2025年3月21日
【新連載】バンド活動も仕事も、大事なのは"役割意識"
グローバルなDX推進をリードするドラマー社員

〈みずほ〉で働く6万人超の個性あふれる社員。この連載では"仕事の挑戦"をA面、"プライベートの挑戦"をB面として、両輪で挑み続ける〈みずほ〉社員の姿に迫ります。今回話を聞いたのはみずほ銀行の上田です。

上田 浩平
株式会社みずほ銀行
【A面】グローバルな専門部署でDX推進をリード
——普段はどのような業務を担当されていますか。
グローバルトランザクション営業部(以下、GTBD)という外国為替の決済、資金管理、トレードファイナンスなどのソリューションをグローバルに提供する業務を扱う専門部署でDX(デジタルトランスフォーメーション)のグローバル推進責任者です。AIやBlockchainなど、最新技術をどのように我々の業務に取り込み、お客さまにより良いサービスをご提供できるかを考え、具現化させることがミッションです。
主業務としてはGTBDのDX専門担当者として、同部におけるDX推進にかかる業務全般を担当しています。具体的にはマーケットトレンドや最新の技術動向を捉えた新商品の検討や、GTBDやグローバルトランザクションユニットのプレゼンス向上、部員に対するデジタル領域への興味・関心の引き上げなどを行っています。
また今はシンガポールで勤務していて、兼務先であるアジアパシフィック業務部の立場にて、アジア太平洋地域のDX関連の企画立案や取り組みの推進をしています。

——仕事のやりがいや、取り組むうえで大切にしていることはありますか。
常に最新の技術動向に触れることができる点やそれらをビジネスにいかに取り込むことができるのかという点を考えることは非常に面白く、やりがいがあります。
また仕事をするうえでは、できるだけ自分自身が「やりたい」と思っていることに取り組めるように、時間を捻出することを心がけています。もちろん楽しい仕事ばかりではありませんが、仕事の内容にメリハリをつけることでうまくコントロールするようにしています。
——上田さんが大切にしている〈みずほ〉のバリューを教えていただけますか。
「Creativity 何事にも関心を持ち、創造力を磨く」です。
外部コミュニティへの参画や外部イベントへの登壇などを積極的に行い、日本人に限定されない幅広い独自ネットワークを構築し、様々な情報に触れることで、新たな着想を得られるようにしています。
【B面】シンガポールで出会ったメンバーとバンドを結成

——プライベートではどんな活動をされているのでしょうか。
平日夜間や週末の時間を利用してバンド活動をしています。中学の吹奏楽部でパーカッションを担当したことをきっかけにドラムを習い始めて以降、大学でも軽音サークルに所属するなど、長らく趣味として取り組んでいます。
今のバンドメンバーとは、シンガポールに来てから参加した軽音サークルがきっかけで出会いました。結成してまだ1年ほどのバンドですが、FunkやRockを中心に演奏しています。
——素敵な出会いですね。バンドメンバーと挑戦していることはありますか。
シンガポールでは、路上パフォーマンスを行うのにBuskingというライセンス取得が必要になります。
2024年、バンドメンバーとともにこのBuskingライセンス取得に挑み、無事オーディションに合格しライセンスを取得することができました。
最近はオリジナル曲も複数手がけ始めており、レストランやミュージックバー、路上など活動の場を広げていく予定です。これからもバンドメンバーと新しいことにチャレンジしていきたいと思います。

——A面/B面があることで、生まれている相乗効果があれば教えてください。
バンドはそれぞれの役割が明確にあります。一人ひとりが自分のパートをしっかりとこなすことで成立する、ある意味チームワークが必要な活動です。仕事も同様に個々がそれぞれの役割を認識し、チームとしてそれぞれの仕事をつなぎ合わせることで大きな成果を生む活動です。自分自身の役割を認識し、一人一人の意思を尊重しつつもしっかりと自分の意見を持って物事を前に進めていくという観点では共通することも多いと感じています。
一度きりの人生、「やらずに後悔するよりも、やって後悔」
——A面/B面ともに、今後の目標を教えてください。
A面であるDXの取り組みは、仕事の成果を商品やサービスといった形として残すことができる仕事です。現在、生成AIおよびBlockchain関連でそれぞれ実証実験(PoC)を行っていますが、しっかりと成果評価を行ったうえで、実際のサービス化に向けた計画を策定し、さらに取り組みを前進させたいと考えています。
B面のバンド活動は、路上演奏用にドラムセットも購入したので、今後はシンガポールの有名な場所で演奏を行い、バンドメンバーと良い思い出を作っていきたいですね。
——A面/B面の両立に挑む方へメッセージをお願いします。
まずは何事にも挑戦してみるということが大事だと思います。いくら良いアイデアがあったとしても、頭で思い描いているだけではそれ以上の進展はありません。思いついたことがあればまずはやってみる。情熱を持ってどんどん新しいことにチャレンジしていくことで結果もついてくると信じています。
一度きりの人生、せっかくなので楽しんだ者勝ちです。「やらずに後悔するよりも、やって後悔」の精神でいきましょう!