2025年6月4日

JFAとともにアスリートの金融リテラシー向上に挑む!
サッカーU-18日本代表への金融経済教育

キービジュアル
JFA

〈みずほ〉の公式キャラクター あおまるが様々なイベントを訪問する「あおまるがゆく!」。
今回は、Jヴィレッジで行われたサッカーU-18日本代表への金融経済教育の現場を訪問!
JFAと「ともに挑む」取り組みについて、セミナーを開催した〈みずほ〉の担当者にインタビューしました。


あおまる

U-18日本代表への金融経済教育セミナーにやってきたよ!これはどんな取り組みなの?

公益財団法人日本サッカー協会(以下JFA)と〈みずほ〉はJFAメジャーパートナー契約を締結し、サッカー日本代表を応援するだけではなく様々なかたちで事業連携を行っています。これまでにも、社会課題となっている子どもたちの体力低下に対し、小学生を対象としたサッカーイベント「BLUE DREAM みらいスクール」を開催するなどの取り組みを行ってきました。今回、社会課題の解決をめざす「価値共創事業」の一環として行われたのが、U-18日本代表を対象とした金融経済教育セミナーです。

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あおまる

この取り組みを始めたきっかけは何ですか?

最近では、若年層が金融犯罪に巻き込まれるケースが増加しており、アスリートが標的にされる事案も多く発生しています。そうした背景から、アスリートがお金に関する正しい知識を身に付けることの重要性が高まっています。こうした社会課題へ取り組むために、〈みずほ〉はJFAとともに、U-18日本代表への金融経済教育を実施することとなりました。

具体的にどんな金融経済教育を行ったの?

あおまる

通常、〈みずほ〉では、小学生から社会人まで、幅広い世代の金融リテラシー向上を目的とした取り組みを行っています。例えば学校向けには、ライフプランと生活設計やお金を蓄える方法などをテーマに、お金について楽しく学べる授業を提供しています。

今回は対象者がU-18日本代表であることから、アスリートが置かれる状況を踏まえてカスタマイズした講義を実施しました。
講義のテーマは「豊かな・楽しい人生をみなさんに歩んでもらうために」。アスリートが実際に直面した金融詐欺の事例を紹介し、金融トラブルや被害を未然に防ぐための具体的な対策についてお伝えしました。また、アスリートという職業は現役選手として活動できる期間が限られており、収入の変化も大きくなりやすいのが特徴です。そのため、セカンドキャリアを見据えた自己資金の管理の重要性など、アスリートならではの内容を盛り込みました。

あおまる

アスリートが巻き込まれてしまう金融詐欺には、どんなケースがあるの?

最近は、リスクの高い投資への勧誘やフィッシング等の特殊詐欺など、金融詐欺の手口が巧妙になっています。
なかでもアスリート特有の事例として、詐欺の投資勧誘の広告塔に意図せず利用されてしまうケースがあります。「自分はそんなつもりではなかった」と思っても、詐欺に加担してしまい、信用を失うことにもなりかねません。

金融トラブルや特殊詐欺に巻き込まれないために、まず「おいしい話」には十分注意を払うことが重要です。仲の良い友達であっても少しでも怪しいと感じた場合には、一度立ち止まり、断る勇気を持つことも大切です。さらに、一人で悩まず、身近な人や消費者ホットラインなどの専門窓口に相談することも有効であることを講義の中で伝えました。

巻き込まれないための予備知識が大切だね。他にはどんな講義を行ったの?

あおまる

U-18日本代表にとってより自分ごとに感じてもらえるよう、ロールモデルコーチとして、サッカー元日本代表で、現在は一般社団法人日本フットサルトップリーグ理事長を務める松井大輔さんにも登壇していただきました。

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松井さんは自身が詐欺被害に遭ったエピソードや、海外のクラブに所属していた時にケガでプレーができず収入がなかった経験を語りました。またパフォーマンスによる年間収支の変動が大きい中での貯蓄の重要性を強調し、選手としてだけではなく、いち個人事業主として自分自身を守ることの大切さについてもお話しいただきました。松井さんのリアルな経験談に選手たちが真剣に聞き入っている姿がとても印象的でした。

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あおまる

この取り組みで「ともに挑む」を体現しているポイントは何ですか?

人生100年時代といわれる今、〈みずほ〉は、多様化するニーズに対して金融経済教育を実施しています。しかし、アスリートへの金融経済教育の機会は多くはありませんでした。そこでJFAの皆さんと、最近の選手の動向や選手がどのような情報を求めているのかディスカッションを行い、「ともに」準備を行いました。日本サッカー界を代表する団体であるJFAと金融経済教育の知見やノウハウを持つ〈みずほ〉が連携し、率先して取り組むことで、アスリートに対する金融経済教育のモデルケースとしていきたいと思っています。

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あおまる

この取り組みへの思いを教えてください!

セミナーに参加した選手たちからは「若いうちからお金のことを考えることは重要だと感じ、非常に勉強になった」「アスリートは詐欺のターゲットにされやすいことを初めて知り、自分も注意したい」といった、金融経済教育の大切さを実感する声が寄せられ、お金の管理に対する興味・関心が高められたことを実感しました。アスリートだからこそ知っておくべきお金との上手な付き合い方や、キャリアの実現を支えるための資産形成の知識を若いうちから学ぶことの大切さを知っていただけたと思います。
今後はさらに年齢層を拡大するなど、JFAとともに社会課題に対して真摯(しんし)に向き合い、活動を広げていきたいです。

選手たちの真剣なまなざしが印象的だったね!〈みずほ〉の金融経済教育は、こちらでも紹介中!
小学生から社会人まで!全国の金融リテラシー向上を目指す〈みずほ〉の金融経済教育とは

あおまる

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