Life & Career
未来を見据えた
ビジネスを創る。
市川 美穂子
2008年入社
サステナブルビジネス部
大学では都市工学を専攻。都市の在り方を通じた社会の課題解決について学ぶ中で、より広い産業というマクロな視野で社会全体の発展に寄与する〈みずほ〉の産業調査部に魅力を感じ、2008年に〈みずほ〉に入社。産業の根幹であるエネルギー業界を担当。産業調査、国内外のプロジェクトファイナンス、サステナブルビジネス推進室というキャリアを経る中で、現在まで一貫してエネルギー分野から日本産業の未来に向けた提案を実施。2022年より現職。
My Values
人生・仕事の価値観
Value 01
価値観の源泉
せっかくなら社会に
プラスを生み出す人に。
昔も今も、周りの人に喜んでもらうことが、自分の喜び。その気持ちが大きくなり、自分や家族が生きている社会に対して、何かプラスを生み出せる人間になりたいと思うようになりました。だから大学では、都市計画やインフラを通じて、社会のさまざまな課題にアプローチする術を学ぶ都市工学を専攻。社会基盤を支えるビジネスに興味を持ったのは、そんな経験からですね。実際にキャリアを振り返れば、一貫してエネルギーに携わる仕事をしてきました。エネルギーも社会生活の根幹ともいえるインフラのひとつですから、当時の思いを実現できているなと思います。エネルギーという自分の専門性を活かしつつ、中長期的な視野に立って日本の社会基盤を支え、より良い未来を創っていきたいと考えています。
Value 02
〈みずほ〉に決めた理由
産業調査の先にある
未来に可能性を感じて。
大学での経験から、卒業後も何か社会に役立つ仕事をしたいと思っていました。そこで出会ったのが〈みずほ〉の産業調査部でした。最初の私のイメージでは、産業調査部は単にリサーチをしているバックオフィス的な仕事だと思っていました。しかし、実際はお客さまと直接ディスカッションをして、グローバルな情報リソースを独自に調査・分析することで、お客さまの経営戦略や事業戦略を共に創り上げる、ビジネスの最前線でした。リサーチに興味があったことに加え、せっかく仕事をするならお客さまにダイレクトに提案ができるところがいいと思い、〈みずほ〉のコース別採用の選考へ進みました。ただリサーチをするだけであれば、〈みずほ〉でなくてもよかったかもしれません。しかし、〈みずほ〉であれば、圧倒的な顧客基盤や社内外のリソースをフル活用した調査と提案が同時に可能であること、また、リサーチ業務をする中で次にやりたいことが見つかったときの、将来のキャリアに関する選択肢が広がっていることが決め手になりました。
My Challenges
起こしている変化
Challenge 01
独自の挑戦
サステナブル領域への
初めての「出資」。
新たな道を拓く。
私は現在〈みずほ〉のサステナブルビジネス全般の企画推進を行うサステナブルビジネス部に所属しています。〈みずほ〉では2021年度にサステナビリティ推進委員会の設置、2022年度にはサステナビリティ領域に推進責任者を配置するなどサステナビリティへの取り組みを強化しており、その施策のひとつとして当部が新設されました。当部はフロントの営業担当やプロダクツ部門等と連携し、中長期を見据えたサステナビリティへの取り組みや案件企画・組成に注力しており、具体的な業務としては大きく2つです。ひとつは〈みずほ〉のお客さまのビジネスにつき脱炭素化に向けた「移行」を支援すること。例えばCO₂を多く排出する事業は環境負荷が大きく、長期的に見た場合、社会環境の変化によっては事業継続が危ぶまれる可能性もあります。〈みずほ〉では、環境・社会に配慮した投融資の方針を定めておりますが、それに基づき検証するとともに、お客さまと中長期的な環境・社会課題についての対話を通じ「移行」を後押しします。この部分は、言わばサステナブルビジネスにおける守りの部分と言えるかもしれません。
一方で、もうひとつの攻めの部分として私が担っているのは、サステナビリティ領域における、中長期的に花開くであろう新規事業への支援です。特に2050年カーボンニュートラルの実現に向けたトランジション領域では、足もとまだ研究・開発段階にある技術も多く、リスクが高いもしくはファイナンスのノウハウが無いがゆえに資金提供ができない事例もあります。このようにファイナンスフェーズにない事業領域に対して、融資ではなく「出資」することでお客さまを支援する仕組みを創りあげました。〈みずほ〉がより柔軟に、お客さまと同じスピード感で出資することで、ただ資金提供をするだけの傍観者ではなく、お客さまと一緒に「どうすれば良い世の中をつくれるのか」をパートナーとして議論していく。そうすることで、技術開発や研究を加速させ、世の中に役立つプラスを生み出していこうとしています。実際、エネルギー分野の企業を中心に、新たな出資の仕組みに関する相談も増えており、サステナブルな社会の実現に向けての一歩を生み出すことができたと感じています。
Challenge 02
理想の未来
未来へ繋ぐ
インパクトのある
仕事を。
サステナブルビジネス部では2050年の地球環境等がテーマでもあり、より中長期的な視点を持てるようになったと感じています。ただ目先の成長や収益を追うのではなく、それが未来にどのようなインパクトを与えるのか。そういうことを想像しながら行う仕事は刺激的ですし、その視点は今後さらに必要になってくると思っています。事業は利益を追求するものですが、未来を見据えた視座に立たなければ、後から取り戻せない環境破壊が起こってしまうなど、「これはすべきではなかった」という不幸な結果をもたらす可能性があるからです。物事を多面的に見ながら、バランス感覚を持って未来を見据えたサステナブルビジネスの企画・開発をするためにも、エネルギー分野で長年培ってきた視点を活かしたいですね。お客さまのそして社会の持続性向上に資する、そして〈みずほ〉にとっても魅力あるビジネスを追求し続けることが、私の役割だと思っています。
私にはいま9歳になる子どもがいるのですが、子どものためにも、未来のことをよく考えなければと思います。いま私たちが取り組むことで、未来は変えていけるはず。インフラ分野に進む動機となった、自分と家族が生きる社会にプラスを生み出したいという想いは、ますます強くなっています。
Challenge 03
私のキャリア
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2008年入社 BK 産業調査部
資源エネルギーチームにて、電力・エネルギー会社への事業戦略立案に関するリサーチ・提案を実施。2013年、産休・育休取得。
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2014年 BK 米州プロダクツ営業部(ニューヨーク)
米国におけるエネルギーを中心としたプロジェクトファイナンスの組成、与信管理を担当。
初めての海外生活で、育児と仕事を両立。 -
2017年 BK プロジェクトファイナンス営業部
日本国内における太陽光、風力、バイオマス発電などの再生可能エネルギー分野のプロジェクトファイナンス組成やFA業務を担当。
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2021年 BK コーポレート・インスティテューショナル業務部
サステナブルビジネス推進室に所属
大企業におけるサステナブルビジネス全般に関して、ビジネス企画・推進・管理とりまとめを一貫して対応。 -
2022年 BK サステナブルビジネス部(新設)
引き続き、大企業におけるサステナブルビジネス全般の企画推進を担当。