〈みずほ〉社員のキャリアストーリー
2023年10月4日
M-DIMから広がった未来。一人の人間として主体的にキャリアを歩んでいきたい
〈みずほ〉では毎年11月、社員参加型プロジェクト「Mizuho Diversity, Equity & Inclusion Month」を開催。昨年このプロジェクトを盛り上げた一人が、置村 真由美です。現在働きながら大学院でキャリア形成を学ぶ置村が、プロジェクト参加を通じて得た変化について語ります。
置村 真由美
みずほ銀行高田馬場支店
社員リソースグループM-WIN(Mizuho Women's Initiatives Network)のメンバーとして、主体的にイベント等を企画。
自分らしい働き方を見つめて──M-DIMで専門家を交えたイベントを開催
▲同僚とのミーティングにて(右から2番目が置村)
価値観が多様化する中で、多くの人が望む「自分らしい」働き方。人それぞれに異なる自分らしい働き方は、どうすれば実現できるのか。そもそも自分らしく働くとはどういうことなのか。
そうした問いのヒントになればと、Mizuho Diversity, Equity & Inclusion Month 、通称「M-DIM」でイベントを企画したのが、みずほ銀行高田馬場支店に所属する置村でした。
M-DIMは、ダイバーシティ・エクイティ&インクルージョン(以下、DEI)を全社的に一層推進することを目的に、グループ・グローバル一体で行われる社員参加型プロジェクト。〈みずほ〉では、毎年11月をDEI推進月間としてM-DIMを開催しています。社員それぞれが期間中に開催されるイベントへの参加を通じて、多様性についての理解を深めながら他者とのつながりを広げていくことができるのです。
「私は普段、融資担当として地権者のお客さまを対象に、貸出のほか資産承継を支援する業務を行っています。
その一方で、共通の目標のもとに集まった〈みずほ〉の仲間が自主的に活動する、“社員リソースグループ(ERG)”にも参加しています。その社員リソースグループの一つであり、女性の活躍推進に向けて活動するM-WIN(Mizuho Women's Initiatives Network)で、キャリアについてメンバーで語る座談会やイベントの開催などさまざまな活動を行っています」
さらに、プライベートでは妻であり母であり、自身のことをさまざまな側面を持つ人間だといいます。
「多様な側面を持ちながら、置村 真由美という一人の人間としてどう生き、どう働くか。それを真剣に考え、迷いながらもM-WINでの活動も含め前向きに行動を起こしてきました。そうした行動の積み重ねが、自分らしい働き方につながっているのかもしれません。
あるとき、M-WINの集まりの中で、メンバーの一人から『M-WINの活動自体が、自分らしい働き方につながっているのかもしれない』との発言がありました。そこで、M-WINの仲間も同じような想いや気づきを得ていることがわかりました。私たちの体験をキャリアに悩む仲間に共有することで、一歩を踏み出すきっかけをつくりたい──それがM-DIMでのイベントの企画につながりました」
置村が所属するM-WINは、昨年のM-DIMにおいて、『専門家と考える!「自分らしく働く」とは?』と題したイベントを主催しました。
「M-WINに参加したきっかけや、活動を通じて得たもの、そこから見えてきた自分らしさ。そうした私たちの体験を共有するだけでなく、参加した人にとってより学びのある内容にしたい。そう考え、外部の有識者を招き、学術的な見解を交えながら進めていく座談会形式のイベントを開催しました。
男女問わずイベントに興味を持ってくれて、当日は100名近くの社員が参加。予想以上の反響に活動の意義を感じ、M-WINのみんなで喜び合いました」
やらない後悔はしたくない。行動し続けた中で訪れたM-WINとの出会い
▲M-WINの仲間たちと(右から2番目が置村)
置村がM-WINに参加した背景には、いくつかの転機が関係していました。
「以前、家族が心身の調子を崩した経験があり、自分に何かできないかとメンタルヘルスについて学び始めました。学んでいくうちに、心理学系の学部を出ていない私には学問として追究するのが難しいと感じるように。別のアプローチがないかと模索する中で、たまたま新聞で見かけたのが、キャリアコンサルタント養成講座の広告でした。講座の説明を聞き、私が求めていた内容だと思いすぐに申し込みました」
「何もせずに後悔するのでなく、自ら行動することを大切にしている」と語る置村。キャリアコンサルタント養成講座での学びを通して、自身のキャリアについて見つめ直します。
「その中であらためて見えてきたのは、一般職(当時)として入社し、育児休業を経て復職したものの、なかなか思い通りにならない私のキャリア。どうにか現状を打開しようと、キャリアコンサルタント養成講座での学びを活かすべく、今度は希望部署への異動に挑戦できる社内制度である“ジョブ公募”に応募しました。
残念ながら私が希望していた部署への異動は実現できませんでしたが、そこで落ち込んでいても何も始まりません。これまで自分が経験してきた失敗も含め、後進に伝えていくことで、女性が活き活きと働くための支援をしたい。そうした想いを抱えていた中で出会ったのが、M-WINだったのです」
置村がM-WINに出会ったのは、今から約2年前。M-DIMで開催されたオンラインイベントに参加したことがきっかけでした。
「せっかく自宅から気軽にオンラインイベントに参加できるのだから、興味のあるものはとにかく一度見てみようと考えました。講演会などいろいろなイベントがある中で、M-WINが開催していたのは、参加者同士でキャリアの悩みなどについて語り合うというイベント。
そこで普段の業務では接する機会のないさまざまな人の悩みを聞いたことで、悩んでいるのは自分だけではない、仲間がいるのだから悩んでいる自分を受け入れて前へ進もうと、大きなパワーをもらったのです。イベント終了後、アンケートにM-WINの運営メンバーを募集していると書かれてあるのを見て、その場でM-WINへの参加を決めました」
大学院での学びに挑戦──外から〈みずほ〉を見ることで得られた気づき
キャリア上の転機を経験した置村を大きく羽ばたかせたのが、M-WINと、大学院での学びでした。
「ジョブ公募に応募した際、面接で自分のことをうまく相手に伝えられなかったこと、そしてキャリア形成に関する知識がまだまだ足りていないことを反省しました。そこで自分をブラッシュアップするため、正規入学しなくても特定の科目を履修できる科目等履修生として、大学院での学びをスタート。キャリアデザインについて学び始めます」
その後、M-DIMのイベントに参加しM-WINに出会った置村は、働く女性が輝くために具体的な支援ができるよう、もっと本格的に学びたい。そう考えて、単位取得後は大学院に入学することを決めました。
「若いうちならまだしも、50代を間近にして『そのうちやろう』と先延ばししていたら限られた時間がもったいない。だからこそ、やりたいと思ったことは全力で挑戦しています。現在は大学院で学びながら、修士論文の執筆に向けて『元一般職の職業能力開発に関する考察』をテーマに研究中です。
〈みずほ〉では2021年度に、総合職に相当する基幹職と、一般職に相当する特定職という従来の職系による区分を廃止しました。これにより社員が職系区分によらずにそれぞれの強みや能力を踏まえて、活躍できるようになったと理解しています。また一般的にも、目まぐるしく変わる外部環境に伴い、元一般職の業務内容も変わっていく中で、企業がどうやって職業能力開発と向き合ってきたのか。それを明らかにすることが、時代によって変わる女性のキャリア形成を考える上でヒントになるのではないかと考えました」
大学院での学びを通じて、女性のキャリア形成に関する学術的な知識が習得できただけでなく、〈みずほ〉に対する想いも変わったと置村は語ります。
「大学院で学ぶことで、たくさんの新しい気づきが得られました。一番良かったのは、〈みずほ〉を外から見ることができたこと。これまで自分のキャリアが思い通りにいかないときに、会社に対して不満を感じたこともありました。しかし、自分を俯瞰して見てみると、これまでのキャリアに納得ができたのです。そして、〈みずほ〉の新人事制度が、現代社会がめざす最先端の人事制度であることも大学院での学びを通して知ったことの一つです。外を知ることによって自分の会社を知ることができ、同時に自分の状況をよく知ることができました。
子育てや介護など、ライフステージが変わっても働き続けられるように制度がきちんと整えられている。それは当たり前のことではないのだと、大学院で出会った異なる業界・業種の方々とお話しする中で気づいたのです。そうした方々との貴重な出会いも、大学院で学ぶという行動を起こしたからこそ得られたものだと言えます」
女性が輝いて働けるように。一人の人間としてできることを追求したい
M-WINでの活動や大学院での研究。職場とは異なるフィールドでの経験は、置村が仕事をする上でも活かされていると話します。
「自分とは異なる価値観や考え方を持つさまざまな人とコミュニケーションを取る中で、これまで表面的にしかとらえられなかった『多様性』について、実感をもって理解できるようになりました。自分とは違うからと違和感を抱くのではなく、さまざまな考え方があることこそ自然な状態だと受け入れること。
それができるようになったことで、お客さまや社内のメンバーに対して、一層寄り添ったコミュニケーションができるようになったと感じています」
仕事と家事・育児を両立しながら、M-WINや大学院で活動する置村。多忙を極めつつも、頑張り続けられる理由を次のように語ります。
「私の原動力の根底にあるのは、世の中の女性が自分らしく輝きながら働くための支援がしたいという想いです。たとえさまざまな事情で、現在思うような業務に就けないとしても、楽しみながら働くのと、ネガティブな気持ちで働くのとでは、出せる成果やその人の成長度合いは変わってくると考えています。
楽しく活き活きと働くためにも、大切なのは心地よい環境をつくること。それは人の想いに耳を傾けて寄り添いながら、相手にも理解してもらえるように自分の想いをきちんと発信することで、つくりあげられていくと思います。何も変わらないとあきらめて自分の想いを発信しなければ、前に進むことはできません。重要なのはうまくいくかどうかではなく、現状を変えるために行動を起こせるかどうかということ。行動すれば、何もしないままのゼロの自分から、必ず一歩前進することができ、今までとはちがう景色があると信じています。
一人の置村 真由美という人間として、女性が活き活きと活躍できる未来を支えるために何ができるのか。私自身も模索しながら、行動を起こし続けていきたいと思います」
自分らしい働き方、そして自分らしい生き方。それを探し求めて、これからも置村は悩みながらも一歩前へと踏み出していきます。
その一歩一歩が、他の誰でもない置村 真由美という人間をつくっていくのだから。
※ 記載内容は2023年10月時点のものです