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株式会社みずほフィナンシャルグループ
Cognizant Technology Solutions
コグニザントジャパン株式会社

【FinTech】~海外ITサービスプロバイダー協働による取り組み~ブロックチェーン技術の実証実験開始について

株式会社みずほフィナンシャルグループ(執行役社長:佐藤康博、以下「みずほFG」)、Cognizant Technology Solutions(CEO: Francisco D' Souza、以下「コグニザント」)、およびコグニザントジャパン株式会社(代表取締役社長:竹内友章))は、本年2月より「ブロックチェーン技術*1」の実証実験に協働して取り組みます。

昨今、金融とITの融合を意味する「FinTech」が大きな注目を集めています。中でも、高速・安全・廉価なシステム構築実現の可能性を秘めたブロックチェーン技術はさまざまな業務領域への適用が期待されており、日本だけでなく、世界の大手金融機関がその活用検討に着手しています。一方で、ブロックチェーン技術活用にあたっては、業務分野ごとのルール策定、既存システムとの融合等、本格展開に向けての課題は数多くあります。

本実証実験では、みずほFGと、金融業界向けサービス、コンサルティング、デジタル技術等のノウハウを有する米国企業のコグニザントが協働し、<みずほ>内での文書情報や記録の暗号化・共有について、ブロックチェーン上での運用可能性を多数のグループ会社が集積した東京とニューヨークの2拠点で検証します。本取り組みを通じ、より堅固な記録管理業務、複数当事者による確認作業の更なる迅速化・効率化を目指します。

<みずほ>は、IT技術等を活用した先進的な取り組みを推進するため、みずほFGにインキュベーションプロジェクトチームを設置し、利便性の高いサービスや新たなビジネスの創出に努めています。
今後もブロックチェーンなどの新しいテクノロジーの導入・活用や、先進的なIT技術を保有する企業との連携に積極的に取り組み、お客さまへのよりよい金融サービスの提供を目指していきます。

コグニザントは、世界に約22万人(内約16万人がインド)の従業員を抱えている大手IT企業です。NASDAQに上場しており、IT分野のほか、コンサルティングおよびビジネスプロセスサービスも提供しております。その中でも特にブロックチェーン技術に注力しており、金融サービス業界において最も革新的な技術になると期待しています。引き続きブロックチェーン対応力の強化に向けた投資を行い、暗号通貨のみならず、スマートコントラクト*2やP2P*3決済といった新たな分野にも対応していきます。今後、リスク最小化、決済の迅速化、契約履行の強化、および規制関連報告書の品質向上などのニーズに対応することにより、さらにブロックチェーン技術が世の中に推進されることを確信しています。

  • *1ブロックチェーン技術
    信頼できる管理者が不在でも、参加者の合意形成ができる仕組みにより、取引が実現できる技術。取引の改ざんが事実上不可能であり、二重取引の防止や監査性に優れている等の特徴がある。資金決済分野、証券分野等のさまざまな金融業務への適用や、土地の登記記録への適用等、幅広い分野での活用が期待されている。
  • *2スマートコントラクト
    契約交渉、契約履行を円滑に進め、契約履行条件の確認、契約履行の強制を行うための手順。契約や対象となる資産等を移転する諸条件がブロックチェーン上に表現され、記述された全ての条件が達成された場合、契約を履行する、または資産が台帳上移転するという仕組みをブロックチェーンにて実装できる技術。
  • *3P2P
    P2Pとはネットワーク上でデータの送り手と受け手が直接データを送受信する通信方式。すでに利用者間を直接繋いで音声やファイルを交換するシステム等が実用化している。具体例としては、特定の利用者間を繋ぐインターネット電話や、不特定多数の利用者を繋ぎお互いにファイルを共有し合うファイル共有ソフト等が挙げられる。

以上

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