Life & Career
年金制度の構築は、
働く人々の未来への
種まき。
木村 凜
2019年入社
年金営業第一部
高校時代の経験から、難しいものをわかりやすくして誰かに届ける、ということに大きな充実感を持つようになった。さらに、そこから人と比べるのではなく、昨日の自分と比べて成長し続けるという信念を持つように。〈みずほ〉で働き始めてからも、年金業務という複雑な仕組みをお客さまにわかりやすく伝え理解していただくという仕事に大きなやりがいを感じている。自分が描いたキャリアを実現するために、資格取得など前向きな行動を起こしている。
My Values
人生・仕事の価値観
Value 01
価値観の源泉
難しいものを
わかりやすく届ける。
そのための成長を
続けたい。
中学生の頃まで、私はいつも誰かと自分を比べてしまう性格でした。実は、高校受験で第一志望に行けなかったのですが、入学してからその挫折をバネに懸命に勉強に打ち込みました。そのときに感じた、自分のなかで理解が深まっていくという感覚、勉強することの喜びはその後の私を変えてくれました。理解が深まる過程を楽しむだけでなく、その知識を誰かに伝え、役に立てたと感じる瞬間。それが私の価値観の源泉です。このような経験を通じて、人と比べるのではなく、昨日の自分と比べて成長し続けることが私の信念となりました。さらにその成長を人に還元することで、他者の役に立てるという実感を得ることが、私の行動の大きな原動力になったのです。
現在、私が担当している年金業務は、まさに難しいものをわかりやすく伝える仕事です。企業の複雑な年金制度やそれにまつわる人事制度、年金資産の運用、個人資産形成への投資教育など、お客さまからの疑問や要望に対して常に120%で応える姿勢を大切にしています。というのも、年金業務に従事する中で私自身がその重要性を実感しているからです。年金は一人一人の大切な老後資金、人生を支えるものだからこそ、一人でも多くの方に年金制度の大切さを伝え、感謝の言葉をいただけることが、大きなやりがいとなっています。
Value 02
〈みずほ〉に決めた理由
オールラウンダーにも、
スペシャリストにも
なれる場所。
私が〈みずほ〉を選んだ理由は、オールラウンダーにも、スペシャリストにもなれる環境だと感じたからです。入社当時、私は漠然とオールラウンダーとして幅広い分野で活躍したいと考えていました。〈みずほ〉には幅広いキャリアフィールドがあり、自分の興味やめざしたい方向性に応じて、会社を跨いでキャリアを選択できる仕組みがあります。このキャリアの柔軟性が、〈みずほ〉を選んだ大きな理由です。
入社して数年間はみずほ銀行で、中堅・中小企業RMを経験。その後さらに自分自身の専門性を高め、直接的にお客さまの課題を解決したいと思うようになりました。そこで、自分の描いたキャリアを実現するために、資格を取得しました。元々興味のあった不動産の仕事に一度関わってみたいと考えた際は、宅建を取得して、不動産を扱う会社へ出向。そこでの経験から、年金業務に携わりたいと考えれば、証券アナリストの資格を取得し、実際に希望のキャリアへ進むことができました。年金業務に興味を持ったのは、出向先の不動産会社でストックビジネスを学び、その奥深さに興味を持ち、〈みずほ〉でも会社の屋台骨であるストックビジネスに携わりたいと考えたからです。さらに、〈みずほ〉の年金業務は信託銀行だけでなく、アセットマネジメントOneやみずほ証券とも横断的に連携しています。そのため、お客さまに対する提案をグループ一体で行うことはもちろん、各社が主催する勉強会や研修を通じて、幅広い知識をインプットすることもできます。年金業務に携わり始めた時には自信のなかったマーケット知識や自社商品についての理解も、深めることができていると感じています。自分のキャリアを主体的に描き、それを実現するために行動を起こし続けられる環境が〈みずほ〉にはあるのです。
My Challenges
起こしている変化
Challenge 01
独自の挑戦
最適な年金制度の設計で
将来に備えながら、
いまに打ち込める人を
増やしていく。
若手社員や学生のみなさんにとって、年金制度はあまり関心が大きくないテーマかもしれません。しかし、いざ自分が退職するとき、まとまったお金がもらえるかどうかは、次の人生を考えるときの大きな要因になります。しっかりとした制度があるからこそ、将来に対する安心感を持ち、現在の仕事に不安なく打ち込むことができる。年金制度は社会にとって大きな意義があるのです。
そんななかで、私は営業担当として、企業の年金制度の設計から制度運営、資産運用まで、各専門部署と連携しながら全般的にお客さまニーズを捉え、課題を解決しています。お客さまの人事制度、財務状況などを考慮しながら、お客さまごとに年金制度の最適なプランを提案し、制度運営面、資産運用面でもお客さまとやりとりしサポートする役割です。中でも印象に残っている案件は、ある大手企業グループの年金制度の見直しです。通常1~2年を要する抜本的な見直しを、今期中に実現したいというご要望でした。短期間で行うことは難しい内容でしたが、お客さまの意向には最大限に応えたい。まずはベースとなる支給要件のみを整える暫定的なスキームを考案しました。その後、1~2年をかけて当初のご依頼に沿って制度を再構築することで、お客さまニーズに応えつつ、現実的なスケジュールでプロジェクトを進めることができたのです。この取り組みは一つのモデルケースとして、お客さまのグループ内でも注目され、他のグループ会社でも同じ手法で年金制度を見直す事例が生まれました。
私が常に意識しているのは、〈みずほ〉が年金の総幹事会社・運営管理会社であるかどうかに関わらず、お客さまである企業や社員のみなさまにとって最適な年金制度や資産運用を提案することです。たとえそれが〈みずほ〉にとって大きな利益にならないとしても、お客さまである企業とそこで働く社員のみなさまのメリットを最優先にした制度設計、運用提案を心がけています。
Challenge 02
理想の未来
スペシャリストとして、
種をまき、花を咲かせ、
実を得たい。
私は、年金という制度が社員のみなさんにとってとても優しい制度であることを伝えていきたいと考えています。年金制度を細かく見ていくと、そこには「長く勤めてほしい」「自分で運用できる自由を残したい」といった、企業から社員へのメッセージが込められていることがわかります。私はそのメッセージを社員のみなさまに届けることで、会社への帰属意識やエンゲージメントを高められる仕組みづくりを実現したいのです。年金制度設計を通じて、「会社が、自分を大切にしてくれている」と実感する社員が増え、安心して働ける環境を提供する。それこそが、私たちが年金業務を通じて成し遂げたい姿なのです。
年金の制度や運用に関する提案は、その成果が現れるまでに長いスパンが必要です。いま私が提案した制度も、具体的な効果が現れるのはずっと先のことかもしれません。そしてその時には、私は担当者ではないかもしれません。でも、それでもかまわないのです。まいた種が芽吹き、花が咲き、実を結び、成果を受け取るのが次の世代であっても大丈夫。私自身も、これまでに先輩たちがまいた種の恩恵を受けてきたのですから。
そんな長期的な目線でいられる年金業務だからこそ、自分の実績のためではなく、目の前にいるお客さま、将来その企業で働く社員のみなさまのために仕事をしている実感を強く持てています。サステナブルにお客さまとお付き合いを続け、その過程で自分も成長できれば、こんなに嬉しいことはありません。
Challenge 03
私のキャリア
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2019年入社 BK 五反田支店
中堅・中小企業RMとして、融資など銀行における基本業務を担当。また社会人としての基礎も固めた。
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2021年入社 ヒューリック株式会社 営業推進部出向
不動産RMとして1年、事業会社向けに不動産の提案を経験。その後同社のベンチャー企業への出資業務を1年経験し、ゼロから案件をつくる難しさと面白さを知る。自己研鑽への意欲が高まった時期でもある。
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2023年入社 TB 年金営業第一部
年金RMとして、確定給付企業年金と確定拠出年金を中心に、制度の設計やお預かりしている資産の運用状況の確認、運用ポートフォリオの組み換え提案などを担当。