「みずほイノベーション・フロンティア株式会社」の設立について

株式会社みずほフィナンシャルグループ（執行役社長：木原 正裕）は、本日、グループ各社における事業・技術開発促進等を目的とするコーポレートベンチャーキャピタル「みずほイノベーション・フロンティア株式会社」（代表取締役社長：池田 淳一、以下「MHIF」）を設立しました。

経済・社会を取り巻く環境や産業構造が大きく変化する中、金融業界においても、新たな事業領域への取り組みや、既存事業のプラットフォームを革新する必要性がますます高まっています。こうした状況下、<みずほ>では新規事業・技術開発、事業領域拡大、イノベーションを加速させるべく、MHIFの設立に至りました。

MHIFは、投資専門子会社です。投資専門子会社を通じて投資活動を行うことにより、一定の要件を満たすスタートアップ企業等に対する議決権保有規制が緩和され、柔軟な投資活動が可能となります。今後、<みずほ>では、金融のみならず非金融分野を含む幅広い領域に対して、持分法適用や連結対象となる水準の出資比率も視野に入れた積極的関与を行い、新たな価値の共創に挑戦するとともに、将来の<みずほ>における事業プラットフォーム拡充に資する取り組み（以下、「本取り組み」）を推進していきます。
また、取締役にはシリコンバレーおよび東京に拠点を置くベンチャーキャピタル「WiL」の創業者である伊佐山 元氏を招聘し、同氏の知見やネットワークを活かすことで投資活動の最適化を目指します。

本取り組みにおいては、純粋な金融リターンの追求に留まらない投資判断を行うことにより、新たな価値の創出を促していきます。また、グループ全体への戦略的な貢献を重視することで、事業採算だけでは採り上げのハードルが高かった、有望な事業・技術への先行投資を行うことに加え、社内の事業創出プログラム等で生まれる社員発案アイデアをMHIFによる投資を通じて具体化することも後押しします。

なお、MHIFの代表取締役社長に就任した池田 淳一は、現在40歳の社員であり、<みずほ>における歴代最年少の社長となります。若く柔軟な発想を持つリーダーの下、MHIFは<みずほ>の将来の成長に向けた"変化の穂先"となり、新しい事業の芽を発掘、育成するとともに、新たなことに迅速、果断に挑戦する<みずほ>の企業風土変革への取り組みを体現していきます。

以上