研究者の頃はとても狭い範囲のことを深く探求するという感じでしたが、今は広い範囲の中から必要なものをピックアップして組み合わせるという形で、金融からAI全般まで幅広い知識を常にアップデートし続ける必要があります。また、常に変化するのが金融の世界ですので、同じものを見ているようで、毎週のように重視される項目が変わる等、飽きることなく刺激的な日々を過ごしています。数理的なバックグラウンドがあり知的探求心の強い方は、「クオンツ」と呼ばれる高度な数学的手法を用いた市場等の分析や金融データサイエンスの世界を楽しめると思いますので、一緒に働きましょう。
森田 祐介
