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責任ある投融資

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〈みずほ〉は、「投融資等における環境配慮・人権尊重」を「マテリアリティ」の一つに位置付け、取り組んでいます。また、リスク管理の観点から責任ある投融資等の管理態勢について、外部環境変化および内部管理の取組状況を踏まえた課題に適切に対応しています。

責任ある投融資等の概観

〈みずほ〉は、投融資等を通じた環境・社会に対する負の影響を低減・回避するため、「環境・社会に配慮した投融資の取組方針」を制定しています。

2022年3月、人権の尊重、気候変動への対応、生物多様性保全への対応強化の観点から、ステークホルダーからの期待・目線も踏まえ、本方針を改定しました。

責任ある投融資等の概観の概要

環境・社会に配慮した投融資の取組方針の概要(PDF/559KB)

環境・社会に配慮した投融資の取組方針の運用

案件検討時の検証プロセス
  • 負の影響を防止・軽減するため、認識すべきリスクを踏まえて取引先の対応状況を確認するなど、それぞれの主要グループ会社の業務特性を踏まえた対応を行ったうえで、取引について判断
取引期間中の検証プロセス
  • 移行リスクセクター・特定セクターの取引先に対し、年に1回以上、エンゲージメント(建設的な対話)を実施(2022年度:約1,100社)
    • 環境・社会リスク低減・回避に向けた取引先の対応状況を検証
    • 移行リスクセクターの取引先に対して、気候変動に伴うリスクと機会について、中長期的な課題認識の共有と、対応状況の確認を実施
  • 取引期間において本方針に抵触する事象が確認された場合には、早急に改善を促す等、各々の業務特性を踏まえた対応を実施のうえ、取引を判断
ガバナンス
  • 外部環境変化と運用結果を踏まえて、認識すべきリスクや対象となるセクター等の適切性・十分性を執行・監督で定期的にレビューし、方針改定と運営の高度化を実施
教育・研修
  • 適切なリスク管理のため、役員および社員に教育・研修を実施
ステークホルダーコミュニケーション
  • 〈みずほ〉の取り組みが社会の常識と期待に沿うよう、多様なステークホルダーとのエンゲージメントを重視

一部のNGOが公表した当社グループの石炭関連企業向け融資金額について(PDF/946KB)

資金提供・資金調達支援業務等

金融の円滑化を図り、内外経済・社会の健全な発展に貢献するため、〈みずほ〉は社会的責任と公共的使命の重みを常に認識し、適切なリスク管理態勢のもと、高度なリスクテイク能力を活用した金融仲介機能の発揮に努めています。また、与信業務の基本姿勢・行動指針・判断基準を定めた「与信業務規範」において、与信を通じて社会・経済の持続可能な発展と社会的課題の解決に貢献するべく、社会・経済の健全な発展に資するかという点を判断基準の1つにしています。具体的には、「環境・社会に配慮した投融資の取組方針」に基づき、認識すべきリスクを検証した上で与信判断を行うとともに、お客さまと中長期的な環境・社会課題についての対話(エンゲージメント)も実施しています。
信託業務においても、不動産の流動化などにあたり、本方針に基づき、与信業務と同様に認識すべきリスクを検証した上で、信託受託の判断を行い、環境・社会課題へ適切に対応しております。

また、以下のような取り組みを通じて環境・社会影響を考慮し、リスク管理を行っています。

エクエーター原則への取り組み

みずほ銀行は、自然環境や地域社会に影響を与える可能性のある大規模な開発プロジェクト案件に対して、エクエーター原則*を適用し、プロジェクト事業者(お客さま)と協働して環境・社会リスクと影響を特定・評価し、管理しています。同原則は、みずほ銀行がアジア・オセアニア地域代表行を務めていた同原則協会主導のもと、様々なステークホルダーや金融機関の意見を踏まえ第4版に改定され、みずほ銀行は2020年7月より適用を開始しました。

  • *金融機関が大規模な開発や建設のプロジェクト案件に参加する場合に、プロジェクトが自然環境や地域社会に与える影響に十分配慮して実施されることを確認するための枠組み
  • 担保不動産における環境リスク評価
    〈みずほ〉では、担保不動産における土壌汚染やアスベストなどの環境リスクに対応するため、一定条件を満たす場合、環境リスクの評価を実施しています。リスクが一定以上と判定された場合には、評価額よりリスクに相当する額の控除をしています。

投資(アセットマネジメント)

〈みずほ〉は、責任ある投資への取り組みとして、ESG等の要素を適切に考慮し、投資先企業の持続可能性や企業価値の向上を促すことが、お客さまの中長期的な投資リターンの拡大に寄与し、さらには社会の持続可能な発展に資する資金循環につながると考えています。

〈みずほ〉では、責任ある投資に適切に取り組むべく、みずほ信託銀行とアセットマネジメントOneで以下の取り組み方針を定め、推進しています。

みずほ信託銀行とアセットマネジメントOneは、スチュワードシップ責任の遂行に向けた取り組みを推進しています。具体的には、責任ある機関投資家として適切にスチュワードシップ責任を果たすため、「責任ある機関投資家」の諸原則《日本版スチュワードシップ・コード》を受け入れ、原則に則した取り組み方針を定めています。

また、アセットマネジメントOneは、ESG投資促進に向けて、機関投資家や年金基金などが投資の意思決定のプロセスにおいて、環境、社会、企業統治に配慮する視点を取り入れるように定めた「責任投資原則(PRI)」に署名し、ESGと運用戦略の融合やESGに関するエンゲージメント、議決権行使におけるESGの考慮などの取り組みを強化しています。

「責任ある投資」の取り組み

みずほ信託銀行の「責任ある投資」の活動状況について掲載しています。

スチュワードシップ責任とESG投資への取り組み

アセットマネジメントOneのスチュワードシップ活動体制・ESG投資等について掲載しています。

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