Life & Career
リスクを可視化し、
〈みずほ〉の
変革をリードする。
渡部 敦仁
2021年入社
リスク統括部
探求心を原動力に、知りたいことに飛び込み続ける姿勢を大切にしている。学んできた数学を仕事に活かしたいと考え〈みずほ〉に入社。デジタル技術を駆使して金融機関・公共法人向けに信用リスク管理技術やデータの分析に携わり、与信格付モデルの構築や〈みずほ〉全体のDXを推進。現在はリスク統括部にて〈みずほ〉の経営陣向けにリスク情報を端的に整理し、迅速な意思決定を支える役割を担っている。
My Values
人生・仕事の価値観
Value 01
価値観の源泉
知りたいことに、
素直に飛び込む。
人生で一貫して大切にしてきたのは、「知りたい」と思ったことに素直に飛び込む姿勢。幼い頃から科学知識を解説する本や、広辞苑が欲しいと両親にせがんで買ってもらい、博物館でも知りたいことは係員さんに聞くなど、知りたいと思った時に知れる環境に恵まれました。私の進む道を方向づけた「数学」も、元々は苦手だったにも関わらず、偶然院卒の先生に教わる機会を得たことでその面白さに目覚め、のめり込むようになりました。この出会いがなければ大学院で数学科に進み、金融工学を学ぶこともなかったかもしれません。
現在、私が担当している金融のリスク管理の仕事も、この「知りたい」という気持ちを満たし続けるものです。リスク管理はその性質上、業務領域が広く、市場リスク、信用リスクやサイバーリスク、さらには暗号資産に関するリスクなど分野は多岐にわたります。この無限に広がる可能性の中で、私は常に新しいことを学び続け、その知識を実務やビジネスにどう活かしていくかを模索しています。
Value 02
〈みずほ〉に決めた理由
楽しそうに働く人と、
やりたい仕事ができる。
私が〈みずほ〉を選んだ理由は2つあります。ひとつは、数学を活かせる環境を求めていたこと。もうひとつは、楽しそうに働く先輩たちに出会ったことです。学生時代に参加した〈みずほ〉の座談会で、リスク管理部門の先輩が「とにかく楽しいんだよ」と、目を輝かせながら語っている姿に心を動かされました。会社から言われたことをただこなすのではなく、自分のやりたいことに全力で向き合う先輩の情熱に触れ、私もこういう人たちと一緒に働きたい、自分の興味がある領域に飛び込みたいという強い思いが芽生えました。
また、〈みずほ〉が提供するクオンツ・デジタルテクノロジーコース(現アドバンストテクノロジーコース)の一期生というチャンスにも惹かれました。新設されたこのコースなら、自らが前例となるため、引かれたレールではなく、やりたいと思ったことに挑戦していくことができるのではないかと思いました。自己成長をサポートする文化と、自分のやりたいことを実現できる可能性。そこに大きな魅力を感じ〈みずほ〉で働くことを決めました。実際の仕事においても私が「こうしたい」ということに対して周りがサポートしてくれているのを実感しています。
My Challenges
起こしている変化
Challenge 01
独自の挑戦
「見えないリスク」を
「見えるリスク」に。
私の今の役割は、市場リスクを可視化し、経営陣に的確に伝えることで〈みずほ〉の変革を支えることです。マーケットやお客さまの取引状況に応じて、どれくらいの損失リスクがあるかを分析するのですが、その要因も様々です。国内外の金利状況、アメリカ大統領選の動向、最近では市場急変に伴う相場変動の影響など、複雑なリスク要因の中から関係するデータを抽出し、経営陣が迅速かつ正確に判断できるようサポートしています。リスクの把握は、直接的な企業成長につながるわけではありません。ですが、変化を起こし続ける〈みずほ〉だからこそ、そこに潜むリスクを正しく把握することが重要なのです。
これらの業務のベースとなっているのは、入社してから2年間出向していた、みずほ第一フィナンシャルテクノロジー・リスクマネジメント技術開発部での経験です。要件に応えるだけでなく、お客さまに寄り添いながら要件定義をし、分析ニーズの洗い出しから導入までを一貫してリードしていく仕事の進め方を学びました。グループ会社の垣根がなく、他部署の社員にもすぐに質問できる〈みずほ〉は、システム開発やデータ分析の専門家であるだけでなく、それを課題解決につなげる知見まで得られる場所でした。
リスク管理は、その膨大な情報を整理し、必要な部分のみにフォーカスして本質を短時間で伝える力も求められます。経営陣にとっての「見えないリスク」を「見えるリスク」に変換し、組織全体にとってより良い意思決定を行えるようにサポートする。その一端を担っていることに大きなやりがいと責任を感じながら、日々の業務に取り組んでいます。
Challenge 02
理想の未来
楽しく働く、が
あたりまえの
組織をつくる。
私の理想の未来は、〈みずほ〉の社員全員がさらに主体的に、より楽しく働ける組織をつくることです。私自身、入社当時はやりたいことに壁が立ちはだかると不満を持っていました。しかし、環境が変わるのを待っているのではなく、自ら変えにいかなければ、後輩も同じ壁にぶつかってしまう。そう考えるようになり、〈みずほ〉の組織開発にも積極的になり、学ぶようになりました。まずは、より前向きにチャレンジできる人が増えるよう、結果はもちろん、そこへ至るプロセスももっと評価できる仕組みを整えたいと考えています。また、業務の属人化を避け、プロダクトの開発や業務フローの改善を通じて、誰もがスムーズに仕事ができる風土も作りたいですね。
そんな理想の実現に向けて、まずは自分自身が楽しく働き、新しいフィールドに飛び込んでいこうと思います。現在担当している国内外のリスク分析にとどまらず、データ分析・マーケットのモニタリング・社外での専門性習得など、未知のフィールドはいくらでもあります。そして〈みずほ〉には、興味ある分野の研究や自己研鑽などを後押しし、挑戦機会を得られる環境があります。例えば、私は博士号取得も視野に入れて論文を執筆するなど、働きながらも研究を続けることもできています。私が入社前の座談会で出会った、やりたいことにまっすぐ向き合う魅力的な先輩たちのように、自分も後輩にとってそのような存在でありたい。やりたいこと、知りたいことは、いまも広がり続けています。
Challenge 03
私のキャリア
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2021年入社 FG デジタル企画部付みずほ第一フィナンシャルテクノロジー リスクマネジメント技術開発部出向
みずほ第一フィナンシャルテクノロジーへ出向。デジタル技術を駆使し、金融機関・公共法人向けに信用リスク管理技術やデータ分析業務に従事。与信の格付モデルの構築や〈みずほ〉全体のDXを推進。
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2023年 FG リスク統括部リスクコントロールチーム
経営陣向けにリスク情報を分かりやすく可視化し、迅速な意思決定を支援。リスク評価と管理手法の改善に取り組む。