中間期ディスクロージャー誌(2024年中間期) | みずほフィナンシャルグループ
8/350

6連携自治体事例紹介~愛知県スタートアップ企業支援を通じた地域活性化に向けた取り組みについて みずほ銀行では、全国にネットワークを有する〈みずほ〉の強みをいかし、各地域の課題解決に向けた取り組みを企画・推進する本部機能である「地域創生デスク」を軸に、地域企業間のビジネスマッチングや事業承継、また地域産業の再生、スタートアップ企業と地域企業との共創等を支援しています。 例えば、2024年8月、愛知県スタートアップ拠点「STATION Ai」の運営事業を担うSTATION Ai社と連携協定を締結しました。同年10月に開業した「STATION Ai」にプログラムスポンサー※1として参画し、イベントの共催等を通じた東海地方のスタートアップ企業の育成支援や、オープンイノベーションの機運醸成・活性化に向けた従来からの取り組みの継続に加え、〈みずほ〉の担当者が常駐しながら、「STATION Ai」を起点とするスタートアップエコシステムの形成・発展に向けた取り組みを推進しています。同年12月に開催した、「STATION Ai」におけるメガバンク初のスタートアップ・カンファレンス※1. 学生起業家育成プログラム「STAPS」等、STATION Aiが提供するプログラムの支援を通して、STATION Aiとともに、起業家の創出や事業会社とのマッチング、オープンイノベーションの創出を推進するパートナー※2. 〈みずほ〉のネットワーク、金融サービス提供力、コンサルティング力等をフル活用して、イノベーション企業に必要不可欠な経営知識、事業遂行ノウハウ、ビジネス拡大機会、資金調達サポート等を提供する会員サービスイデアを持つイノベーション企業への支援等、各種の経営支援を積極的に行っています。 また、中小企業のお客さまの経営改善や事業再生支援については本部内に再生専門部署を設置して集中的に取り組んでいる他、営業部店と本部が一体となり、外部機関や専門家、他の金融機関と連携しつつ、お客さまからのご相談への対応や支援に取り組んでいます。は、国内のネットワークを活用し、お客さまへの円滑な資金供給と経営支援への取り組みの他、地方公共団体との連携等を通じ、地域経済の活性化に取り組んでいます。「M’s Salon※2 Frontier Summit」では、製造業を軸とする新たな産業創出をテーマに中部域内外のステークホルダーをつなぐ役割を果たしました。 上記の取り組みのように、〈みずほ〉のネットワークやスタートアップ企業支援のノウハウ・実績をいかし、引き続き中小企業の成長と地域経済の活性化に貢献していきます。  「経営者保証に関するガイドライン」への取り組み 〈みずほ〉は「経営者保証に関するガイドライン」および2020年4月1日より適用開始となった本ガイドラインの特則の趣旨を踏まえ、本ガイドラインおよび特則の活用を通じたお客さまとの良好な信頼関係の構築・継続に努めています。 また、解除条件付連帯保証をはじめ、複数の経営者保証の代替的融資手法を用意・周知するとともに、活用促進に向けて現場・本部一体で取り組む体制を整備しています。地域創生デスク地域拠点地域スタートアップディープテック連携大・中堅企業大学・研究室地域金融機関イノベーション企業支援部中小企業のお客さまの経営サポートに向けた取り組み 〈みずほ〉は、経営課題に関する相談やその解決に向けた提案といったコンサルティング機能の積極的な発揮を通じて、お客さまの事業拡大や承継、事業再生等への取り組みをお客さまの立場に立って真摯にサポートし、金融機関としての社会的責任を果たしていきます。 特に、コンサルティングを起点とした成長戦略支援を通じ、事業拡大や承継等を切り口としたM&Aや、優れた技術・ア地域活性化に向けた取り組み 日本は東京一極集中による地方人口の減少と地域経済の縮小が予想されており、地方の「ひと」と「しごと」の好循環と、それを支える「まち」の活性化が急務です。〈みずほ〉金融円滑化/「経営者保証に関するガイドライン」への取り組み  金融円滑化への取り組み 〈みずほ〉は、お客さまへの円滑な資金供給が金融機関の社会的役割であると真摯に受けとめ、金融円滑化に向けた当社グループの基本方針にのっとり、お客さまからの新規融資や貸付条件の変更の申し込み等に適切に対応するとともに、コンサルティング機能の発揮に努めています。中小企業のお客さまの経営サポートと地域活性化に向けた取り組み

元のページ  ../index.html#8

このブックを見る