2025年9月26日

“ねぶた制作”で挑む!「青森ねぶた祭」

キービジュアル

〈みずほ〉の公式キャラクター あおまるが様々なイベントを訪問する「あおまるがゆく!」。
今回訪れたのは、「青森ねぶた祭」(以下、ねぶた祭)の会場です。毎年8月2日~7日に開催される歴史ある夏のお祭りに、みずほ銀行が参加。市民とともにお祭りを盛り上げ、地域の更なる活性化につなげる取り組みについて、みずほ銀行青森支店の担当者にインタビューしました。


あおまる

ねぶた祭にみずほ銀行青森支店が参加したと聞いてやってきたよ!
ねぶた祭は、どんなお祭りですか?

国の重要無形民俗文化財にも指定されている歴史あるお祭りで、勇壮華麗なねぶた(山車)を曳いて街を練り歩き、その周囲では「ラッセラー、ラッセラー」のかけ声とともに踊る跳人(ハネト)と、笛や太鼓を鳴らすおはやしがお祭りを盛り上げます。青森市民はもとより全国各地から毎年300万人近くが集まり、東北の夏を彩る一大行事になっているんですよ。

青森で生まれ育った私も、幼い頃から家族とともにお祭りに参加し、ねぶたを曳く父を応援したり、跳人として踊ったりしてきました。それだけに、とても思い入れのあるお祭りです。

あおまる

地域にとって大切なお祭りなんだね!
みずほ銀行が参加するきっかけは何でしたか?

みずほ銀行は、地域創生の一助としてかねてから地元行事への参加を希望していました。そんな折にご縁があり、2024年から協賛企業としてねぶた祭に参加することになったんです。

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みずほ銀行青森支店が協賛したねぶたは、八甲田雪中行軍がモチーフに

協賛だけではなく、ねぶたも作ったんですよね!なぜでしょうか?

あおまる

金銭面でのサポートはもちろん大切ですが、それだけではなく私たち自身もお祭りに参加することで、地域に溶け込みたいという思いがありました。同時に、ねぶた祭という大きなイベントに参加することで、〈みずほ〉の存在を広く知っていただく意味合いもありました。
そこで、あおまるの小型ねぶたを作成し、社員自ら曳こうということになりました。

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支店メンバーの子どもたちも参加。沿道へ手を振りながら、終始元気にねぶたを曳いた

あおまる

なるほど!とはいえ、一からねぶたを作るのは大変だったのでは?

そうですね。伝統と格式のあるねぶた祭で、ノウハウがゼロの段階からねぶたを作って実際に運行するのは、決して簡単なことではありませんでした。でも、だからこそ本気でねぶた作りに向き合い、最高のねぶたを完成させたい一心で、支店のメンバーも制作に携わっていたと思います。

まず、みんなに「どんなねぶたを作りたいか」をヒアリングしたのは当時の支店長。その結果、跳人姿のあおまるねぶたを作ることになりました。実は、跳人以外にも、青森の名産品であるりんごとあおまるという案も出たのですが、りんごは他県にもありますし、やはり青森の象徴ともいえるねぶた祭をテーマにしようということでみんなの意見が一致しました。そこからは、あおまるの人形をあらゆる方向から撮影してイメージを制作会社に伝えたり、複数のデザインから人気投票をして最終デザインを決定したり……。支店が一丸となって「Passion(強い思いを持ち、楽しく働く)」を体現した、実りの多い経験でしたね。

あおまるねぶたを制作するうえで、特にこだわったのはどんなところですか?

あおまる

地元のねぶた師が和紙を使って作る大型ねぶたと違って、あおまるの小型ねぶたの制作は東京の制作会社にお願いしていました。そのため、ねぶたの伝統や格式について詳細に伝え、古くからの技法で作られたねぶたとかけ離れることのないように、素材や色味の指定にも細心の注意を払いました。また、造形に関しても、跳人の衣装を着せた時にあおまるのかわいらしさを生かせるように、手足の比率を変えるなど何度も修正しました。

私たちの思いがきちんと伝わっているか、最先端の技術や素材の使用に偏っていないか。完成品が届くまではハラハラドキドキの連続でしたが、いざ実物を見ると、私たちの要望を忠実に再現する立派なあおまるねぶたになっていました。しかも雨にも強い素材で仕上げてくださっていたんですよ。その予想以上の出来栄えに、支店一同とてもうれしくなりました。

皆さんの熱い思いから生まれたあおまるねぶただったんだね!
お祭り当日の様子や、観客からの反応を教えてください。

あおまる

あおまるねぶたがデビューしたのは2024年8月でしたが、昨年も今年も、沿道では、「あおまる、かわいい~」などの声が飛び交い、写真を撮ってくださる方も大勢いました。6日間続く運行の初日、あおまるねぶたに灯りがともされた時に観客の笑顔がパアッ!と輝いて見えた瞬間は今でも忘れられません。

また、〈みずほ〉では毎年夏休みになると、全国各地で小学生向けに金融経済教育を行う、子どもサマー・スクールを実施しています。参加した子どもたちから、「あおまるねぶた見たよ!」「あおまるを初めて知った」といううれしい声も届きました。ねぶたを通してあおまるを多くの人に知ってもらったこと、そしてあおまるねぶたが子どもたちの夏休みの思い出の一つになったことに感激しましたね。

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支店メンバーの跳人がねぶた祭を盛り上げる

ぼくのことを、青森の皆さんに知ってもらえてうれしいな!
〈みずほ〉の本社や他支店の方もお祭りに来てくれていたんですよね。

あおまる

そうなんです。今年のねぶた祭には、青森支店のメンバーだけではなく、東京本社からも曳き手のお手伝いに駆け付けてくれたり、他支店の方も休みを利用してあおまるねぶたを応援しに来てくれたりしました。

ねぶたは一人で動かすことはできません。参加する人々は、年齢や性別、肩書など関係なく、“ともに前に進む(ねぶたを曳く)”ために力を合わせます。そんなねぶた祭だからこそ、普段は接点の少ない他支店や他部署の方々との「ともに挑む」が自然とかなったのかなとも思いました。

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あおまるねぶたに会いたい一心で、東京からはるばる駆け付けた東京本社の社員

あおまる

地域の人と“ともに挑む”〈みずほ〉らしさを生かして、もっとねぶた祭の魅力を広めていけたらいいですね!

単なる協賛で終わるのではなく、実際にねぶたを制作したり沿道を運行したり、これからも地域に溶け込む形で、ねぶた祭を盛り上げていきたいですね。すでに多くの方に知られている大きなお祭りですが、地元の歴史ある団体であっても、資金面でねぶた制作に苦労しているところがあるそうです。素晴らしい伝統を後世に残していくために、〈みずほ〉としても今後さらにねぶた祭の価値を高めていくお手伝いができたらと思っています。

支店の皆さんの青森愛を強く感じるね!ありがとうございました。

あおまる

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