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産業調査 木下 聡

一日のスケジュール

新興国の開発案件に初期段階から参画

産業調査部は文字通り、日本の産業界の潮流やその変化を調査・分析するシンクタンク機能を持っています。その中でも私の所属するチームは、新たなビジネスプロジェクトの企画立案から実行までの一連のプロセスを担っています。日本政府が新産業構造ビジョンで取り上げている「インフラシステムの海外展開」や「ヘルスケア」といった分野において、事業者とともにビジネスを創出し、それらのプロジェクト・マネジメントを通じて蓄積した知見・ノウハウを全世界に向け発信しています。

2013年には、ミャンマー・ティラワ経済特別区に関する委託調査業務を経済産業省より受託。<みずほ>は現地に関する基礎調査だけでなく、ビジネスストラクチャーの検討から、実際のビジネスプランの策定、事業体への人材派遣までも行いました。同経済特別区は当初、インフラ等が備わっておらず事業化自体を危ぶむ声も多かったのですが、現在は成功例としてメディアに取り上げられることも多く、プロジェクトに関する報道を見る度に喜びを覚えます。

現在私が担当する業務のひとつは、<みずほ>が事業参画するインド南部のタミル・ナドゥ州の州都チェンナイにおける総合工業団地「ワンハブ・チェンナイ」開発プロジェクトです。インドに進出する日系自動車メーカーなどへの部品供給拠点となることを想定して、約600ヘクタールという千代田区の半分ほどの敷地に工業地区と居住地区、ビジネス施設を併設し、日系企業を誘致するプロジェクトです。このプロジェクトにはインドやシンガポールの不動産開発大手のほか、日系エンジニアリング大手、そして<みずほ>が参画しています。インドは今後更なる経済発展が期待されるものの、生産活動に不可欠な電気や水を備えた工業団地等が不十分なために日系企業の進出があまり活発ではないといった状況に置かれています。そこで日系企業の進出を促す環境を整えるべく、<みずほ>がこのプロジェクトに関わり、すでに複数の日系企業の進出に貢献しました。<みずほ>は、経済産業省やJICA(国際協力機構)などとも協力しながら、このプロジェクトを成功させるべく奔走しています。

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非定型の連続だからこそ醍醐味がある

<みずほ>はASEANプライベート・エクイティ・ファンド(PEファンド)の組成も行っています。ASEAN PEファンドは、日本の中堅・中小企業のASEAN進出や、現地企業とのアライアンスを促進する目的で組成したものです。<みずほ>がASEAN地域の企業に出資することで日系企業が進出しやすい環境を整えるとともに、進出後も積極的に経営をサポートする狙いがあります。1号ファンドでは外食、建設、美容などの複数の日系企業の進出をサポートするなどの成果を上げており、現在は2号ファンドの組成に向け、事業計画等を策定しています。

海外、特に新興国での新規ビジネスの仕事は、従来の型にはまることのない業務の連続です。私自身にとっても、<みずほ>にとっても、どのように対処すべきかといったマニュアルが存在しない予想外のことが起きるのは日常茶飯事ですし、利害関係者は社内のみならず社外にも及びます。どんな事態にも適切に対処できる瞬発力が求められ、緊張感の連続です。ようやく事態を収拾できたとき、安堵感とともに新たな知見・ノウハウが身についたことを実感できることが、醍醐味です。

海外のプロジェクトに日系金融機関が出資することは珍しくはありませんが、<みずほ>が他社と大きく異なるのは、出資に留まらず事業の初期段階から関わり、知見の提供や日系企業とのネットワークを活用して事業へ付加価値をつけている点です。工業団地等のプロジェクトはその国の発展に寄与するとともに、ひいては日本の経済成長にも寄与する社会的意義の大きい仕事です。その誇りを胸に、今後も新たなプロジェクトに積極的に挑戦したいと考えています。

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