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「J–Coin基金」を通じて支援をした寄付先から届いた声

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〈みずほ〉は、新型コロナウィルス感染症から国民の健康を守るために日々立ち向かう医療関係者の方々や、経済的な 影響を受けて生活が困窮する家庭、就学困難になる学生、地域社会のために活動する団体に対し、「J–Coin基金」を通じて支援をしました。
「J–Coin基金」から助成金・支援金をお届けした日本各地の団体等より、いただいたお声の一部をご紹介します。

  • 各助成先・支援先からのお声は2020年12月時点のものです。

医療機関・医療関係者支援

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  • 応募件数 83件
  • 助成件数 33件
  • 助成額 約1億200万円

国立研究開発法人 国立成育医療研究センター/東京都

新型コロナウィルス感染症の拡大を防ぐため、そして今医療を必要としている妊婦さんや子ども達を守るため、様々な対応を実施しております。PICU(小児集中治療管理室)は、免疫抑制状態の患者もいるため感染管理には特に注意が必要です。新型コロナウィルス感染患者については二重扉での陰圧個室での管理をしており、患者観察と医療者同士のコミュニケーションのために通信、映像機器が必須ですが、導入できずにいました。このたび、ご支援いただき隔離患者状態管理用の映像・音声双方向システムを導入することにより、感染予防ならびに安全な患者管理ができることが期待できます。ご支援いただいきましたこと、心よりお礼申しあげます。

医療法人社団 聖カタリナ病院/東京都

コロナ禍により日々変わる状況は、病院に大きなダメージを与えています。また、発熱患者の診療・職員や入院患者の感染予防に対し、目まぐるしい変化への対応が求められます。
急性期病院の空床確保のために、病状の落ち着いた患者を速やかに転院させる必要があり、当院は転院依頼を受入れています。しかし、感染症の疑われる患者の相部屋での入院は適切でないため、個室病床が満床の際には、急性期病院からの転院依頼を断らざるを得ません。
積極的に転院患者を受け入れるためには、病棟デイルームを個室扱いとできる感染症拡大防止対策を施し、当院の地域包括ケア病棟における転院受入れの機能を向上させる必要があります。
資本の少ない中小病院・クリニックにおいては、変化に対応できず閉業する施設も少なくはありません。そのような変化に対応するべく、ご支援をいただけていることに感謝申しあげます。

子ども・生活困窮家庭支援

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  • 応募件数 515件
  • 助成件数 142件
  • 助成額 約2億7,400万円

一般社団法人 にぎわい夢創りプロジェクト/大阪府

町会活動などが希薄になった現代では、大人と子供の架け橋になる居場所が必要です。地元小学校の保護者が中心となり、地元の集会所を借りて子ども食堂を運営していましたが、新型コロナウイルス感染症の影響により2020年2月から休止が余儀なくされました。
普段は約100~150人の子供たちが集う子ども食堂でしたが、コロナ禍により、今まで使用していた地域の集会所が使用不可となり、食堂を開催することができなくなりました。
しかし、今回、寄付金をいただき、空き店舗を改修して新型コロナウイルス感染症対策を実施した子ども食堂を作ることができました。現地での食事提供は実施できておりませんが、お弁当のテイクアウトや、クリスマスプレゼントを配布するなど、子供達に希望を感じてもらう取り組みができています。ぜひ、写真の子供達の笑顔を見てください。新型コロナウイルス感染症の影響であんなに元気のなかった子供達が笑顔いっぱいです。本当にありがとうございます。この寄付金を無駄にしないように、引き続き、子供たちの居場所作りを続けていきます。

保護者からの声

  • コロナ禍で卒業式、修学旅行、林間学校、運動会が無くなったり、簡素化されたり、子供達の楽しみにしていたイベントが減りました。しかし、さのだい子ども食堂キリンの家が再開に向けて頑張っているという情報が子供達にとって大きな希望になっています。新型コロナウイルス感染症の影響で食事提供はまだ難しいとお聞きしていますが、食事提供が重要ではなく、居場所がそこにあるということが重要だと思います。今後とも、応援しています。頑張ってください。
写真2

特定非営利活動法人 こどもプロジェクト/東京都

食育の観点から無農薬米や発芽玄米調味料などを使用した、子ども食堂を月2~4回開催してます。新型コロナウイルスの影響を受けて参加者も倍増しており、テイクアウトで配食するお弁当の数を増やす必要があります。
子ども食堂では子どもたちの見守りパントリーも同時に開催し、より経済的に困窮していると思われるひとり親家庭や避難母子家庭には直接食材を届ける宅食を行い、困りごとや必要な支援にも寄り添い、必要に応じて親子を直接専門窓口につなげる活動をしています。
寄付金によりさまざまな食材が安定的に購入できて助かっております。また、避難親子やひとり親に寄り添い生活支援をするスタッフは専任になるため、無償ボランティアでは事業ができないので、今回の寄付金で3月まで活動が継続でき、さまざまな関係を構築することができます。次の新しい支援体制を作る上でも、たいへん有意義に活用させていただけるのでありがたいです。

保護者からの声

  • コロナ禍で父親の仕事が少なくなり不安が大きくなってきています。温かな食事やたくさんの食材がもらえて心が和みました。
  • いろいろなおかずのお弁当を食べられて、ふだんより食卓で子どもとの会話がはずみました。
写真4

生活困窮学生支援

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  • 応募件数 26件
  • 助成件数 10件
  • 助成額 約2,100万円

特定非営利活動法人日本教育再興連盟/京都府・東京都

当団体は教育をテーマに活動を展開してきており、新型コロナウイルス感染症の影響による一斉休校による子どもたちの教育格差の拡大は、まさに取り組まなければならない課題でした。
また、新型コロナウイルス感染症の影響により、経済的に困窮して在学が難しい状況にある大学生が著しくみられ、この状況もどうにかしなければならない課題でした。
オンライン学習支援活動により子どもたちには学びの機会を保障し、ボランティアとして参加する大学生には、単に学習支援活動に参加するだけでなく、研修の実施や振り返りも行い、激減している大学生同士の交流や課外での学びの場を提供するとともに、ボランティアへの謝金を支払うことにより大学生へ経済支援を行い、大学生が在学を諦めざるを得ない事態を防ぐことを目指しています。
いただきました助成金のおかげで、現在に至るまで継続的に活動が行えています。この活動を見て新たな寄付のお申し出などをいただくこともでき、来年度以降も活動を継続していきたいと考えています。このたびはご支援をいただきありがとうございました。

学生からの声

  • 新型コロナウイルス感染症の影響を受け、家庭の収入が減ってしまったので、オンライン学習支援活動で感染のリスクなくボランティアに参加することができ、また謝金まで頂けることは本当にありがく、すべて学費に充てています。元々子どもに関わるようなことをしたいと思っていて、様々なことが制限されている中でも、やりたいことを出来ているのがすごく嬉しいし、その環境があることにとても感謝してます。
  • 「彼ら・彼女らが、現在の自分の年齢になったとき、日本はどうなっているのだろうか。」などと、社会問題を考える貴重な機会にもなりました。大変ありがとうございました。

国立大学法人 富山大学/富山県

新型コロナウイルス感染症の影響により、保護者の所得低下に伴う仕送りの減少やアルバイト収入の減少で、生活困窮者が多数発生しています。
国からの学生支援や富山大学独自の学生支援も行っているが、感染症の再拡大に伴い、通常生活への改善が見込めない状況であり、家賃・授業料の遅延、食事回数の減少が起こり、学生から生活支援の要望がありました。
経済的な不安を抱える一人暮らしの学生にとって、一番の節約術が食費を削ることであり、健康面での影響を懸念しておりました。今回の支援により、生活が改善されていない学生に対し、生協の食堂等で利用できる生協電子マネー(ミールチャージ)を支援しました。
学生からも「多くの方の支援のおかげで学生生活を送れているという意識を持ち、感謝の気持ちをもって勉学に努めようと思います。」との感謝の声が寄せられており、経済的のみならず精神的にも救われた学生が多数いると思っています。

学生からの声

  • 国の学生支援緊急給付事業には採択されませんでしたが、J–Coin基金の支援対象となり、支援金を食事や教科書代に充てられて助かりました。
  • アルバイトも少なくなり、食事の面で不安もありましたが、支援金を生協食堂で利用させてもらっています。ありがとうございました。

地域社会支援

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  • 応募件数 128件
  • 助成件数 28件
  • 助成額 約5,300万円

NPO法人みさと/熊本県

当法人がある熊本県芦北町は九州豪雨(2020年7月)により、大きな被害を受けました。復旧復興の中で、新型コロナウイルスという未知の感染症により、復旧復興に大きな影響がでている状況です。町外に出てしまう人、事業を廃業する所なども、少しずつですが、耳にするようになりました。
様々な交流や活動が無くなる中、被災して解体目前になっていた古民家を地域の方々と共に修繕し、教育と食と経済と芸術文化の複合的な拠点を作り、取り組みを発信する事業をしています。
食では、地元の飲食店による地域食材を使ったメニューの提供や生産者さんとの食事つきの対談、企画などを行い、教育では、隣接する芦北高校農業科による実験店舗を行い、作物の生産から加工までを学ぶ高校生が、実験営業などを行います。経済面では、様々な団体・個人のコワーキングスペースを設置し、起業や連携事業の起点とし、文化面では、隣町にあるつなぎ美術館との連携企画や様々な文化人との交流拠点として、町の人達の生き方を豊かにしていく場を提供していく活動をしています。
ピンチはチャンスではありませんが、このような状況だからこそ見えてきたもの、出来ることがあり、その光を逃すことなく、大きな光に信頼できる仲間たちと共に、この場所を通して見つけて育てていきたいと思っています。

写真5
写真6
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