LUCAジャパン株式会社との資本提携を通じた資産運用ビジネス高度化に向けた連携強化について～オルタナティブ投資の個人投資家への展開～

LUCAは、2021年7月に設立されたオルタナティブ投資のプロセスをワンストップで完結するデジタルプラットフォームを提供する企業です。「オルタナティブ投資をもっと身近に。」を標語に、ファンド運用者、その販売者、投資家の三者を繋ぐBtoBtoC事業を展開しています。

オルタナティブ投資とは、株や債券などの伝統資産にあたらないヘッジファンドやプライベート・エクイティ等が該当します。資産ポートフォリオを分散させる効果から近年注目が高まっている領域ですが、市場流動性の低さ、最低投資金額が高額であること、対面販売中心かつ手続きの煩雑さから一部の限られた投資家のみに提供される商品となっています。

かかる中、岸田政権が打ち出した資産所得倍増プランや資産運用立国の実現に向け、〈みずほ〉の資産運用ビジネスを担当するアセットマネジメントカンパニー（以下「AMC」）では、2023年度からの中期経営計画において「国内アセマネ市場での競争優位を確立する、投資家層拡大を狙いとした富裕層向けオルタナティブ商品の開発・提供プラットフォームの構築」、および「デジタル化や非対面チャネル拡大等を踏まえた次世代ビジネスへの挑戦」を掲げています。

AMCでは、オルタナ投資商品の最低金額の小口化、購入手続きの簡素化による「民主化」が、お客さまに魅力ある運用商品を提供できると考え、資産運用ビジネス高度化に向けた連携強化についてこれまで検討を重ねてきました。

MHIFは、本年4月に設立された〈みずほ〉のコーポレートベンチャーキャピタルです。MHIFは、経済・社会を取り巻く環境や産業構造が大きく変化するなか、〈みずほ〉の新規事業・技術開発、事業領域拡大、イノベーションを加速させるべく、有望な事業・技術への先行投資を行うことを可能とし、出資を通じた協業先との新たな価値共創に向けて取り組んでいます。

MHIFは、LUCAがオルタナ運用業界を大きく変革し得る可能性を有しているスタートアップ企業であり、かつ、AMCの中期経営計画の方向性と合致し、みずほグループへの戦略的な貢献が期待できると判断し、出資による提携に至りました。

〈みずほ〉では魅力ある運用商品を幅広くお客さまのもとにお届けすべく、本出資を通じ、LUCAとともにオルタナティブ投資の小口化とDX化に向けた協業を推進し、資産運用ビジネスの新たな付加価値の創造に取り組んでいきます。

【LUCA概要】

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