リスクガバナンス
当社ビジネスにおけるリスク認識
〈みずほ〉では、当社に重大な影響を及ぼすリスク認識をトップリスクとして選定しています。
2026年度は、経済環境の変化が早く、また予見可能性が大きく低下していることを踏まえて見直しを実施しました。とりわけ国際情勢の緊張が継続する中で、短期的な影響に加え、中長期的なサプライチェーンの再構築等が進むことによる当社ビジネスへの影響も注視しています。また、不確実性を内包しつつもAI等の新たなテクノロジーや投資による成長への期待に支えられてきた国内外の金融市場が一転して悪化するリスクについて、従来以上に警戒していく必要があります。
国内では「金利のある世界」が定着し、産業政策が推進される等、構造転換期にあります。顧客ニーズの変化に加え、金融機関自身においてもテクノロジーの活用巧拙が競争力に直結することを踏まえた取り組みが不可欠な状況です。
トップリスク
(2026年3月時点)
- (注)経営政策委員会(リスク管理委員会)等の経営での議論に加え、任意委員会(リスク委員会)での意見も踏まえて選定
リスクアペタイト・フレームワーク(RAF)
リスクアペタイト(事業戦略や財務戦略を実現するために受け入れるリスクの種類と水準)に沿ったリスクテイクを実現するための経営管理の枠組みとしてRAFを導入しています。
計画策定にあたって、足元の経済状況やトップリスク等のリスク事象を経営で共有し、戦略と整合したリスクアペタイトを設定します。また、〈みずほ〉の事業・財務構造の脆弱性等も踏まえたリスクシナリオを基にストレステストを実施し、リスクアペタイトの適切性や業務計画等の妥当性を検証しています。
外部環境変化やリスクテイクの状況は定期的にモニタリングし、経営に報告するとともに、環境変化等が生じた場合にはビジネス部門(1線)とリスク管理部門等(2線)が協議のうえ、リスクコントロールの方策を講じるとともに、必要に応じてアペタイトの見直しも実施します。
「3つの防衛線」の考え方に則り、1線の自律的統制と2線の牽制機能に加え、1線・2線から独立した3線による内部監査を通じて、内部管理の適切性・有効性を確保しています。