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リスクガバナンス

当社ビジネスにおけるリスク認識

〈みずほ〉では当社に重大な影響を及ぼすリスク認識をトップリスクとして選定しています。

2025年度のトップリスクの選定にあたっては、政治・経済、社会・技術の大きな潮流を踏まえた見直しを実施しました。政治・経済では、ポピュリズムの台頭や戦後国際秩序の変質といったグローバル化の揺り戻しの兆しや、各国の財政が拡張傾向にあることにより、グローバルなマーケットの不確実性が高まるリスクを認識しています。また、気候変動による環境危機やデジタルネイティブ世代台頭による顧客ニーズの多様化、新たな技術の進展に伴う競争環境の変化や金融犯罪が巧妙化するリスク等の社会・技術の動きも捉えた取り組みが不可欠な状況です。

トップリスク

日本経済・日本企業の地盤沈下、米国経済の大幅かつ急速な減速、各国のソブリンリスク顕在化、貿易紛争の激化と紛争リスク、サイバー攻撃、システム障害、気候変動影響の深刻化と不十分な環境対応、マネロン・テロ資金供与、役員・社員による不適切な行為・不作為、人材不足等による持続的成長の停滞、AI等のテクノロジーへの対応不足、業務停止を引き起こし得る自然災害の発生

(2025年3月末現在)

  1. 経営政策委員会(リスク管理委員会)等の経営での議論に加え、任意委員会(リスク委員会)での意見も踏まえて選定

リスクアペタイト・フレームワーク(RAF)

リスクアペタイト・フレームワーク

リスクアペタイト(事業戦略や財務戦略を実現するために受け入れるリスクの種類と水準)に沿ったリスクテイクを実現するための経営管理の枠組みとしてRAFを導入しています。

計画策定にあたって、足元の経済状況やトップリスク等のリスク事象を経営で共有し、戦略と整合したリスクアペタイトを設定します。また、〈みずほ〉の事業・財務構造の脆弱性等も踏まえたリスクシナリオを基にストレステストを実施し、リスクアペタイトの適切性や業務計画等の妥当性を検証しています。

外部環境変化やリスクテイクの状況は定期的にモニタリングし、経営に報告するとともに、環境変化等が生じた場合にはビジネス部門(1線)とリスク管理部門等(2線)が協議のうえ、リスクコントロールの方策を講じるとともに、必要に応じてアペタイトの見直しも実施します。

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