Asia Transition Finance Study Groupによる「Asia Transition Finance Study Group Annual Report 2023」の公表について

株式会社みずほフィナンシャルグループ（執行役社長：木原 正裕） が2021年からコアメンバーとして参画するAsia Transition Finance Study Group（以下「ATF SG」）は、本日「Asia Transition Finance Study Group Annual Report 2023」を公表しました。

ATF SG は、アジア経済でネットゼロを実現するためには、トランジション・ファイナンス（移行金融）の拡大が不可欠という認識のもとに2021年に設立された団体です。ATF SGでは、金融機関がトランジション・ファイナンスの事例を検討および評価する際の国際基準やタクソノミーを含む既存のフレームワークを補完する実用的な推奨事項を作成するとともに、トランジション・ファイナンスの推進に係る課題を理解し、潜在的な解決策を探求することを目標としています。

このたび公表された「Asia Transition Finance Study Group Annual Report 2023」は、コアメンバーであるアジア及び世界の主要な金融機関のほか、開発銀行、輸出信用機関、公的機関、金融関連の業界団体などが参加し、数か月間に渡る議論を経て作成したものです。アジアにおいてトランジション・ファイナンスを加速させるためには、すべてのステークホルダー、特に公的機関、受け手となる事業者、金融機関の一貫した協業が必要であり、今後のATF SGの活動の注力領域の一つとしていくことを示しています。

〈みずほ〉は、本邦初となるトランジション・ファイナンスを組成して以降、数多くの実績を積み上げ、拡大を続ける日本のトランジション・ファイナンス市場を牽引してきました。また、トランジション領域における出資枠の運用を通じて、先端技術へのリスクマネー供給も行っています。

今後も〈みずほ〉は、トランジション・ファイナンスのフロントランナーとして、官・民はじめすべてのステークホルダーとの対話を通じた深い理解を起点に、グループ各社の機能・知見を最大限活用し、トランジションに向けた資金供給や金融を超えた領域でのソリューション開発・提供に取り組んでいきます。

以上