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スチュワードシップ責任とESG投資への取り組み

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アセットマネジメントOneにおける取り組み

グループの運用機能を担うアセットマネジメントOneでは、2016年10月の発足と同時に「責任投資部」を新設し、環境・社会・コーポレートガバナンス(ESG)に関する議論を投資先企業等と積極的に行うエンゲージメントや議決権行使への取り組みを進めています。

さらに、企業の持続的な価値向上につながる対話力強化を目的に、国内外のパッシブ運用関連のエンゲージメントを担当するESGアナリストを拡充するとともに、2017年4月、確立されたプロセスを有する大手エンゲージメント会社のHermes EOSと提携し、海外企業に向けたエンゲージメントを開始しました。

イメージ図

各テーマに関するエンゲージメント事例(2016年度)

企業戦略

持続的な成長の実現に向けた重要課題の特定を進めるA社との対話を通じて、リスク・リターンの両面からA社の特徴を踏まえた重点課題を抽出すべきとの問題意識を共有できた事例

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アナリストの課題認識 業績の本格回復に時間を要しており、ESG関連情報開示も同業他社比で劣後。業績を支える土台として、ESG課題への抜本的な対応が必要。
経営陣との対話 リターンのみならず、リスクの観点も踏まえ、事業における重要課題の評価が望ましい。また、A社の独自性を考慮し、優先順位付けをすべきとの論点で議論。
A社の回答 リスク・リターンの両面から重要課題を評価すべきことは指摘の通り。まずは何ができるか議論した上で、将来のビジネス機会とリターンの観点から、タスクフォースを立ち上げて重要課題の特定に取り組んでおり、統合報告書での開示や将来的には中計などへの反映させて行く。

環境

化石燃料産業からの投資撤退の動きが見られる中、ESGの観点から厳しい評価を受けているB社と議論し、ESGへの積極的な対応がリスク低減と企業価値向上に有効であるという提言に同意と前向きな回答が得られた事例

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アナリストの課題認識 化石燃料産業からの投資撤退の動きが見られる中、化石燃料を用いた事業を行うB社には、環境配慮への社会的要請が高まる一方で、対応策や十分な開示が講じられていない。
経営陣との対話 本業がCO2削減という逆風に晒されているが、環境を意識した事業展開も行っていることから、市場の誤解を払拭すべくESG対応強化について議論。
B社の回答 指摘について認識しており、再生可能エネルギー関連事業について、対外的説明を工夫していきたい。

社会

労務管理が課題となっている業界のC社と、主に人材に関する課題の改善について議論し、トップマネジメントと改善に向けた認識共有を図ることができた事例

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アナリストの課題認識 労働力不足や長時間労働等が課題となっている業界であり、リスク管理の観点からのESG対応強化により、企業価値向上の余地あり。
経営陣との対話 昨年の対話で指摘したESG課題への対応の遅れに対する改善が見られない。また、人材確保や長時間労働に対する迅速な対応に加え、ESG評価が業界内でも低く、ESG情報の開示強化も不可欠である旨を議論。
C社の回答 非財務情報開示の遅れを認識するとともに、社会的な関心が高まっている業界でもあることから、ESG課題について早急に対応を図っていく。

ESGに着目した商品の開発

近年、中長期的な財務情報の基盤として、非財務情報である環境(Environment)、社会(Social)、ガバナンス(Governance)の要素を考慮する「ESG投資」に対する機関投資家の関心が高まっています。お客さまと社会の発展に貢献する運用機関であり続けるため、アセットマネジメントOneは、中長期的な財務情報の基盤となるESG情報の重要性を強く認識し、ESGと運用戦略の融合を図っています。

ESG国内債券ファンド

アセットマネジメントOneは、ESG評価を投資判断に組み込んだESG投資戦略の一環で、2017年8月に「ESG国内債券ファンド」を設定し、機関投資家に提供を開始しました。当ファンドは、アセットマネジメントOneのリサーチ力、ESG投資のノウハウ、議決権行使データ(年間約2,000社)に、みずほ第一フィナンシャルテクノロジーによるESGデータ分析モデルを融合させ、ESGの観点から高リスクの銘柄への投資を避け、ダウンサイドリスクの低減と安定的なリターンの獲得を目指しています。

CSV*に着目した集中投資型ファンド「サステナビリティ・リサーチ戦略」

アセットマネジメントOneは、社会的課題への取り組みを通じて利益成長が可能な銘柄に厳選投資し、収益の獲得を目指す集中投資型ファンド「サステナビリティ・リサーチ戦略」を機関投資家向けに提供しています。本ファンドは、ESG評価の高さだけでなく、「リターンの観点」をより重視し、社会課題解決への取り組みを通じた利益成長が見込める企業を厳選し、投資しています。本ファンドの組成にあたり、「持続可能な開発目標(SDGs)」など、社会課題の動向調査やESG側面からの企業評価については、企業へのCSRコンサルティング実績が豊富なみずほ情報総研と協働で実施しています。企業が長期的にCSV経営を行っていくためには、企業理念がCSVに即しており、経営陣の強いこだわりが重要との考えのもと、企業との建設的な対話の中で、CSV経営への姿勢を見極めています。

  • *CSV(Creating Shared Value:共通価値の創造)は、ハーバード大学のマイケル・ポーター教授が2011年に提唱した経済的価値と社会的価値を同時実現する経営モデル
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