Interview: Returning to Mizuho

カムバック
アルムナイ採用
インタビュー

「任期が終わったら帰って
きませんか?」当時の
部長からの一言

〈みずほ〉アルムナイ事務局は、2016年に〈みずほ〉へ中途入社後、一度退職し、政府系機関の任期付職員の道を歩んだのちに、 再度〈みずほ〉に入社された池田 愛さんに、お話を伺いました。再入社までの経緯や、一度外に出たからこそ見えた〈みずほ〉の魅力についてお届けします。

Profile

プロフィール

Ai Ikeda

池田 愛さん

  • 2005年新卒で大手損害保険会社のシステム子会社に入社
  • 2008年大手監査法人に転職し、システムコンサルタントに従事
  • 2016年〈みずほ〉へ入社後は、2年弱サイバーセキュリティを担当
  • 2018年〈みずほ〉を退職し、政府系機関の任期付職員へ
  • 2021年2年4ヶ月の任期を終え、〈みずほ〉へ再入社

〈みずほ〉に不満はない、でも、一生のうちでこんなチャンス
に巡り合うことも滅多にない!

〈みずほ〉時代含め、これまでの経歴を教えてください。

大学卒業後、新卒で大手損害保険会社のシステム子会社に入社し、システムエンジニアとして10年ほど在籍しました。そのうち3年は上海に赴任、現地法人のシステム更改プロジェクトに携わりました。
現地法人は300人ほどの規模だったので、上流工程含め全工程に携わることができたのですが、帰国後はシステム子会社という位置づけ上、IT戦略やシステム企画の段階から関わることが難しく、ジレンマがあったんです。
そこで外資系コンサルに転職し、システムコンサルタントとして主に金融機関のITガバナンスの高度化を担当していました。時代の流れからか次第にサイバーセキュリティに関する案件が増え、勉強していくうちにその世界の面白さに目覚めていったんです。
サイバーセキュリティを核に長期的な視点で組織を良くする取り組みに携わってみたいと思い、〈みずほ〉へ入社し、2年弱ですがサイバーセキュリティの仕事に従事しました。

〈みずほ〉でのサイバーセキュリティのお仕事について教えていただけますか?

〈みずほ〉は世界中に支店や現地法人があり、グローバルに適切な管理統制を維持・強化するために、海外の関連部署と頻繁に連携をしていました。また、世界各国の金融当局のウェブサイトを巡回し、新しい規制やトピックのチェックも日常的に行っていました。

2年弱で退職をされたとのことですが、どのような理由で決意されたのでしょうか?

サイバーセキュリティ体制の整備や見直しは、各国の金融当局の規制等の動向がきっかけとなります。様々なガイドラインや規制がありますが、それらの経緯や目的が詳細に掴めないこともあるため、「規制はどうやって作られているのか」「誰がどのような考えで作っているのか?」ということに興味を持つようになりました。
そんな時、ふと目に留まったのが政府系機関の中途採用募集でした。
金融分野のサイバーセキュリティに関する金融規制・監督について国際機関や外国当局と協議・調整するといった業務内容は、まさに自分自身の興味にドンピシャでした。〈みずほ〉の業務や環境には不満がなかったのでとても迷いましたが、一生のうちにこんなチャンスに巡り会えるかどうかわからないと思い、応募を決意しました。

「帰ってきませんか?」当時の部長の言葉で再入社を決意!

2年4ヵ月務められた後、〈みずほ〉への再入社はどういった経緯だったのでしょう?

政府系機関での仕事はやりがいがありましたが、任期が決まっていたこともあり、ゆくゆくは 〈みずほ〉 に戻って、この経験を活かしたいと思うようになりました。〈みずほ〉での業務にはやりがいをもって働けていましたし、当時の上司や同僚たちと半年~1年に一度くらいは懇親会に呼んでいただくなど、プライベートでの繋がりが維持できたことも大きかったと思います。
折に触れて「戻ってくるんだよね」とお声かけいただきましたが、最終的には当時の直属の部長から「帰ってきませんか?」と打診いただいたことが決め手となりました。
お話をいただいた際には「本当にありがたいことだ」と思いました。

〈みずほ〉に再入社されて数ヵ月が経過しましたが、2年4ヵ月ぶりの職場に戻る心境はどんなものでしたか?

当初心配だったのは、部長と次長が変わっていたことです。リーダーが変わると職場の雰囲気が変わると言いますよね。でも、新しい部長や次長と面接の際、すごく和やかな雰囲気でお話しできたことや、勝手知ったる在籍時の同僚の存在により、不安は解消できました。

しばらく離れていた職場に戻るにあたり、どのようなことを意識されましたか?

以前からの同僚とはより親密に、あらたな同僚とも積極的にコミュニケーションをとることですかね。やはり組織や業務内容が、以前と全く同じではないので、業務を進めるうえで話しやすいように努めています。以前からの同僚には頼りつつ、新たな同僚には自分を知ってもらったり、相手の業務内容を知るようにもしています。

積極的にコミュニケーションを取られるところにお人柄を感じます。周囲からのサポートはありましたか?

海外拠点やグループ会社との初回の会議などで、先方のメンバーが変わっていないことが多かったこともあり、「池田さんが帰ってきてくれましたよ!」とポジティブに紹介していただきました。そのような後押しが嬉しかったですね。

一度〈みずほ〉を出た経験があるからこそ気付いた、〈みずほ〉の良さはありますか?退職前の〈みずほ〉と比べて、変化を感じる点はありましたか?

過去経験した職場と比べると〈みずほ〉は「従業員が明るく働ける職場を作ろう」という意識が高く、私も参加していた社員リソースグループ(ERG)等の社員による自立的な学びあいやネットワーク活動を後押しするカルチャーもあります。
変化という点では、私が担当しているサイバーセキュリティという分野への経営層の関心が、以前より高まっていると感じています。立場に関係なく意見を言い合える、意見を取り入れてもらえる、というところは以前と変わっていなくて良かったです。

変化がありながらも良いカルチャーは残っていたなら一安心ですね。〈みずほ〉を離れてから蓄積された経験やノウハウはどのように活かせていますか?

様々な金融機関等との対話や、サイバーセキュリティに関連する国際会議での議論や成果物の背景を把握できたことで、より広い視点を持てるようになりました。そうした経験は、現在の業務においてもとても役立っています。

「〈みずほ〉はウェルカム
バックだよ!」を
伝えていく
ことで敷居の高さは変わる

〈みずほ〉は、多様なフィールドで活動されているみずほアルムナイとの繋がりを大切にしたいと考えています。“みずほ”という共通項をベースに繋がることで、お互いに価値のあるネットワークとしてもっと活かしていけるのではないか、と大きな可能性を感じています。そうした中で、池田さんのように、アルムナイが再び〈みずほ〉で活躍いただくことも後押ししていけたらと思います。

そういった方向で考えているのですね。私が再入社した時は、再雇用ルートのようなものがあるのかな?と思ったのですが、一般のキャリア採用と同じ対応であったので、〈みずほ〉は再雇用に力を入れていないのかな、と思っていました。古巣に戻るにあたっては、辞めた人に対して風当たりが強い会社もあると思うのですが、「〈みずほ〉はそうじゃないよ!ウェルカムバックだよ!」というメッセージを発信するだけでも、敷居の高さは変わってくると思います。

事務局としても、今の〈みずほ〉を広く知っていただくために、もっと発信していきたいと思っています。その一環として、アルムナイ専用の窓口を設置し、コミュニケーションの機会も増やしていきます。最後に〈みずほ〉アルムナイの皆さんにメッセージをいただけますか?

もし今後のキャリアの選択肢として〈みずほ〉に興味があれば、まずは繋がりがある現役社員に話しを聞いてみたらいいと思います。退職した時と今では大きく変化しているところもきっとありますし、皆さんの中の〈みずほ〉を是非アップデートいただけると嬉しいです。また、アルムナイSNS上にもカジュアル相談窓口があるということなので、アルムナイ事務局にコンタクトしてみるのもいかがでしょうか。

ご紹介ありがとうございます。次世代に向けて〈みずほ〉は、外からの風を積極的に取り入れようとしています。ご関心あれば、気軽にアルムナイ事務局にコンタクトいただければと思います。池田さん、本日はありがとうございました。