2025年11月28日

“巻き込み力”がカギ!自ら楽団を率いるバイオリニスト社員

〈みずほ〉社員のA面/B面

〈みずほ〉で働く6万人超の個性あふれる社員。この連載では“仕事の挑戦”をA面、“プライベートの挑戦”をB面として、両面で挑み続ける〈みずほ〉社員の姿に迫ります。今回話を聞いたのは、みずほリサーチ&テクノロジーズの村岡です。企業の人事戦略コンサルタントのサポート業務に関わる一方で、バイオリン奏者としても活動。自ら立ち上げたオーケストラの団長も務め、最近では〈みずほ〉×藝大連携プロジェクトにも参加するなど、仕事も趣味も精力的に活動の場を広げています。

※〈みずほ〉×藝大連携プロジェクト:東京藝術大学と連携し、アートや文化の力で持続性のある豊かな社会の実現をめざすプロジェクト

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みずほリサーチ&テクノロジーズ株式会社

村岡 ふみ

【A面】チーム一丸となって、コンサルタントをサポート!

—普段の業務内容について教えてください。

様々な業界の企業を対象にコンサルティング支援を行う部署に所属しており、その中で私は、経営課題の解決に向けた戦略立案や実行支援を行う「コンサルタント」をサポートしています。特に、企業の組織・人事戦略を支援するコンサルタントをサポートしています。

例えば、「お客さまの企業がその業界内でどのような立ち位置にあるのか」や「現状の課題は何か、そして経営層がどのような改善をめざしているのか」といった初期調査のお手伝いを行います。最終的には人事制度の設計にひもづく調査なので、経営層だけではなく従業員の方へのインタビューも実施します。

その他に、契約事務や、社員評価の公平性を保つための研修の運営サポートなども担当しています。

—コンサルタントの業務を力強く支える存在ですね!そんな村岡さんが仕事をするうえで大切にしていることや、やりがいを感じていることを教えてください。

コンサルタントをはじめ、私のようなサポート担当など、様々な立場や役割のメンバーが連携していますが、立場が違ってもプロジェクトの一員として「関わるすべての人を巻き込むこと、また自分も積極的に巻き込まれること」を大切にしています。
私が今の部署に配属になった当初は、サポート担当がなかなかプロジェクト自体に関わりにくい雰囲気があったんです。そこで、私の下に後輩が入ってきた時に、コンサルタントの方も「巻き込み」ながら一緒に後輩の育成に関わってもらうようにしたところ、チームとしてより結束力が生まれたように感じました。

また、大企業の人事を経験したコンサルタントや、新入社員など、様々なバックグラウンドを持つメンバーの意見交換が活発になると、自然と良い関係性が生まれ、働きやすい環境が整っていきます。それが、ひいてはお客さまへ提供できる価値の多様性にもつながっていくのではないかと思っています。

やりがいを感じるのは、業務に関するフィードバックをいただいた時です。感謝された時はもちろんですが、厳しい指摘をされてもチームの一員として認められ、信頼されている証しだと感じられるので、うれしいですね。

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得意分野が異なるチームメンバーとは、互いに相談したり、されたり。二人三脚でコンサルタントをサポートする

【B面】バイオリニストとして多方面で活躍。自らオーケストラも立ち上げ!

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東京楽友協会交響楽団の定期演奏会でチャイコフスキー作曲の『白鳥の湖』を演奏

—プライベートではどんな活動をされているのでしょうか。

3歳の頃に母にすすめられて始めたバイオリンを、今も続けています。学生時代にお休みした時期もありましたが、社会人になって2か月の時、アマチュアオーケストラ「東京楽友協会交響楽団」に入ったのをきっかけに、本格的に演奏活動を再開しました。そこでは、ベートーヴェンやブラームスなどの古典から、南米や現代のあまり知られていない作曲家による珍しい曲まで、幅広く演奏します。オーケストラには、70~80人ほどが参加していて、毎週土曜日に練習し、定期演奏会も年2回開催しています。

それ以外にも、障がい者支援のチャリティーオーケストラへの参加をはじめ、病院での室内楽演奏、映画DVDの特典映像のBGM演奏、プロのバンドへの演奏協力、テレビ出演など、様々な場でバイオリンを弾いてきました。

—幅広い演奏活動をされている村岡さんですが、なんとご自身でオーケストラも主宰されているとか!きっかけは何ですか?

2010年に「オーケストラ・セレーナ」を立ち上げました。発足のきっかけとなったのは、一人の指揮者との出会いです。当時、その方は世界的に活躍する指揮者のもとで音楽活動をされ、様々な経験を積まれていました。そんな方と一緒にオーケストラを編成してみたいとお誘いしたことが始まりです。一からオーケストラを作るという体験にも、とても興味を引かれました。

—大きな挑戦ですね!どのようにメンバーを集めたのでしょうか?仕事もある中で、大忙しだったのでは?

せっかく一から作るのですから、皆がリラックスして気持ちよく演奏できる環境にしたい!というのが第一条件でした。知り合いの演奏家に声をかけて、そこからまた人づてに良い人を紹介してもらって……。気がついたら50~60人を巻き込むオーケストラになりました。

私が団長とはいえ、運営などはメンバーと分担しているので、支え合って活動しています。私のように普段は仕事をしているメンバーがほとんどなので、負担が偏らないようにチームワークを重視しながら練習を重ね、観客に感動を届けられるアンサンブルをめざしています。

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オーケストラ・セレーナでは年に1回のコンサートを開催。ベートーヴェンやブラームスなどの古典や若手有名演奏家を招いたコンチェルトを披露している

仕事でも演奏活動でも、出会ったすべてのことが、より良い人生のためのヒントに

—A面/B面の両方に精力的に取り組むことで生まれている相乗効果はありますか?

自分の中ではA面/B面を分けている意識はないのですが、一人の人間として「追求したいこと」「頑張りたいこと」「伝えたいこと」など、一つひとつを楽しみながら積み重ねることが、自分の人生を豊かにしていくことにつながると日々実感しています。

—A面/B面ともに、今後の目標は何ですか?

A面に関しては、みずほ銀行との統合が検討されていますので、大きく環境が変わることも良いきっかけだと捉えて、新たな可能性を模索していくことが目標です。

B面では、自分が好きな音楽を通してどうやって周りの人を幸せにできるか、考えていきたいですね。今私が参加している〈みずほ〉×藝大連携プロジェクトの活動を通じて、アートや音楽の力で人々の健康や幸福度を高める「文化的処方」について知りました。これがまさにアマチュアオーケストラの活動にぴったりだと感じていて、これから追求していきたい分野です。

※株式会社みずほフィナンシャルグループは、2026年4月を目処とした株式会社みずほ銀行とみずほリサーチ&テクノロジーズ株式会社の統合について、2024年9月に検討を開始

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