2018年5月24日
株式会社みずほフィナンシャルグループ
株式会社Blue Lab
【FinTech】人工知能等を活用した事務効率化ソリューションの実用化および事業化、資本提携について
株式会社みずほフィナンシャルグループ(執行役社長:坂井 辰史、以下「みずほFG」)と株式会社 Blue Lab(代表取締役社長:山田 大介)は、このたび、株式会社シグマクシス(代表取締役会長兼社長:倉重 英樹)、ギリア株式会社(代表取締役社長:清水 亮、以下「ギリア」)と共同で、AI(人工知能)、OCR(文字認識技術)、RPA(ロボットによる自動化)を活用した、手書き・非定型帳票の事務効率化ソリューション(以下「AORソリューション」)の実証実験に成功しました。
<みずほ>内における実用化により、業務の大幅な生産性向上を目指すとともに、他の金融機関や事業法人に対するAORソリューションの提供を見据え、新会社設立も視野に入れた事業化に着手します。
また、株式会社みずほ銀行(頭取:藤原 弘治、以下「みずほ銀行」)が出資する「みずほFinTechファンド」は、AORソリューションの共同開発パートナーであるギリアとの連携強化を目的に、ギリアへの出資を決定しました。
1. AORソリューションについて
従来は、マニュアル作業が必要であった『手書き・非定型帳票の事務処理業務』について、AI/OCR/RPAを活用することにより高い精度で文字情報をデータ化し、業務全体の自動化や効率化を実現するソリューションです。実証実験では、およそ8割のマニュアル作業を削減できる可能性を見出しました。(下記図表もご参照ください)。

2. <みずほ>内での実用化について
昨年以降、数ヵ月に亘る実証実験をふまえ、実用化の目処が立ったことからみずほFGの子会社であるみずほ銀行の業務を皮切りに、今後、グループ各社の同種業務に対しても導入を推進し、大幅な生産性向上を目指します。
3. AORソリューションの事業化について
手書き・非定型帳票の事務処理業務については、金融機関に加え、一般事業法人のお客さまも自動化・効率化のニーズが大きい業務領域です。
ついては、<みずほ>内の実用化にとどまらず、金融機関や事業法人向けのソリューション提供の事業化に着手します。具体的には、<みずほ>、Blue Lab、ギリア等が出資する新会社の設立も視野に新規ビジネスを事業化していきます。
4. ギリア株式会社について
ギリアは、Deep Learning技術やAIプラットフォームの開発に強みを持ち、<みずほ>と連携して今回の実証実験に取り組みました。今後、<みずほ>がギリアとさらに連携を深め、AI等を活用したソリューションを強化していきます。
【会社概要】
商号 | ギリア株式会社 |
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所在地 | 東京都台東区台東 |
代表者名 | 清水 亮 |
設立年月 | 2017年6月 |
事業内容 | 業務向け統合AIソリューションの開発と提供 |
URL |
以上