〈みずほ〉は、銀行、信託、証券、IT、リサーチ、コンサルティング等の幅広い領域におけるビジネスにグループ一体で取り組んでいます。
ここでは、みずほ銀行、みずほ信託銀行、みずほ証券、みずほリサーチ&テクノロジーズ各社の同期若手社員に登場してもらい、
自由にフランクに〈みずほ〉の今を語り合ってもらいました。
同期ならではの、カジュアルな会話をお楽しみください。
Member
Yuki Kajitani
梶谷 祐貴
みずほ銀行
2021年入社
みずほ銀行に入行後、新橋法人第一部に配属され、中堅中小企業のお客さまを担当。現在は東京営業第一部で大手企業とそのグループ会社の財務戦略に深く関わっている。
Ryo Yoshikawa
吉川 諒
みずほ信託銀行
2021年入社
みず信託銀行に入行後、信託RMとして大手企業を担当。4年目に希望していた採用チームに異動し、みずほの魅力を発信している。
Riko Nomura
野村 璃子
みずほ証券
2021年入社
みずほ証券に入社後、高崎支店に配属。富裕層向け資産コンサルティング業務に従事し、現在はプラネットブースでお客さまにソリューションを提供している。
Yui Ichimura
市村 優衣
みずほリサーチ&テクノロジーズ
2021年入社
みずほリサーチ&テクノロジーズにシステムエンジニアとして入社。現在、みずほ銀行のサーバ構築案件のプロジェクトリーダーを務めている。
Theme
※グループ各社の社名はグループ内で以下のように呼称されています。
- みずほ銀行…BK
- みずほ信託銀行…TB
- みずほ証券…SC
- みずほリサーチ&テクノロジーズ…RT
〈みずほ〉に決めた、そのワケは?
吉川 当時、私は自らが商材となって人間力で勝負できる業界で働きたいと思っていました。さらには若手のうちから専門性を高めたいという気持ちもあり、それらが実現できるのが金融業界だと考えたんです。
梶谷 私も同じようなことを考えていました。それに加えて、日本経済の成長に貢献したいという想いがありました。そのために誰かの伴走者となって支援する仕事を考えたとき、銀行がベストな選択だと思いましたね。
野村 大学時代のアルバイトで、お客さまに信頼してもらえたときに非常にやりがいを感じました。証券業界はリスクのある商品を扱うため、相場が良いときも悪いときもお客さまに寄り添い、一緒に乗り越えていく中で、信頼関係がより重視されると考えました。そのような環境で働いてみたいと強く思い、証券業界を選びました。
市村 私の場合、3人とは大きく違って、何が起きてもなくならない業界を考えました(笑)。そこで考えて辿り着いたのが、金融とIT。そのどちらもできるのがRTだったので、〈みずほ〉を選びました。
吉川 金融とITのどちらもというなら、他の金融グループでも同じところはありますよね。その中でもなぜ市村さんは〈みずほ〉を選んだのですか?
市村 他の金融グループはグループ内のシステム開発だけを行っていることがほとんどですが、〈みずほ〉はもちろんBKも顧客とし、それ以外の事業法人や公共のお客さまの業務も受託しているため、業務の幅が広いことが魅力でした。また、将来的に考えが変わり、たとえば証券の仕事をやりたくなったときに、キャリアの幅を広げられる仕組みにも惹かれました。
梶谷 キャリアについては、私も〈みずほ〉を選んだ大きなポイントです。幅が広いだけでなく、努力次第で自分のキャリアをつかみ取ることができる仕組みがある。2024年度からは人事制度も一本化されて、これだけ広いフィールドで自分のキャリアをつくることができるのは〈みずほ〉だけだと思います。
吉川 例えば、「ジョブ公募制度」は希望する職務に挑戦できる仕組みですが、他社でも同様の制度が導入されています。しかし、〈みずほ〉の場合、これだけ多くの社員がグループ各社を跨いで応募しているのはすごいことだと思います。社員の挑戦を全力で応援するのが〈みずほ〉の特徴ですよね。
ちなみに、年間8,000人ほどの異動がある中で、約1,200人が会社を跨いだ異動をしているようです。就職活動中に、他の金融グループでこのような取り組みを聞いたことはありませんでした。
市村 〈みずほ〉は組織として5つのカンパニーと2つのユニットを設けており、このカンパニー制の存在が他の金融グループとの大きな違いを生み出していると思います。この戦略が各社の連携強化にもつながっていますし、さらにグループ共通の人事制度〈かなで〉によって人材の交流を一層促進していますよね。
野村 キャリアが〈みずほ〉の大きな魅力ですが、私が就職活動中に特に感じたのは、圧倒的な人の良さでした。OB・OG訪問やインターンシップを通じて、学生一人ひとりに寄り添ってくれるその手厚さに感動し、〈みずほ〉を選んだ大きな理由の一つとなりました。
吉川 そうそう、就活生に対して誠実で真摯な対応が印象的でした。同時に、これはお客さまに対しても同様だと感じました。「お客さま第一」の精神が脈々と受け継がれているのだと思います。就職活動中に「いい会社だな、いい人たちだな」と率直に感じたことをよく覚えています。
いま、どんな仕事してる?
梶谷 噂で聞いたけど、吉川さんはYouTuberやっているんですよね?副業やって稼いでいるわけじゃないですよね(笑)
吉川 違いますよ(笑)。「信託」という言葉は、学生や一般の人にはあまり知られていないでしょう。そこで、認知度向上のために他の信託銀行と合同で「信託未来プロジェクト」を立ち上げ、その際のYouTube企画に出演しました。まあ、いわばYouTuberデビューという感じですね。
野村 吉川さんは信託に対して熱い想いがあるんですね。今はどんな仕事をしているんですか?
吉川 現在は新卒採用に関わっています。YouTuberの話とも関連してくるのですが、採用においても「信託」の魅力を学生に発信していきたいと考えています。インターンシップの企画運営や面接・面談を担当しているので、より効果的な訴求方法について考えていきたいですね。野村さんはSCのリテールで「連携営業」を行っていると聞きました。
野村 入社3年目から、銀行との連携業務の主担当になりました。現在、約450件の個人・法人のお客さまを担当していますが、週2日はプラネットブース(みずほ銀行内に設置された証券ブース)で業務を行っています。銀行担当者との距離が近く、同意を得たお客さまに関して、最適な提案を行うためにBKと情報交換や話し合いをしています。梶谷さんはBKの大企業担当ですよね?
梶谷 はい。現在、担当しているのは1社のみで、総資産1兆円超の大手デベロッパーです。メインバンクとして、その会社の年間資金計画について日々議論を重ねています。他にも、業界特有のファイナンススキームの構築や海外事業戦略の策定支援などを通じて、その会社の成長を支援しているという大きな手応えを感じていますよ。市村さんは私たちとはガラッと変わって、RTでシステム開発の仕事をしているんですよね?
市村 そうです。入社後、基盤更改案件として、お客さまが使用するアプリの改修や新規追加を担当したのがシステムエンジニアとしてのスタート。今は、「宝くじ」のシステムに関わっています。
吉川 BKは宝くじ発売当初から、宝くじの販売、当せん金の支払いや収益金の納付等を担っているわけですが、市村さんは「宝くじ」のどんなシステムを開発しているんですか?
市村 私が取り組んでいるのは、「宝くじ」を発行するためのシステムです。宝くじは〈みずほ〉の代表的な業務であり、多くのお客さまがシステムを使用するので、とてもやりがいを感じますね。これは、宝くじを扱う〈みずほ〉ならではのユニークな開発業務です。
野村 〈みずほ〉には本当にさまざまな業務があることを改めて認識しました。国内外にまだまだ多くのフィールドがあると思うと、本当にワクワクしますね。
会社の雰囲気、教えて!
野村 私がいる高崎支店は、営業担当が20名程度のコンパクトな規模の支店なので、みんな仲が良く、本当にいい人ばかりです。アットホームという言葉がぴったりですね。わからないことがあれば上司にすぐに相談でき、そのための時間も取ってくれますし、仕事終わりに飲みに行くこともありますよ。
梶谷 私は最初新橋法人第一部で働いて、現在は東京営業第一部にいるわけですが、雰囲気は全然違いますね。新橋は、活気があって、楽しくて、せわしなくて、うるさい(笑)。若手のメンバーも多かったのですが、今でも付き合いがあります。
市村 今の東京営業第一部は活気がなくて楽しくないということですか?(笑)
梶谷 いやいや、そうではないですよ(笑)。年次が高いメンバーが多いからか、落ち着いた雰囲気で、個を尊重してくれる感じがありますね。RM(営業担当)でも在宅勤務が可能なのは、そういうことだと思います。コミュニケーションも円滑でスマートで、どちらの雰囲気も働きやすいです。
市村 梶谷さんから在宅勤務の話が出ましたが、RTでは在宅でも業務ができる環境が整っているため、柔軟な働き方ができます。しかし、独りになることはなく、困ったことがあればチャットや電話で先輩や上司がすぐに対応してくれます。直属の上司だけでなく事業部長も参加する和気あいあいとした飲み会もあり、だからこそ部の一体感が生まれていると感じています。
吉川 そうですね。職場では肝心なのが縦の関係性みたいなところありますからね。TBはBKに比べればコンパクトな組織。なので、上席や役員との距離も近く、すぐに相談できたし、上意下達でなく一緒に考えてくれるんですよね。環境に恵まれているなと、しみじみ思いました。
梶谷 同感です。私は入社3年目で今の仕事に就きましたが、かなりストレッチが効いた任務だなと思います。入社3年目では荷が重すぎるような。でも、周囲のサポートがあってやってこれていると思っています。
吉川 私も入社2年目で信託RMとしてデビューしましたが、上司・先輩の厚くも温かい指導や支援があったから、前に進めたと思っています。本当にいい関係性があるし、働きやすい環境なんですよね。これは、就活をしている方たちにも自信をもって伝えられます。
グループ連携って、どんな感じ?
野村 リテール営業を行う中でも、特にプラネットブースでは物理的な距離の近さもあって、BKとの連携の強さを実感しています。先日もグループ連携の好事例がありました。
市村 それは具体的に、どのように連携をしたのですか?
野村 お客さまがある日体調を崩され、入院されてしまいました。これまではSCとして積極的な資産運用についてご提案していましたが、今後を見据え今の事業をどうするかとのご相談が増えていきました。BKやTB担当者とも連携し、事業承継を含めた融資や遺言信託についてもご相談をお受けすることになり、本当の意味で〈みずほ〉として寄り添えたと思いますし、グループの一体感を感じました。
吉川 私も、印象に残っている案件があります。新規事業の成長のため、資金調達が必要な企業に対して、BKとTBで資金捻出のための本社売却を提案しました。BKは新規事業拡大の後押しをしたほか、デットファイナンスを中心とした資金調達策で支援しました。TBは、保有不動産の活用策と不動産売却益に対するタックスプランを支援しました。BKとTBがしっかりタッグを組んだ取り組みだったと思います。
※デットファイナンス……銀行借り入れなど負債による資金調達のこと
市村 私がいるRTのシステムエンジニアリング部門は、BKがいわば顧客なのでグループ連携とは少し違うかもしれませんが、RTにはコンサルティング部門があり、コンサルタントはグループ間で連携の動きをしていて、連携は強いと聞いています。
梶谷 今担当している大手デベロッパーの海外事業戦略策定支援に関しては、RTのコンサルタントの知見を活かしてもらっていますよ。一緒にお客さまのところに行っているし、私たちとしてはRTは頼もしい存在です。
市村 連携することで、多方面からお客さまのニーズに応えることができますよね。梶谷さんはRTの他にも連携することはもちろんありますよね?
梶谷 グループ連携という言葉はもう〈みずほ〉にとって、当たり前となっていますよね。私は仕事の進め方として、全※エンティティの全プロダクトを背負っている意識で仕事をしています。各社とも日々連絡を取り合っていて、ニーズに対して何ができるかを考えるとき、BK以外の選択肢も当たり前のことです。それが〈みずほ〉だと思っています。
※エンティティ……〈みずほ〉グループ内の各社(BK/TB/SC/RT)のことをさす
仕事だけじゃない、社員同士のつながりは?
野村 入社して最初に〈みずほ〉を感じられたのは、入社時研修でした。他のエンティティの同期とグループ横断で班を組み、グループワークを通じてお客さまに最適なソリューションを提案することを学びました。
梶谷 あのとき一緒になった班のメンバーとは今も繋がっていて、たまに飲みに行ったりしています。他のエンティティの話も聞けるし、何より同期同士の絆を感じられて、私にとっては楽しい時間ですね。
市村 入社1年後研修もあり、入社時研修と同じメンバーで受講したのが私は印象に残っています。私の場合、システムエンジニアの配属はITに特化した研修を受けてからなので、実際の着任は入社年の9月でした。実務に就くのが遅かったため、みんなが先に進んでいると思い、焦っていました。でも、こうした研修で他のエンティティの人と繫がりが生まれると、同期っていいなあって思いますね。
梶谷 2年目以降の研修についてもエンティティを跨いで参加することができますよね。私は武者修行という社内インターン制度を利用してSCの研修プログラムに参加したことがあります。BKに所属していながらSCのノウハウを学べるって、非常にためになりましたね。
野村 プライベートでも他のエンティティと関わることは多いですよね。仕事終わりにBKの人と飲みに行くこともありますし、休日にはプラネットブースのあるBK前橋支店のメンバーとBBQに行ったこともあります。エンティティの垣根を越えて、プライベートでも交流するのは結構貴重ですね。
吉川 私は、入社1年目のとき「M-DIM(※)」で企画運営をやり切りました。「ふるさと納税」をテーマに講演等の企画を展開するチャレンジングな取り組みでしたが、さまざまなエンティティの方々が国境を越えて参加してくれました。
※M-DIM……Mizuho Diversity & Inclusion Month。期間中に開催されるイベントを通じて、多様な考えを吸収し、議論・発信しながら、他者とのつながりを広げる、グループ・グローバル一体で行う社員参加型プロジェクト。
野村 周囲の反響はどうでしたか?
吉川 あるエンティティの先輩が感想として、「これからの〈みずほ〉を担っていく新入社員に誇りを持った」と言ってくれて、本当に嬉しかったです。グループ全体で挑戦を応援してくれる風土や文化、フィールドがあることを肌身で感じました。
これからどんな自分をめざす?
市村 ITにおいては、先進の技術をタイムリーにサービスに活かしていくことが求められると感じていますので、システムエンジニアとしてのスキルをより高めていきたいですね。さらには、プロジェクトをマネジメントできるスキルを身につけた管理者になりたいと考えています。野村さんは、これからどんなキャリアを歩んでいきたいですか?
野村 私は人事部門に興味があります。就活のときに「人」に惹かれて入社を決めた経緯もあるので、自分もそういう立場になりたいと思っています。証券のみならず〈みずほ〉の人事を経験することで得た「人」に関する知見を、将来的に証券の営業に戻ったときにマネジメントに活かせたらいいなと思っています。
吉川 私も野村さんと似ていますね。今の部署で「信託」の魅力を発信し、その後は信託プロダクト知見に精通した、〈みずほ〉内外を問わず頼ってもらえる人材に成長したいと思っています。TBを引っ張っていける存在になるのが目標です。そのためにも、案件を通じて深い専門性を身につけていきたいですね。梶谷さんの目標はありますか?
梶谷 入社時の「日本経済の発展に貢献したい」「お客さまの伴走者となって成長を支援したい」という想いは今でも変わりません。法人RMとしてさまざまな案件に触れてきましたが、お客さまの成長戦略において最もインパクトのある手法の一つがM&Aだと感じています。それもあり、今はM&Aのスペシャリストになりたいと考えています。今後のキャリアとしても、BKの中にもM&Aアドバイザリー部門がありますし、証券での経験も選択肢の一つかなと思っています。
市村 本当にやりたいことを見つけたらチャレンジできるのが〈みずほ〉。なりたい自分になれる機会がたくさんありますよね。
梶谷 その通り!あとは、自分の力でつかみ取る姿勢があれば、何にだってなれる気がします。