2024年6月4日

就活最前線に迫る!
「就活生と採用担当」の垣根を越え、「人と人」で向き合いたい
—〈みずほ〉の採用チームの想い—

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2024年4月に発表された「マイナビ・日経 2025年卒大学生就職企業人気ランキング(文系総合)」で、みずほフィナンシャルグループが2位にランクインしました。前年の15位から躍進した裏には、採用担当者の見えない苦労や、新卒採用に対する熱い想いがありました。今回、採用チームに所属する2人の社員に、日々の業務における苦労とやりがい、大切にしている姿勢などについて話を聞きました。

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矢野 真理奈

株式会社みずほフィナンシャルグループ

人材戦略推進部採用チーム
2019年入社 本所法人部にて法人営業を経験後、2023年に採用チームへ

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林 良磨

株式会社みずほフィナンシャルグループ

人材戦略推進部採用チーム
2020年入社 上野法人部にて法人営業を経験後、2022年に採用チームへ

(1)入社当時は想定していなかった採用担当になって気づいた"学び"

——お2人とも入社後、法人営業を担当していましたが、入社当初、「採用担当」になることを希望していたのでしょうか?

:入社当初は、採用担当になることを希望していたわけではありませんでした。ただ、法人営業を担当する中で、次第に新卒採用業務に興味を持つようになったんです。

きっかけは2つあります。1つは、就職活動をしている時のこと。当時はあまり銀行業務に興味を持っていなかったのですが、新卒採用担当の方と話をする中で、〈みずほ〉が担う業務の面白さや社会的意義を知ることができ、入社を決めました。今度は私があの時の採用担当と同じように、〈みずほ〉で働く意義や魅力を学生さんに伝えていきたいと思うようになりました。

もう1つのきっかけは、ベンチャー企業の営業担当をしていた時、企業の多くが採用で苦労されているケースを見ていたことです。そのため、〈みずほ〉の中で採用業務を経験することが将来的にお客さまへのご提案に活かせるのではないかと思ったんです。

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矢野:私も自分がまさか採用担当になるとはまったく想定していませんでした。営業の仕事が楽しくて、中堅中小企業の法人営業をずっと続けていきたいと思っていたんです。

でも、結果的には、採用チームに配属されたことでかなり視野が広がった感覚があります。採用担当として〈みずほ〉が担う仕事を横断的に把握しておく必要があるのですが、「こんな業務も担っていたんだ」と、今まで知ることがなかった〈みずほ〉の新たな一面に触れる機会がたくさんあるからです。そうした視野を広げることが、結果的にお客さまのためにもつながると思うので、前の部署の上司はそれを見越して異動を決めてくれたのかもしれません。

——〈みずほ〉では、キャリアについて上司の方と話をする機会が多くあるのでしょうか?

矢野:上司との面談は年に1、2回あります。それ以外にも、例えば営業時に車で移動している時など、本音で話せる場面はたくさんあります。そうした機会に日頃の悩みや、今後やってみたいことなどを相談していましたね。上司からも「将来何をやってみたいの?」とよく聞かれますし、周りも「私は本部に行きたい」「こういう仕事がやりたい」など発信している人が多い点が、〈みずほ〉の特徴の1つかもしれません。

(2)「適性を判断する」学生時代は知らなかった"採用側"のむずかしさ

——お2人とも採用チームへの異動は入社時に想定していなかったとのことですが、実際に業務に携わる中で、「採用」という仕事について新たに知ったことや発見はありましたか?

:学生時代の私の目には採用担当者は仕事もできるし会話も上手で、キラキラして見える存在に映っていました。でもその裏では、見えない努力や苦労があることを採用チームに入って気づかされましたね。「どうしたら〈みずほ〉の魅力を感じてもらえるのか」「銀行業務の面白さをどんな言葉で伝えるのか」といったことを常に考え、想像以上に泥くさい部分が業務の大半を占めているんです。こうして自社の魅力について徹底的に掘り下げている“舞台裏”があるからこそ、学生さんの前ではキラキラと輝いて見えるように、自然と振る舞えるのだなと痛感しました。

矢野:私が最初に感じたのは、「これまでの自分の職務経験だけでこなせる仕事ではないな」ということでした。元々担当していた法人営業について詳しく話すことはできますが、学生さんからすると、知りたいことはそれだけではありません。自分なりに社内の情報を集め、とにかく〈みずほ〉について「勉強すること」が必要でした。

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——採用担当者として、具体的にどんなことにむずかしさを感じますか?

:〈みずほ〉には法人営業から個人営業、エンジニア、トレーダーなどさまざまな業務がある中で、「どの学生さんが〈みずほ〉に入って活躍できるのか」を判断する時にむずかしさを感じます。1つの分野に特化して活躍する人もいれば、入社後に異動をして違う部署で力を発揮する人もいます。〈みずほ〉には「誰でも活躍できる環境」がある分、採用時の適性判断や、人と業務のマッチングにむずかしさを感じますね。

(3)採用のやりがいは〈みずほ〉の魅力を届け、
最善のキャリア選択の一助になれること

——むずかしさを感じる場面も多い仕事だと思いますが、採用担当だからこそ得られる喜びや、やりがいを感じる部分について教えてください。

:〈みずほ〉の仕事について全く興味がなかった学生さんから、職業体験などを通して「金融業界の社会的意義や取り組める範囲の広さを学べました」などの感想をいただくと、イベントを企画して良かったと思いますね。他には、入社後に「とても楽しんで働いています」と言ってもらえた時も、やりがいを感じる瞬間の1つです。

矢野:学生さんから「矢野さんの話を聞いて銀行に初めて興味を持ちました」と言っていただけた時は、その人の今後のキャリアや人生にポジティブな影響を与えられたのかもしれないと、やりがいを感じます。イベントや面談に励んだ甲斐があったなと、苦労が報われる瞬間ですね。

——具体的に、〈みずほ〉では、会社の魅力を知ってもらうためにどのような取り組みを行っているのでしょうか。

:昨年から〈みずほ〉の採用全体の取り組みとして、「はじめの一歩セミナー」を始めました。「金融とはどういう業界なのか」「〈みずほ〉はどのような会社なのか」「どんな仕事があるのか」を、就活を始める入口の段階から、学生の皆さんに知っていただくイベントです。〈みずほ〉にもいろいろな選択肢があることを知っていただきたいと思っています。

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矢野:〈みずほ〉の採用では、オープンコースやキャリア特定型など、たくさんのコースがあります。そこで「さまざまなフィールドがあるんだ」と知っていただけるように、情報発信の仕方を工夫しています。最近では、分野ごとにインターンシップや短期間のワークショップを開く試みも行っており、時期に応じて臨機応変に学生さんへ情報提供する機会を設けています。

(4)ひとりの「人」として、就活生の人生に寄り添う存在でありたい

——お2人が個人的に、「こういう人と一緒に働きたい」と思う人はどんな人でしょうか?

:世の中が変化する中で、当然〈みずほ〉も変わっていく必要があります。その変化を牽引していくのはまさに私たち社員であり、一人ひとりの社員が新しい行動をしていくからこそ、企業としても変わっていけると思うんです。ただ与えられた仕事を全うするだけではなく、「誰かのために」「目の前の企業のために」と他者に貢献しようとする心を持ち、努力できる方と一緒に働きたいと思いますね。

矢野:誰でも今までやったことのない業務をする時には、大変さを感じる場面があると思います。その時に、「前向きに捉えられる人」と一緒に働きたいですね。自分の今後を中長期的に見据えながら、今の環境をどう活かしていくかを考えられる人は、私にとってもきっと良い刺激になると思います。

——採用担当として、今後お2人はどうありたいでしょうか?めざす姿を教えてください。

:学生さんから見て、やはりキラキラ輝いて見える採用担当でいたいですね(笑)。学生さんからすると、〈みずほ〉の採用担当は基本的に自分しかいません。だからこそ、一人ひとりとの1回の会話や出会いを大事にしていきたいと考えています。〈みずほ〉に入ってもらうことがゴールではなく、人生を豊かにできるような会社を選択できることが大切だと思うので、そのためのアドバイスができる存在になりたいと思っています。

矢野:「学生さんに寄り添う」姿勢を大事にしたいですね。〈みずほ〉の採用担当なので、当然ながら弊社に入ってほしい気持ちはありますが、一番大切なのは学生さんの人生です。キャリアの形成やワーク・ライフ・バランスなど学生さんに寄り添いながら、一緒に考えていける存在でありたいです。

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