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Project 05

関西スタートアップ業界の
未来を拓く

  • #若手の裁量権
  • #スタートアップ
  • #価値共創

若手社員が創る
関西スタートアップ企業の
成長ストーリー。

日本の未来を担うスタートアップ企業。関東を中心に盛り上がりを見せている印象だが、熱い思いを持った起業家たちは関西にも数多く存在します。その成長のサポートをミッションとしているのが、大阪法人第一部イノベーション企業支援担当チームのメンバーです。関西のスタートアップ業界の成長を牽引し、関西から日本を盛り上げていく。2023年から始まった「みずほ関西・共創フェス」は、そうしたメンバーの想いを体現したイベントになります。
そして、2024年のテーマは「インパクトビジネスの共創」。社会課題の解決に挑むスタートアップ企業と、協働する企業を結ぶイベントはどのように企画され、運営されたのか。そして、どのような価値を提供できたのか。イベントの企画運営を担った2人の若手行員の目を通して、関西のスタートアップ業界と〈みずほ〉について考えていきます。

Project Members

登場人物

  • みずほ銀行 大阪法人第一部
    イノベーション企業支援担当チーム
    2021年入社

    川窪 マテウス 恵一

  • みずほ銀行 大阪法人第一部
    イノベーション企業支援担当チーム
    2022年入社

    吉松 大喜

〈みずほ〉の強みを
活かした価値創造。
その具現化を
若手行員が担う。

関西のスタートアップ企業に足りないものは何か。部内のワーキンググループが出した答えは、企業経営に必要と言われるヒト・モノ・カネに加えて、圧倒的な『情報』だった。最先端技術の情報収集や他地域の企業に向けた発信など『情報』に関する課題は山積みだ。

〈みずほ〉グループのネットワークを活かし、「ヒト・モノ・カネ・情報」を提供することを目的に生み出されたのが、このイベントだ。

運営メンバーは8名。その企画・運営は若手行員が担っている。入社4年目となる川窪が任されたのは、イベント実務全般の責任者。共催企業との本イベントの目的のすり合わせからイベントの具体的な企画、参加スタートアップ企業の取りまとめなどイベント全体を担当した。

川窪 「普段の業務では、起業家のお客さまに対して融資や預金取引などの金融サービスとともに事業戦略の提案などの非金融サービスを提供しています。そんな私にとって、数多くの企業が参加するイベントの企画・運営はチャレンジングでした」

入社3年目の吉松は、2024年から始まった部内兼業制度「イノベチャレンジ」に立候補し、イノベーション企業の担当となっていた。2023年は当日のみの運営スタッフとしてイベントに参加していたという。

吉松 「2024年は企画段階から携わりたいと思い、自ら手を挙げたんです。新たに企画された『マッチング会』の責任者を任されました」

関西スタートアップ
業界での〈みずほ〉の
プレゼンス向上を
目指す。

このイベントの目的のひとつは、関西スタートアップ業界で〈みずほ〉の圧倒的なプレゼンスを確立することにあった。その目的のために、川窪や吉松たち運営メンバーが着手したのは、コンテンツの刷新。特にコンセプトメイキングにはこだわったという。

川窪 「テーマとして掲げたのは、インパクトビジネス(※)です。目的を明確化したことで、より質の高い共創機会の創出にと繋がると確信していました。また、前年はスタートアップ企業ごとに「ピッチのみ」、「展示のみ」という参加形式でしたが、今年は登壇するスタートアップ企業さまには「ピッチと展示」を行っていただく形にしました。より濃いマッチング、出会いを実現するためです」

インパクトビジネス•••社会や環境課題の解決と経済的リターンの両立を目指す事業

日頃のスタートアップ企業とのリレーションの中で「事業拡大のために多くの大企業への自社の商品・サービスの魅力を伝えたい」というニーズが最も高いことも分かった。そこで新たに企画されたのが「マッチング会」だった。

吉松 「中堅中小企業・大企業のお客さまの中にもスタートアップ企業と新規事業を手がけたいというニーズがあることを感じていました。お客さまと長期的な接点を持ち、課題を共有している〈みずほ〉だからこそ、生まれた企画だと自負しています」

若手に裁量を与え、
それを支援する環境。
チーム一丸となって
イベントを創り上げる。

イベントの企画・運営は、通常の法人営業活動とは異なる領域の業務。その両立には苦労したというが、それを乗り越えられたのは「お客さまのために」という想いと、メンバーが互いに協力し合う環境があったからだという。ベテラン行員も参加し、若手行員の挑戦をサポートしていた。若手行員の想いをくみ取り、企画へと具体化するプロセスを支援することもあった。

吉松 「大企業とイノベーション企業のマッチングをやりたいという意見が出たときに、サイドイベントにすることを上司が提案してくれたんです。短い準備期間でしたが、チームの協力もあり、しっかりと内容をブラッシュアップしていくことができました」

登壇する企業は「教育・子育て」「環境・エネルギー」「人的資本」「食・農業」「健康・福祉」のテーマごとに募った。前年は関西エリアのスタートアップ企業がメインだったが、2024年は中四国エリアのスタートアップ企業も登壇することとなった。

吉松 「出会いの場を増やし、新たなビジネスに寄与したいと直前まで集客には力を入れました。〈みずほ〉のネットワークを活用した集客活動の甲斐あって、東京をはじめ、全国から来場登録をいただけたことが嬉しかったですね」

0から1を創る機会を
提供する。
参加企業の期待も
大きなイベントを実現。

2024年10月、第2回「みずほ関西・共創フェス」が開催された。大阪法人第一部のメンバーに加え、当日は大阪、京都、神戸のみずほ拠点から約40名のボランティアスタッフも参加してイベントを支えた。

登壇した企業は27社、来場した企業は200社以上。オンライン配信も行われていたため、さらに多くの企業がこのイベントに参加したことになる。平日開催にもかかわらず、オープニングから盛況。いたるところで名刺を交換する姿が見られ、このイベントが企業と企業を繋ぐ場として活用されていたと川窪は語る。

川窪 「スタートアップ企業のお客さま同士も繋がる場となっていました。このイベントを多くの方が認知し、私たちの想定以上に幅広く活用していただけたことが嬉しかったです」

マッチング会は、大企業、スタートアップ企業双方に事前ヒアリングを行い、マッチングする企業を決定。大企業の担当者にはその企業を代表して参加し、然るべき部署を後日紹介するという『仲介』を依頼した。15分という短い時間ではあるが、非常に密度の濃いものになっていたという。

吉松 「5年先10年先を見据えた話ができたという感想もいただきました。このイベントが0から1を創るスタートとなるように、引き続き支援をしていきます」

関西でイノベーションを
起こす。その土台を
〈みずほ〉が創る。

企業と企業の出会いの場を提供し、新たなビジネスの機会の創出に寄与する。イベントの最終的な成功を左右するのは、その後の顧客へのフォローだと川窪と吉松は考えている。これからも5年先10年先を見据えながら、組織としてスタートアップ企業の支援に取り組んでいく。

吉松 「お客さまのために、という想いを形にできる。それを実体験として得られたことは、これからのバンカー人生における貴重な財産です。一般的な銀行業務という当たり前や前例、固定概念にとらわれることなく、『変化の穂先』として社会に変化を生み出していきたいです」

川窪 「イベントを通して、スタートアップに対する支援にはいろいろな形があり、発想を広くすることで取り組める支援の幅も広がることを実感しました。この先もイベントを続け、最終的に関西における〈みずほ〉のプレゼンス確立を達成したいですね」

〈みずほ〉が手がけるスタートアップのイベントとして、広く認知され始めている「みずほ関西・共創フェス」。そこには若手の活躍を奨励し、支える〈みずほ〉の文化、そして〈みずほ〉が培ってきたリソースが活きている。このイベントでの出会いが新たなビジネスを創出し、日本の未来へと繋がる日も近いだろう。

Project Voice

参加企業様の声

  • 株式会社Compass

    代表 大津さま

    「みずほ関西・共創フェス」は、金融機関が開催する大規模なイベントであり、とても有益な出会いの場です。マッチング会で出会う企業さまには、私たちの事業やサービスに関する情報が共有されており、運営スタッフの方々の想いの強さ、〈みずほ〉のサポートの手厚さをリアルに感じることができました。この先もインパクトスタートアップには光が当たり続けると考えています。次のイベントにも参加し、〈みずほ〉との共創を続けていきたいです。

    企業情報

    株式会社Compass
    就労支援とテクノロジーを融合させ、地方労働市場の課題解決に挑む。SNSやオンラインを活用した無料キャリア相談、キャリアアップに役立つ情報の提供などを行っている。

  • 株式会社PITTAN

    代表取締役CEO 辻本さま

    将来的に健康寿命延伸への寄与を目指す私たちは、ソーシャルインパクトであることをアピールする場を求めていました。マッチング会で出会った企業さまとコラボレーションへと繋がることを期待しています。〈みずほ〉さまはスタートアップと同じレベルの未来志向で、熱量、スピード感、柔軟性を持って積極的に支援してくれる点が他の金融機関とは大きく違うと感じています。今後もイベントを継続し、スタートアップ同士の繋がりを創る機会を提供していただければ嬉しいですね。

    企業情報

    株式会社PITTAN
    微量の汗から得られる情報をもとに、健康美に必要な栄養状態を「見える化」するヘルスケアサービスの事業化を目指す。予防医療などの領域から健康寿命延伸に寄与することにも挑む。