Interview 03

銀・信・証一体かつ
フラットな舞台。
キャリアアップの
可能性は、
無限だ。

『One MIZUHO』のスローガンのもと、銀行・信託・証券の一体運営を強みとする〈みずほ〉。その一員である『みずほ証券』もこの強みを生かし、さらなる成長に挑んでいる。新人事制度の導入も決定。これから入社するキャリア社員には、成長をけん引するコア人材として熱い期待が寄せられている。森嶋淳浩・常務執行役員が〈みずほ〉の強さと可能性について語った。
(※記事中の役職名はインタビュー取材当時のもの)

2022年4月14日掲載 日経転職版より転載

Atsuhiro Morishima

森嶋 淳浩

株式会社みずほフィナンシャルグループ
グループ執行役員
リテール・事業法人カンパニー
副カンパニー長

青山学院大学経済学部卒業。日系大手証券会社に入社後、リテール営業、従業員組合執行委員長等を経験。米国系証券会社を経て、2012年にみずほ証券株式会社入社。ウエルスマネジメントグループ長付コーポレートオフィサー、商品企画部長、リテール・事業法人部門エリア長等を経て2022年より現職。

顧客基盤の拡大で強さが際立つ
『みずほ証券』

日系大手証券会社、外資系証券会社でキャリアを重ねた私が『みずほ証券』に転じたのは、『みずほ銀行』の盤石な顧客基盤を活用することで新たな事業成長が図れることと、日本の顧客のために尽くせるという社会的・公共的なやりがいを感じたためでした。メガバンクグループの一員ならではの信頼性の高さなども、証券専業にはない魅力と感じていたことも事実です。

少子高齢化などもあり新規顧客獲得や預かり資産拡大が困難になっていることは、証券業界共通の悩みです。特に若年層顧客の取り込みについて、対面型証券会社がネット証券に後れを取っていることは間違いありません。そうした逆風が吹き荒れる時代だからこそ、圧倒的な顧客基盤を有する〈みずほ〉の一員である『みずほ証券』の強みは際立っています。実際、私が入社してからの10年間を見ても、顧客基盤拡大を梃(てこ)に業績を大きく伸ばすなど、着実な成長を続けています。

広大なフィールドを縦横無尽に
駆けてほしい

『みずほ証券』ならではの強みとは何か。
まず挙げられるのが、『One MIZUHO』のスローガンのもとで推進される銀行・信託・証券の一体運営です。この広大なプラットフォームを生かすことで、顧客の課題解決に向けたソリューションをシームレスかつワンストップで提供できます。これはまさに日本一の金融プラットフォームであると、私は自負しています。

銀行・信託・証券の一体運営を可能にしているカルチャーも忘れてはなりません。〈みずほ〉には真にフラット&オープンなカルチャーが根づいており、例えば"銀行が証券より上"というようないびつな認識はまったくありません。相互の業務に対する理解とリスペクトが定着しているため常に対等な関係で協力し、それがワンストップソリューションの提供に結びついています。

こうしたカルチャーを支えているのが、積極的な人事交流です。
現在、社員と会社の関係性を見直す一連の取り組みを進めており、『これからの〈みずほ〉を社員と会社が共に創(つく)り、共に奏(かな)でていきたい』という思いを込めて〈かなで〉と名付けました。このコンセプトのもと、〈みずほ〉は2024年4月にグループ5社共通の新たな人事の枠組みへ完全移行します。〈かなで〉は、私たちの強みをさらに進化させるものです。社員のグループ各社間の行き来を自由にすることで、社員の専門性やスキルをより高度化させていくことができると考えています。例えば証券のスペシャリストが銀行で融資の専門性を学び、顧客により付加価値の高いソリューションを提供するといったことが可能になるわけです。
組織や企業の枠を越えた学びと挑戦の機会を実現し、社員と会社が共に成長することを可能にする〈かなで〉。そこには無限の可能性と発展性が秘められていると、私は感じています。

これから入社される皆さんには、ぜひ〈かなで〉における素晴らしい人事プラットフォームを活用し、銀行・信託・証券が一体化した広大な領域を縦横無尽に駆け回って、金融のプロフェッショナルとしてのキャリアを築いていただきたいと考えています。

もちろんそこには"自分起点"の発想が必要なのは当然のことです。自らキャリアを切り開いていこうという強い意志に期待しています。
証券会社である程度のキャリアを重ねながら今後のキャリアについて行き詰まり感や閉塞感を抱いている方には、『One MIZUHO』に根差すフラット&オープンなカルチャーと共に、特に〈かなで〉は魅力的に映るのではないでしょうか。

キャリア入社であっても
挑戦と評価は公正に

私自身のことを振り返ると、証券専業会社から『みずほ証券』 に転じた際に、将来のキャリアアップへの心づもりはありませんでした。前職で磨いた自分の強みや持ち味を生かしつつ『みずほ証券』での新たなチャレンジをした結果が公正に評価され、現在のポジションを得ることができたのです。
金融業界の古い価値観では、証券業界のシニアマネジャークラスの転職者がメガバンクで経営層に昇進するというのは考えられないかもしれません。しかし多様な価値観を大切にする〈みずほ〉には、そうした硬直的な風土はなく、「生え抜き」以外も正しく評価し、引き上げる風土があるのです。キャリア入社をお考えの方にとって、私は格好のロールモデルではないでしょうか。

〈みずほ〉の確立されたカルチャーの一つに『One MIZUHO』があります。それ以外にも、木原GCEOが先頭に立ち、今まさに新たなカルチャーを創っていこうとしている最中です。ですからバックグラウンドが異なるといって組織への適応に苦労することもないでしょう。違和感なく一歩を踏み出し、溶け込んでいただけるはずです。

金融業界が激動の時代を迎えた中で『みずほ証券』は、銀行・信託・証券の一体運営を背景に、より優れたソリューションをワンストップで提供できる金融グループの一員としてさらに成長を続けていきます。金融の仕組みが高度化・複雑化するにつれて顧客の抱える課題を解決するには、従来のソリューションでは難しくなってきました。多様な専門性を身につけたプロフェッショナル人材が核となり、ワンストップソリューションを提供することが求められています。
これからの金融業界をリードするフィールドでそのミッションを果たすべく、ぜひ多くの方にコア人材として活躍していただきたいと考えています。