〈みずほ〉社員のキャリアストーリー

2024年6月26日

離島の課題にDXで挑む。地域社会に貢献するコンサルタントの使命

DXの推進により社会課題の解決に取り組んでいる〈みずほ〉。その一環として、東京の八丈島ではデジタルの力を活かしたスマートアイランドプロジェクトが進行中です。防災や観光などのさまざまな領域でDXを進め、地域社会に貢献する本プロジェクトの一員であるみずほリサーチ&テクノロジーズの中村 公亮が、想いを語ります。

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中村 公亮

みずほリサーチ&テクノロジーズ
コンサルティング本部デジタルコンサルティング部

八丈島で唯一のメガバンクグループとして。デジタルの力でスマートアイランド化に挑戦

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▲八丈島の美しい遠景

東京都心から飛行機で約1時間の位置にある、美しい自然に恵まれた八丈島。この島の暮らしや産業を活性化するために、〈みずほ〉が今取り組んでいるのが、離島地域ならではの課題をDXで解決するスマートアイランドの実現です。

八丈島スマートアイランド化プロジェクトが始まったのは、今から約5年前。みずほ銀行は島内唯一のメガバンクとして、暮らしや観光の利便性を向上する八丈島のキャッシュレス化を推進していました。その中で見えてきたのが八丈島特有の課題。〈みずほ〉ならキャッシュレス化にとどまらず、DXの知見とネットワークを活かして金融の枠を超えて島の抱えるさまざまな課題解決に寄与できるのではないか、そう考えて八丈町にスマートアイランドプロジェクトを提案したことがきっかけでした。

そして、〈みずほ〉グループ横断的なプロジェクトチームが編成されることに。スマートアイランド化にはさまざまなデジタル技術が関連する要素が多く含まれることから、みずほリサーチ&テクノロジーズもプロジェクトに参画しました。そのメンバーとして抜擢された、みずほリサーチ&テクノロジーズ コンサルティング本部 デジタルコンサルティング部の中村は、プロジェクトへの参画が決まった当時の心境を、こう振り返ります。

「当部が培ってきたデジタル技術の実証・実装に関する豊富な知見を活かし、自分が高い関心を持つ領域で新たな試みに挑戦できる。そのことに、とてもワクワクしました。しかも、八丈島は一度も訪れたことがなかった土地。自ら現地を訪れ、離島ならではの課題と向き合うことに、大きな使命感を感じました。

実際に八丈島を訪れると、美しく澄んだ海に囲まれて緑が豊か。食事もおいしく、とてもすばらしい土地で感動しました。この島の魅力を活かし、持続可能な地域社会の実現に向けて力を尽くしたい。そんな強い想いが芽生えました」

自分らしいキャリアを追求できる〈みずほ〉へ入社。仕事では妥協しない姿勢を大切に

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2018年に、みずほリサーチ&テクノロジーズの前身であるみずほ情報総研に入社した中村。大学院では化学工学の領域で研究に取り組んでいました。

「私の学部で卒業後の進路として多かったのは、化学メーカーへの就職です。私も当初はそうした進路を希望して就職活動を行っていました。ところがある企業のインターンシップに参加したときのこと。入社のタイミングで専門分野が決められてしまうことに、不安を感じたのです。

自分の可能性を最初から限定せず、さまざまなことに挑戦したい——そう考えるようになり、別の方向性を検討。そして幅広い業界に携わることができるシンクタンクにたどりつきました。

その中で、私が思い描くキャリアを実現できると感じたのが、今のみずほリサーチ&テクノロジーズです。興味のある領域をいろいろと経験した上で、自身の強みが活かせる専門分野を決めていくことができる。そんな環境に惹かれて、入社を決めました」

入社後、中村が担当したのは、民間企業に対するコンサルティング。約2年にわたり、企業の事業戦略に関する支援に取り組みました。

「その後は事業共創推進チームへの異動が決まり、お客さまが他の企業とともに新たなビジネスを創出する、事業共創のコンサルティングを担当しました。次世代型交通サービスの開発を支援させていただくなど、デジタル技術やデータを活かした新たな試みにも挑戦。

その中で培った知見や、現場を重視する姿勢は、今の八丈島スマートアイランド化プロジェクトにも活かされていると感じます」

地域ごとの特性を見極めて最適なソリューションを提供するために、現地を何度も訪れるという中村。その行動を支えているポリシーがあります。

「コンサルタントとして大切にしているのは、妥協しないということです。八丈島のプロジェクトでは、実証・実装までが私たちのミッションです。実証の段階で少しでも疑問点や懸念点があると、実装したときに心から満足していただけるソリューションの提供はできません。

最終的にサービスとして利用していただくお客さまのことを常に想像し、細部まで丁寧に取り組むこと。それを常に心がけ、自分の仕事に責任を持って取り組んでいます」

お客さまとともに、離島ならではの課題を解決。喜びの声を直接聞くことがやりがいに

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▲八丈島にて

東京の南方海上287kmに位置する八丈島。プロジェクトを進める中で、その距離を遠いと感じたことはないと中村は話します。

「もともと遠方に出張する機会が多かったため、飛行機で約1時間の距離はむしろ近いと感じました。お客さまは対面でお話しされることを望まれており、私も直接お会いしてご要望を伺いたいという想いがあるため、多い時は毎週のように現地を訪れました」

中村が最初に担当したのは、防災領域。火山島であり、年間降水量が東京都心の約2倍であることから、災害対策が喫緊のテーマとして定められました。

「災害が発生した場合、島内の限られた人員で対応しなければならない現実があります。そこで、防災担当者の方々の作業負担を軽減しながら安全を確保するために、災害の予兆を検知するIoTセンサーの活用を検討。その一つとして、地盤の傾きを計測するセンサーにより、土砂崩れの危険性を遠隔からモニタリングできる仕組みの導入をめざしました」

国内外に強固な顧客基盤を持つ〈みずほ〉。防災ソリューションの導入に向けては、専門会社に協力を依頼しました。

「〈みずほ〉には、これまで築き上げてきた多様なネットワークがあります。それを活かし、防災領域で高度な専門性を持つ〈みずほ〉のお取引先企業さまと協力することで、取り組みを推進できました」

そのほかにも、津波の到来を監視する定点カメラの整備を実施。ひと言にカメラの整備と言っても、設置場所ごとに環境が違うことから必要な対応も異なり、想像以上に大変な作業だったと中村は振り返ります。

「定点カメラを設置・稼働させるまでに、設置場所ごとにネットワーク環境を整備する必要があった他、土地の権利問題や景観保護にも配慮しなければならず、何度もフィールドワークを行う必要がありました。それでも八丈町の皆さまが必要な措置を素早く講じてくださり、プロジェクトは円滑に進行。お客さまとともに課題に立ち向かうことで、防災DXを推進できました」

行政の担当者の方々が、実際に設置したセンサーの情報を閲覧している姿を見た中村。地域社会に貢献するやりがいを実感しています。

「私たちは防災だけでなく、観光や行政、産業の領域におけるDXも推進しており、最近では、スマートディスプレイを活用した高齢者等と行政のコミュニケーション高度化に向けた実証事業や、町営温泉施設において顔認証システムを活用した『温泉で顔パス』実証事業を行うなど、取り組みがさらに広がっています。

高齢者等のデジタルに苦手意識を持っていた方々が、私たちの取り組みで便利になったと喜んでくださっている——そんな様子を見ることができた時、島民の皆さまのお役に立てたという実感が湧き、大きなやりがいを感じます」

〈みずほ〉のグループ力と成長できる環境を活かし、コンサルタントとして新たな挑戦を

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中村が八丈島スマートアイランド化プロジェクトに参画して約3年。取り組みを続ける中で、新たな想いを胸にしています。

「取り組みに対する評価の声を直接伺うことで、妥協できないという気持ちがいっそう強くなりました。これからもお客さまや島民の皆さまに寄り添い、八丈島の活性化に貢献できるよう、尽力していきたいと思います。

そのために取り組みたいことの一つが、それぞれの領域・施策で取得しているデータの分野横断的な活用です。個別で実施している施策で得られたデータの更なる利活用を検討することで、島の魅力をより効果的に発信できないかと考えています。そしていつか、ここで培った知見を活かし、他の地域へも支援を広げられるような人材になることが目標です」

コンサルタントとして地域社会への貢献を追求する中村。そこには、〈みずほ〉だから実現できることがあると語ります

「お客さまの課題と向き合い、ともに打ち手を検討しながら、最適なソリューションを選定して実証・実装までを伴走する。それができるのは、〈みずほ〉のグループ力があるからです。専門性を活かしながら、所属会社を超えてグループ一体で多様な社会課題に取り組める体制があることは、〈みずほ〉ならではの強みだと感じています」

一方、みずほリサーチ&テクノロジーズの強みとして中村が挙げるのは、個人の力です。

「一人ひとりが高度な専門領域を持ち、お客さまのために妥協せず仕事を遂行する。そんな深い知見と強い想いをあわせ持つ専門家が集まっていることが、当社の強みだと思います。

そして当社には、思い描くキャリアの実現を支援してくれる環境があります。私のように、興味のある分野をいろいろと経験してから、自分の専門領域を選ぶことも可能です。

また、わからないことがあれば親身になって教えてくれ、壁にぶつかったときには優しい言葉をかけてくれる先輩方がいます。自分の成長を通じて、地域社会に貢献したい。そんな想いを持つ方が、活躍できる会社だと思います」

コンサルタントになり、今年で7年目を迎えた中村。入社当時と変わらず妥協しない姿勢を貫き、これからも〈みずほ〉にしか実現できない未来をめざして挑戦を続けていきます。

※ 記載内容は2024年5月時点のものです

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