ページの先頭です

01

これからのお金の話をしよう。

家族みんなで旅行できるのって
こどもが小さいうちくらいかもなので、
年に一回くらいは、
みんなで遠出したいです。

三人姉妹の子育て中。
結婚当初は毎年旅行していたが、
五人家族になってからはお金も手もかかるため、
なかなか機会が減っていた。
これからは年に一回、
夏休みには遠出して思い出をつくりたいと
父は考えている。
三人にピアノを習わせるのが母の夢。
10歳の長女に将来の夢を尋ねると
「お医者さんになってたくさんの人の命を救いたい」
と答えた。

02

これからのお金の話をしよう。

今は就活中です。
健康に、にこやかに、おいしいものを食べて、
120歳まで生きるのが、今の私の目標です。

就職活動で関西から何度も東京に来ている大学生。
お金とは何かという質問に、少し考えて、
幸せを支えてくれるものかもしれないと答えた。
お金がないと心に余裕ができないし、
心に余裕がないと人に優しくできない。
小さな幸せにも気づけないと。
彼女の目標は、にこやかに120歳まで生きること。
ストレスを溜めないように心がけ、
就活も自分のペースを大切にしながら取り組んでいる。

03

これからのお金の話をしよう。

はじめてのボーナスをもらった時は、
すごく嬉しかったです。
でも、趣味に使いすぎてしまったので次からは
貯金とか投資とか、考えなくちゃと思ってます。

社会人3年目。
学生時代に始めたダイビングとスノーボードが趣味で、
休日はアクティブに過ごすことが多い。
仕事の勉強も趣味を広げることも大切に、
好奇心に従う日々を送っている。
将来は、子どもと猫がいる家庭を持ちたいと思っている。
先のことを考えると貯金や投資をしなければと思うが、
お金が入るとつい使ってしまうため、
給与とボーナスを計画的に管理するのが今年の目標。

04

これからのお金の話をしよう。

ひとりで会社を立ち上げて、
宇宙ロケットの開発を始めました。
いつか、39万8000円での
宇宙旅行を実現するつもりです。

宇宙ロケット開発のベンチャー企業を経営。
ジェットエンジンとロケットエンジンを切り替える
独自の技術で、
飛行機のように空港の滑走路で発着できる
新しい宇宙ロケットを開発中。
その先には、日本からヨーロッパへ行くような金額で
宇宙へ旅をする未来を描いている。
2007年に会社を立ち上げ、
10年間はたったひとり自宅でロケットの開発を続けた。
今は海外からも沢山の仲間が集まって、
みんなで宇宙を目指している。

05

これからのお金の話をしよう。

高校生になったら、
レコード屋でバイトしたいです。
初めての給料で、
友達にごはんをおごってみたいです。

15歳の中学3年生。音楽が好きで、
将来はバンドのブッキングなど
音楽に携わる仕事がしたい。
今までで一番大きな買い物は
「友達と行った大阪旅行」。
深夜バスで大阪に向かい、
見たい展示や食べたいものを味わった。
お金とは?という質問には、
「やりたいことをするための手段。
目的なしにお金が欲しいとは思わない」と答える。
毎日予定がパンパンで、
やりたいことが尽きないと語りながら
受験勉強をがんばっている。

06

これからのお金の話をしよう。

親子ふたりで、農業を始めました。
たくさんの人に、助けてもらいました。
お金はもちろん大事です。
でも、人がいちばん大事です。

三年前に独立して農業を始めた娘と、
定年後一緒に農業を手伝っている父。
今はビニールハウスを建設中。
このビニールハウスは、
自分たちの手で一から建てている。
業者に頼むと高額なため、
周りの人に助けてもらっているという。
これからの目標を娘に聞くと、
「いちご狩りができる観光農園にして、
地域の人や子どもたちに楽しんでもらいたい」と語る。
親子ふたりを中心に、人々と助け合いながら、
目標に向かっている。

07

これからのお金の話をしよう。

父は北海道の羊飼いです。
僕は秋田が好きだから、
東北一の羊飼いになりたいです。

生まれ育った北海道を離れ、
秋田でひとり牧場を始めた青年。
元々秋田には牧場が少なく、
だからこそ秋田で羊飼いの仕事の良さを
知ってもらいたいという想いがある。
牧場は羊16頭から始まって、現在は60頭。
目標は100頭まで増やすこと。
将来はレストランも併設して、
テーマパークのような観光農園を作りたいと語る。
動物たちが元気にすくすくと成長することが
自分自身の幸せだと笑いながら、
羊飼いの仕事に向き合っている。

08

これからのお金の話をしよう。

家の仕事を継ぎました。
守ることと、変えていくこと、
自分なりに考えながら、
僕の藍染めをやっています。

藍染職人の父と、
高校卒業後すぐにその仕事を継いだ息子。
代々家業としている藍染を継ぐことについて、
父は「基本だけ間違わなければ、
あとはいろんなことに挑戦して、
時代に合わせて変わっていって構わない」という。
変わるのが当たり前、と語る父に息子は
「同じ作業でも、親子で全くやり方が違う。
変わる部分と、変えない部分の
二つがないと続かないと思う」と答える。
それぞれの藍染を続けていくために、
自分のやり方を探求している。

09

これからのお金の話をしよう。

こどもたちは、お腹いっぱい食べて、
元気でいてくれるだけでいいと思ってます。
こども食堂も、そんな想いでやっています。

3年前に東京から秋田に移住した4人家族。
夫の地元で飲食店をやるという夢と、
妻の古民家に住みたいという夢を
両方叶える形で今の暮らしがある。
秋田は良いところだけど、
子どもの数が日本で最も少ないのが課題だと語る。
娘は小学5年生、息子は1歳。
子どもたちにどんな大人になってほしいか聞くと、
「自分のやりたいことをして、
好きに生きてほしい」と話す。
飲食店は定期的に子ども食堂をやっていて、
地域の集いの場になっている。

10

これからのお金の話をしよう。

好きな自分でいるために、
移住を決めました。
ここでの働き方を、生き方を、
模索中です。

一度は東京で就職したものの、
大好きな郡上に住みたいという夢のために
単身移住に踏み切った25歳の女性。
移住当初はルームシェアをしていたが、
最近一軒家を借りて一人暮らしを始めた。
とにかく毎日楽しく充実していると語る。
だが今は暮らせているけれど、
将来的なお金の不安は拭えないという。
大好きな町に根付くために、
自分のやりたいことをもう一度見つめ直したい。
住み続けていくための方法を、模索している。

11

これからのお金の話をしよう。

服飾の専門学生です。
自分が表現したいことをするために、
お金は大事だと思います。

服飾の仕事に就くために専門学校に通っている19歳。
バイト代は入ったらすぐに使ってしまうから、
いつも金欠気味。
お金持ちになりたいかと聞くと、
なりたいと素直に答える。
理由は「お金があれば自由に表現できるから」。
ふだん学校で作品制作をしているので、
自分がやりたい表現を叶えるために使いたいという。
作品以外でお金を使うとしたら、海外に行ってみたい。
お金があるなら、モノより経験に使いたいと語る。

12

これからのお金の話をしよう。

田舎でパンのお店をやるのが、
ふたりの目標でした。
この土地の人たちに
愛されるパン屋さんになりたいです。

二人が出会ったのは鳥取のパン屋。
お互い従業員として勤めていて、
そこで二人で田舎のパン屋をやりたいという
夢ができた。
岐阜で自分たちのお店を開業したのが5年前のこと。
これからやってみたいことを聞くと
「パン屋がもっと地域の人に認知されるように
なったら、カフェをやりたい。
ここはお水が美味しいから、
ドリンクやビールを作るのもいいですね」と語る。
地域の人との交流を大切にしながら、
日々パンを焼いている。

13

これからのお金の話をしよう。

夫の会社を引き継ぎました。
今は忙しいけれど、
いつか季節とともに
旅をしながら暮らしたいです。

高円寺に住む女性。元スタイリストで、
今は夫の会社を継ぎ、清掃の仕事をしている。
息子は高円寺で古着屋をやっているという。
清掃の仕事を継いだのは、40歳の時。
当時息子は小学生。
一生懸命に忙しく暮らしてきたが、
これからやりたいことを聞くと「たくさんありすぎて、
季節がいくらあっても足りないと思う」と語る。
車が好きだから
愛車でいろんなところに行ってみたい、
海外にも行きたいと、
これからの夢は尽きない。

14

これからのお金の話をしよう。

地方に家を買いました。
この家で、ふたりで、
あたらしいことに挑戦したいし、
あたらしい人に出会いたいです。

自然があるところに住みたくて、
岐阜に移住を決めた夫妻。
この家で野草茶のお店をやるために、今は準備中。
これからどんなことをやりたいかを聞くと、
「茶器を扱ったり、2階をイベントスペースにして
お茶会をしたり、子どもが参加できる
ワークショップもやりたい」と話は尽きない。
ふたりで買った家を中心に、やりたいことも、
関わる人も広がっていく。
今は地域の人のボランティアやお手伝いをしながら、
町に根付くため交流を広げている。