Life & Career
世界中の人とデータをつなぎ、
未来を拓くビジネスを生み出す。
矢野 優子
2009年入社
グローバルトランザクション営業部
海外で幼少期を過ごした経験から、異文化理解と多様な価値観を受け入れる力を養う。大学では地球環境法学を学び、環境問題に貢献したいとの思いから、幅広い業種と関われる〈みずほ〉を選択。国内での法人RMを経験したのち、上場企業の外国為替取引の営業を皮切りに、以降は一貫してトランザクションビジネス*に従事。シンガポール・香港駐在を経て、現在は全世界の海外取引関連のデータを集約・活用するプラットフォームGTMPの企画・開発を担当。
*トランザクションビジネス:〈みずほ〉の幅広いお客さまに、外国為替の決済、資金管理、海外との商取引に関連するファイナンスなどのソリューションを、グローバルに提供する業務
My Values
人生・仕事の価値観
Value 01
価値観の源泉
境界線の先に行く。
人生がもっと、
楽しくなるから。
私の根底にあるのは、ボーダーを越えて人とつながりたいという想いです。これまでの人生でさまざまな人と出会うたびに、自身の視野が広がり、人生が豊かになってきた経験があるからです。幼少期、父の仕事の関係でフランスで暮らしていた私は、異なる言語や文化といったさまざまな刺激に戸惑い、内向的になっていた時期もありました。ですが、この経験がきっかけとなり、異なる文化や価値観を理解し、受け入れる素地ができたように思います。その後「もっと広い世界を見たい」という思いが大きくなり、大学の卒業旅行ではバックパッカーとして欧州やアジアを回りました。行く先々でその国の伝統行事に参加したり、トラブルに見舞われたりしながらも、人を通じて多様な文化や価値観に触れることができました。こうした経験で学んだのは、自分にない考え方や視点が増えるほど視野が広がり、コミュニケーションが円滑になり、人生をより楽しめるということです。〈みずほ〉で携わってきたトランザクション業務も、簡単に言うならば業界や国などのボーダーを取り除き、取引をスムーズにする仕事。多様な人と関わりながら、人生を豊かにしていける場所だと考えています。
Value 02
〈みずほ〉に決めた理由
ここなら、もっと
自分の世界を
広げられる。
大学では法学部に在籍し、地球環境問題に関する法的枠組みや、企業が事業と環境配慮を両立する方法などについて学んでいました。当時、地球温暖化が大きな話題となっていたこともあり、卒業後に見据えていたのは、環境問題の解決に貢献できるキャリア。就職活動では、金融機関だけでなく、メーカーや航空会社など、さまざまな業種に目を向けましたが、最終的に〈みずほ〉を選びました。〈みずほ〉は、多様な業種のお客さまと関わることができ、より広く地球環境に貢献できると感じたからです。金融機関としてCO2の排出権取引にも関わることができる点も、私の環境問題への関心と一致していました。
入社後、〈みずほ〉の広大なフィールドに驚かされました。それは、アジアや欧米、アフリカなど対象となる国や地域の物理的な広がりはもちろん、各国の法制度をクリアしながら新たなビジネスモデルを構築するなど、想像を超える規模での業務展開が行われていたからです。〈みずほ〉が単なる金融機関ではなく、世界中のお客さまと共に新たな価値を創造するためのパートナーであることを実感しました。また、初めての海外駐在や多国籍なチームでのチャレンジを経験し、自分の視野を広げ、未知の領域に挑戦できる環境、それを前向きに支えてくれる上司・同僚が集まっている環境であるとも感じています。〈みずほ〉でのキャリアは、私にとって単なる仕事以上の意味を持ち、自己成長を追求するための場であると同時に、多様な関わり方で社会に貢献できる喜びを感じる場所でもあります。私が〈みずほ〉を選んだのは、こうした広がりのあるフィールドで、自分自身の可能性を試し続けることができるからだと、振り返ってみて今あらためて感じています。
My Challenges
起こしている変化
Challenge 01
独自の挑戦
どこからでも、世界中の
〈みずほ〉のデータを
活用できるようにする。
私は現在、グローバルトランザクション営業部の業務管理チームに所属し、世界中の〈みずほ〉のデータを集約・活用するためのプラットフォーム「GTMP(Global Transaction Marketing Platform)」の企画・開発・推進を担当しています。このプラットフォームは、世界中の〈みずほ〉の拠点に散在するお客さまと〈みずほ〉とのお取引状況のデータ、パートナー企業から提供いただいている各国の輸出入量や金額などの貿易統計データをはじめ、さまざまな社内外のデータを一元的に集約し、どこにいても全世界の〈みずほ〉のデータをフル活用できるようにするもの。結果として、営業担当者(RM)の業務効率が飛躍的に向上し、お客さまに対してより的確な提案が可能になります。例えば、お客さまの取引額の減少傾向・貿易量の予測データなどを組み合わせ、担当のRMへアラートを出す機能もあります。これにより、お客さまの成長が止まらないよう、必要なタイミングで次のアプローチを計画できるのです。
プラットフォームの機能を最大限に活用するため特に重要なのが、いかにエラーや重複などがない、質の高いデータをユーザーに届けられるか。そのためにデータの整理や検索に生成AIなど新技術を導入していく構想の実現にも取り掛かっています。〈みずほ〉は国内・海外スタッフだけでなく、同じようにデータ活用に取り組む他金融機関やメーカーなどの異業種他社、パートナー企業の方々とも意見交換を行えることが強み。開かれた職場環境の中で、必要な機能や技術のアイデアを出し合い、多角的な視点から検討し、柔軟に実装することができるのもこのプロジェクトの大きな特徴。こういった多様な視点の融合が、より精度の高いデータ活用と業務効率の向上を実現しています。
Challenge 02
理想の未来
異なる文化や
視点をつなげ
ビジネスの可能性を
広げる。
私がめざしているのは、あらゆるボーダーを越えて人と人がつながり、新しいビジネスを創造する未来です。そのためにも、GTMPを全世界のユーザーが自在に使えるようにしたいと考えています。現在は各国に存在するデータ受け渡しの規制により、例えばシンガポール企業のデータは、シンガポール国内でしか活用できません。しかし、そうした規制を一つひとつクリアし、世界中のデータを共有できたとしたら…。データの向こうに存在する「人と人」が、国境を越えられる。異なる文化や視点を持ちより、新たなアイデアやビジネスを生み出せる。さらに、異なる文化や価値観を持つ人々のコミュニケーションが、データを介して円滑になれば、ビジネスもよりスピーディになります。世界に新たなインパクトを与える可能性が広がっていきます。
〈みずほ〉のグローバルネットワークを最大限に活用し、多様な人々とつながる。そんな自分自身の展望は、いつしか世界中の人々をつなげたいという想いへと成長しました。これからも、〈みずほ〉が世界に与える影響力をさらに高め、持続可能な社会の実現に貢献していきたい。見たことのない新しい景色を見るために、あらゆるボーダーを越え続けていきます。
Challenge 03
私のキャリア
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2009年入社 BK 船橋支店
法人営業担当としてキャリアをスタートし、幅広い顧客対応の基礎を築く。
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2012年 BK 外為営業部
上場企業の外国為替取引に特化した営業を担当し、外国為替取引の実務を学び、グローバルなビジネス支援のスキルを磨く。
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2016年 BK グローバルトランザクション営業部 シンガポール駐在
トレードファイナンス業務に従事し、アジア・オセアニア地域の企業をサポート。商品導入を担当し、海外市場での実務経験を積む。
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2017年 BK グローバルトランザクション営業部 トレードファイナンスチーム
貿易与信の企画・管理業務を担当。リスク管理と信用供与の知見を深める。
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2019年 BK グローバルトランザクション営業部 香港駐在
中国、台湾、韓国、香港の市場向けトランザクションバンキング企画業務を担当。各国の経済状況を踏まえた戦略立案を行い、ビジネス展開を支援。
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2022年 BK グローバルトランザクション営業部 業務管理チーム
GTMPの企画・開発を担当。世界中の〈みずほ〉のデータを集約・活用するプラットフォームの構築に取り組む。