〈みずほ〉社員のキャリアストーリー

2024年11月27日

誰もが「自分らしく」働ける組織をめざして。障がいへの理解を、仲間とともに深める

2017年にみずほ銀行へ入社して以来、お客さまサービス課に所属する岡 侑花。「人のために」なることを原動力に、障がい者雇用に関する社内兼業などに挑戦してきました。お客さまのお話を傾聴することや、同僚への感謝と思いやりを大切にしながら、「自分らしく」働く岡が、〈みずほ〉だから描けるキャリアの夢を語ります。

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岡 侑花

「人のために」なることを原動力に。自身の強みを活かせると感じて選んだ〈みずほ〉

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「自分らしくある」ことの実現をめざし、2024年度に新たな人事の枠組み〈かなで〉に完全移行した〈みずほ〉。社員それぞれが強みを活かしながら、「自分らしい」働き方を追求しています。

みずほ銀行のお客さまサービス課に所属する岡もその一人。現在は、フロントアドバイザー(FA)として、お客さま対応と事務作業を担当しています。

「口座開設や相続などのお手続きをしながら、お客さまの資産形成に役立つ情報もご提供するのが私の役割です。専門的な説明が必要な場合は営業担当者にトスアップしつつ、窓口業務にとどまらないご支援ができるように努めています。

仕事をする中で私がもっともやりがいを感じるのは、お客さまの心が動いたと感じられた時です。困っているお客さまと一緒に解決策を考え、最後は笑顔になって帰っていただけるとうれしくなります」

岡がみずほ銀行に入社したのは2017年。就職活動を始めた当初はまったく関心のなかった金融業界へ進み、〈みずほ〉を選んだ背景には、3つの明確な理由がありました。

「1つめは、『人のために』働きたいという思いを実現できる環境であることです。私は『人のために』なることが一番の原動力なので、直接お客さまをご支援できる業務が良いと考えました。

2つめは、人間力を磨き成長できる点です。窓口に立つということはつまり、自分の言動が〈みずほ〉のイメージに直結することになります。重責を担うからこそ、人として成長できると思いました。

そして3つめは、〈みずほ〉では担当業務に限らずさまざまなことに挑戦できる機会があることです。私の夢はキャリア支援に携わる仕事をすることだったので、当初はまさか金融業界に就職するとは考えていませんでした。

でも自分の強みを活かし、いつか夢をかなえられるチャンスがあると感じたのが〈みずほ〉だったのです。実際に働く先輩からも〈みずほ〉の良さを聞き、それを生き生きと話す先輩の姿にも惹かれ、数ある金融機関の中でも〈みずほ〉で働きたいと思いました」

入社の理由でもある「人のために」なりたいという思い。それを岡が抱くようになったのは、学生時代のある友人との出会いがきっかけでした。

「私はもともと極度の人見知りで、大勢の中では後ろの方にいるタイプでした。でも私を前に引っ張ってくれる友人との出会いを通じて、自分がやりたいと思っていることを行動に移せるようになりました。そうして行動する中で気づいたのが、誰かに喜んでもらうためなら、自分は時間を忘れて夢中で頑張れるということです。それ以来、『人のために』なることが、私の一番の原動力だと認識するようになりました」

障がい者施設の実習で得た気づき。「知ること」の大切さを伝えるため、社内兼業に挑戦

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▲社内兼業先の同僚と

学生時代は発達心理学を専攻していた岡。老いも発達ととらえて人の一生を学ぶことにおもしろさを感じていた中で、価値観が一変する経験をします。

「当時は幼稚園教諭・保育士をめざしていて、資格取得のために必修として2週間の実習があり、偶然担当することになったのが知的障がい者施設だったのです。施設に泊まり込みで、重度の知的障がいがある方の介助を行いました。

実習に行く前は、正直に言うと障がいがある方にどう接すればよいかわからず戸惑いがありました。でもいざ実習が始まり施設の皆さんと関わってみると、言葉だけでなく表情やしぐさで気持ちを伝えてくださり、私も徐々にさまざまな意思疎通の方法を学び、2週間後には当初の戸惑いは消えていました。

『障がいのある方』としてではなく一人ひとりに向き合い、相手を『知ること』が何より重要だと気がついたのです。実際に知ることで、こんなにも自分の考え方が変わるのかと驚きました」

そうした岡の経験は、みずほ銀行での接客にも活かされます。サポートが必要なお客さまが来店された際、他の社員が適切な対応に時間を要していた中で、すぐに行動できたのが岡でした。

「その時に感じたのは、みんながスムーズに対応できるようになれば、お客さまがもっと安心して来店できる場所になるということです。そんな折、たまたま見つけたのが、障がい者雇用に関する社内兼業の募集でした。こんなチャンスはないと思い、すぐに応募しました」

岡が社内兼業に応募したのには、もう一つの大きなきっかけがありました。

「社内のジョブ公募でキャリア支援に近い職種の公募を受けたのですが、残念ながら任用には至りませんでした。自分の力不足を実感した一方で、自分が本当にやりたいことは何かをあらためて考える機会になりました。

私が最終的に実現したいのは、キャリア支援に携わる仕事をするという夢──それならば今できることをやろうと考え、必要な知識を身につけるため、キャリアコンサルタントの資格を取得しました。

そこであらためて障がい者雇用について学んだことにより、〈みずほ〉の取り組みについても関心をもち、そこから派生して〈みずほ〉にはさまざまな良い制度があることを知りました。たとえば社内兼業制度もその1つです。この環境を活かし、〈みずほ〉だからこそできることがしたいという思いが強くなったことも、社内兼業に挑戦した理由です」

さまざまなきっかけが重なって始めた、障がい者雇用に関する社内兼業。その中で岡は、大きく2つの取り組みを実施しました。

「障がい者雇用に対する社内の理解を深めるため、全社員向けの研修プログラムの企画運営と、冊子の作成に取り組みました。業務を通じて私が一番伝えたかったのは、まず知ることから始めてほしいということです。以前の私と同じように、知ることで少しでも認識や行動の変化が起こればという思いで取り組みました」

1年間の兼業を通じて得た多くの学び。その中でも印象的だったのは、仲間のおかげで自身の強みに気づけたことだと岡は話します。

「自分の意見をしっかりと持ちながら、周囲の声も聞いて最善の道を探ること、そして何事にも勇気を持って挑戦すること。それが私の強みだと、チームの仲間が言葉にして伝えてくれたのです。そのことで、自分の強みを活かし、障がいの有無に関係なく誰もが自分らしく働ける組織がつくりたいと考えるようになりました」

若手時代に抱いた違和感。今だからわかる、一人ひとりが強みを発揮することの意義

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▲ERG One's Bestのミーティングの様子

現在は、ERG(※)の1つであるOne's Bestに参加している岡。1年の社内兼業期間ではやりきれなかったことを、実現したいという思いがあります。

「研修を受講した仲間からの感想がうれしかった一方で、さらに良いものをつくりたい、もっと多くの社員に広めたいという想いが残りました。取り組みを1年で終わらせず、障がいに関する理解を深めるための発信を続けたい──そう考えてERG One's Bestへの参加を決めました」

障がいの有無に関係なく、社員一人ひとりの多様な個性や価値観を尊重し、誰もが最大限活躍できる〈みずほ〉をめざして活動するOne's Best。その中で岡は、とくに情報の発信に力を入れています。

「まずは私たちの活動について知ってもらうため、定期開催しているミーティングの内容などを発信しています。また、情報発信を持続可能にするための仕組みづくりにも取り組んでいるところです。やりたいことはたくさんありますが、メンバーと共に活動の方向性を考えるところから始めています」

社内兼業やERG活動を通じ、「自分らしくある」ことを追求してきた岡のキャリア。さまざまな経験を積んだ今だからこそ、若手時代に抱いた違和感への向き合いがわかるようになったと話します。

「私を育ててくれた、今も大好きな初任店でのことです。業務量に対して人手が足りない中、支店としてはスピードを最重視して業務にあたっていました。私もスピードは大事だと考える一方、お客さまや同僚に対してもっと丁寧に対応したいという思いを抱いていました。

当時は先輩たちのように仕事ができるようになりたいと思いつつも、自分の大切にするポイントとの違いに悩んだこともありましたが、今になって思うのは、みんなが同じでなくても良いということです。人によって、大切にしたいもの、大切にしているもの、強みもさまざまです。初任店が組織として強かったのは、一人ひとりが異なる強みを発揮していたからなのだと後で気づきました。

周りと違っていて良いから、自分ができることを頑張っていこう。そして、どんなに忙しくても困った時には必ず助けてくれた先輩たちのように、同僚に丁寧に接し、困っていたら必ず助けることが私のモットーになっています。その姿勢はそのまま接客にもつながると考え、お客さまはもちろん同僚への思いやりも大切にしています」

※ 社員リソースグループであるERG(Employee Resource Group)は、〈みずほ〉の仲間が共通の目標のもとに集まり、目標達成に向けて自らを成長させながら〈みずほ〉の成長にも貢献すべく自主的に活動を行っています

挑戦を支えてくれている仲間のために。自分の成長を〈みずほ〉に還元していきたい

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新たな人事の枠組み〈かなで〉がめざす、「自分らしい」働き方の実現。そのために大切なステップが2つあると岡は話します。

「第一段階として、自分の強みや理想の働き方を認識することが重要だと考えています。それができたら、今度は周囲の人の強みがなんなのかを考えてみること。『自分らしい』働き方とは、単に自分のやりたいことをするのではなく、周りの人も含めみんなが互いの強みを活かすことだと私は考えています」

相手の立場に立って考え、行動すること。それを意識するようになったのは、社内兼業やERG活動の経験からでした。

「障がいがある方と接する際、とくに大切だと感じたのは、相手の言動の背景にある本当の思いを理解することです。そのためにも、相手の話をまず聞くことから始める必要があると考えています。

それはお客さま対応でも同じです。たとえばお客さまから苦情を受けた時、まずお話を聞いて思いを受け止めた上で、お客さまのために私たちにできる最善のご提案は何かを考えるようになりました。社内兼業などを通じて学んだことが、本業にも活かされていると感じます」

現在は2度目の社内兼業として、組織開発に取り組んでいる岡。すべての経験は、キャリア支援に携わりたいという夢の実現につながっていると話します。

「失敗も含めて、どの経験も自分の成長のために必要だったと思っています。これからも夢の実現に向けて、今自分がやるべきことは何かを考え、積極的にチャレンジしていきたいです。

その過程で私が今組織開発に取り組んでいる理由は、『自分らしく』働くには、そのための環境が必要だと考えているからです。私が2度も社内兼業に挑戦できているのは、同僚の支えがあるからこそ。私の挑戦を笑顔で応援してくれている仲間への感謝の気持ちを忘れず、社内兼業での成果を、着実に〈みずほ〉へ還元していきたいと思います」

仲間に支えられながら、今できることに全力を尽くす岡。これからも夢の実現に向かい、自分らしく丁寧に、歩みを重ね続けます。

※ 記載内容は2024年9月時点のものです

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