2026年3月6日

パワーの源は、楽しむこと!子育てしながら、国際会議に参加する社員

〈みずほ〉社員のA面/B面

〈みずほ〉で働く6万人超の個性あふれる社員。この連載では“仕事の挑戦”をA面、“プライベートの挑戦”をB面として、両面で挑み続ける〈みずほ〉社員の姿に迫ります。今回話を聞いたのは、みずほ銀行で海外決済に関わるプロダクト開発を担う服部です。世界を舞台に金融インフラを支える一方で、プライベートでは子育てや趣味にも全力で向き合っています。

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株式会社みずほ銀行

服部 朋恵

【A面】世界を巡る「お金の流れ」を最前線で支える

—どのような業務を行っていますか。

私が所属するのは、資金の送金・決済、貿易取引など、グローバルな資金管理に関して様々なソリューションを提供する専門部署です。私はその中で、プロダクツ開発チームに所属しています。

具体的には、海外で事業を展開する日系企業を中心に、グローバルに資金を管理したい法人のお客さまに向けたプロダクトの企画・開発業務を担当しています。

—世界で活用されるプロダクトを手がけられているんですね。今はどのようなものに携わっているのでしょうか。

私が現在関わっているのは、「プーリング」と呼ばれる、国内外に散らばるグループ企業の資金を特定の口座に自動で集約/配分するプロダクトと、そこで生じた資金移動結果をレポーティングするプロダクトです。

プーリングはいわば企業の「お財布を一つにする」システム。導入することで、ある子会社では資金が余っている一方、別の子会社では資金不足を理由に借り入れをしている、といったチグハグな状態を解消します。その結果、お客さまの資金調達コストを削減し、経営効率を向上させることができます。またグループ内のお金の動きを可視化することで、ガバナンス強化にもつながります。

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海外スタッフとオンラインで打ち合わせ(写真右が服部)

—業務の難しさはどこにありますか?

プロダクトを企画・開発していくうえで、ともに開発する企業との認識共有、〈みずほ〉の海外スタッフとのコミュニケーションなど、関係各所との合意形成を求められる場面が多々あります。難しいなと感じるのはそこですね。特に海外の方とのコミュニケーションは、言語や文化の違いもあり、認識共有の難しさも格段に上がります。

企業の経済活動を根幹から支える重要な仕事だからこそ、細心の注意を払いながら、丁寧にコミュニケーションを重ねています。

—普段のお仕事と並行して、2025年には世界最大級の金融カンファレンス「Sibos(サイボス)」にも参加されたそうですね。どのようなイベントなのでしょうか?

Sibosは、国際銀行間通信協会(Swift)※が主催するイベントで、世界中の金融機関やフィンテック企業、公的機関が参加し、金融業界の最新動向について議論が行われます。

※銀行間の国際金融取引を電子的に行うネットワークを提供する組織で、本部はベルギー。現在、200以上の国や地域の11,000以上の金融機関が参加している。

私は、次世代の女性リーダーを対象とした「STARプログラム」に、みずほ銀行代表として参加しました。2025年のSTARプログラムでは「ジェンダーの多様性」をテーマに掲げていて、子育てとキャリアの両立に取り組む姿勢を評価していただき、選定されました。

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Sibosの公式放送チャンネル「Sibos TV」にも出演し、トランザクション(送金・決済)分野の未来について意見を述べた

実際のプログラムでは、約40人の参加者とともにトランザクションの最新動向に関する講演に参加したり、「現在求められているリーダーシップ像」や「子育てと両立したキャリア形成」などについて、ディスカッションをしたりしました。

—世界的な金融カンファレンスに〈みずほ〉の代表として参加することをどのように感じましたか?

私でいいのだろうか、という不安や迷いももちろんありましたが、家族の後押しもあって挑戦を決意しました。〈みずほ〉のバリューの一つに「Passion(強い思いを持ち、楽しく働く)」とありますが、私はこの考え方を日頃から大切にしています。どんなことも、やってみなければ分かりません。だからこそ、一見難しいことや想定外の出来事があっても、常に楽しみながら挑んでいく、そんな姿勢を大事にしています。

今回も最初は緊張しましたが、結果的にはSibosに参加して良かったなと思っています。世界中の参加者が高い意欲を持ち、誇りを持ってトランザクションに携わっていることを肌で感じ、私ももっと視野を広げて業務に向き合いたいと、大きな刺激を受けましたね。

そうしたSTARプログラムでの経験や学びを持ち帰り、帰国後は、「キャリア形成に向けて、どのようなリーダーシップを発揮していくか」をテーマに〈みずほ〉のメンバーと議論しています。

【B面】仕事と両立させながら、子育てにも趣味にも全力投球!

—現在4歳のお子さんがいらっしゃるんですよね。ご夫婦での家事・子育て分担はどのようにされていますか?

基本は夜の寝かしつけやお風呂は夫が担当することが多くて、朝の保育園への送りやご飯の準備は主に私という分担です。でもきっちり決まっているわけではなく、都度、相談しながらという感じですね。子どもの送りで出社時間はどうしても遅くなってしまうため、フレックスタイム制度はかなり活用しています。

—両立を大変に感じたことはありませんでしたか?

2年近く、夫の出張や休日勤務が続いた時期がありました。その頃は家のことも仕事もすべて1人でやらなければいけなかったため自分の時間が思うように取れず、しんどかったですね。でもどうしようもないし、誰が悪いという話でもなかったので……。じゃあ自分が変えられるところは何か、自分ができることは何かを考え、「やるしかない!」と思って取り組んでいました。

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社員の家族を職場に招く「ファミリーデー」にお子さんと参加。初めてのあおまるに大興奮だった

—子育てと仕事を両立するうえで、意識していることはありますか?

在宅勤務制度も活用しながら、「仕事の時間」と「家族の時間」を意識的に切り分けることですね。退社時間になったら仕事モードを完全にオフにして、家族との時間に頭を切り替える。帰宅後は、夕飯の準備や洗濯など、一通りの家事を子どもが寝るまでに済ませるようにしています。時間で区切ってメリハリを付けることで、家族と過ごす時間をしっかりと確保しながら、仕事にも集中して取り組むことができるんです。

多忙な毎日でも、金曜日の夜に家族全員でゲームをしたり、休みの日には近くの公園に出かけたり。家族の時間を過ごすことが「仕事を頑張ろう」と思える原動力になっています。

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公園を歩く、お子さんと旦那さん。休日は親子3人で過ごす時間を大切にしている。

—子育てと仕事を両立させながら、趣味も充実されていると聞きました。どんなことに取り組まれているんですか。

趣味はバスケットボールと語学学習です。
バスケットボールは学生の頃からプレーしていて、最近はBリーグなど国内の試合を観戦するのにハマっています。
語学学習は、通勤電車での移動時間や、子どもが寝て仕事も一段落したタイミングなどを利用して、アプリで学習しています。もともとトルコが好きでトルコ語を勉強していましたが、最近は韓国語を学び始めました。

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〈みずほ〉の社員イベントで車いすバスケットボール「皇后杯」決勝を家族と観戦(2023年)

—忙しい中でも、様々なことに挑戦するモチベーションはどこから来るのでしょうか。

結局のところ、素直に「楽しい」から続けられているんだと思います。例えばバスケットボールなら、プロ選手のプレーを見るのが楽しい。語学学習なら、覚えたものを使ってコミュニケーションを取れたときがうれしい。

仕事も同じです。難解なシステムを理解するには時間も体力も要しますが、最初は断片的だった知識が少しずつつながって、全体の流れや背景まで見えるようになっていったり、できなかったことができるようになったりするとワクワクします。そして、それが新たな業務に挑戦するモチベーションになります。

持続的なチャレンジに必要なのは、「楽しい」「好き」というPassion

—仕事の経験が、プライベートにいきた場面はありますか?

仕事では、自分から選んだというより「声をかけてもらって挑戦してみたら、結果的に良い経験になった」ということが多いんです。Sibosもその一つですね。

そうした経験があるからこそ、子どもが未知の体験に対して「怖いからやらない」と言ったときに、「やってみないと分からないよ」「意外と面白いことがあるかもよ」と自然に声をかけられるようになりました。表面的な言葉ではなく実感を持って、「お母さんもそういう経験をしてきたよ」と、すっと言えるというか。自分が挑戦する姿を子どもに見せることができたという意味でもSibosは良い経験でした。

—逆に、子育ての経験が仕事に与えた良い影響はありますか?

子育ては「予想外」の連続です。小さくても子どもなりに意思はあるので、私の思い通りに動くことは、まずありません。だからこそ、子育てを通じて何事に対しても「柔軟に考える力」が自然と身に付きました。仕事でも、関係各所の様々な意見をくみ上げながら、最善策を探るという場面が多く、子育てで身に付けた柔軟に物事に対処する感覚は、確実に仕事でも役立っていますね。

—今後、どのようなことに挑戦していきたいですか。目標をお聞かせください。

仕事では、もっと業務の幅を広げたいですね。Sibosでトランザクション領域の多様な議論に触れ、今の自分の担当領域はまだまだ限られていると感じました。今後は、手がけるプロダクトの幅を広げていくとともに、企画・開発とは異なる立場から業務に関わることで専門性も高めたいです。そしてゆくゆくは開発だけでなく営業の視点でも案件を俯瞰できる存在をめざしています。

プライベートでは、韓国語を日常会話レベルまで高めることと、家族と一緒にバスケットボール観戦を楽しむ機会を増やすことが目標です。バスケットボールの楽しさを、子どもに教えていきたいですね。仕事もプライベートも、楽しみながら全力で取り組む姿を、これからも子どもには見せていきたいです。

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