〈みずほ〉とLSEGのサステナビリティ領域における連携開始について

株式会社みずほフィナンシャルグループ（執行役社長：木原 正裕）と英LSEG（ロンドン証券取引所グループ）（CEO：David Schwimmer、以下「LSEG」）は、本日、法人のお客さまへのサステナビリティ関連支援サービス提供における連携開始について合意したことを発表いたしました。

気候変動や環境、人権をはじめとするサステナビリティへの取り組みは、<みずほ>のお客さまにとって一層重要な経営課題となっています。この合意により、LSEGが有する革新的なESGやサステナビリティに関するソリューションと豊富なデータベースに、<みずほ>が有するネットワークや総合金融グループとしての知見を掛け合わせることで、幅広いお客さまのサステナビリティに関する課題解決をご支援できるソリューションの強化を図っていきます。

本連携における最初の具体的な協業として、<みずほ>は、「World–Check One」（※1）や「デューデリジェンス・レポート」（※2）の紹介を通じて、新たに政府より発表された「責任あるサプライチェーン等における人権尊重のためのガイドライン」にも対応する形で、企業が求められる人権尊重の取り組みを支援していきます。
これにより、お客さまは、サプライヤー等のお取引先において人権への負の影響が生じた履歴の有無などを確認でき、事業活動における人権侵害のリスクを効率的に特定・評価し、また、リスクを予防・軽減することが可能となります。

<みずほ>は、持続可能な社会の実現に向けた取り組み（サステナビリティアクション）を強化しています。総合金融グループとしての知見を活かし、お客さまとのエンゲージメントを通じて、お客さまのサステナビリティ・トランスフォーメーションに資するソリューションの開発と提供に積極的に取り組んでいます。

LSEGは、世界をリードする金融市場インフラおよびデータプロバイダーであり、グローバル金融システムにおいて社会的・経済的に重要な役割を担っています。信頼性の高い専門知識をベースにグローバル規模で展開することで、お客様とそのコミュニティの持続的な成長と安定を実現しています。世界の金融市場の中核として、LSEGはネット・ゼロへの公正な移行を加速し、グリーン経済を成長させ、包括的なビジネス・チャンスを創出することで、持続可能な経済成長を実現するための戦略的な存在となっています。

木原 正裕 みずほフィナンシャルグループ執行役社長のコメント：
LSEGとの戦略的パートナーシップ締結が決まり、大変嬉しく思います。サステナビリティの潮流が世界的なものになる中、グローバルベースで豊富なデータを蓄積し、ソリューションを開発してきたLSEGとの提携により、<みずほ>のお客さまのサスティナビリティ・トランスフォーメーションに向けた取り組みへのご支援は、一層強力なものになると確信しています。

デヴィッド・シュウィマー LSEG（ロンドン証券取引所グループ）CEOのコメント：
みずほフィナンシャルグループは長年にわたる大切なお客さまであり、今回、両社の関係を拡大できることを大変嬉しく思います。弊社のサステナビリティ領域の幅広いソリューションとデータを提供する上での戦略的パートナーとして、両社で協力してサービスを拡充していくことを楽しみにしています。

• ※1World–Check One：
  Refinitiv™ World–Check®One（リフィニティブ・ワールドチェック・ワン）は、顧客・取引先に対するデューデリジェンスのプロセスを支援・簡素化し、作業を効率化するスクリーニング・プラットフォームです。マネーロンダリングや制裁措置、テロ資金供与の洗い出し作業を効率化し、公的要人（PEP）との関係性やネットワークの詳細なモニタリングが行えるほか、条件をカスタマイズし、サードパーティに関する特定のリスクを識別することも可能です。
• ※2デューデリジェンス・レポート：
  Refinitivデューデリジェンス・レポートでは、自動化されたインサイト・レポート、標準化されたデューデリジェンス、高度なデューデリジェンスを利用可能です。世界中どこでも、あらゆる業種またはどのような規模の企業にも対応しています。組織のリスク・ベースのアプローチと社内ポリシーに基づいて、サプライヤーとサードパーティを評価することができます。

以上