Interview 04

M&Aで
圧倒的存在感。
プロフェッショナルへ
の道が
ここにある。

企業の後継者不足などを背景に拡大が続くM&A市場。『みずほ銀行』はこの市場において、トップクラスの実績を誇っている。入行以来、第一線で活躍を続けてきたM&Aファイナンス営業部の大倉崇が、『みずほ銀行』でM&Aファイナンスのプロフェッショナルをめざす魅力について語った。
(※記事中の役職名はインタビュー取材当時のもの)

2022年4月14日掲載 日経転職版より転載

Takashi Okura

大倉 崇

株式会社みずほ銀行
M&Aファイナンス営業部 次長

早稲田大学理工学部機械工学科卒。大手都市銀行にて法人営業等に携わった後、2008年にみずほコーポレート銀行(現みずほ銀行)入行。ストラクチャードファイナンス案件のアレンジメント業務に従事後、みずほ信託銀行への転籍を経て、2018年にみずほ銀行に転籍。以来M&Aファイナンス営業部にて買収ファイナンス案件やLBO/MBOファイナンス案件のアレンジメント業務等に携わる。

日本の新たな成長を促すという
使命感のもとで

日本の金融業界においてM&A関連ビジネスは今や最注力分野の一つです。
『みずほ銀行』においても例外ではなく、M&Aアドバイザリー件数リーグテーブルは国内2位(2022年1月1日~2022年12月31日※)であり、幅広いお客様に買収・売却・リストラクチャリングならびにこれらに関連するファイナンスなどのM&Aに関する専門的なソリューションを提供しています。
(※みずほフィナンシャルグループ合算ベース)
背景には日本企業が抱える「事業承継」や「事業構造の見直し」といった経営課題を解決するための手段としてM&Aが注目されていることに加えて、プライベート・エクイティファンド(PEファンド)の国内での存在感が高まっていることなどが挙げられます。日本のM&AにおけるPEファンドによる関与案件の市場規模は欧米と比較すると成長余地が大きく、こうした案件が今後さらに増加していくと予想しています。

事業承継を目的としたM&Aや、事業構造の見直しとしてのカーブアウト(事業売却や子会社・部門売却)を目的としたM&Aなど、優れた技術やサービスを着実に次世代へつなげていくというM&Aの持つサステナブル(持続可能性)な側面は見逃せません。
特に、後者のM&Aでは、カーブアウトを実施する企業は収益性の高い事業領域に経営資源を集中することができ、また一方で対象となる事業はこれを承継したPEファンドや企業のもとで新たなステージへの成長が期待できるなど、日本の産業全体の最適化を促すことにもつながります。「M&Aを通じて日本経済を再興したい」、そうした使命感は金融機関の一員である私たちの心に深く根づいています。

『みずほ銀行』だからこそ、
あらゆる案件に
携わることができる

M&Aの領域において『みずほ銀行』の存在感は圧倒的です。
近年、新聞などでもPEファンドが関与するM&A案件を目にする機会が増えていますが、『みずほ銀行』は1990年代後半より競合に先駆けて専門部を設立した長い歴史があり、先駆者としてのアドバンテージは明らかです。
また、国内最大規模の顧客基盤を持つ点が大きな差別化につながっています。これまで築き上げてきた幅広い強固な顧客基盤、国内外の充実したネットワークをベースに、圧倒的な数のお客様にアプローチをすることができます。お客様の企業規模も、日本や世界を代表するような大企業から個人事業主まで多岐にわたり、それぞれのニーズに合致した最適なソリューションを提供しています。
さらに『みずほ銀行』だけではなく『One MIZUHO』として信託・証券・リサーチ&テクノロジーズ・リースなどのリソースを活用することで、複雑化・高度化するお客様のニーズに対応できることも大きな強みです。
「〈みずほ〉なら任せて安心」という信頼感は、何ものにも代え難く、経営者の方々がM&Aという極めて重要な経営判断を託すにふさわしいパートナーとして『みずほ銀行』を評価してくださっていることは、私たちの大きな誇りです。

こうした『みずほ銀行』ならではの強みは、個々の案件に携わる私たちの仕事の魅力にも反映されています。それは一言で言えば、「あらゆる案件に携われる」ということです。私の主たる業務はM&Aファイナンス案件のアレンジメント業務であるため、日本を代表するような大手企業によるクロスボーダーの大型買収案件や、スタートアップ企業が自社よりも企業規模の大きな会社を買収する案件など、多岐にわたるM&Aファイナンス案件に関わりますが、時には、M&Aとは全く関係のない案件に参画することもあります。

私が『みずほ銀行』で携わった「本邦初」と表されるようなエポックメイキングな案件は少なくありません。『みずほ銀行』では、こうした案件に従事する機会が、まさに目の前を流れる川のように次から次へと巡ってきます。今、仕掛けている案件をクロージングさせると次の案件と、それを繰り返すうちに知見は広がり、対応できる案件が増えていく。これにより『みずほ銀行』のM&Aファイナンス営業部では時にプロダクツの垣根を越え、お客様のニーズに応えていくことができ、結果として数多くの先進的な案件に携わることができます。このような環境が、『みずほ銀行』で働くということの大きな魅力の一つだと思います。

もちろんすべての案件が成功するとは限りません。成約に至らずに終わる案件や自分の思った通りにいかない案件も少なくなく、私もこれまで数多くの失敗を経験してきました。
面白いことに、記憶に強く残りかつ自分の成長を実感したのはむしろ失敗した案件であり、その苦い記憶が「次こそは」という思いにつながり、成長につながるのでしょう。ですから私は、若手の方にどんどん挑戦してもらい、失敗も経験してほしいと考えています。若手の方にぎりぎりまでアクセルを踏ませてくれるのも『みずほ銀行』ならではの魅力でしょう。

“シビアな世界”で闘える
プロを育てる

『みずほ銀行』のM&Aファイナンス営業部に所属するメンバーのバックグラウンドは多彩です。M&Aブティック等でM&A関連業務に従事したキャリアを持つメンバーばかりでなく、銀行や証券などの金融業界、コンサルティング会社さらにはメーカー出身者もいます。
もちろん金融や会計の知識を備えているに越したことはありませんが、ロジカルな思考ができ、インプットに貪欲な方であれば、前職の業界や職種は問いません。

M&A案件では、売主、買主、対象事業だけではなく弁護士などの専門家もリテインし、限られた時間内で完璧なアウトプットが求められます。 私たちの部には、長い経験を有するメンバーが多数在籍しており、ストラクチャリング力やクレジット分析力はプロフェショナルで堅確です。しかし、徹底したプロの世界で新人の方が完璧なアウトプットを出し続けるのは容易ではないため、私たちは新人の方に拙速なアウトプットを求めません。当部では、専門チームによるパッケージ化されたプログラムを提供することで、経験の浅い人材であっても早期に活躍できるようにサポートする教育体制を構築しています。

『みずほ銀行』では、新しく参加したメンバーがすぐに組織に溶け込め、活躍できるようにサポートする仕組みが整っています。オンボーディング支援として入社直後の研修、キャリア入社者を集めた懇親会、また国家資格を持った社内キャリアアドバイザーとの個別面談など、キャリア入社者が働きやすい環境づくりに注力しています。

私自身は『みずほ銀行』に入行以来、とにかく伸び伸びと多岐にわたる案件に携わらせてもらいました。自分のやりたい案件を見つけては挑戦し、たとえ失敗しても、臆することなく次の案件に取り組んできました。
ぜひ多くの方に『みずほ銀行』の自由なカルチャーの中、M&Aファイナンスに携わっていただきたいと思っています。目の前を流れる川は日々太く、速くなっており、一瞬たりとも流れが止まることはありません。皆さんの挑戦をお待ちしています。