第5【経理の状況】

 

1.当行の中間連結財務諸表は、「中間連結財務諸表の用語、様式及び作成方法に関する規則」(平成11年大蔵省令第24号)に基づいて作成しておりますが、資産及び負債の分類並びに収益及び費用の分類は、「銀行法施行規則」(昭和57年大蔵省令第10号)に準拠しております。

 

2.当行の中間財務諸表は、「中間財務諸表等の用語、様式及び作成方法に関する規則」(昭和52年大蔵省令第38号)に基づいて作成しておりますが、資産及び負債の分類並びに収益及び費用の分類は、「銀行法施行規則」(昭和57年大蔵省令第10号)に準拠しております。

 

3.当行は、金融商品取引法第193条の2第1項の規定に基づき、中間連結会計期間(自2022年4月1日 至2022年9月30日)の中間連結財務諸表及び中間会計期間(自2022年4月1日 至2022年9月30日)の中間財務諸表について、EY新日本有限責任監査法人の中間監査を受けております。

 

1【中間連結財務諸表等】

(1)【中間連結財務諸表】

①【中間連結貸借対照表】

 

 

(単位:百万円)

 

前連結会計年度

(2022年3月31日)

当中間連結会計期間

(2022年9月30日)

資産の部

 

 

現金預け金

※5 49,024,502

※5 51,656,634

コールローン及び買入手形

1,543,998

2,139,832

買現先勘定

8,199,845

10,662,090

債券貸借取引支払保証金

154,255

166,304

買入金銭債権

3,440,706

3,815,578

特定取引資産

※5 5,955,550

※5 9,678,166

金銭の信託

504

505

有価証券

※1,※2,※3,※5,※12 44,133,769

※1,※2,※3,※5,※12 37,898,876

貸出金

※3,※4,※5,※6 83,168,462

※3,※4,※5,※6 90,092,267

外国為替

※3,※4 2,615,081

※3,※4 3,241,004

金融派生商品

2,279,898

4,194,970

その他資産

※3,※5 6,567,983

※3,※5 8,087,010

有形固定資産

※7,※8 919,429

※7,※8 938,833

無形固定資産

400,478

417,296

退職給付に係る資産

638,012

616,896

繰延税金資産

201,337

428,713

支払承諾見返

※3 8,339,127

※3 9,759,856

貸倒引当金

777,771

694,859

投資損失引当金

107

1

資産の部合計

216,805,067

233,099,979

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

前連結会計年度

(2022年3月31日)

当中間連結会計期間

(2022年9月30日)

負債の部

 

 

預金

※5 136,343,811

※5 139,968,424

譲渡性預金

16,053,544

21,007,949

コールマネー及び売渡手形

960,472

1,228,803

売現先勘定

※5 15,237,573

※5 18,990,245

債券貸借取引受入担保金

※5 146,864

※5 311,881

コマーシャル・ペーパー

1,775,859

1,574,288

特定取引負債

4,104,956

6,481,956

借用金

※5,※9 14,495,269

※5,※9 11,447,570

外国為替

1,630,212

761,717

短期社債

46,667

20,772

社債

※10 1,522,397

※10 1,764,246

金融派生商品

2,780,388

5,009,545

その他負債

5,403,525

7,096,139

賞与引当金

73,923

47,405

変動報酬引当金

763

378

退職給付に係る負債

7,724

8,423

役員退職慰労引当金

283

267

貸出金売却損失引当金

1,309

8,068

偶発損失引当金

6,622

10,369

睡眠預金払戻損失引当金

16,627

14,820

債券払戻損失引当金

10,504

8,965

繰延税金負債

15,082

9,104

再評価に係る繰延税金負債

※7 59,962

※7 59,704

支払承諾

8,339,127

9,759,856

負債の部合計

209,033,476

225,590,905

純資産の部

 

 

資本金

1,404,065

1,404,065

資本剰余金

2,183,779

2,183,779

利益剰余金

3,288,307

3,434,314

株主資本合計

6,876,152

7,022,158

その他有価証券評価差額金

637,984

39,801

繰延ヘッジ損益

75,591

99,963

土地再評価差額金

※7 132,156

※7 131,572

為替換算調整勘定

16,505

251,869

退職給付に係る調整累計額

137,815

116,829

在外関係会社における債務評価調整額

23

13

その他の包括利益累計額合計

848,847

440,095

非支配株主持分

46,591

46,819

純資産の部合計

7,771,591

7,509,073

負債及び純資産の部合計

216,805,067

233,099,979

 

②【中間連結損益計算書及び中間連結包括利益計算書】
【中間連結損益計算書】

 

 

(単位:百万円)

 

前中間連結会計期間

(自 2021年4月1日

 至 2021年9月30日)

当中間連結会計期間

(自 2022年4月1日

 至 2022年9月30日)

経常収益

1,322,739

2,548,193

資金運用収益

595,206

1,129,066

(うち貸出金利息)

412,917

673,804

(うち有価証券利息配当金)

116,644

175,770

役務取引等収益

286,882

315,386

特定取引収益

211,296

758,811

その他業務収益

80,898

266,205

その他経常収益

※1 148,455

※1 78,722

経常費用

998,752

2,136,693

資金調達費用

136,395

627,670

(うち預金利息)

27,879

227,083

役務取引等費用

71,092

69,962

特定取引費用

114,671

775,745

その他業務費用

37,624

80,073

営業経費

457,864

497,240

その他経常費用

※2 181,104

※2 86,000

経常利益

323,986

411,500

特別利益

※3 44,061

※3 12,470

特別損失

※4 3,855

※4 5,937

税金等調整前中間純利益

364,192

418,033

法人税、住民税及び事業税

105,054

61,290

法人税等調整額

29,143

49,589

法人税等合計

134,198

110,880

中間純利益

229,994

307,153

非支配株主に帰属する中間純利益

1,289

474

親会社株主に帰属する中間純利益

228,704

306,679

 

【中間連結包括利益計算書】

 

 

(単位:百万円)

 

前中間連結会計期間

(自 2021年4月1日

 至 2021年9月30日)

当中間連結会計期間

(自 2022年4月1日

 至 2022年9月30日)

中間純利益

229,994

307,153

その他の包括利益

2,163

407,293

その他有価証券評価差額金

20,040

598,298

繰延ヘッジ損益

30,113

24,498

為替換算調整勘定

49,726

216,398

退職給付に係る調整額

49,489

20,841

在外関係会社における債務評価調整額

-

9

持分法適用会社に対する持分相当額

7,674

19,937

中間包括利益

227,830

100,139

(内訳)

 

 

親会社株主に係る中間包括利益

225,110

101,487

非支配株主に係る中間包括利益

2,719

1,348

 

③【中間連結株主資本等変動計算書】

前中間連結会計期間(自 2021年4月1日 至 2021年9月30日)

 

 

 

(単位:百万円)

 

株主資本

 

資本金

資本剰余金

利益剰余金

株主資本合計

当期首残高

1,404,065

2,210,553

3,164,785

6,779,404

会計方針の変更による累積的影響額

 

 

677

677

会計方針の変更を反映した当期首残高

1,404,065

2,210,553

3,164,107

6,778,726

当中間期変動額

 

 

 

 

剰余金の配当

 

 

175,519

175,519

親会社株主に帰属する中間純利益

 

 

228,704

228,704

土地再評価差額金の取崩

 

 

1,086

1,086

株主資本以外の項目の当中間期変動額(純額)

 

 

 

 

当中間期変動額合計

-

-

54,271

54,271

当中間期末残高

1,404,065

2,210,553

3,218,379

6,832,997

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その他の包括利益累計額

非支配株主持分

純資産合計

 

その他有価証券評価差額金

繰延ヘッジ損益

土地再評価差額金

為替換算調整勘定

退職給付に係る調整累計額

在外関係会社における債務評価調整額

その他の包括利益累計額合計

当期首残高

1,037,689

34,201

136,384

109,671

239,104

-

1,337,707

44,038

8,161,149

会計方針の変更による累積的影響額

 

 

 

 

 

 

 

 

677

会計方針の変更を反映した当期首残高

1,037,689

34,201

136,384

109,671

239,104

-

1,337,707

44,038

8,160,472

当中間期変動額

 

 

 

 

 

 

 

 

 

剰余金の配当

 

 

 

 

 

 

 

 

175,519

親会社株主に帰属する中間純利益

 

 

 

 

 

 

 

 

228,704

土地再評価差額金の取崩

 

 

 

 

 

 

 

 

1,086

株主資本以外の項目の当中間期変動額(純額)

20,012

30,212

1,086

56,317

49,710

-

4,679

2,032

2,647

当中間期変動額合計

20,012

30,212

1,086

56,317

49,710

-

4,679

2,032

51,624

当中間期末残高

1,057,702

3,988

135,297

53,354

189,393

-

1,333,027

46,070

8,212,096

 

当中間連結会計期間(自 2022年4月1日 至 2022年9月30日)

 

 

 

(単位:百万円)

 

株主資本

 

資本金

資本剰余金

利益剰余金

株主資本合計

当期首残高

1,404,065

2,183,779

3,288,307

6,876,152

当中間期変動額

 

 

 

 

剰余金の配当

 

 

161,257

161,257

親会社株主に帰属する中間純利益

 

 

306,679

306,679

土地再評価差額金の取崩

 

 

584

584

株主資本以外の項目の当中間期変動額(純額)

 

 

 

 

当中間期変動額合計

-

-

146,006

146,006

当中間期末残高

1,404,065

2,183,779

3,434,314

7,022,158

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その他の包括利益累計額

非支配株主持分

純資産合計

 

その他有価証券評価差額金

繰延ヘッジ損益

土地再評価差額金

為替換算調整勘定

退職給付に係る調整累計額

在外関係会社における債務評価調整額

その他の包括利益累計額合計

当期首残高

637,984

75,591

132,156

16,505

137,815

23

848,847

46,591

7,771,591

当中間期変動額

 

 

 

 

 

 

 

 

 

剰余金の配当

 

 

 

 

 

 

 

 

161,257

親会社株主に帰属する中間純利益

 

 

 

 

 

 

 

 

306,679

土地再評価差額金の取崩

 

 

 

 

 

 

 

 

584

株主資本以外の項目の当中間期変動額(純額)

598,182

24,371

584

235,363

20,986

9

408,751

227

408,523

当中間期変動額合計

598,182

24,371

584

235,363

20,986

9

408,751

227

262,517

当中間期末残高

39,801

99,963

131,572

251,869

116,829

13

440,095

46,819

7,509,073

 

④【中間連結キャッシュ・フロー計算書】

 

 

(単位:百万円)

 

前中間連結会計期間

(自 2021年4月1日

 至 2021年9月30日)

当中間連結会計期間

(自 2022年4月1日

 至 2022年9月30日)

営業活動によるキャッシュ・フロー

 

 

税金等調整前中間純利益

364,192

418,033

減価償却費

59,014

59,440

減損損失

2,539

2,216

のれん償却額

136

143

持分法による投資損益(△は益)

17,082

13,140

貸倒引当金の増減(△)

17,427

96,890

投資損失引当金の増減額(△は減少)

0

106

貸出金売却損失引当金の増減額(△は減少)

893

6,759

偶発損失引当金の増減(△)

1,362

2,419

賞与引当金の増減額(△は減少)

25,332

35,327

変動報酬引当金の増減額(△は減少)

674

385

退職給付に係る資産の増減額(△は増加)

43,430

2,945

退職給付に係る負債の増減額(△は減少)

126

119

役員退職慰労引当金の増減額(△は減少)

106

15

睡眠預金払戻損失引当金の増減(△)

2,003

1,807

債券払戻損失引当金の増減(△)

2,261

1,538

資金運用収益

595,206

1,129,066

資金調達費用

136,395

627,670

有価証券関係損益(△)

56,280

12,005

金銭の信託の運用損益(△は運用益)

0

0

為替差損益(△は益)

58,133

631,572

固定資産処分損益(△は益)

864

3,119

退職給付信託返還損益(△は益)

43,610

11,868

特定取引資産の純増(△)減

170,206

3,257,495

特定取引負債の純増減(△)

506,825

2,058,096

金融派生商品資産の純増(△)減

307,417

1,875,217

金融派生商品負債の純増減(△)

254,535

2,191,681

貸出金の純増(△)減

1,819,670

3,493,306

預金の純増減(△)

4,002,600

714,352

譲渡性預金の純増減(△)

1,949,083

4,318,341

借用金(劣後特約付借入金を除く)の純増減(△)

148,400

3,619,556

預け金(中央銀行預け金を除く)の純増(△)減

249,710

123,702

コールローン等の純増(△)減

5,194,551

2,025,739

債券貸借取引支払保証金の純増(△)減

685

12,049

コールマネー等の純増減(△)

2,945,652

1,332,885

コマーシャル・ペーパーの純増減(△)

159,028

526,538

債券貸借取引受入担保金の純増減(△)

97,771

165,017

外国為替(資産)の純増(△)減

147,238

340,092

外国為替(負債)の純増減(△)

50,802

873,008

短期社債(負債)の純増減(△)

20,515

25,895

普通社債発行及び償還による増減(△)

12,915

158,276

資金運用による収入

674,717

1,070,834

資金調達による支出

145,893

582,671

その他

781,268

1,112,813

小計

1,960,345

4,196,427

法人税等の支払額又は還付額(△は支払)

59,117

127,995

営業活動によるキャッシュ・フロー

2,019,463

4,324,422

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

前中間連結会計期間

(自 2021年4月1日

 至 2021年9月30日)

当中間連結会計期間

(自 2022年4月1日

 至 2022年9月30日)

投資活動によるキャッシュ・フロー

 

 

有価証券の取得による支出

58,361,762

45,873,438

有価証券の売却による収入

30,519,814

27,889,279

有価証券の償還による収入

28,592,277

23,746,270

有形固定資産の取得による支出

10,174

24,809

無形固定資産の取得による支出

31,095

38,973

有形固定資産の売却による収入

2,314

2,284

無形固定資産の売却による収入

480

連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得による支出

8,836

投資活動によるキャッシュ・フロー

711,855

5,691,775

財務活動によるキャッシュ・フロー

 

 

劣後特約付借入れによる収入

661,612

659,029

劣後特約付借入金の返済による支出

577,240

785,616

劣後特約付社債の償還による支出

35,000

47,000

非支配株主からの払込みによる収入

34

200

非支配株主への払戻による支出

96

334

配当金の支払額

175,519

161,257

非支配株主への配当金の支払額

626

1,010

子会社の自己株式の取得による支出

0

財務活動によるキャッシュ・フロー

126,835

335,989

現金及び現金同等物に係る換算差額

70,336

1,598,166

現金及び現金同等物の増減額(△は減少)

1,364,107

2,629,529

現金及び現金同等物の期首残高

44,619,944

47,777,153

現金及び現金同等物の中間期末残高

※1 43,255,837

※1 50,406,682

 

【注記事項】
(中間連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)

1.連結の範囲に関する事項

(1) 連結子会社       136

 主要な会社名

  瑞穂銀行(中国)有限公司

  PT. Bank Mizuho Indonesia

  みずほ信用保証株式会社

(連結の範囲の変更)

 Capstone Partners GP, LLC他19社は株式取得等により、当中間連結会計期間から連結の範囲に含めております。

 Mizuho Floater / Residual Trust Various States, Series 2020-MIZ9026他8社は清算等により、子会社に該当しないことになったことから、当中間連結会計期間より連結の範囲から除外しております。

(2) 非連結子会社

該当ありません。

 

2.持分法の適用に関する事項

(1) 持分法適用の非連結子会社

 該当ありません。

(2) 持分法適用の関連会社  17

 主要な会社名

株式会社オリエントコーポレーション

Joint Stock Commercial Bank for Foreign Trade of Vietnam

(3) 持分法非適用の非連結子会社

 該当ありません。

(4) 持分法非適用の関連会社

  Pec International Leasing Co., Ltd.

 持分法非適用の関連会社は、中間純損益(持分に見合う額)、利益剰余金(持分に見合う額)及びその他の包括利益累計額(持分に見合う額)等からみて、持分法適用の範囲から除外しても中間連結財務諸表に重要な影響を与えないため、持分法適用の範囲から除外しております。

 

3.連結子会社の中間決算日等に関する事項

(1) 連結子会社の中間決算日は次の通りであります。

6月末日

 34社

9月末日

 102社

 

(2) 中間連結財務諸表の作成に当っては、それぞれの中間決算日の中間財務諸表により連結しております。

 中間連結決算日と上記の中間決算日との間に生じた重要な取引については、必要な調整を行っております。

 

4.会計方針に関する事項

(1) 売買目的有価証券に準じた貸出債権の評価基準及び収益・費用の計上基準

  貸出債権のうちトレーディング目的で保有するものについては、売買目的有価証券に準じて、取引の約定時点を基準として中間連結貸借対照表上「買入金銭債権」に計上するとともに、当該貸出債権に係る買入金銭債権の評価は、中間連結決算日の時価により行っております。また、当該貸出債権からの当中間連結会計期間中の受取利息及び売却損益等に、前連結会計年度末と当中間連結会計期間末における評価損益の増減額を加えた損益を、中間連結損益計算書上「その他業務収益」及び「その他業務費用」に計上しております。

(2) 特定取引資産・負債の評価基準及び収益・費用の計上基準

 金利、通貨の価格、金融商品市場における相場その他の指標に係る短期的な変動、市場間の格差等を利用して利益を得る等の目的(以下「特定取引目的」という)の取引については、取引の約定時点を基準とし、中間連結貸借対照表上「特定取引資産」及び「特定取引負債」に計上するとともに、当該取引からの損益を中間連結損益計算書上「特定取引収益」及び「特定取引費用」に計上しております。

 特定取引資産及び特定取引負債の評価は、有価証券及び金銭債権等については中間連結決算日の時価により、スワップ・先物・オプション取引等の派生商品については中間連結決算日において決済したものとみなした額により行っております。

 また、特定取引収益及び特定取引費用の損益計上は、当中間連結会計期間中の受払利息等に、有価証券及び金銭債権等については前連結会計年度末と当中間連結会計期間末における評価損益の増減額を、派生商品については前連結会計年度末と当中間連結会計期間末におけるみなし決済からの損益相当額の増減額を加えております。

 なお、派生商品については、特定の市場リスク及び特定の信用リスクに関して、金融資産及び金融負債を相殺した後の正味の資産又は負債を基礎として、当該金融資産及び金融負債のグループを単位とした時価を算定しております。

(3) 有価証券の評価基準及び評価方法

(イ) 有価証券の評価は、満期保有目的の債券については移動平均法による償却原価法(定額法)、持分法非適用の関連会社株式については移動平均法による原価法、その他有価証券については時価法(売却原価は主として移動平均法により算定)、ただし市場価格のない株式等については移動平均法による原価法により行っております。

 なお、その他有価証券の評価差額については、時価ヘッジの適用により損益に反映させた額を除き、全部純資産直入法により処理しております。

(ロ)有価証券運用を主目的とする単独運用の金銭の信託において信託財産として運用されている有価証券の評価は、時価法により行っております。

(4) デリバティブ取引の評価基準及び評価方法

 デリバティブ取引(特定取引目的の取引を除く)の評価は、時価法により行っております。

 なお、特定の市場リスク及び特定の信用リスクに関して、金融資産及び金融負債を相殺した後の正味の資産又は負債を基礎として、当該金融資産及び金融負債のグループを単位とした時価を算定しております。

(5) 固定資産の減価償却の方法

① 有形固定資産(リース資産を除く)

 有形固定資産は、建物については主として定額法、その他については主として定率法を採用し、年間減価償却費見積額を期間により按分し計上しております。

 また、主な耐用年数は次の通りであります。

   建 物:3年~50年

   その他:2年~20年

② 無形固定資産(リース資産を除く)

無形固定資産は、定額法により償却しております。なお、自社利用のソフトウェアについては、当行及び連結子会社で定める利用可能期間(主として5年~10年)に基づいて償却しております。

③ リース資産

 所有権移転外ファイナンス・リース取引に係る「有形固定資産」及び「無形固定資産」中のリース資産は、原則として自己所有の固定資産に適用する方法と同一の方法で償却しております。

(6) 繰延資産の処理方法

 社債発行費は、発生時に全額費用として処理しております。

(7) 貸倒引当金の計上基準

  当行及び主要な国内連結子会社の貸倒引当金は、予め定めている償却・引当基準に則り、次の通り計上しております。

 破産、特別清算等法的に経営破綻の事実が発生している債務者(以下「破綻先」という)に係る債権及びそれと同等の状況にある債務者(以下「実質破綻先」という)に係る債権については、以下のなお書きに記載されている直接減額後の帳簿価額から、担保の処分可能見込額及び保証による回収可能見込額を控除し、その残額を計上しております。また、現在は経営破綻の状況にないが、今後経営破綻に陥る可能性が大きいと認められる債務者(以下「破綻懸念先」という)に係る債権については、債権額から、担保の処分可能見込額及び保証による回収可能見込額を控除し、その残額のうち、債務者の支払能力を総合的に判断し必要と認める額を計上しております。

 破綻懸念先及び貸出条件緩和債権等を有する債務者で与信額が一定額以上の大口債務者のうち、債権の元本の回収及び利息の受取りに係るキャッシュ・フローを合理的に見積もることができる債権については、当該キャッシュ・フローを貸出条件緩和実施前の約定利子率等で割引いた金額と債権の帳簿価額との差額を貸倒引当金とする方法(キャッシュ・フロー見積法)により計上しております。また、当該大口債務者のうち、将来キャッシュ・フローを合理的に見積もることが困難な債務者に対する債権については、個別的に算定した予想損失額を計上しております。

 上記以外の債権については、主として今後1年間の予想損失額又は今後3年間の予想損失額を見込んで計上しており、予想損失額は、1年間又は3年間の貸倒実績又は倒産実績を基礎とした貸倒実績率又は倒産確率の過去の一定期間における平均値に基づき損失率を求め、これに将来見込み等必要な修正を加えて算定しております。特定海外債権については、対象国の政治経済情勢等に起因して生ずる損失見込額を特定海外債権引当勘定として計上しております。

  すべての債権は、資産の自己査定基準に基づき、営業関連部署が資産査定を実施し、当該部署から独立した資産監査部署が査定結果を監査しております。

 なお、破綻先及び実質破綻先に対する担保・保証付債権等については、債権額から担保の評価額及び保証による回収が可能と認められる額を控除した残額を取立不能見込額として債権額から直接減額しており、その金額は95,794百万円(前連結会計年度末は108,839百万円)であります。

 その他の連結子会社の貸倒引当金は、一般債権については過去の貸倒実績率等を勘案して必要と認めた額を、貸倒懸念債権等特定の債権については、個別に回収可能性を勘案し、回収不能見込額をそれぞれ計上しております。

(追加情報)
 当行グループは、「検査マニュアル廃止後の融資に関する検査・監督の考え方と進め方」(金融庁 令和元年12月18日)の趣旨を踏まえ、一部の与信に対して、新型コロナウイルス感染症やロシア・ウクライナ情勢及びインフレ-ション等の影響を貸倒引当金に反映しております。具体的には、新型コロナウイルス感染症に加え、ロシア・ウクライナ情勢及びインフレーション等を踏まえたシナリオを用いて予想損失額を見積もっております。当該シナリオにはGDP成長率の予測、資源価格や為替などの金融指標、業種ごとの事業環境の将来見通し及びロシア内外の経済制裁影響等の仮定が含まれております。なお、中間連結財務諸表の作成にあたって用いた上記会計上の見積りの方法及び当該見積りに用いた主要な仮定については前連結会計年度に係る連結財務諸表の(重要な会計上の見積り)に記載した内容から重要な変更はありません。

 また、ロシアへの経済制裁による外貨繰り懸念等に起因し、トランファーリスクが回避されていない債権額に対して将来発生が見込まれる予想損失額を特定海外債権引当勘定として計上しております。当該予想損失額は、ロシアのカントリーリスク評価及び外部格付機関が公表する過去のデフォルト実績等に基づき算出しており、当中間連結会計期間末においては特定海外債権引当勘定54,245百万円のうち、52,519百万円をロシアに関連する当該債権額に対して計上しております。

(8) 投資損失引当金の計上基準

 投資損失引当金は、投資に対する損失に備えるため、有価証券の発行会社の財政状態等を勘案して必要と認められる額を計上しております。

(9) 賞与引当金の計上基準

 賞与引当金は、従業員への賞与の支払いに備えるため、従業員に対する賞与の支給見込額のうち、当中間連結会計期間に帰属する額を計上しております。

(10) 変動報酬引当金の計上基準

 当行及び一部の連結子会社の役員及び常務執行役員等に対する報酬のうち変動報酬として支給する業績給及び株式報酬の支払いに備えるため、当連結会計年度の変動報酬に係る基準額に基づく支給見込額のうち、当中間連結会計期間に帰属する額を計上しております。

(11) 役員退職慰労引当金の計上基準

 役員退職慰労引当金は、役員及び執行役員の退職により支給する退職慰労金に備えるため、内規に基づく支給見込額のうち、当中間連結会計期間末までに発生していると認められる額を計上しております。

(12) 貸出金売却損失引当金の計上基準

 貸出金売却損失引当金は、売却予定貸出金について将来発生する可能性のある損失を見積り必要と認められる額を計上しております。

(13) 偶発損失引当金の計上基準

 偶発損失引当金は、他の引当金で引当対象とした事象以外の偶発事象に対し、将来発生する可能性のある損失を見積り必要と認められる額を計上しております。

(14) 睡眠預金払戻損失引当金の計上基準

 睡眠預金払戻損失引当金は、負債計上を中止した預金について、預金者からの払戻請求に備えるため、将来の払戻請求に応じて発生する損失を見積り必要と認める額を計上しております。

(15) 債券払戻損失引当金の計上基準

 債券払戻損失引当金は、負債計上を中止した債券について、債券保有者からの払戻請求に備えるため、将来の払戻請求に応じて発生する損失を見積り必要と認める額を計上しております。

(16) 退職給付に係る会計処理の方法

 退職給付債務の算定にあたり、退職給付見込額を当中間連結会計期間末までの期間に帰属させる方法については給付算定式基準によっております。また、過去勤務費用及び数理計算上の差異の損益処理方法は次の通りであります。

 過去勤務費用:その発生連結会計年度に一時損益処理

 数理計算上の差異:各連結会計年度の発生時の従業員の平均残存勤務期間内の一定の年数(10年)による定額法により按分した額を、それぞれ発生の翌連結会計年度から損益処理

 なお、一部の連結子会社は、退職給付に係る負債及び退職給付費用の計算に、退職給付に係る当中間連結会計期間末の自己都合要支給額を退職給付債務とする方法を用いた簡便法を適用しております。

(17) 外貨建の資産及び負債の本邦通貨への換算基準

 当行の外貨建資産・負債及び海外支店勘定は、取得時の為替相場による円換算額を付す持分法非適用の関連会社株式を除き、主として中間連結決算日の為替相場による円換算額を付しております。

 連結子会社の外貨建資産・負債については、それぞれの中間決算日等の為替相場により換算しております。

(18) 重要な収益の計上基準

 証券関連業務手数料には、主に売買委託手数料及び事務代行手数料が含まれております。売買委託手数料には、株式、債券及び投資信託の販売手数料が含まれており、顧客との取引日の時点で認識されます。事務代行手数料には、投資信託の記録管理等の事務処理に係る手数料が含まれており、関連するサービスが提供されている期間にわたり認識されます。

 預金・貸出業務手数料には、預金関連業務手数料及び貸出関連業務手数料が含まれております。預金関連業務手数料は収益認識会計基準の対象ですが、コミットメント手数料やアレンジメント手数料などの貸出関連業務手数料の大部分は収益認識会計基準の対象外です。預金関連業務手数料には、口座振替に係る手数料等が含まれており、顧客との取引日の時点、又は関連するサービスが提供された時点で認識されます。

 受入為替手数料には、国内外の送金の手数料が含まれており、関連するサービスが提供された時点で認識されます。

 代理業務手数料には、主に日本の宝くじ事業など代理店事業に係る事務手数料及び株式等の常任代理業務手数料が含まれており、関連するサービスが提供された時点、又は関連するサービスが提供されている期間にわたり認識されます。

 その他の役務収益には、生命保険の販売手数料、電子バンキングのサービス手数料、ファイナンシャル・アドバイザリー手数料等が含まれております。生命保険の販売手数料は、保険商品の販売の対価として収受し、主に顧客との取引日の時点で認識されます。電子バンキングのサービス手数料は、主に月額基本使用料であり、関連するサービスが提供されている期間にわたり認識されます。ファイナンシャル・アドバイザリー手数料は、市場調査や事業戦略立案のサポート等の対価として収受し、関連するサービスが提供されている期間にわたり認識されます。

 その他の経常収益には、収益認識会計基準の対象となる取引が一部含まれており、株式や債券の引受手数料、クレジットカード手数料等が該当します。引受手数料は原則として取引条件が確定した時点で認識しております。クレジットカード手数料は、決済が行われた時点で認識しております。

(19) 重要なヘッジ会計の方法

(イ)金利リスク・ヘッジ

  当行の金融資産・負債から生じる金利リスクのヘッジ取引に対するヘッジ会計の方法として、繰延ヘッジ又は時価ヘッジを適用しております。
 小口多数の金銭債権債務に対する包括ヘッジについて、「銀行業における金融商品会計基準適用に関する会計上及び監査上の取扱い」(日本公認会計士協会業種別委員会実務指針 第24号 2022年3月17日。以下「業種別委員会実務指針第24号」という)を適用しております。
 ヘッジ有効性の評価は、小口多数の金銭債権債務に対する包括ヘッジについて以下の通り行っております。

(ⅰ)相場変動を相殺するヘッジについては、ヘッジ対象となる預金・貸出金等とヘッジ手段である金利スワップ取引等を一定の期間毎にグルーピングのうえ特定し有効性を評価しております。

(ⅱ)キャッシュ・フローを固定するヘッジについては、ヘッジ対象とヘッジ手段の金利変動要素の相関関係を検証し有効性を評価しております。

 個別ヘッジについてもヘッジ対象とヘッジ手段の相場変動又はキャッシュ・フロー変動を比較し、両者の変動額等を基礎にして、ヘッジの有効性を評価しております。

(ロ)為替変動リスク・ヘッジ

  当行の外貨建金融資産・負債から生じる為替変動リスクに対するヘッジ会計の方法は、「銀行業における外貨建取引等の会計処理に関する会計上及び監査上の取扱い」(日本公認会計士協会業種別委員会実務指針第25号 2020年10月8日。以下「業種別委員会実務指針第25号」という)に規定する繰延ヘッジによっております。ヘッジ有効性評価の方法については、外貨建金銭債権債務等の為替変動リスクを減殺する目的で行う通貨スワップ取引及び為替スワップ取引等をヘッジ手段とし、ヘッジ対象である外貨建金銭債権債務等に見合うヘッジ手段の外貨ポジション相当額が存在することを確認することによりヘッジの有効性を評価しております。

  また、外貨建子会社株式及び関連会社株式並びに外貨建その他有価証券(債券以外)の為替変動リスクをヘッジするため、事前にヘッジ対象となる外貨建有価証券の銘柄を特定し、当該外貨建有価証券について外貨ベースで取得原価以上の直先負債が存在していること等を条件に包括ヘッジとして繰延ヘッジ及び時価ヘッジを適用しております。

 

(ハ)連結会社間取引等

  デリバティブ取引のうち連結会社間及び特定取引勘定とそれ以外の勘定との間(又は内部部門間)の内部取引については、ヘッジ手段として指定している金利スワップ取引及び通貨スワップ取引等に対して、業種別委員会実務指針第24号及び同第25号に基づき、恣意性を排除し厳格なヘッジ運営が可能と認められる対外カバー取引の基準に準拠した運営を行っているため、当該金利スワップ取引及び通貨スワップ取引等から生じる収益及び費用は消去せずに損益認識又は繰延処理を行っております。

 なお、当行及び連結子会社の一部の資産・負債については、繰延ヘッジ、時価ヘッジ、あるいは金利スワップの特例処理を行っております。

(ニ)「LIBORを参照する金融商品に関するヘッジ会計の取扱い」を適用しているヘッジ関係

 上記のヘッジ関係のうち、「LIBORを参照する金融商品に関するヘッジ会計の取扱い」(実務対応報告第40号 2022年3月17日)の適用範囲に含まれるヘッジ関係のすべてに、当該実務対応報告に定められる特例的な取扱いを適用しております。当該実務対応報告を適用しているヘッジ関係の内容は、以下の通りです。

ヘッジ会計の方法…繰延ヘッジ、時価ヘッジ、あるいは金利スワップの特例処理によっています。

ヘッジ手段…主に金利スワップ取引、通貨スワップ取引、あるいは為替スワップ取引等

ヘッジ対象…主に金融資産・負債や外貨建金融資産・負債等

ヘッジ取引の種類…相場変動を相殺するもの、キャッシュ・フローを固定するもの

(20) 中間連結キャッシュ・フロー計算書における資金の範囲

 中間連結キャッシュ・フロー計算書における資金の範囲は、中間連結貸借対照表上の「現金預け金」のうち現金及び中央銀行への預け金であります。

 

(会計方針の変更)

(時価の算定に関する会計基準の適用指針の適用)

「時価の算定に関する会計基準の適用指針」(企業会計基準適用指針第31号 2021年6月17日。以下「時価算定会計基準適用指針」という)を当中間連結会計期間の期首から適用し、時価算定会計基準適用指針第27-2項に定める経過的な取扱いに従って、時価算定会計基準適用指針が定める新たな会計方針を将来にわたって適用することといたしました。これにより一部の投資信託等については、時価の算定日における基準価額等を用いて時価を算定することといたしました。

なお、「金融商品関係」注記の金融商品の時価のレベルごとの内訳等に関する事項における投資信託に関する注記事項においては、時価算定会計基準適用指針第27-3項に従って、前連結会計年度に係るものについては記載しておりません。

 

(追加情報)

(グループ通算制度を適用する場合の会計処理及び開示に関する取扱いの適用)

 当行及び一部の国内連結子会社は、当中間連結会計期間から、連結納税制度からグループ通算制度へ移行しております。これに伴い、法人税及び地方法人税並びに税効果会計の会計処理及び開示については、「グループ通算制度を適用する場合の会計処理及び開示に関する取扱い」(実務対応報告第42号 2021年8月12日。以下「実務対応報告第42号」という。)に従っております。また、実務対応報告第42号第32項(1)に基づき、実務対応報告第42号の適用に伴う会計方針の変更による影響はないものとみなしております。

 

(中間連結貸借対照表関係)

※1.関連会社の株式又は出資金の総額

 

前連結会計年度

(2022年3月31日)

当中間連結会計期間

(2022年9月30日)

株  式

257,711

百万円

295,697

百万円

出資金

371

百万円

371

百万円

 

※2.無担保の消費貸借契約(債券貸借取引)により貸し付けている有価証券は、「有価証券」中の国債に含まれておりますが、その金額は次の通りであります。

 

前連結会計年度

(2022年3月31日)

当中間連結会計期間

(2022年9月30日)

 

190,078

百万円

293,244

百万円

 

無担保の消費貸借契約(債券貸借取引)により借り入れている有価証券及び現先取引並びに現金担保付債券貸借取引等により受け入れている有価証券のうち、売却又は(再)担保という方法で自由に処分できる権利を有する有価証券は次の通りであります。

 

前連結会計年度

(2022年3月31日)

当中間連結会計期間

(2022年9月30日)

(再)担保に差し入れている有価証券

11,395,695

百万円

11,100,869

百万円

当中間連結会計期間末(前連結会計年度末)に当該処分をせずに所有している有価証券

1,279,808

百万円

2,897,511

百万円

 

※3.銀行法及び金融機能の再生のための緊急措置に関する法律に基づく債権は次の通りであります。なお、債権は、中間連結貸借対照表の「有価証券」中の社債(その元本の償還及び利息の支払の全部又は一部について保証しているものであって、当該社債の発行が有価証券の私募(金融商品取引法第2条第3項)によるものに限る。)、貸出金、外国為替、「その他資産」中の未収利息及び仮払金並びに支払承諾見返の各勘定に計上されるもの並びに注記されている有価証券の貸付を行っている場合のその有価証券(使用貸借又は賃貸借契約によるものに限る。)であります。

 

前連結会計年度

(2022年3月31日)

当中間連結会計期間

(2022年9月30日)

破産更生債権及びこれらに準ずる

債権額

50,435

百万円

48,775

百万円

危険債権額

711,016

百万円

612,663

百万円

要管理債権額

351,955

百万円

368,912

百万円

三月以上延滞債権額

2,474

百万円

30,137

百万円

貸出条件緩和債権額

349,480

百万円

338,774

百万円

小計額

1,113,407

百万円

1,030,351

百万円

正常債権額

94,641,358

百万円

103,706,670

百万円

合計額

95,754,766

百万円

104,737,022

百万円

 破産更生債権及びこれらに準ずる債権とは、破産手続開始、更生手続開始、再生手続開始の申立て等の事由により経営破綻に陥っている債務者に対する債権及びこれらに準ずる債権であります。

 危険債権とは、債務者が経営破綻の状態には至っていないが、財政状態及び経営成績が悪化し、契約に従った債権の元本の回収及び利息の受取りができない可能性の高い債権で破産更生債権及びこれらに準ずる債権に該当しないものであります。

 三月以上延滞債権とは、元本又は利息の支払が約定支払日の翌日から三月以上遅延している貸出金で破産更生債権及びこれらに準ずる債権並びに危険債権に該当しないものであります。

 貸出条件緩和債権とは、債務者の経営再建又は支援を図ることを目的として、金利の減免、利息の支払猶予、元本の返済猶予、債権放棄その他の債務者に有利となる取決めを行った貸出金で破産更生債権及びこれらに準ずる債権、危険債権並びに三月以上延滞債権に該当しないものであります。

 正常債権とは、債務者の財政状態及び経営成績に特に問題がないものとして、破産更生債権及びこれらに準ずる債権、危険債権、三月以上延滞債権並びに貸出条件緩和債権以外のものに区分される債権であります。

 なお、上記債権額は、貸倒引当金控除前の金額であります。

 

※4.手形割引は、業種別委員会実務指針第24号に基づき金融取引として処理しております。これにより受け入れた商業手形及び買入外国為替等は、売却又は(再)担保という方法で自由に処分できる権利を有しておりますが、その額面金額は次の通りであります。

 

前連結会計年度

(2022年3月31日)

当中間連結会計期間

(2022年9月30日)

 

1,806,697

百万円

2,205,978

百万円

 

※5.担保に供している資産は次の通りであります。

 

前連結会計年度

(2022年3月31日)

当中間連結会計期間

(2022年9月30日)

担保に供している資産

 

 

 

 

特定取引資産

851,371

百万円

1,760,145

百万円

有価証券

6,085,072

 〃

8,034,476

 〃

貸出金

8,652,985

 〃

8,363,641

 〃

 計

15,589,429

 〃

18,158,263

 〃

 

 

 

 

 

担保資産に対応する債務

 

 

 

 

預金

907,281

 〃

897,483

 〃

売現先勘定

5,529,781

 〃

8,377,036

 〃

債券貸借取引受入担保金

134,875

 〃

311,881

 〃

借用金

5,347,025

 〃

1,690,920

 〃

 

 上記のほか、為替決済、デリバティブ等の取引の担保あるいは先物取引証拠金等の代用として、次のものを差し入れております。

 

前連結会計年度

(2022年3月31日)

当中間連結会計期間

(2022年9月30日)

現金預け金

65,886

百万円

70,617

百万円

特定取引資産

123,452

百万円

89,030

百万円

有価証券

5,148,872

百万円

5,851,454

百万円

貸出金

89,778

百万円

117,822

百万円

 

 また、「その他資産」には、先物取引差入証拠金、保証金及び金融商品等差入担保金等が含まれておりますが、その金額は次の通りであります。

 

前連結会計年度

(2022年3月31日)

当中間連結会計期間

(2022年9月30日)

先物取引差入証拠金

266,864

百万円

85,320

百万円

保証金

63,299

百万円

62,894

百万円

金融商品等差入担保金等

1,886,395

百万円

2,277,768

百万円

 

※6.当座貸越契約及び貸付金に係るコミットメントライン契約は、顧客からの融資実行の申し出を受けた場合に、契約上規定された条件について違反がない限り、一定の限度額まで資金を貸し付けることを約する契約であります。これらの契約に係る融資未実行残高は次の通りであります。

 

前連結会計年度

(2022年3月31日)

当中間連結会計期間

(2022年9月30日)

融資未実行残高

104,453,016

百万円

112,565,723

百万円

うち原契約期間が1年以内のもの

又は任意の時期に無条件で取消可能なもの

75,661,025

百万円

79,687,173

百万円

 なお、これらの契約の多くは、融資実行されずに終了するものであるため、融資未実行残高そのものが必ずしも将来のキャッシュ・フローに影響を与えるものではありません。これらの契約の多くには、金融情勢の変化、債権の保全及びその他相当の事由があるときは、実行申し込みを受けた融資の拒絶又は契約極度額の減額をすることができる旨の条項が付けられております。また、契約時において必要に応じて不動産・有価証券等の担保の提供を受けるほか、契約後も定期的に予め定めている内部手続に基づき顧客の業況等を把握し、必要に応じて契約の見直し、与信保全上の措置等を講じております。

 

※7.土地の再評価に関する法律(平成10年3月31日公布 法律第34号)に基づき、当行の事業用の土地の再評価を行い、評価差額については、当該評価差額に係る税金相当額を「再評価に係る繰延税金負債」として負債の部に計上し、これを控除した金額を「土地再評価差額金」として純資産の部に計上しております。

再評価を行った年月日

1998年3月31日

同法律第3条第3項に定める再評価の方法

 土地の再評価に関する法律施行令(平成10年3月31日公布 政令第119号)第2条第4号に定める路線価に基づいて、奥行価格補正等の合理的な調整を行って算出したほか、第5号に定める鑑定評価に基づいて算出。

 

※8.有形固定資産の減価償却累計額

 

前連結会計年度

(2022年3月31日)

当中間連結会計期間

(2022年9月30日)

減価償却累計額

743,898

百万円

717,838

百万円

 

※9.借用金には、他の債務よりも債務の履行が後順位である旨の特約が付された劣後特約付借入金が含まれております。

 

前連結会計年度

(2022年3月31日)

当中間連結会計期間

(2022年9月30日)

劣後特約付借入金

8,348,596

百万円

8,901,013

百万円

 

※10.社債には、劣後特約付社債が含まれております。

 

前連結会計年度

(2022年3月31日)

当中間連結会計期間

(2022年9月30日)

劣後特約付社債

195,000

百万円

148,000

百万円

 

 11.株式会社みずほフィナンシャルグループの子会社であるみずほ証券株式会社及びMizuho International plcの共同ユーロ・ミディアムターム・ノート・プログラムに関し、当行は、親会社である株式会社みずほフィナンシャルグループと連帯してキープウェル契約を各社と締結しておりますが、本プログラムに係る社債発行残高は次の通りであります。

 

前連結会計年度

(2022年3月31日)

当中間連結会計期間

(2022年9月30日)

 

559,847

百万円

534,705

百万円

 

※12.「有価証券」中の社債のうち、有価証券の私募(金融商品取引法第2条第3項)による社債に対する保証債務の額

 

前連結会計年度

(2022年3月31日)

当中間連結会計期間

(2022年9月30日)

 

1,252,386

百万円

1,171,237

百万円

 

(中間連結損益計算書関係)

※1.その他経常収益には、次のものを含んでおります。

 

 前中間連結会計期間

(自 2021年4月1日

  至 2021年9月30日)

 当中間連結会計期間

(自 2022年4月1日

  至 2022年9月30日)

株式等売却益

114,991

百万円

48,263

百万円

持分法投資利益

17,082

百万円

13,140

百万円

 

※2.その他経常費用には、次のものを含んでおります。

 

 前中間連結会計期間

(自 2021年4月1日

  至 2021年9月30日)

 当中間連結会計期間

(自 2022年4月1日

  至 2022年9月30日)

貸倒引当金繰入額

51,827

百万円

38,121

百万円

株式等売却損

78,240

百万円

16,078

百万円

株式関連派生商品費用

18,690

百万円

百万円

 

※3.特別利益には、次のものを含んでおります。

 

 前中間連結会計期間

(自 2021年4月1日

  至 2021年9月30日)

 当中間連結会計期間

(自 2022年4月1日

  至 2022年9月30日)

退職給付信託返還益

43,610

百万円

11,868

百万円

 

※4.特別損失は、次の通りであります。

 

 前中間連結会計期間

(自 2021年4月1日

  至 2021年9月30日)

 当中間連結会計期間

(自 2022年4月1日

  至 2022年9月30日)

固定資産処分損

1,315

百万円

3,720

百万円

減損損失

2,539

百万円

2,216

百万円

 

(中間連結株主資本等変動計算書関係)

前中間連結会計期間(自 2021年4月1日 至 2021年9月30日)

1.発行済株式の種類及び総数並びに自己株式の種類及び株式数に関する事項

 

 

 

 

(単位:千株)

 

当連結会計年度期首株式数

当中間連結会計期間増加株式数

当中間連結会計期間減少株式数

当中間連結会計期間末株式数

摘要

発行済株式

 

 

 

 

 

普通株式

16,151

16,151

 

第二回第四種優先株式

64

64

 

第八回第八種優先株式

85

85

 

第十一回第十三種優先株式

3,609

3,609

 

 合 計

19,911

19,911

 

自己株式

 

 

 

 

 

普通株式

 

第二回第四種優先株式

64

64

 

第八回第八種優先株式

85

85

 

第十一回第十三種優先株式

3,609

3,609

 

 合 計

3,759

3,759

 

 

2.新株予約権及び自己新株予約権に関する事項

該当事項はありません。

 

3.配当に関する事項

 当中間連結会計期間中の配当金支払額

(決 議)

株式の種類

配当金の総額

(百万円)

1株当たり

配当額(円)

基準日

効力発生日

2021年5月14日

取締役会

普通株式

175,519

10,867

2021年3月31日

2021年6月4日

第二回第四種

優先株式

0

42,000

2021年3月31日

2021年6月4日

第八回第八種

優先株式

0

47,600

2021年3月31日

2021年6月4日

第十一回第十三種

優先株式

0

16,000

2021年3月31日

2021年6月4日

 

 

当中間連結会計期間(自 2022年4月1日 至 2022年9月30日)

1.発行済株式の種類及び総数並びに自己株式の種類及び株式数に関する事項

 

 

 

 

(単位:千株)

 

当連結会計年度期首株式数

当中間連結会計期間増加株式数

当中間連結会計期間減少株式数

当中間連結会計期間末株式数

摘要

発行済株式

 

 

 

 

 

普通株式

16,151

16,151

 

第二回第四種優先株式

64

64

 

第八回第八種優先株式

85

85

 

第十一回第十三種優先株式

3,609

3,609

 

 合 計

19,911

19,911

 

自己株式

 

 

 

 

 

普通株式

 

第二回第四種優先株式

64

64

 

第八回第八種優先株式

85

85

 

第十一回第十三種優先株式

3,609

3,609

 

 合 計

3,759

3,759

 

 

2.新株予約権及び自己新株予約権に関する事項

該当事項はありません。

 

3.配当に関する事項

 当中間連結会計期間中の配当金支払額

(決 議)

株式の種類

配当金の総額

(百万円)

1株当たり

配当額(円)

基準日

効力発生日

2022年5月13日

取締役会

 

普通株式

161,257

9,984

2022年3月31日

2022年6月3日

第二回第四種

優先株式

0

42,000

2022年3月31日

2022年6月3日

第八回第八種

優先株式

0

47,600

2022年3月31日

2022年6月3日

第十一回第十三種

優先株式

0

16,000

2022年3月31日

2022年6月3日

 

(中間連結キャッシュ・フロー計算書関係)

※1.現金及び現金同等物の中間期末残高と中間連結貸借対照表に掲記されている科目の金額との関係

 

 前中間連結会計期間

(自 2021年4月1日

  至 2021年9月30日)

 当中間連結会計期間

(自 2022年4月1日

  至 2022年9月30日)

現金預け金勘定

44,457,469

百万円

51,656,634

百万円

中央銀行預け金を除く預け金

△1,201,631

 〃

△1,249,951

 〃

現金及び現金同等物

43,255,837

 〃

50,406,682

 〃

 

(リース取引関係)

1.ファイナンス・リース取引

 所有権移転外ファイナンス・リース取引

 (借手側)

 ① リース資産の内容

 

  (ア)有形固定資産

   主として、動産であります。

 

  (イ)無形固定資産

   ソフトウェアであります。

 

 ② リース資産の減価償却の方法

  中間連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項「4.会計方針に関する事項」の「(5) 固定資産の減価償却の方法」に記載の通りであります。

 

2.オペレーティング・リース取引

 オペレーティング・リース取引のうち解約不能のものに係る未経過リース料

 (1) 借手側

 

 

(単位:百万円)

 

前連結会計年度

(2022年3月31日)

当中間連結会計期間

(2022年9月30日)

1年内

26,499

28,069

1年超

151,403

159,357

合計

177,903

187,427

 

  (2) 貸手側

 

 

(単位:百万円)

 

前連結会計年度

(2022年3月31日)

当中間連結会計期間

(2022年9月30日)

1年内

3,167

3,220

1年超

17,717

16,922

合計

20,884

20,143

 

 

(金融商品関係)

1.金融商品の時価等に関する事項

 中間連結貸借対照表計上額(連結貸借対照表計上額)、時価及びこれらの差額は、次の通りであります。なお、市場価格のない株式等及び組合出資金等は、次表には含めておりません((注1)参照)。また、現金預け金、コールローン及び買入手形、買現先勘定、債券貸借取引支払保証金、外国為替(資産・負債)、コールマネー及び売渡手形、売現先勘定、債券貸借取引受入担保金は主に短期間で決済されるため時価が帳簿価額に近似することから、注記を省略しております。

 

前連結会計年度(2022年3月31日)

 

 

 

(単位:百万円)

 

連結貸借対照表計上額

時価

差額

(1)買入金銭債権

3,440,706

3,440,706

(2)特定取引資産

 

 

 

売買目的有価証券

2,550,944

2,550,944

(3)金銭の信託

4

4

(4)有価証券

 

 

 

満期保有目的の債券

1,517,583

1,465,576

△52,007

その他有価証券

41,537,420

41,537,420

(5)貸出金

83,168,462

 

 

貸倒引当金(*1)

△644,813

 

 

 

82,523,648

83,775,105

1,251,456

資産計

131,570,309

132,769,758

1,199,449

(1)預金

136,343,811

136,318,352

△25,459

(2)譲渡性預金

16,053,544

16,052,395

△1,149

(3)特定取引負債

 

 

 

売付商品債券等

989,903

989,903

(4)借用金

14,495,269

14,340,266

△155,002

(5)社債

1,522,397

1,518,517

△3,879

負債計

169,404,926

169,219,436

△185,490

デリバティブ取引(*2)

 

 

 

ヘッジ会計が適用されていないもの

78,535

 

 

ヘッジ会計が適用されているもの(*3)

(302,943)

 

 

デリバティブ取引計

(224,408)

(224,408)

(*1) 貸出金に対応する一般貸倒引当金及び個別貸倒引当金を控除しております。なお、貸出金以外の科目については、対応する貸倒引当金の重要性が乏しいため、連結貸借対照表計上額にて計上しております。

(*2) 特定取引資産・負債及び金融派生商品等に計上しているデリバティブ取引を一括して表示しております。

デリバティブ取引によって生じた正味の債権・債務は純額で表示しており、合計で正味の債務となる項目については、( )で表示しております。

(*3) 主に繰延ヘッジを適用しております。なお、これらのヘッジ関係に、「LIBORを参照する金融商品に関するヘッジ会計の取扱い」(実務対応報告第40号 2022年3月17日)を適用しております。

 

当中間連結会計期間(2022年9月30日)

 

 

 

(単位:百万円)

 

中間連結貸借

対照表計上額

時価

差額

(1)買入金銭債権

3,815,578

3,815,578

(2)特定取引資産

 

 

 

売買目的有価証券

3,872,172

3,872,172

(3)金銭の信託

5

5

(4)有価証券

 

 

 

満期保有目的の債券

2,070,590

1,892,665

△177,925

その他有価証券

34,867,214

34,867,214

(5)貸出金

90,092,267

 

 

貸倒引当金(*1)

△554,685

 

 

 

89,537,582

91,001,155

1,463,572

資産計

134,163,144

135,448,791

1,285,647

(1)預金

139,968,424

139,917,870

△50,554

(2)譲渡性預金

21,007,949

21,006,934

△1,014

(3)特定取引負債

 

 

 

売付商品債券等

998,211

998,211

(4)借用金

11,447,570

10,823,919

△623,650

(5)社債

1,764,246

1,737,245

△27,000

負債計

175,186,401

174,484,181

△702,219

デリバティブ取引(*2)

 

 

 

ヘッジ会計が適用されていないもの

456,292

 

 

ヘッジ会計が適用されているもの(*3)

(730,034)

 

 

デリバティブ取引計

(273,741)

(273,741)

(*1) 貸出金に対応する一般貸倒引当金及び個別貸倒引当金を控除しております。なお、貸出金以外の科目については、対応する貸倒引当金の重要性が乏しいため、中間連結貸借対照表計上額にて計上しております。

(*2) 特定取引資産・負債及び金融派生商品等に計上しているデリバティブ取引を一括して表示しております。

デリバティブ取引によって生じた正味の債権・債務は純額で表示しており、合計で正味の債務となる項目については、( )で表示しております。

(*3) 主に繰延ヘッジを適用しております。なお、これらのヘッジ関係に、「LIBORを参照する金融商品に関するヘッジ会計の取扱い」(実務対応報告第40号 2022年3月17日)を適用しております。

(注1)市場価格のない株式等及び組合出資金等の中間連結貸借対照表(連結貸借対照表)計上額は次の通りであり、金融商品の時価情報の「金銭の信託」及び「その他有価証券」には含まれておりません。

 

 

 

(単位:百万円)

区 分

前連結会計年度

(2022年3月31日)

当中間連結会計期間

(2022年9月30日)

市場価格のない株式等(*1)

473,901

297,799

組合出資金等(*2)

329,829

367,702

*1 市場価格のない株式等には非上場株式等が含まれ、「金融商品の時価等の開示に関する適用指針」(企業会計基準適用指針第19号 2020年3月31日)第5項に基づき、時価開示の対象とはしておりません。

*2 組合出資金等は主に匿名組合、投資事業組合等であります。これらは「時価の算定に関する会計基準の適用指針」(企業会計基準適用指針第31号 2021年6月17日)第24-16項に基づき、時価開示の対象とはしておりません。

 3 前連結会計年度において、36,235百万円減損処理を行っております。

当中間連結会計期間において、778百万円減損処理を行っております。

 

2.金融商品の時価のレベルごとの内訳等に関する事項

 

 金融商品の時価を、時価の算定に用いたインプットの観察可能性及び重要性に応じて、以下の3つのレベルに分類しております。

 

レベル1の時価:観察可能な時価の算定に係るインプットのうち、活発な市場において形成される当該時価の算定の対象となる資産又は負債に関する相場価格により算定した時価

レベル2の時価:観察可能な時価に係るインプットのうち、レベル1のインプット以外の時価の算定に係るインプットを用いて算定した時価

レベル3の時価:観察できない時価の算定に係るインプットを使用して算定した時価

 

 時価の算定に重要な影響を与えるインプットを複数使用している場合には、それらのインプットがそれぞれ属するレベルのうち、時価の算定における優先順位が最も低いレベルに時価を分類しております。

 

(1)時価で中間連結貸借対照表(連結貸借対照表)に計上している金融商品

前連結会計年度(2022年3月31日)

 

 

 

 

(単位:百万円)

区分

時価

レベル1

レベル2

レベル3

合計

買入金銭債権

39,763

14,860

54,623

特定取引資産

 

 

 

 

売買目的有価証券

 

 

 

 

国債

2,726

2,726

地方債

378

378

社債

616,763

616,763

その他

376,223

1,550,786

3,100

1,930,110

金銭の信託

4

4

有価証券

 

 

 

 

その他有価証券

 

 

 

 

株式

2,382,433

10,161

2,392,594

国債

24,650,773

496,757

25,147,531

地方債

419,646

419,646

社債

2,719,856

233,903

2,953,760

外国債券

3,355,274

5,423,494

145,936

8,924,704

その他

25,482

5,152

12,591

43,226

デリバティブ取引

 

 

 

 

金利債券関連

57,907

2,933,556

17,572

3,009,036

通貨関連

4,342,479

4,342,479

株式関連

1,236

145,212

13,198

159,647

商品関連

20,816

7,983

52,489

81,290

クレジット・デリバティブ

51,782

51,782

 資産計

30,872,873

18,753,613

503,818

50,130,305

特定取引負債

 

 

 

 

売付商品債券等

702,763

287,140

989,903

社債

173,973

173,973

デリバティブ取引

 

 

 

 

金利債券関連

53,348

2,985,826

16,780

3,055,955

通貨関連

4,436,285

4,436,285

株式関連

326

215,269

29,395

244,991

商品関連

26,410

51,835

78,246

クレジット・デリバティブ

53,165

53,165

 負債計

756,438

8,178,070

98,011

9,032,521

(*)「時価の算定に関する会計基準の適用指針」(企業会計基準適用指針第31号 2019年7月4日)第26項に定める経過措置を適用した投資信託等については、上記表には含めておりません。連結貸借対照表における当該投資信託等の金額は金融資産1,674,373百万円であります。

 

当中間連結会計期間(2022年9月30日)

 

 

 

 

(単位:百万円)

区分

時価

レベル1

レベル2

レベル3

合計

買入金銭債権

36,594

12,539

49,134

特定取引資産

 

 

 

 

売買目的有価証券

 

 

 

 

国債

1,104

1,104

地方債

384

384

社債

754,831

754,831

株式

その他

906,568

2,206,599

2,682

3,115,851

金銭の信託

5

5

有価証券

 

 

 

 

その他有価証券

 

 

 

 

株式

2,261,412

10,948

2,272,361

国債

16,354,800

737,222

17,092,023

地方債

496,662

496,662

社債

2,884,063

198,900

3,082,963

外国債券

3,610,173

6,516,192

191,073

10,317,439

その他(*)

634,138

918,967

15,584

1,568,691

デリバティブ取引

 

 

 

 

金利債券関連

144,832

5,464,782

43,191

5,652,806

通貨関連

8,515,877

8,515,877

株式関連

24,854

218,057

19,000

261,912

商品関連

8,206

18,792

39,026

66,025

クレジット・デリバティブ

86,877

86,877

 資産計

23,946,093

28,855,907

532,952

53,334,954

特定取引負債

 

 

 

 

売付商品債券等

584,627

413,583

998,211

社債

135,395

135,395

デリバティブ取引

 

 

 

 

金利債券関連

117,032

5,804,131

42,783

5,963,947

通貨関連

8,644,799

8,644,799

株式関連

2,204

119,671

39,888

161,764

商品関連

26,026

38,343

64,369

クレジット・デリバティブ

22,359

22,359

 負債計

703,864

15,165,967

121,015

15,990,847

(*)「時価の算定に関する会計基準の適用指針」(企業会計基準適用指針第31号 2021年6月17日)第24-3項及び第24-9項の基準価額を時価とみなす取扱いを適用した投資信託については、上記表には含めておりません。第24-3項の取扱いを適用した投資信託の中間連結貸借対照表計上額は10,991百万円、第24-9項の取扱いを適用した投資信託の中間連結貸借対照表計上額は26,080百万円であります。

 

(2)時価で中間連結貸借対照表(連結貸借対照表)に計上している金融商品以外の金融商品

前連結会計年度(2022年3月31日)

 

 

 

 

(単位:百万円)

区分

時価

レベル1

レベル2

レベル3

合計

買入金銭債権

10,545

3,375,537

3,386,083

有価証券

 

 

 

 

満期保有目的の債券

 

 

 

 

国債

485,081

485,081

外国債券

980,495

980,495

貸出金

60,648

83,714,456

83,775,105

 資産計

485,081

1,051,689

87,089,994

88,626,765

預金

136,318,352

136,318,352

譲渡性預金

16,052,395

16,052,395

借用金

13,667,427

672,838

14,340,266

社債

856,690

487,852

1,344,543

 負債計

166,894,866

1,160,691

168,055,558

 

当中間連結会計期間(2022年9月30日)

 

 

 

 

(単位:百万円)

区分

時価

レベル1

レベル2

レベル3

合計

買入金銭債権

17,569

3,748,874

3,766,444

有価証券

 

 

 

 

満期保有目的の債券

 

 

 

 

国債

842,887

842,887

外国債券

1,049,778

1,049,778

貸出金

98,191

90,902,964

91,001,155

 資産計

842,887

1,165,539

94,651,838

96,660,265

預金

139,917,870

139,917,870

譲渡性預金

21,006,934

21,006,934

借用金

10,283,214

540,705

10,823,919

社債

910,440

691,409

1,601,850

 負債計

172,118,460

1,232,114

173,350,575

 

(注1)時価の算定に用いた評価技法及び時価の算定に係るインプットの説明

 

資 産

買入金銭債権

 買入金銭債権のうち証券化商品については、市場価格に準ずるものとしてモデルに基づき算定された価格(ブローカー又は情報ベンダーから入手する価格等)等によっており、入手した価格に使用されたインプットに基づき、重要な観察できないインプットを用いている場合にはレベル3、そうでない場合はレベル2の時価に分類しております。

 これらに該当しない買入金銭債権については、見積将来キャッシュ・フローの現在価値を時価としており、重要なインプットである割引率等が観察不能であることから主にレベル3に分類、又は債権の性質上短期のもの等であり、時価は帳簿価額と近似していることから、当該帳簿価額を時価としており、レベル3に分類しております。

 

特定取引資産

 特定取引資産については、活発な市場における無調整の相場価格を利用できるものはレベル1の時価に分類しております。主に国債がこれに含まれます。

 公表された相場価格を用いていたとしても市場が活発でない場合にはレベル2の時価に分類しております。主に地方債、社債がこれに含まれます。

 

金銭の信託

 有価証券運用を主目的とする単独運用の金銭の信託において信託財産として運用されている有価証券については、株式は取引所の価格、債券等は市場価格、ブローカー又は情報ベンダー等から入手する評価等によっており、構成物のレベルに基づき、レベル2又はレベル3の時価に分類しております。

 なお、保有目的ごとの金銭の信託に関する注記事項については「(金銭の信託関係)」に記載しております。

 

有価証券

 有価証券については、活発な市場における無調整の相場価格を利用できるものはレベル1の時価に分類しております。主に株式、国債がこれに含まれます。公表された相場価格を用いていたとしても市場が活発でない場合にはレベル2の時価に分類しております。主に地方債、社債がこれに含まれます。

 投資信託は、市場価格又は公表されている基準価額等によっており、活発な市場における無調整の相場価格を利用できるものはレベル1、そうでないものはレベル2の時価に分類しております。また、市場における取引価格が存在しない投資信託について、解約又は買戻請求に関して市場参加者からリスクの対価を求められるほどの重要な制限がない場合には基準価額を時価とし、レベル2の時価に分類しております。

 私募債は、内部格付、期間に基づく区分ごとに、元利金等の合計額を、市場利回りに信用リスク等のリスク要因に基づく一定の割引率を加えた金利で割り引いて時価を算定しており、観察できないインプットによる影響が重要な場合はレベル3、そうでない場合はレベル2の時価に分類しております。

 証券化商品は、ブローカー等から入手する評価又は経営陣の合理的な見積りによるモデルに基づき算定された価格をもって時価としており、重要な観察できないインプットを用いている場合にはレベル3、そうでない場合はレベル2の時価に分類しております。経営陣の合理的な見積りによるモデルに基づき算定された価格を算定するにあたって利用したモデルは、現在価値技法、価格決定変数は倒産確率、回収率、期限前償還率、割引率等であります。

 なお、保有目的ごとの有価証券に関する注記事項については「(有価証券関係)」に記載しております。

 

貸出金

 貸出金については、主に貸出金の種類及び内部格付、期間に基づく区分ごとに、元利金の合計額を信用リスク等のリスク要因を織込んだ割引率で割り引いて時価を算定しており、当該割引率が観察不能であることからレベル3の時価に分類しております。

 また、破綻先、実質破綻先及び破綻懸念先に対する債権等については、主に見積将来キャッシュ・フローの現在価値又は担保及び保証による回収見込額等に基づいて貸倒見積高を算定しているため、時価は中間連結決算日(連結決算日)における中間連結貸借対照表(連結貸借対照表)上の債権等計上額から貸倒引当金計上額を控除した金額に近似していることから、当該価額を時価としており、レベル3の時価に分類しております。

 貸出金のうち、当該貸出を担保資産の範囲内に限るなどの特性により、返済期限を設けていないものについては、返済見込み期間及び金利条件等から、時価は帳簿価額に近似しているものと想定されるため、帳簿価額を時価としており、レベル3の時価に分類しております。

 

負 債

預金及び譲渡性預金

 要求払預金については、中間連結決算日(連結決算日)に要求された場合の支払額(帳簿価額)を時価とみなしております。また、定期預金、譲渡性預金の時価は、一定の期間ごとに区分して、将来のキャッシュ・フローを割り引いて現在価値を算定しております。その割引率は、市場金利を用いております。なお、預入期間が短期間(6ヵ月以内)のものは、時価は帳簿価額と近似していることから、主として当該帳簿価額を時価としております。これらについては、レベル2の時価に分類しております。

 

特定取引負債

 特定取引負債については、活発な市場における無調整の相場価格を利用できるものはレベル1の時価に分類しております。主に上場株式や国債がこれに含まれます。

 公表された相場価格を用いていたとしても市場が活発でない場合にはレベル2の時価に分類しております。主に社債がこれに含まれます。

 重要な観察できないインプットを用いている場合はレベル3の時価に分類しております。

 

借用金

 借用金の時価は、主に一定の期間ごとに区分した当該借用金の元利金の合計額を同様の借入において想定される
利率で割り引いて現在価値を算定しており、観察できないインプットによる影響額が重要な場合はレベル3の時価、そうでない場合はレベル2の時価に分類しております。

 

社債

 当行及び連結子会社の発行する社債の時価は、市場価格のある社債は市場価格によっており、市場価格のない社
債は元利金の合計額を同様の社債を発行した場合に適用されると考えられる利率で割り引いて現在価値を算定して
おります。市場価格のある社債はレベル2の時価に分類しております。市場価格のない社債は、観察できないインプットによる影響額が重要な場合はレベル3の時価、そうでない場合はレベル2の時価に分類しております。

 一部の在外子会社において発行する社債の時価は公正価値オプションを適用しており、時価評価モデルに基づき時価を算定しております。算定にあたり観察できないインプットを用いていない又はその影響が重要でない場合はレベル2の時価に分類しており、重要な観察できないインプットを用いている場合はレベル3の時価に分類しております。

 

デリバティブ取引

 デリバティブ取引については、活発な市場における無調整の相場価格を利用できるものはレベル1の時価に分類しており、主に債券先物取引や金利先物取引がこれに含まれます。

 ただし、大部分のデリバティブ取引は店頭取引であり、公表された相場価格が存在しないため、取引の種類や満期までの期間に応じて現在価値技法やブラック・ショールズ・モデル等の評価技法を利用して時価を算定しております。それらの評価技法で用いている主なインプットは、金利や為替レート、ボラティリティ等であります。また、取引相手の信用リスク及び当行自身の信用リスクに基づく価格調整及び無担保資金調達に関する価格調整を行っております。観察できないインプットを用いていない又はその影響が重要でない場合はレベル2の時価に分類しており、プレイン・バニラ型の金利スワップ取引、為替予約取引等が含まれます。重要な観察できないインプットを用いている場合はレベル3の時価に分類しており、商品関連取引等が含まれます。

 

(注2)時価で中間連結貸借対照表(連結貸借対照表)に計上している金融商品のうちレベル3の時価に関する情報

 

(1)重要な観察できないインプットに関する定量的情報

前連結会計年度(2022年3月31日)

 

 

 

 

 

区分

評価技法

重要な観察できない

インプット

インプットの範囲

インプットの

加重平均

買入金銭債権

 

 

 

 

 証券化商品

現在価値技法

期限前償還率

 0.3%-18.1%

 5.7%

 

 

倒産確率

 0.0%-0.4%

 0.0%

 

 

割引率

 0.3%-1.6%

 0.5%

有価証券

 

 

 

 

 社債

 

 

 

 

  私募債

現在価値技法

割引率

 0.4%-5.8%

 2.3%

 外国債券

 

 

 

 

  証券化商品

現在価値技法

期限前償還率

 5.7%-24.4%

 24.3%

 

 

倒産確率

 0.2%-59.6%

 0.7%

 

 

回収率

 10.0%-39.7%

 39.4%

 

 

割引率

 0.3%-1.0%

 0.4%

  その他

現在価値技法

割引率

 0.0%-4.4%

 0.3%

デリバティブ取引

 

 

 

 

 株式関連

オプション評価モデル

株式ボラティリティ

 32.4%-92.0%

 -

 商品関連

オプション評価モデル

商品ボラティリティ

 0.0%-89.3%

 -

 

当中間連結会計期間(2022年9月30日)

 

 

 

 

 

区分

評価技法

重要な観察できない

インプット

インプットの範囲

インプットの

加重平均

買入金銭債権

 

 

 

 

 証券化商品

現在価値技法

期限前償還率

 0.3%-17.1%

 5.1%

 

 

倒産確率

 0.0%-2.2%

 0.1%

 

 

割引率

 0.3%-1.6%

 0.5%

有価証券

 

 

 

 

 社債

 

 

 

 

  私募債

現在価値技法

割引率

 0.4%-5.8%

 2.2%

 外国債券

 

 

 

 

  証券化商品

現在価値技法

期限前償還率

 26.1%

 26.1%

 

 

倒産確率

 0.2%

 0.2%

 

 

回収率

 39.7%

 39.7%

 

 

割引率

 0.6%-1.2%

 0.7%

  その他

現在価値技法

割引率

 0.0%-4.4%

 0.2%

デリバティブ取引

 

 

 

 

 株式関連

オプション評価モデル

株式ボラティリティ

 36.7%-89.8%

 -

 商品関連

オプション評価モデル

商品ボラティリティ

 0.0%-65.0%

 -

 

(2)期首残高から中間期末(期末)残高への調整表、当期の損益に認識した評価損益

前連結会計年度(2022年3月31日)

 

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

期首

残高

当期の損益又は

その他の包括利益

購入、売却

、発行及び

決済の純額

レベル3

の時価への

振替

レベル3の時価からの振替

(*3)

期末

残高

当期の損益に計上した額のうち連結貸借対照表日において保有する金融資産及び負債の評価損益

(*1)

損益に計上

(*1)

その他の

包括利益

に計上

(*2)

買入金銭債権

633,232

△3

△103

△618,265

14,860

特定取引資産

 

 

 

 

 

 

 

 

 売買目的有価証券

 

 

 

 

 

 

 

 

  その他

2,444

△1,128

258

1,525

3,100

金銭の信託

3

0

0

4

有価証券

 

 

 

 

 

 

 

 

 その他有価証券

 

 

 

 

 

 

 

 

  株式

8,063

168

1,929

10,161

  社債

2,019,934

611

4,108

△273,535

△1,517,215

233,903

  外国債券

773,659

48,769

△1,802

△393,533

△281,156

145,936

  その他

13,920

388

1,546

△3,263

12,591

 デリバティブ取引

 

 

 

 

 

 

 

 

  金利債券関連

1,148

2,422

△2,778

792

△337

  株式関連

△13,734

△2,463

△16,197

△1,013

  商品関連

841

562

△750

653

266

(*1) 主に連結損益計算書の「特定取引収益」、「特定取引費用」、「その他業務収益」及び「その他業務費用」に含まれております。

(*2) 連結包括利益計算書の「その他の包括利益」の「その他有価証券評価差額金」に含まれております。

(*3) レベル3の時価からレベル2の時価への振替であり、主に有価証券のうち社債の1,517,215百万円及び外国債券の277,104百万円について下記理由により振替を行っております。なお、当該振替は会計期間の期首に行っております。

当行グループでは、新型コロナウイルス感染症拡大による金融商品市場の不確実性の高まり後、直近の金融商品市場における有価証券の発行高及び売買高の増加に伴う流動性の向上及び価格透明性の向上に合わせて、当連結会計年度より、社内体制の見直しや新たなツールの導入等により時価のレベル分類に関するガバナンスの高度化を図っております。これに伴い、時価の算定又は時価の検証に用いる観察可能な市場データの入手可能性について追加的調査の実施及び入手した新たな市場データの信頼性を評価し、観察可能な市場データの拡充を図っております。またインプットの重要性の評価手法や評価基準の精緻化をしております。インプットの重要性の評価にあたっては時価算定会計基準に基づく経営者の判断が必要となり、前連結会計年度以前では特定の有価証券の時価のレベル分類において、時価評価モデルに投入するインプットを重要なインプットと評価しておりました。

     当該ガバナンスの高度化により、社債に関しては、主に観察できないインプットである割引率について定量的な感応度分析を適用することにより、時価の算定に対するインプットの重要性の評価手法及び評価基準の精緻化がなされております。また外国債券に関しては、主に新たに入手した観察可能なインプットの活用及び観察できないインプットである期限前償還率、倒産確率、回収率について定量的な感応度分析を適用することにより、時価の算定に対するインプットの重要性の評価手法及び評価基準の精緻化がなされております。なお、これらの時価のレベル分類の評価方法はミドル及びバック部門で定期的に検証が実施されます。

 

 

当中間連結会計期間(2022年9月30日)

 

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

期首

残高

当期の損益又は

その他の包括利益

購入、売却

、発行及び

決済の純額

レベル3

の時価への

振替

(*3)

レベル3の時価からの振替

(*4)

中間

期末

残高

当期の損益に計上した額のうち中間連結貸借対照表日において保有する金融資産及び負債の評価損益

(*1)

損益に計上

(*1)

その他の

包括利益

に計上

(*2)

買入金銭債権

14,860

△1

△82

△2,236

12,539

特定取引資産

 

 

 

 

 

 

 

 

 売買目的有価証券

 

 

 

 

 

 

 

 

  その他

3,100

△556

139

2,682

金銭の信託

4

0

0

5

有価証券

 

 

 

 

 

 

 

 

 その他有価証券

 

 

 

 

 

 

 

 

  株式

10,161

△9

796

10,948

  社債

233,903

△1,448

3,384

△17,763

20,698

△39,874

198,900

  外国債券

145,936

7,204

△936

47,843

△8,974

191,073

  その他

12,591

403

2,372

217

15,584

 デリバティブ取引

 

 

 

 

 

 

 

 

  金利債券関連

792

721

△1,106

408

△390

  株式関連

△16,197

△4,690

△20,888

4,073

  商品関連

653

52

△22

683

117

(*1) 主に中間連結損益計算書の「特定取引収益」、「特定取引費用」、「その他業務収益」及び「その他業務費用」に含まれております。

(*2) 中間連結包括利益計算書の「その他の包括利益」の「その他有価証券評価差額金」に含まれております。

(*3) レベル2の時価からレベル3の時価への振替であり、市場流動性に基づいた時価の算定に使用しているインプットの観察可能性の変化によるものであります。当該振替は会計期間の期首に行っております。

(*4) レベル3の時価からレベル2の時価への振替であり、主に私募債の時価の算定に使用される割引率の定量的な感応度分析により重要性がないと判定されたことによるものであります。当該振替は会計期間の期首に行っております。

 

(3)時価評価のプロセスの説明

 当行グループはミドル部門及びバック部門において時価の算定に関する方針、手続及び、時価評価モデルの使用に係る手続を定めております。算定された時価及びレベルの分類については、時価の算定に用いられた評価技法及びインプットの妥当性を検証しております

 時価の算定に当たっては、個々の資産の性質、特性及びリスクを最も適切に反映できる評価モデルを用いております。また、第三者から入手した相場価格を利用する場合においても、利用されている評価技法及びインプットの確認や類似の金融商品の時価との比較等の適切な方法により価格の妥当性を検証しております。

 

(4)重要な観察できないインプットを変化させた場合の時価に対する影響に関する説明

期限前償還率

期限前償還率は、元本の期限前償還が発生すると予想される割合であります。期限前償還率の動きは、債務者の延滞と負の相関関係にあります。一般に、期限前償還率の著しい変動は、金融商品の構造に応じて、時価の著しい上昇(下落)を生じさせます。

 

倒産確率

倒産確率は、契約上の支払いを回収しない可能性を示す推定値であります。一般に、倒産確率の著しい上昇(低下)は、回収率の低下(上昇)と割引率の上昇(低下)を伴い、時価の著しい下落(上昇)を生じさせます。

 

回収率

回収率は、債務不履行の際に回収される契約上の支払いの割合の推定値であります。一般に、回収率の著しい上昇(低下)は、倒産確率の低下(上昇)を伴い、時価の著しい上昇(下落)を生じさせます。

 

割引率

割引率は、TIBORやスワップ・レートなどの基準市場金利に対する調整率であり、主に信用リスクから生じる金融商品のキャッシュ・フローの不確実性に対し市場参加者が必要とする報酬額であるリスク・プレミアムから構成されます。一般に、割引率の著しい上昇(低下)は、時価の著しい下落(上昇)を生じさせます。

 

ボラティリティ

ボラティリティとは、一定期間における変数の予想変化の尺度であります。一部の金融商品は、ボラティリティの上昇から利益を得、他の金融商品は、ボラティリティの低下から利益を得ます。一般に、ボラティリティの著しい上昇(低下)は、オプション価格の著しい上昇(下落)を生じさせ、オプションの買いポジションである場合には、時価の著しい上昇(下落)を生じさせます。

 

(有価証券関係)

※1.中間連結貸借対照表(連結貸借対照表)の「有価証券」のほか、「現金預け金」中の譲渡性預け金、及び「買入 金銭債権」の一部が含まれております。

※2.「子会社株式及び関連会社株式」については、中間財務諸表における注記事項として記載しております。

1.満期保有目的の債券

前連結会計年度(2022年3月31日現在)

 

種類

連結貸借対照表

計上額

(百万円)

時価

(百万円)

差額

(百万円)

時価が連結貸借対照表

計上額を超えるもの

国債

479,979

485,081

5,101

外国債券

66,348

66,584

235

小計

546,328

551,665

5,336

時価が連結貸借対照表

計上額を超えないもの

国債

外国債券

971,254

913,911

△57,343

小計

971,254

913,911

△57,343

合計

1,517,583

1,465,576

△52,007

 

当中間連結会計期間(2022年9月30日現在)

 

種類

中間連結貸借

対照表計上額

(百万円)

時価

(百万円)

差額

(百万円)

時価が中間連結貸借対照表計上額を超えるもの

国債

599,735

603,709

3,973

外国債券

小計

599,735

603,709

3,973

時価が中間連結貸借対照表計上額を超えないもの

国債

239,845

239,178

△667

外国債券

1,231,009

1,049,778

△181,230

小計

1,470,854

1,288,956

△181,898

合計

2,070,590

1,892,665

△177,925

 

 

2.その他有価証券

前連結会計年度(2022年3月31日現在)

 

種類

連結貸借対照表

計上額

(百万円)

取得原価

(百万円)

差額

(百万円)

連結貸借対照表計上額が取得原価を超えるもの

株式

2,240,867

812,490

1,428,377

債券

12,417,607

12,398,620

18,986

国債

11,216,180

11,208,687

7,493

地方債

51,351

51,097

253

社債

1,150,074

1,138,835

11,238

その他

1,813,409

1,780,026

33,383

外国債券

1,101,067

1,098,750

2,316

買入金銭債権

28,100

27,907

193

その他

684,242

653,368

30,873

小計

16,471,884

14,991,137

1,480,746

連結貸借対照表計上額が取得原価を超えないもの

株式

151,727

187,199

△35,472

債券

16,103,330

16,175,295

△71,964

国債

13,931,350

13,969,390

△38,039

地方債

368,294

370,460

△2,165

社債

1,803,685

1,835,444

△31,759

その他

9,022,521

9,515,594

△493,073

外国債券

7,823,637

8,240,246

△416,609

買入金銭債権

26,522

26,834

△311

その他

1,172,360

1,248,513

△76,152

小計

25,277,579

25,878,089

△600,510

合計

41,749,463

40,869,227

880,236

(注)評価差額のうち、時価ヘッジの適用により損益に反映させた額は、27,448百万円(利益)であります。

 

当中間連結会計期間(2022年9月30日現在)

 

種類

中間連結貸借対

照表計上額

(百万円)

取得原価

(百万円)

差額

(百万円)

中間連結貸借対照表計上額が取得原価を超えるもの

株式

2,102,961

784,003

1,318,958

債券

11,857,082

11,837,784

19,298

国債

10,776,270

10,766,834

9,436

地方債

38,860

38,711

149

社債

1,041,952

1,032,239

9,712

その他

1,290,660

1,260,319

30,340

外国債券

757,622

755,993

1,628

買入金銭債権

8,316

8,220

96

その他

524,721

496,105

28,615

 小計

15,250,704

13,882,107

1,368,597

中間連結貸借対照表計上額が取得原価を超えないもの

株式

169,399

199,667

△30,268

債券

8,814,567

8,889,121

△74,553

国債

6,315,753

6,354,130

△38,377

地方債

457,802

461,762

△3,959

社債

2,041,011

2,073,228

△32,216

その他

10,842,897

12,080,712

△1,237,814

外国債券

9,559,817

10,643,152

△1,083,335

買入金銭債権

40,817

41,680

△862

その他

1,242,262

1,395,879

△153,616

 小計

19,826,864

21,169,500

△1,342,636

合計

35,077,569

35,051,607

25,961

(注)評価差額のうち、時価ヘッジの適用により損益に反映させた額は、20,910百万円(利益)であります。

 

3.減損処理を行った有価証券

 売買目的有価証券以外の有価証券(市場価格のない株式等及び組合出資金等を除く)のうち、当該有価証券の時価が取得原価(償却原価を含む。以下同じ)に比べて著しく下落しており、時価が取得原価まで回復する見込みがあると認められないものについては、当該時価をもって中間連結貸借対照表計上額(連結貸借対照表計上額)とするとともに、評価差額を当中間連結会計期間(連結会計年度)の損失として処理(以下「減損処理」という)しております。

 前連結会計年度における減損処理額は、5,612百万円であります。

 当中間連結会計期間における減損処理額は、1,201百万円であります。

 また、時価が「著しく下落した」と判断するための基準を定めており、その概要は、原則として以下の通りであります。

 時価が取得原価の50%以下の銘柄

 時価が取得原価の50%超70%以下かつ市場価格が一定水準以下で推移している銘柄

 

(金銭の信託関係)

1.満期保有目的の金銭の信託

 該当ありません。

2.その他の金銭の信託(運用目的及び満期保有目的以外)

 該当ありません。

 

(その他有価証券評価差額金)

 中間連結貸借対照表(連結貸借対照表)に計上されているその他有価証券評価差額金の内訳は、次の通りであります。

前連結会計年度(2022年3月31日現在)

 

金額(百万円)

評価差額

879,866

その他有価証券

879,866

(△)繰延税金負債

233,517

その他有価証券評価差額金(持分相当額調整前)

646,349

(△)非支配株主持分相当額

11,186

(+)持分法適用会社が所有するその他有価証券に係る

   評価差額金のうち親会社持分相当額

2,821

その他有価証券評価差額金

637,984

 (注)1.時価ヘッジの適用により損益に反映させた額27,448百万円(利益)は、その他有価証券の評価差額より控除しております。

2.外貨建の市場価格のない株式等及び組合出資金に係る為替換算差額等については、「評価差額」の内訳「その他有価証券」に含めて記載しております。

 

当中間連結会計期間(2022年9月30日現在)

 

金額(百万円)

評価差額

19,456

その他有価証券

19,456

(+)繰延税金資産

28,587

その他有価証券評価差額金(持分相当額調整前)

48,043

(△)非支配株主持分相当額

10,676

(+)持分法適用会社が所有するその他有価証券に係る評価差額金のうち親会社持分相当額

2,434

その他有価証券評価差額金

39,801

 (注)1.時価ヘッジの適用により損益に反映させた額20,910百万円(利益)は、その他有価証券の評価差額より控除しております。

2.外貨建の市場価格のない株式等及び組合出資金に係る為替換算差額等については、「評価差額」の内訳「その他有価証券」に含めて記載しております。

 

(デリバティブ取引関係)

ヘッジ会計が適用されていないデリバティブ取引

 ヘッジ会計が適用されていないデリバティブ取引について、取引の対象物の種類ごとの中間連結決算日(連結決算日)における契約額又は契約において定められた元本相当額、時価及び評価損益は、次の通りであります。なお、契約額等については、その金額自体がデリバティブ取引に係る市場リスクを示すものではありません。

(1) 金利債券関連取引

前連結会計年度(2022年3月31日現在)

区分

種類

契約額等

(百万円)

契約額等のうち

1年超のもの

(百万円)

時価

(百万円)

評価損益

(百万円)

金融商品

取引所

金利先物

 

 

 

 

売建

27,061,033

17,947,448

81,948

81,948

買建

37,401,105

18,093,012

△83,980

△83,980

金利オプション

 

 

 

 

売建

7,499,613

33,810

△4,599

△1,623

買建

7,814,127

209,740

5,676

2,420

債券先物

 

 

 

 

売建

179,900

2,092

2,092

買建

227,560

△2,316

△2,316

債券先物オプション

 

 

 

 

売建

9,009

△11

5

買建

9,773

15

△5

店頭

金利先渡契約

 

 

 

 

売建

4,570,016

54,660

54,660

買建

4,614,855

△47,252

△47,252

金利スワップ

 

 

 

 

受取固定・支払変動

350,708,112

269,233,770

△438,426

△438,426

受取変動・支払固定

348,254,698

266,791,805

443,385

443,385

受取変動・支払変動

131,758,177

68,653,759

△19,411

△19,411

受取固定・支払固定

57,902

33,764

3,269

3,269

金利オプション

 

 

 

 

売建

16,315,087

11,792,710

△102,688

△102,688

買建

16,501,775

11,832,425

96,425

96,425

連結会社間取引及び内部取引

金利スワップ

 

 

 

 

受取固定・支払変動

5,851,762

4,788,302

△93,385

△93,385

受取変動・支払固定

6,649,534

5,635,375

175,272

175,272

合計

70,673

70,389

(注)上記取引については時価評価を行い、評価損益を連結損益計算書に計上しております。

 

当中間連結会計期間(2022年9月30日現在)

区分

種類

契約額等

(百万円)

契約額等のうち

1年超のもの

(百万円)

時価

(百万円)

評価損益

(百万円)

金融商品

取引所

金利先物

 

 

 

 

売建

47,014,353

30,848,334

255,650

255,650

買建

48,544,654

33,469,995

△252,193

△252,193

金利オプション

 

 

 

 

売建

7,713,875

△10,498

△5,164

買建

4,294,151

15,720

6,408

1,685

債券先物

 

 

 

 

売建

227,914

4,982

4,982

買建

84,850

△1,478

△1,478

債券先物オプション

 

 

 

 

売建

448,223

△1,361

307

買建

613,726

2,216

△482

店頭

金利先渡契約

 

 

 

 

売建

4,894,203

131,669

131,669

買建

5,019,094

△111,610

△111,610

金利スワップ

 

 

 

 

受取固定・支払変動

452,660,935

356,295,991

△4,453,665

△4,453,665

受取変動・支払固定

444,795,952

350,072,481

4,115,669

4,115,669

受取変動・支払変動

125,396,478

74,029,058

592

592

受取固定・支払固定

58,177

31,147

2,627

2,627

金利オプション

 

 

 

 

売建

18,723,101

12,973,993

△157,276

△157,276

買建

18,718,859

12,769,347

205,140

205,140

連結会社間取引及び内部取引

金利スワップ

 

 

 

 

受取固定・支払変動

6,197,248

5,550,122

△218,601

△218,601

受取変動・支払固定

9,251,764

7,494,046

586,348

586,348

合計

104,619

104,200

(注)上記取引については時価評価を行い、評価損益を中間連結損益計算書に計上しております。

 

 

(2) 通貨関連取引

前連結会計年度(2022年3月31日現在)

区分

種類

契約額等

(百万円)

契約額等のうち

1年超のもの

(百万円)

時価

(百万円)

評価損益

(百万円)

金融商品

取引所

通貨先物

 

 

 

 

売建

17,763

2,997

買建

107,999

48,506

店頭

通貨スワップ

83,796,849

63,447,541

△2,085

34,642

為替予約

 

 

 

 

売建

73,952,277

4,918,087

△1,456,556

△1,456,556

買建

46,120,233

2,774,464

1,371,794

1,371,794

通貨オプション

 

 

 

 

売建

3,256,978

1,429,386

△102,380

△59,583

買建

3,358,742

1,497,369

65,842

10,213

連結会社間

取引及び内

部取引

通貨スワップ

3,792,499

2,663,798

219,192

559

合計

95,805

△98,931

(注)上記取引については時価評価を行い、評価損益を連結損益計算書に計上しております。

 

当中間連結会計期間(2022年9月30日現在)

区分

種類

契約額等

(百万円)

契約額等のうち

1年超のもの

(百万円)

時価

(百万円)

評価損益

(百万円)

金融商品

取引所

通貨先物

 

 

 

 

売建

13,126

買建

141,364

59,358

店頭

通貨スワップ

98,773,889

74,900,682

△20,920

86,168

為替予約

 

 

 

 

売建

93,971,776

6,006,047

△3,101,548

△3,101,548

買建

51,533,187

2,567,620

2,921,017

2,921,017

通貨オプション

 

 

 

 

売建

4,347,391

1,943,279

△204,334

△159,470

買建

4,440,740

2,121,707

136,006

78,293

連結会社間

取引及び内

部取引

通貨スワップ

4,009,216

3,153,731

479,428

△10,279

合計

209,648

△185,819

(注)上記取引については時価評価を行い、評価損益を中間連結損益計算書に計上しております。

 

(3) 株式関連取引

前連結会計年度(2022年3月31日現在)

区分

種類

契約額等

(百万円)

契約額等のうち

1年超のもの

(百万円)

時価

(百万円)

評価損益

(百万円)

金融商品

取引所

株式指数先物

 

 

 

 

売建

13,974

△105

△105

買建

10,669

△37

△37

株式指数先物オプション

 

 

 

 

売建

1,558,205

△103,866

△101,730

買建

1,103,811

44,131

38,957

店頭

株リンクスワップ

287,723

190,095

48,456

48,456

有価証券店頭オプション

 

 

 

 

売建

755,666

593,415

△90,239

△90,239

買建

773,081

783,887

119,779

119,779

その他

 

 

 

 

売建

4,335

4,335

426

426

買建

818,205

42,991

△108,152

△108,152

合計

△89,608

△92,646

(注)上記取引については時価評価を行い、評価損益を連結損益計算書に計上しております。

 

当中間連結会計期間(2022年9月30日現在)

区分

種類

契約額等

(百万円)

契約額等のうち

1年超のもの

(百万円)

時価

(百万円)

評価損益

(百万円)

金融商品

取引所

株式指数先物

 

 

 

 

売建

118,655

8,740

8,740

買建

56,857

△2,204

△2,204

株式指数先物オプション

 

 

 

 

売建

809,755

△67,378

△67,378

買建

501,708

557

87,237

86,428

店頭

株リンクスワップ

411,507

268,721

108,340

108,340

有価証券店頭オプション

 

 

 

 

売建

786,032

786,032

△76,116

△76,116

買建

1,134,870

1,042,272

110,508

110,508

その他

 

 

 

 

売建

4,591

3,959

219

219

買建

424,012

△93,495

△93,495

合計

75,850

75,041

(注)上記取引については時価評価を行い、評価損益を中間連結損益計算書に計上しております。

 

(4) 商品関連取引

前連結会計年度(2022年3月31日現在)

区分

種類

契約額等

(百万円)

契約額等のうち

1年超のもの

(百万円)

時価

(百万円)

評価損益

(百万円)

金融商品

取引所

商品先物

 

 

 

 

売建

79,306

16,640

△27,442

△27,442

買建

118,853

42,576

48,259

48,259

店頭

商品オプション

 

 

 

 

売建

263,234

130,604

△90,713

△90,713

買建

216,796

100,294

72,939

72,939

合計

3,043

3,043

(注)1.上記取引については時価評価を行い、評価損益を連結損益計算書に計上しております。

2.商品はオイル、銅、アルミニウム等に係るものであります。

 

当中間連結会計期間(2022年9月30日現在)

区分

種類

契約額等

(百万円)

契約額等のうち

1年超のもの

(百万円)

時価

(百万円)

評価損益

(百万円)

金融商品

取引所

商品先物

 

 

 

 

売建

162,673

40,419

△7,717

△7,717

買建

197,987

78,207

15,924

15,924

店頭

商品オプション

 

 

 

 

売建

419,119

181,896

△37,207

△37,207

買建

336,065

135,464

30,656

30,656

合計

1,655

1,655

(注)1.上記取引については時価評価を行い、評価損益を中間連結損益計算書に計上しております。

2.商品はオイル、銅、アルミニウム等に係るものであります。

 

(5) クレジット・デリバティブ取引

前連結会計年度(2022年3月31日現在)

区分

種類

契約額等

(百万円)

契約額等のうち

1年超のもの

(百万円)

時価

(百万円)

評価損益

(百万円)

店頭

クレジット・デリバティブ

 

 

 

 

売建

2,370,577

2,320,000

32,446

32,446

買建

3,866,419

3,716,875

△33,825

△33,825

合計

△1,378

△1,378

(注)1.上記取引については時価評価を行い、評価損益を連結損益計算書に計上しております。

2.「売建」は信用リスクの引受取引、「買建」は信用リスクの引渡取引であります。

 

当中間連結会計期間(2022年9月30日現在)

区分

種類

契約額等

(百万円)

契約額等のうち

1年超のもの

(百万円)

時価

(百万円)

評価損益

(百万円)

店頭

クレジット・デリバティブ

 

 

 

 

売建

3,649,756

3,604,601

5,061

5,061

買建

5,181,063

5,042,884

59,455

59,455

合計

64,517

64,517

(注)1.上記取引については時価評価を行い、評価損益を中間連結損益計算書に計上しております。

2.「売建」は信用リスクの引受取引、「買建」は信用リスクの引渡取引であります。

 

 

(収益認識関係)

(1)収益の分解情報

 

 

 

(単位:百万円)

 区分

 前中間連結会計期間

(自 2021年4月1日

  至 2021年9月30日)

 当中間連結会計期間

(自 2022年4月1日

  至 2022年9月30日)

経常収益

1,322,739

2,548,193

うち役務取引等収益

286,882

315,386

 

預金・貸出業務手数料 (注)1

116,781

136,763

 

受入為替手数料

54,778

53,444

 

証券関連業務手数料

43,680

44,800

 

保証関連業務 (注)2

16,724

21,011

 

代理業務手数料

15,038

14,471

 

その他の役務収益

39,878

44,894

うちその他の経常収益 (注)1

1,035,856

2,232,806

 

(注)1.収益認識会計基準の対象となる契約による収益が一部含まれております。

2.収益認識会計基準の対象外となる契約による収益です。

3.上記の表に記載されている収益認識会計基準の対象となる契約による収益に関しては、主に「リテール・事業法人部門」、「大企業・金融・公共法人部門」、「グローバルコーポレート部門」から発生しております。

 

(2)契約資産及び契約負債の残高等

 契約資産及び契約負債の残高等については、中間連結貸借対照表上、その他資産及びその他負債に計上しています。当中間連結会計期間及び前中間連結会計期間において、契約資産及び契約負債の残高等に重要性はありません。

 

(3)残存履行義務に配分した取引価格

 当中間連結会計期間及び前中間連結会計期間において、既存の契約から翌期以降に認識することが見込まれる収益の金額に重要性はありません。なお、1年以内の契約及び当行グループが請求する権利を有している金額で収益を認識することができる契約については注記の対象に含めておりません。

 

 

(セグメント情報等)

【セグメント情報】

1.報告セグメントの概要

みずほフィナンシャルグループ(以下、当グループ)は、持株会社の下で銀行・信託・証券を一体的に運営する当グループの特長と優位性を活かし、お客さまのニーズに即した最高の金融サービスを迅速に提供していくため、顧客セグメント別のカンパニー制を導入しております。

当行グループは、顧客セグメントに応じた「リテール・事業法人部門」「大企業・金融・公共法人部門」「グローバルコーポレート部門」「グローバルマーケッツ部門」「アセットマネジメント部門」の5つの部門に分類して記載しております。

なお、それぞれの担当する業務は以下の通りです。

 

    リテール・事業法人部門  :国内の個人・中小企業・中堅企業のお客さまに向けた業務

    大企業・金融・公共法人部門:国内の大企業法人・金融法人・公共法人のお客さまに向けた業務

    グローバルコーポレート部門:海外進出日系企業及び非日系企業等のお客さまに向けた業務

    グローバルマーケッツ部門 :金利・エクイティ・クレジット等への投資業務等

    アセットマネジメント部門 :個人から機関投資家まで幅広いお客さまの資産運用ニーズに応じた商品

                  開発やサービスの提供

 

   以下の報告セグメント情報は、経営者が当行グループの各事業セグメントの業績評価に使用している内部管理報

  告に基づいており、その評価についてはグループ内の管理会計ルール・実務に則しております。

 

2.報告セグメントごとの業務粗利益+ETF関係損益、業務純益(一般貸倒引当金繰入前)+ETF関係損益及び

 固定資産の金額の算定方法

以下の報告セグメントの情報は内部管理報告を基礎としております。

業務粗利益+ETF関係損益は、資金利益、信託報酬、役務取引等利益、特定取引利益及びその他業務利益の合計にETF関係損益を加えたものであります。

業務純益(一般貸倒引当金繰入前)+ETF関係損益は、業務粗利益+ETF関係損益から経費(除く臨時処理分等)、持分法による投資損益及びのれん等償却(無形資産の償却を含む)を調整したものであります。

セグメント間の取引に係る業務粗利益+ETF関係損益は、市場実勢価格に基づいております。

また、セグメント別資産情報として開示している固定資産は、有形固定資産及び無形固定資産の合計であり、当行に係る固定資産を各セグメントに配賦しております。

 

3.報告セグメントごとの業務粗利益+ETF関係損益及び業務純益(一般貸倒引当金繰入前)+ETF関係損益及び

 固定資産の金額に関する情報

前中間連結会計期間(自 2021年4月1日 至 2021年9月30日)

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

みずほ銀行(連結)

 

リテール・

事業法人

部門

大企業・

金融・

公共法人

部門

グローバルコーポレート部門

グローバルマーケッツ部門

アセットマネジメント部門

その他

(注)2

 

業務粗利益+ETF関係

損益

229,964

172,971

253,026

152,458

355

29,334

837,398

経費(除く臨時処理分等)

223,815

65,731

126,589

34,188

25,615

475,938

持分法による投資損益

6,219

2,251

8,934

889

1,210

17,082

のれん等償却

180

43

136

業務純益

(一般貸倒引当金繰

入前)+ETF関係損益

12,368

109,491

135,191

118,270

534

2,551

378,405

固定資産

473,763

170,315

167,224

78,176

456,438

1,345,916

  (注)1.一般企業の売上高に代えて、業務粗利益+ETF関係損益を記載しております。

       なお、ETF関係損益は、22,898百万円であり、全額グローバルマーケッツ部門に含まれております。

     2.「その他」には各セグメント間の内部取引として消去すべきものが含まれております。

     3.固定資産の「その他」には、セグメントに配賦していない本部資産、配賦対象外の連結子会社に係る

 固定資産及び連結調整等が含まれております。

 なお、各セグメントに配賦していない固定資産について、関連する費用については合理的な配賦基準で

 各セグメントに配賦しているものがあります。

     4.2022年4月より各セグメント及びその他間の配賦方法を見直したことに伴い、上表につきましては、当該変更を反映させるための組替えを行っております。

 

当中間連結会計期間(自 2022年4月1日 至 2022年9月30日)

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

みずほ銀行(連結)

 

リテール・

事業法人

部門

大企業・

金融・

公共法人

部門

グローバルコーポレート部門

グローバルマーケッツ部門

アセットマネジメント部門

その他

(注)2

 

業務粗利益+ETF関係

損益

241,709

185,186

302,181

103,987

363

90,886

923,586

経費(除く臨時処理分等)

218,706

61,958

137,194

34,286

63,538

515,682

持分法による投資損益

16

860

11,533

225

506

13,140

のれん等償却

180

36

143

業務純益

(一般貸倒引当金繰

入前)+ETF関係損益

23,019

124,088

176,340

69,701

138

27,891

420,901

固定資産

441,079

141,396

167,814

66,724

539,117

1,356,130

  (注)1.一般企業の売上高に代えて、業務粗利益+ETF関係損益を記載しております。

       なお、ETF関係損益は、7,566百万円であり、全額グローバルマーケッツ部門に含まれております。

     2.「その他」には各セグメント間の内部取引として消去すべきものが含まれております。

     3.固定資産の「その他」には、セグメントに配賦していない本部資産、配賦対象外の連結子会社に係る

 固定資産及び連結調整等が含まれております。

 なお、各セグメントに配賦していない固定資産について、関連する費用については合理的な配賦基準で

 各セグメントに配賦しているものがあります。

 

4.報告セグメント合計額と中間連結損益計算書計上額との差額及び当該差額の主な内容(差異調整に関する事項)

上記の内部管理報告に基づく報告セグメントの業務粗利益+ETF関係損益及び業務純益(一般貸倒引当金繰入前)+ETF関係損益と中間連結損益計算書計上額は異なっており、中間連結会計期間での差異調整は以下の通りです。

(1)報告セグメントの業務粗利益+ETF関係損益の合計額と中間連結損益計算書の経常利益計上額

 

 

(単位:百万円)

 

 前中間連結会計期間

(自 2021年4月1日

 至 2021年9月30日)

 当中間連結会計期間

(自 2022年4月1日

 至 2022年9月30日)

業務粗利益+ETF関係損益

837,398

923,586

ETF関係損益

△22,898

△7,566

その他経常収益

148,455

78,722

営業経費

△457,864

△497,240

その他経常費用

△181,104

△86,000

中間連結損益計算書の経常利益

323,986

411,500

 

(2)報告セグメントの業務純益(一般貸倒引当金繰入前)+ETF関係損益の合計額と中間連結損益計算書の

   税金等調整前中間純利益計上額

 

 

(単位:百万円)

 

 前中間連結会計期間

(自 2021年4月1日

 至 2021年9月30日)

 当中間連結会計期間

(自 2022年4月1日

 至 2022年9月30日)

業務純益(一般貸倒引当金繰入前)+ETF関係損益

378,405

420,901

経費(臨時処理分)

18,210

18,584

不良債権処理額(含む一般貸倒引当金純繰入額)

△58,923

△55,425

貸倒引当金戻入益等

10,224

4,920

株式等関係損益-ETF関係損益

△6,705

27,262

特別損益

40,206

6,533

その他

△17,225

△4,742

中間連結損益計算書の税金等調整前中間純利益

364,192

418,033

 

【関連情報】

前中間連結会計期間(自 2021年4月1日 至 2021年9月30日)

1.地域ごとの情報

(1)経常収益

 

 

 

 

(単位:百万円)

日本

米州

欧州

アジア・オセアニア

合計

761,771

345,550

58,700

156,716

1,322,739

(注)1.一般企業の売上高に代えて、経常収益を記載しております。

2.経常収益は、当行グループ拠点の所在地を基礎とし、地理的な近接度、経済活動の類似性、事業活動の相互関連性等を考慮して、国内と地域ごとに区分しております。

 

(2)有形固定資産

 

 

 

 

(単位:百万円)

日本

米州

欧州

アジア・オセアニア

合計

846,577

68,614

7,027

19,372

941,592

 

2.主要な顧客ごとの情報

特定の顧客に対する経常収益で中間連結損益計算書の経常収益の10%以上を占めるものがないため、記載を省略しております。

 

当中間連結会計期間(自 2022年4月1日 至 2022年9月30日)

1.地域ごとの情報

(1)経常収益

 

 

 

 

(単位:百万円)

日本

米州

欧州

アジア・オセアニア

合計

747,294

1,366,189

142,009

292,699

2,548,193

(注)1.一般企業の売上高に代えて、経常収益を記載しております。

2.経常収益は、当行グループ拠点の所在地を基礎とし、地理的な近接度、経済活動の類似性、事業活動の相互関連性等を考慮して、国内と地域ごとに区分しております。

 

(2)有形固定資産

 

 

 

 

(単位:百万円)

日本

米州

欧州

アジア・オセアニア

合計

839,201

74,623

5,023

19,985

938,833

 

2.主要な顧客ごとの情報

特定の顧客に対する経常収益で中間連結損益計算書の経常収益の10%以上を占めるものがないため、記載を省略しております。

 

【報告セグメントごとの固定資産の減損損失に関する情報】

前中間連結会計期間(自 2021年4月1日 至 2021年9月30日)

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

みずほ銀行(連結)

 

リテール・

事業法人

部門

大企業・

金融・

公共法人

部門

グローバルコーポレート部門

グローバルマーケッツ部門

アセットマネジメント部門

その他

 

減損損失

494

55

167

6

1,817

2,539

(注)2022年4月より各セグメント及びその他間の配分方法を変更したことに伴い、上表につきましては、当該変更を反映させるための組替えを行っております。

 

当中間連結会計期間(自 2022年4月1日 至 2022年9月30日)

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

みずほ銀行(連結)

 

リテール・

事業法人

部門

大企業・

金融・

公共法人

部門

グローバルコーポレート部門

グローバルマーケッツ部門

アセットマネジメント部門

その他

 

減損損失

578

28

1

1,609

2,216

 

【報告セグメントごとののれんの償却額及び未償却残高に関する情報】

前中間連結会計期間(自 2021年4月1日 至 2021年9月30日)

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

みずほ銀行(連結)

 

リテール・

事業法人

部門

大企業・

金融・

公共法人

部門

グローバルコーポレート部門

グローバルマーケッツ部門

アセットマネジメント部門

その他

 

当中間期償却額

180

43

136

当中間期末残高

2,855

85

2,940

 

当中間連結会計期間(自 2022年4月1日 至 2022年9月30日)

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

みずほ銀行(連結)

 

リテール・

事業法人

部門

大企業・

金融・

公共法人

部門

グローバルコーポレート部門

グローバルマーケッツ部門

アセットマネジメント部門

その他

 

当中間期償却額

180

36

143

当中間期末残高

3,094

3,509

6,603

 

【報告セグメントごとの負ののれん発生益に関する情報】

前中間連結会計期間(自 2021年4月1日 至 2021年9月30日)

  該当事項はありません。

 

当中間連結会計期間(自 2022年4月1日 至 2022年9月30日)

  該当事項はありません。

 

 

(1株当たり情報)

 1.1株当たり純資産額及び算定上の基礎

 

前連結会計年度

(2022年3月31日)

当中間連結会計期間

(2022年9月30日)

1株当たり純資産額

478,281円29銭

462,013円82銭

(算定上の基礎)

 

 

純資産の部の合計額

百万円

7,771,591

7,509,073

純資産の部の合計額から控除する金額

百万円

46,595

46,823

うち優先株式払込金額

百万円

4

4

うち優先配当額

百万円

0

うち非支配株主持分

百万円

46,591

46,819

普通株式に係る中間期末(期末)の純資産額

百万円

7,724,995

7,462,249

1株当たり純資産額の算定に用いられた中間期末(期末)の普通株式の数

千株

16,151

16,151

 

 2.1株当たり中間純利益金額及び算定上の基礎並びに潜在株式調整後1株当たり中間純利益金額及び算定上の基礎

 

 前中間連結会計期間

(自 2021年4月1日

 至 2021年9月30日)

 当中間連結会計期間

(自 2022年4月1日

 至 2022年9月30日)

(1)1株当たり中間純利益金額

14,159円88銭

18,987円59銭

(算定上の基礎)

 

 

親会社株主に帰属する中間純利益

百万円

228,704

306,679

普通株主に帰属しない金額

百万円

普通株式に係る親会社株主に帰属する中間純利益

百万円

228,704

306,679

普通株式の期中平均株式数

千株

16,151

16,151

(2)潜在株式調整後1株当たり中間純利益金額

14,159円86銭

18,987円56銭

(算定上の基礎)

 

 

親会社株主に帰属する中間純利益調整額

百万円

普通株式増加数

千株

0

0

うち優先株式

千株

0

0

希薄化効果を有しないため、潜在株式調整後1株当たり中間純利益金額の算定に含めなかった潜在株式の概要

 

――――――

――――――

 

(2)【その他】

  該当事項はありません。