2025年7月4日
仕事も、体も、心も整える。
外為業務を支える、バランスボールインストラクターの社員

〈みずほ〉で働く6万人超の個性あふれる社員。この連載では"仕事の挑戦"をA面、"プライベートの挑戦"をB面として、両輪で挑み続ける〈みずほ〉社員の姿に迫ります。今回話を聞いたのは、バランスボールインストラクターの資格を持つ、みずほ銀行の星野です。

株式会社みずほ銀行
星野 江里子
【A面】お客さまの思いに寄り添う、外国為替のサポート
——普段はどのような業務を担当されていますか。
外国為替の業務を担当しています。海外への送金の受け付けや、法人のお客さまの海外とのやり取りをサポートしています。
外国為替では、書類が煩雑で、規制が国によって異なるなど、専門的な知識や経験が必要になります。

——星野さんが大切にしている〈みずほ〉のバリューを教えていただけますか。
「Passion 強い思いを持ち、楽しく働く」です。
外国為替は送金の際に、お客さまがどこに、どんな目的で送るのかなど、細かく確認する必要があります。そのため、お客さまが不快な思いをされないよう、できるだけ自然な会話の流れを心がけています。
送金という業務は、言ってしまえば“事務作業”かもしれないですが、その裏には色々な思いが詰まっているんです。例えば、海外に住んでいるお子さんへの送金であれば、「大学に通われているんですね」など日常会話を交えながら、送金の理由や背景にあるストーリーをくみ取るようにしています。そうすることで、私もより思いを込めてお手伝いができます。
お客さまが分からないことを丁寧にご説明し役に立てたとき、お客さまに「ありがとう」と言っていただくとやりがいを感じます。
【B面】産後ケアをきっかけに、バランスボールインストラクターとして活躍

バランスボールインストラクターとして精力的に活動
——プライベートではどんな活動をされているのでしょうか。
バランスボールエクササイズを通じて、体と心がゴキゲンになる「疲れ知らずな体作り」を周囲に伝える活動をしています。
バランスボールとの出会いは、インストラクターをしている友人からレッスンに誘ってもらったことがきっかけです。ストレッチや筋トレだけでなく、産後ケアにもつながることを知り、もっと知りたい、伝えたい!と思うようになりました。そこからどんどんハマっていって、私もバランスボールインストラクターの資格を取得しました。
バランスボールの一番の魅力は、やはり楽しいところですね。子どもがジャンプすると楽しいように、大人もボールに座ってぴょんぴょん弾むのが純粋に楽しいんです。そして、それが有酸素運動になります。しかも、ヨガマット一枚分のスペースがあればできるという手軽さもすごく魅力的でした。
産後ケアの観点では、腰痛や便秘、姿勢のゆがみといった出産後の悩みの改善に期待できるとても良いツールだと感じています。さらに、赤ちゃんの寝かしつけにも活用できます。ボールに座り、正しい姿勢で赤ちゃんを抱っこしながら優しく弾むと、自然と眠ってくれることが多いですよ。
——バランスボールインストラクターとしての活動内容を教えてください。
今では、会社に副業申請をしてインストラクター業にも取り組んでいます。
月に数回、子ども向けと60〜70代の女性向けのレッスンを行っています。また、平日の朝5時15分からは、オンラインで15分間の朝活をやっています。
子ども向けのレッスンでは、とにかく楽しくやることを大事にしています。弾みながら手足を動かしたり、ボールを持って走ったり、競争したり、遊びの要素を取り入れながらやっています。60〜70代の女性向けのレッスンでは、脳トレやスクワットなどの筋トレ要素も取り入れていて、結構ハードです(笑)。
合わせて20人ほどの生徒がいます。
——すごいですね!インストラクターの活動において挑戦していることはありますか。
愛知県内のレジャー施設で年に1〜2回、仲間たちとともにイベントを開催しています。バランスボールを使った産後ケアの体験会や、クイズ形式のスタンプラリーなど来場者に楽しんでもらう工夫もしながら、若い世代から家族連れまで幅広い世代にバランスボールの魅力を広める活動を行っています。私は運営として関わっていて、約10人のインストラクターが協力し合ってイベントを盛り上げています。

愛知県内のレジャー施設でのバランスボール体験会
——A面/B面があることで、生まれている相乗効果があれば教えてください。
一番大きいのは、視野が広がったことですね。以前は職場の中だけの価値観で物事を見てしまうことも多かったのですが、今はいろいろな場所に自分の居場所があるので、多様な考え方を受け入れながら、仕事にも取り組めるようになりました。
バランスボールを通して、心と体に前向きな変化を
——A面/B面ともに、今後の目標を教えてください。
A面では、外国為替分野に強みを持ってお客さまをサポートすることです。外国為替は、専門性が求められる分野です。長年担当してきたので、これまでの人脈や知見をいかしながら、業務をより円滑に進めていきたいと考えています。
B面では、働き盛りの世代に向けても、疲れ知らずになるためのプログラムを届けていきたいと考えています。バランスボールの技術そのものよりも、それを通して心と体を整えるきっかけを作ることが一番の目的です。少しでも前向きになれる時間を届けたいと思っています。
その一環として、〈みずほ〉の中でもバランスボールを使ったレッスンの開催に挑戦したいと考えています。〈みずほ〉の社員に向けては、一度椅子を使ったエクササイズの講座を実施したのですが、「思ったよりしっかり運動ができて驚いた」「翌日筋肉痛になったけど気持ちよかった!」という声がありました。リズムに合わせて体を動かすだけでも、心身のリフレッシュにつながることを実感してもらうことができました。
今後はこの経験をいかして、定期的にバランスボールのレッスンを開催し、より多くの社員が楽しく健康作りに取り組めるような環境を整えていきたいです。
私自身、産後にバランスボールに出会ったことで、心も体も楽になったと強く感じています。もし出会っていなかったら、もっとしんどかったかもしれません。だからこそ、忙しく自分のことを後回しにしがちな人たちに「もっと自分のために時間を使っていい」「もっと自分が気に入るように生きていい」、そんな思いを、バランスボールを通して伝えたいです。
——A面/B面、両立するために大切にしていることは何ですか。
大事にしているのは、「私はどうしたいのか?」と常に自分に問いかけること。そしてもう一つは、周りの人に感謝することです。
A面とB面、どちらも200パーセント全力で……というのは難しいと思っています。だからこそ、周りの人に助けてもらいながら、目の前のことに100パーセント向き合う。その積み重ねが、今の私の働き方を支えてくれています。