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スチュワードシップ責任とESG投資への取り組み

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推進体制

グループの運用機能を担うアセットマネジメントOneでは、2016年10月の発足と同時に「責任投資部」を新設し、環境・社会・コーポレートガバナンス(ESG)に関する議論を投資先企業等と積極的に行うエンゲージメントや議決権行使への取り組みを進めています。

さらに、企業の持続的な価値向上につながる対話力強化を目的に、国内外のパッシブ運用関連のエンゲージメントを担当するESGアナリストを拡充するとともに、2017年4月、確立されたプロセスを有する大手エンゲージメント会社のHermes EOSと提携し、海外企業に向けたエンゲージメントを開始しました。

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エンゲージメント活動の考え方

アセットマネジメントOneでは、重点的に対話する企業を選定し、エンゲージメント活動を実施しています。

株式運用の大部分を占めるパッシブ運用では、市場への影響度を考慮した上で、ESG課題への取り組み状況などに応じて対話する企業を選定しています。

また、アクティブ運用では、企業の課題とその解決時に見込まれる企業価値への影響を考慮した上で、エンゲージメント活動を展開しています。

エンゲージメント活動の実績

エンゲージメント活動のテーマ割合(2017年度*)

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  • *エンゲージメント社数:852社

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  • アイコン企業戦略
中長期的な企業価値向上に資する経営戦略・事業計画等
  • アイコンガバナンス
経営体制等、コーポレート・ガバナンス
  • アイコン業績
業績変化とその要因等
  • アイコン資本構造
資本効率の向上と持続的成長に資する財務戦略、資本政策等
  • アイコン社会・環境
気候変動や働き方改革など経営への影響の大きい事象等への対応

各テーマに関するエンゲージメント事例(2017年度)

企業戦略

強力なリーダーシップで企業価値向上を牽引してきている経営トップと、当社の経験豊富なセクターアナリストが、アクティブ運用の視点から、今後のガバナンス体制の在り方、後継者計画の重要性について議論を重ねた事例

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アナリストの課題認識 スムースな事業承継が困難と判断されれば、バリュエ―ション・プレミアムが剥落するリスクがあるため対応が必要。
経営陣との対話 長期経営目標に向け、サクセッションプランを含め投資家が納得するガバナンス体制の構築について議論。
A社の回答 事業のオペレーション自体は若手に譲り、経営トップとしては、長期経営目標に向けグループ全体の戦略を担っていくことが望ましいと考えているように見受けられた。後日、若手社長の昇格が発表され、会長と社長の二人三脚で徐々に権限委譲がなされていく方向性が示された。

環境

将来的な水産資源の枯渇が懸念されるなか、持続可能な調達と投資先企業の企業価値向上の観点で議論を重ねたところ、会社側よりサスティナビリティを高めるための長期ビジョンが発表された事例

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アナリストの課題認識 産業のサスティナビリティを高める上で資源調達からの成長ストーリーの構築が重要と位置づけられている中、資源アクセスが国内向けと海外向けでは収益性が大きく異なることを指摘。国内の資源アクセスの収益性改善余地について議論が必要。
経営陣との対話 資源アクセスの強化と国内低採算事業の整理を同時並行的に行うことの必要性について議論。
B社の回答 日本の水産資源はエコ認証の取得が遅れており海外販売が難しい。その改善と先行する海外資源アクセス確保の両面で企業価値向上に取組んでいく。

社会

事業環境の急激な悪化により構造改革に直面している企業に対し、ESGアナリスト、議決権行使担当者、セクターアナリストが三位一体となり、企業価値向上に向けた多面的なアプローチを行っている事例

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アナリストの課題認識 事業環境の急激な変化に伴い、会社の構造改革が求められている。企業価値向上に向けた多面的なアプローチが必要。
経営陣との対話 構造改革に対する基本的な考え方並びに、SDGsと絡めた当該企業ならではのマテリアリティの特定、価値創造プロセス、事業戦略との整合性について議論。投資家の確信度を高めるためには、戦略の更なる具体化やロードマップの掲示が必要であることを指摘。
C社の回答 技術革新や外部連携も含め、より納得性の高い事業戦略の具体化により、企業価値向上を図っていく。

ESGに着目した商品の開発

近年、中長期的な財務情報の基盤として、非財務情報である環境(Environment)、社会(Social)、ガバナンス(Governance)の要素を考慮する「ESG投資」に対する機関投資家の関心が高まっています。お客さまと社会の発展に貢献する運用機関であり続けるため、アセットマネジメントOneは、中長期的な財務情報の基盤となるESG情報の重要性を強く認識し、ESGと運用戦略の融合を図っています。

ESG国内債券ファンド

アセットマネジメントOneは、ESG評価を投資判断に組み込んだESG投資戦略の一環で、2017年8月に「ESG国内債券ファンド」を設定し、機関投資家に提供を開始しました。当ファンドは、アセットマネジメントOneのリサーチ力、ESG投資のノウハウ、議決権行使データ(年間約2,000社)に、みずほ第一フィナンシャルテクノロジーによるESGデータ分析モデルを融合させ、ESGの観点から高リスクの銘柄への投資を避け、ダウンサイドリスクの低減と安定的なリターンの獲得を目指しています。

CSV*に着目した集中投資型ファンド「サステナビリティ・リサーチ戦略」

アセットマネジメントOneは、社会的課題への取り組みを通じて利益成長が可能な銘柄に厳選投資し、収益の獲得を目指す集中投資型ファンド「サステナビリティ・リサーチ戦略」を機関投資家向けに提供しています。本ファンドは、ESG評価の高さだけでなく、「リターンの観点」をより重視し、社会課題解決への取り組みを通じた利益成長が見込める企業を厳選し、投資しています。本ファンドの組成にあたり、「持続可能な開発目標(SDGs)」など、社会課題の動向調査やESG側面からの企業評価については、企業へのCSRコンサルティング実績が豊富なみずほ情報総研と協働で実施しています。企業が長期的にCSV経営を行っていくためには、企業理念がCSVに即しており、経営陣の強いこだわりが重要との考えのもと、企業との建設的な対話の中で、CSV経営への姿勢を見極めています。

  • *CSV(Creating Shared Value:共通価値の創造)は、ハーバード大学のマイケル・ポーター教授が2011年に提唱した経済的価値と社会的価値を同時実現する経営モデル
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