第5【経理の状況】

1.当行の連結財務諸表は、「連結財務諸表の用語、様式及び作成方法に関する規則」(昭和51年大蔵省令第28号。以下「連結財務諸表規則」という)に基づいて作成しておりますが、資産及び負債の分類並びに収益及び費用の分類は、「銀行法施行規則」(昭和57年大蔵省令第10号)に準拠しております。

 

2.当行の財務諸表は、「財務諸表等の用語、様式及び作成方法に関する規則」(昭和38年大蔵省令第59号)に基づいて作成しておりますが、資産及び負債の分類並びに収益及び費用の分類は、「銀行法施行規則」(昭和57年大蔵省令第10号)に準拠しております。

 

3.当行は、金融商品取引法第193条の2第1項の規定に基づき、連結会計年度(自2019年4月1日 至2020年3月31日)の連結財務諸表及び事業年度(自2019年4月1日 至2020年3月31日)の財務諸表について、EY新日本有限責任監査法人の監査証明を受けております。

4.当行は、連結財務諸表等の適正性を確保するための特段の取組みを行っております。具体的には、会計基準等の内容把握や変更等について適切に対応するために、公益財団法人財務会計基準機構や一般社団法人全国銀行協会等の関係諸団体へ加入し情報収集を図り、積極的に意見発信を行うとともに、同機構等の行う研修に参加しております。また、重要な会計基準の変更等については、取締役会等へ適切に付議・報告を行っております。

1【連結財務諸表等】

(1)【連結財務諸表】

①【連結貸借対照表】

 

 

(単位:百万円)

 

前連結会計年度

(2019年3月31日)

当連結会計年度

(2020年3月31日)

資産の部

 

 

現金預け金

※8 42,258,796

※8 38,741,251

コールローン及び買入手形

626,491

1,170,669

買現先勘定

9,516,929

15,112,145

債券貸借取引支払保証金

100,501

122,001

買入金銭債権

2,822,267

2,655,780

特定取引資産

※8 4,673,624

※8 5,633,574

金銭の信託

504

503

有価証券

※1,※2,※8,※16 28,790,124

※1,※2,※8,※16 33,803,968

貸出金

※3,※4,※5,※6,※7,※8,※9 76,228,144

※3,※4,※5,※6,※7,※8,※9 81,198,722

外国為替

※7 1,979,171

※7 2,022,793

金融派生商品

1,343,524

1,954,990

その他資産

※8 2,981,044

※8 3,639,083

有形固定資産

※11,※12 753,978

※11,※12 921,308

建物

257,424

259,721

土地

※10 396,521

※10 515,269

リース資産

22,007

12,883

建設仮勘定

17,690

30,752

その他の有形固定資産

60,335

102,681

無形固定資産

380,007

410,487

ソフトウエア

96,252

346,683

のれん

5,013

4,286

リース資産

5,739

4,093

その他の無形固定資産

273,002

55,424

退職給付に係る資産

826,396

684,032

繰延税金資産

27,305

20,533

支払承諾見返

6,054,793

6,060,442

貸倒引当金

280,414

416,808

資産の部合計

179,083,191

193,735,481

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

前連結会計年度

(2019年3月31日)

当連結会計年度

(2020年3月31日)

負債の部

 

 

預金

※8 121,262,210

※8 128,223,625

譲渡性預金

12,720,197

12,536,232

コールマネー及び売渡手形

1,319,043

1,224,630

売現先勘定

※8 10,542,838

※8 13,984,071

債券貸借取引受入担保金

※8 305,032

※8 276,869

コマーシャル・ペーパー

941,181

411,089

特定取引負債

2,673,669

3,566,346

借用金

※8,※13 7,737,677

※8,※13 11,480,368

外国為替

740,635

590,643

短期社債

22,339

54,658

社債

※14 2,093,598

※14 1,242,436

金融派生商品

1,182,429

1,633,383

その他負債

3,161,853

4,588,561

賞与引当金

41,486

44,782

変動報酬引当金

1,100

765

退職給付に係る負債

6,980

8,336

役員退職慰労引当金

447

416

貸出金売却損失引当金

630

637

偶発損失引当金

4,910

6,443

睡眠預金払戻損失引当金

16,987

25,943

債券払戻損失引当金

25,566

18,672

繰延税金負債

156,192

31,178

再評価に係る繰延税金負債

※10 63,315

※10 62,695

支払承諾

6,054,793

6,060,442

負債の部合計

171,075,117

186,073,230

純資産の部

 

 

資本金

1,404,065

1,404,065

資本剰余金

2,211,694

2,210,715

利益剰余金

2,651,386

3,039,786

株主資本合計

6,267,145

6,654,567

その他有価証券評価差額金

1,084,133

751,514

繰延ヘッジ損益

20,688

76,700

土地再評価差額金

※10 137,772

※10 136,655

為替換算調整勘定

77,422

90,390

退職給付に係る調整累計額

239,697

86,420

その他の包括利益累計額合計

1,363,493

960,900

非支配株主持分

377,434

46,783

純資産の部合計

8,008,073

7,662,251

負債及び純資産の部合計

179,083,191

193,735,481

 

②【連結損益計算書及び連結包括利益計算書】
【連結損益計算書】

 

 

(単位:百万円)

 

前連結会計年度

(自 2018年4月1日

 至 2019年3月31日)

当連結会計年度

(自 2019年4月1日

 至 2020年3月31日)

経常収益

3,149,026

3,302,848

資金運用収益

1,969,119

1,934,712

貸出金利息

1,229,991

1,218,279

有価証券利息配当金

283,112

253,557

コールローン利息及び買入手形利息

5,512

4,881

買現先利息

212,700

229,378

債券貸借取引受入利息

0

-

預け金利息

122,208

103,537

その他の受入利息

115,595

125,077

役務取引等収益

528,959

540,691

特定取引収益

143,106

253,762

その他業務収益

200,951

282,984

その他経常収益

306,889

290,698

貸倒引当金戻入益

5,452

-

償却債権取立益

10,215

11,602

その他の経常収益

※1 291,221

※1 279,095

経常費用

2,722,300

2,762,445

資金調達費用

1,228,231

1,227,257

預金利息

480,432

482,908

譲渡性預金利息

129,087

123,466

コールマネー利息及び売渡手形利息

8,541

6,877

売現先利息

329,520

313,164

債券貸借取引支払利息

330

982

コマーシャル・ペーパー利息

19,304

15,484

借用金利息

152,102

168,269

短期社債利息

23

27

社債利息

51,480

37,829

その他の支払利息

57,408

78,247

役務取引等費用

139,167

134,078

特定取引費用

2,056

14,486

その他業務費用

185,673

106,739

営業経費

978,076

939,285

その他経常費用

189,094

340,597

貸倒引当金繰入額

-

160,448

その他の経常費用

※2 189,094

※2 180,149

経常利益

426,726

540,403

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

前連結会計年度

(自 2018年4月1日

 至 2019年3月31日)

当連結会計年度

(自 2019年4月1日

 至 2020年3月31日)

特別利益

11,195

1,328

固定資産処分益

3,353

1,328

その他の特別利益

※3 7,841

※3 -

特別損失

503,313

18,871

固定資産処分損

3,582

5,315

減損損失

※4 499,731

13,556

税金等調整前当期純利益又は税金等調整前当期純損失(△)

65,391

522,860

法人税、住民税及び事業税

112,992

123,443

法人税等調整額

166,426

8,417

法人税等合計

53,433

131,861

当期純利益又は当期純損失(△)

11,957

390,999

非支配株主に帰属する当期純利益

17,880

3,715

親会社株主に帰属する当期純利益又は親会社株主に帰属する当期純損失(△)

29,838

387,283

 

【連結包括利益計算書】

 

 

(単位:百万円)

 

前連結会計年度

(自 2018年4月1日

 至 2019年3月31日)

当連結会計年度

(自 2019年4月1日

 至 2020年3月31日)

当期純利益又は当期純損失(△)

11,957

390,999

その他の包括利益

※1 110,889

※1 398,456

その他有価証券評価差額金

93,226

328,764

繰延ヘッジ損益

48,628

97,557

為替換算調整勘定

22,491

10,808

退職給付に係る調整額

35,948

150,390

持分法適用会社に対する持分相当額

7,851

6,050

包括利益

122,847

7,456

(内訳)

 

 

親会社株主に係る包括利益

137,021

14,192

非支配株主に係る包括利益

14,174

6,735

 

③【連結株主資本等変動計算書】

前連結会計年度(自 2018年4月1日 至 2019年3月31日)

 

 

 

(単位:百万円)

 

株主資本

 

資本金

資本剰余金

利益剰余金

株主資本合計

当期首残高

1,404,065

2,211,694

2,917,283

6,533,043

当期変動額

 

 

 

 

剰余金の配当

 

 

242,564

242,564

親会社株主に帰属する当期純損失(△)

 

 

29,838

29,838

土地再評価差額金の取崩

 

 

6,504

6,504

株主資本以外の項目の当期変動額(純額)

 

 

 

 

当期変動額合計

-

-

265,897

265,897

当期末残高

1,404,065

2,211,694

2,651,386

6,267,145

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その他の包括利益累計額

非支配株主持分

純資産合計

 

その他有価証券評価差額金

繰延ヘッジ損益

土地再評価差額金

為替換算調整勘定

退職給付に係る調整累計額

その他の包括利益累計額合計

当期首残高

1,176,289

69,221

144,277

52,957

278,793

1,477,181

654,241

8,664,467

当期変動額

 

 

 

 

 

 

 

 

剰余金の配当

 

 

 

 

 

 

 

242,564

親会社株主に帰属する当期純損失(△)

 

 

 

 

 

 

 

29,838

土地再評価差額金の取崩

 

 

 

 

 

 

 

6,504

株主資本以外の項目の当期変動額(純額)

92,156

48,533

6,504

24,464

39,095

113,688

276,807

390,495

当期変動額合計

92,156

48,533

6,504

24,464

39,095

113,688

276,807

656,393

当期末残高

1,084,133

20,688

137,772

77,422

239,697

1,363,493

377,434

8,008,073

 

当連結会計年度(自 2019年4月1日 至 2020年3月31日)

 

 

 

(単位:百万円)

 

株主資本

 

資本金

資本剰余金

利益剰余金

株主資本合計

当期首残高

1,404,065

2,211,694

2,651,386

6,267,145

当期変動額

 

 

 

 

剰余金の配当

 

 

0

0

親会社株主に帰属する当期純利益

 

 

387,283

387,283

土地再評価差額金の取崩

 

 

1,117

1,117

非支配株主との取引に係る親会社の持分変動

 

978

 

978

株主資本以外の項目の当期変動額(純額)

 

 

 

 

当期変動額合計

-

978

388,400

387,422

当期末残高

1,404,065

2,210,715

3,039,786

6,654,567

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その他の包括利益累計額

非支配株主持分

純資産合計

 

その他有価証券評価差額金

繰延ヘッジ損益

土地再評価差額金

為替換算調整勘定

退職給付に係る調整累計額

その他の包括利益累計額合計

当期首残高

1,084,133

20,688

137,772

77,422

239,697

1,363,493

377,434

8,008,073

当期変動額

 

 

 

 

 

 

 

 

剰余金の配当

 

 

 

 

 

 

 

0

親会社株主に帰属する当期純利益

 

 

 

 

 

 

 

387,283

土地再評価差額金の取崩

 

 

 

 

 

 

 

1,117

非支配株主との取引に係る親会社の持分変動

 

 

 

 

 

 

 

978

株主資本以外の項目の当期変動額(純額)

332,618

97,388

1,117

12,968

153,277

402,593

330,651

733,244

当期変動額合計

332,618

97,388

1,117

12,968

153,277

402,593

330,651

345,822

当期末残高

751,514

76,700

136,655

90,390

86,420

960,900

46,783

7,662,251

 

④【連結キャッシュ・フロー計算書】

 

 

(単位:百万円)

 

前連結会計年度

(自 2018年4月1日

 至 2019年3月31日)

当連結会計年度

(自 2019年4月1日

 至 2020年3月31日)

営業活動によるキャッシュ・フロー

 

 

税金等調整前当期純利益又は税金等調整前当期純損失(△)

65,391

522,860

減価償却費

121,735

104,705

減損損失

499,731

13,556

のれん償却額

588

570

持分法による投資損益(△は益)

49,453

30,749

貸倒引当金の増減(△)

27,882

139,703

貸出金売却損失引当金の増減額(△は減少)

444

6

偶発損失引当金の増減(△)

183

1,793

賞与引当金の増減額(△は減少)

2,324

4,045

変動報酬引当金の増減額(△は減少)

193

334

退職給付に係る資産の増減額(△は増加)

43,715

74,397

退職給付に係る負債の増減額(△は減少)

111

1,350

役員退職慰労引当金の増減額(△は減少)

24

31

睡眠預金払戻損失引当金の増減(△)

1,109

8,956

債券払戻損失引当金の増減(△)

5,194

6,893

資金運用収益

1,969,119

1,934,712

資金調達費用

1,228,231

1,227,257

有価証券関係損益(△)

73,072

211,267

金銭の信託の運用損益(△は運用益)

1

0

為替差損益(△は益)

164,257

35,079

固定資産処分損益(△は益)

228

3,986

退職給付信託返還損益(△は益)

7,841

-

特定取引資産の純増(△)減

19,193

1,058,898

特定取引負債の純増減(△)

311,402

969,664

金融派生商品資産の純増(△)減

486,981

634,556

金融派生商品負債の純増減(△)

359,462

473,212

貸出金の純増(△)減

4,803,788

5,928,462

預金の純増減(△)

8,715,667

7,815,510

譲渡性預金の純増減(△)

2,302,688

235,266

借用金(劣後特約付借入金を除く)の純増減(△)

1,177,379

2,351,922

預け金(中央銀行預け金を除く)の純増(△)減

635,746

398,222

コールローン等の純増(△)減

3,957,898

6,175,341

債券貸借取引支払保証金の純増(△)減

100,501

21,500

コールマネー等の純増減(△)

2,234,469

3,565,163

コマーシャル・ペーパーの純増減(△)

199,104

511,609

債券貸借取引受入担保金の純増減(△)

305,324

28,163

外国為替(資産)の純増(△)減

34,965

98,835

外国為替(負債)の純増減(△)

196,774

149,304

短期社債(負債)の純増減(△)

5,646

32,319

普通社債発行及び償還による増減(△)

440,404

670,264

資金運用による収入

1,948,442

1,963,959

資金調達による支出

1,187,999

1,262,646

その他

325,643

941,519

小計

1,333,237

1,216,215

法人税等の支払額又は還付額(△は支払)

131,883

103,320

営業活動によるキャッシュ・フロー

1,465,121

1,112,894

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

前連結会計年度

(自 2018年4月1日

 至 2019年3月31日)

当連結会計年度

(自 2019年4月1日

 至 2020年3月31日)

投資活動によるキャッシュ・フロー

 

 

有価証券の取得による支出

50,053,262

68,193,589

有価証券の売却による収入

36,414,923

44,410,023

有価証券の償還による収入

18,910,203

18,307,963

金銭の信託の減少による収入

2,564

0

有形固定資産の取得による支出

24,982

180,372

無形固定資産の取得による支出

75,637

109,761

有形固定資産の売却による収入

7,619

4,351

無形固定資産の売却による収入

-

3,144

連結の範囲の変更を伴う子会社株式の売却による収入

1,270

-

投資活動によるキャッシュ・フロー

5,182,696

5,758,240

財務活動によるキャッシュ・フロー

 

 

劣後特約付借入れによる収入

520,000

1,526,286

劣後特約付借入金の返済による支出

45,000

65,000

劣後特約付社債の償還による支出

5,000

178,000

非支配株主からの払込みによる収入

3,934

3,163

非支配株主への払戻による支出

275,079

303,000

配当金の支払額

242,564

0

非支配株主への配当金の支払額

19,817

6,328

子会社の自己株式の取得による支出

-

32,199

財務活動によるキャッシュ・フロー

63,526

944,921

現金及び現金同等物に係る換算差額

31,606

202,764

現金及び現金同等物の増減額(△は減少)

3,622,441

3,903,189

現金及び現金同等物の期首残高

37,834,427

41,456,869

現金及び現金同等物の期末残高

※1 41,456,869

※1 37,553,680

 

【注記事項】
(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)

 

1.連結の範囲に関する事項

(1)連結子会社         86

 主要な連結子会社名は、「第1 企業の概況 4.関係会社の状況」に記載しているため省略しました。

(連結の範囲の変更)

Mizuho Markets Americas LLC他19社は新規設立により、当連結会計年度から連結の範囲に含めております。

また、みずほデリバリーサービス株式会社他6社は合併等により、子会社に該当しないことになったことから、当連結会計年度より連結の範囲から除外しております。

(2)非連結子会社

  該当ありません。

 

2.持分法の適用に関する事項

(1)持分法適用の非連結子会社

 該当ありません。

(2)持分法適用の関連会社    17

主要な会社名

株式会社オリエントコーポレーション

みずほリース株式会社

Joint Stock Commercial Bank for Foreign Trade of Vietnam

(持分法適用の範囲の変更)

LINE Credit株式会社他1社は持分増加等により、当連結会計年度から持分法適用の範囲に含めております。

また、株式会社キュービタスは持分減少により、関連会社に該当しないことになったことから、当連結会計年度より持分法適用の範囲から除外しております。

(3)持分法非適用の非連結子会社

 該当ありません。

(4)持分法非適用の関連会社

Pec International Leasing Co., Ltd.

 持分法非適用の関連会社は、当期純損益(持分に見合う額)、利益剰余金(持分に見合う額)及びその他の包括利益累計額(持分に見合う額)等からみて、持分法適用の範囲から除外しても連結財務諸表に重要な影響を与えないため、持分法適用の範囲から除外しております。

 

3.連結子会社の事業年度等に関する事項

(1)連結子会社の決算日は次のとおりであります。

7月末日            1社

12月末日            33社

3月末日            52社

  当連結会計年度より、Mizuho Capital Markets LLCは決算日を12月31日から3月31日に変更しております。なお、当連結会計年度における会計期間は2019年1月1日から2020年3月31日までの15ヵ月となっております。

(2)7月末日を決算日とする子会社については、連結決算日現在で実施した仮決算に基づく財務諸表により連結しております。またその他の子会社については、それぞれの決算日の財務諸表により連結しております。
 連結決算日と上記の決算日等との間に生じた重要な取引については、必要な調整を行っております。

 

4.会計方針に関する事項

(1)売買目的有価証券に準じた貸出債権の評価基準及び収益・費用の計上基準

 貸出債権のうちトレーディング目的で保有するものについては、売買目的有価証券に準じて、取引の約定時点を基準として連結貸借対照表上「買入金銭債権」に計上するとともに、当該貸出債権に係る買入金銭債権の評価は、連結決算日の時価により行っております。また、当該貸出債権からの当連結会計年度中の受取利息及び売却損益等に、前連結会計年度末と当連結会計年度末における評価損益の増減額を加えた損益を、連結損益計算書上「その他業務収益」及び「その他業務費用」に計上しております。

(2)特定取引資産・負債の評価基準及び収益・費用の計上基準

 金利、通貨の価格、金融商品市場における相場その他の指標に係る短期的な変動、市場間の格差等を利用して利益を得る等の目的(以下「特定取引目的」という)の取引については、取引の約定時点を基準とし、連結貸借対照表上「特定取引資産」及び「特定取引負債」に計上するとともに、当該取引からの損益を連結損益計算書上「特定取引収益」及び「特定取引費用」に計上しております。

 特定取引資産及び特定取引負債の評価は、有価証券及び金銭債権等については連結決算日の時価により、スワップ・先物・オプション取引等の派生商品については連結決算日において決済したものとみなした額により行っております。

 また、特定取引収益及び特定取引費用の損益計上は、当連結会計年度中の受払利息等に、有価証券及び金銭債権等については前連結会計年度末と当連結会計年度末における評価損益の増減額を、派生商品については前連結会計年度末と当連結会計年度末におけるみなし決済からの損益相当額の増減額を加えております。

(3)有価証券の評価基準及び評価方法

(イ)有価証券の評価は、満期保有目的の債券については移動平均法による償却原価法(定額法)、持分法非適用の関連会社株式については移動平均法による原価法、その他有価証券については、原則として、国内株式は連結決算期末月1ヵ月平均に基づいた市場価格等、それ以外は連結決算日の市場価格等に基づく時価法(売却原価は主として移動平均法により算定)、ただし時価を把握することが極めて困難と認められるものについては移動平均法による原価法により行っております。

  なお、その他有価証券の評価差額については、時価ヘッジの適用により損益に反映させた額を除き、全部純資産直入法により処理しております。

(ロ)有価証券運用を主目的とする単独運用の金銭の信託において信託財産として運用されている有価証券の評価は、時価法により行っております。

(4)デリバティブ取引の評価基準及び評価方法

 デリバティブ取引(特定取引目的の取引を除く)の評価は、時価法により行っております。

(5)固定資産の減価償却の方法

① 有形固定資産(リース資産を除く)

 有形固定資産は、建物については主として定額法、その他については主として定率法を採用しております。

 また、主な耐用年数は次のとおりであります。

建 物:3年~50年

その他:2年~20年

② 無形固定資産(リース資産を除く)

 無形固定資産は、定額法により償却しております。なお、自社利用のソフトウェアについては、当行及び連結子会社で定める利用可能期間(主として5年~10年)に基づいて償却しております。

③ リース資産

 所有権移転外ファイナンス・リース取引に係る「有形固定資産」及び「無形固定資産」中のリース資産は、原則として自己所有の固定資産に適用する方法と同一の方法で償却しております。

(6)繰延資産の処理方法

 社債発行費は、発生時に全額費用として処理しております。

 

(7)貸倒引当金の計上基準

 当行及び主要な国内連結子会社の貸倒引当金は、予め定めている償却・引当基準に則り、次のとおり計上しております。

 破産、特別清算等法的に経営破綻の事実が発生している債務者(以下「破綻先」という)に係る債権及びそれと同等の状況にある債務者(以下「実質破綻先」という)に係る債権については、以下のなお書きに記載されている直接減額後の帳簿価額から、担保の処分可能見込額及び保証による回収可能見込額を控除し、その残額を計上しております。また、現在は経営破綻の状況にないが、今後経営破綻に陥る可能性が大きいと認められる債務者(以下「破綻懸念先」という)に係る債権については、債権額から、担保の処分可能見込額及び保証による回収可能見込額を控除し、その残額のうち、債務者の支払能力を総合的に判断し必要と認める額を計上しております。

 破綻懸念先及び貸出条件緩和債権等を有する債務者で与信額が一定額以上の大口債務者のうち、債権の元本の回収及び利息の受取りに係るキャッシュ・フローを合理的に見積もることができる債権については、当該キャッシュ・フローを貸出条件緩和実施前の約定利子率等で割引いた金額と債権の帳簿価額との差額を貸倒引当金とする方法(キャッシュ・フロー見積法)により計上しております。また、当該大口債務者のうち、将来キャッシュ・フローを合理的に見積もることが困難な債務者に対する債権については、個別的に算定した予想損失額を計上しております。

 上記以外の債権については、主として今後1年間の予想損失額又は今後3年間の予想損失額を見込んで計上しており、予想損失額は、1年間又は3年間の貸倒実績又は倒産実績を基礎とした貸倒実績率又は倒産確率の過去の一定期間における平均値に基づき損失率を求め、これに将来見込み等必要な修正を加えて算定しております。特定海外債権については、対象国の政治経済情勢等に起因して生ずる損失見込額を特定海外債権引当勘定として計上しております。

 すべての債権は、資産の自己査定基準に基づき、営業関連部署が資産査定を実施し、当該部署から独立した資産監査部署が査定結果を監査しております。

 なお、破綻先及び実質破綻先に対する担保・保証付債権等については、債権額から担保の評価額及び保証による回収が可能と認められる額を控除した残額を取立不能見込額として債権額から直接減額しており、その金額は88,848百万円(前連結会計年度末は91,598百万円)であります。

 その他の連結子会社の貸倒引当金は、一般債権については過去の貸倒実績率等を勘案して必要と認めた額を、貸倒懸念債権等特定の債権については、個別に回収可能性を勘案し、回収不能見込額をそれぞれ計上しております。

(追加情報)
 当行グループは、「検査マニュアル廃止後の融資に関する検査・監督の考え方と進め方」(金融庁 令和元年12月18日)の趣旨を踏まえ、一部の与信に対して、新型コロナウイルス感染症の拡大による影響を貸倒引当金に反映しております。具体的には、新型コロナウイルス感染症の拡大による影響が大きい業種・債務者属性を特定し、債務者ごとの事業環境が回復するのに要する期間及び本邦GDP成長率の予測等の仮定をもとに予想損失額を見積っております。

(8)投資損失引当金の計上基準

 投資損失引当金は、投資に対する損失に備えるため、有価証券の発行会社の財政状態等を勘案して必要と認められる額を計上しております。

(9)賞与引当金の計上基準

 賞与引当金は、従業員への賞与の支払いに備えるため、従業員に対する賞与の支給見込額のうち、当連結会計年度に帰属する額を計上しております。

(10)変動報酬引当金の計上基準

 当行の役員及び執行役員に対する報酬のうち変動報酬として支給する業績給及び株式報酬の支払いに備えるため、当連結会計年度の変動報酬に係る基準額に基づく支給見込額を計上しております。

(11)役員退職慰労引当金の計上基準

 役員退職慰労引当金は、役員及び執行役員の退職により支給する退職慰労金に備えるため、内規に基づく支給見込額のうち、当連結会計年度末までに発生していると認められる額を計上しております。

(12)貸出金売却損失引当金の計上基準

 貸出金売却損失引当金は、売却予定貸出金について将来発生する可能性のある損失を見積り必要と認められる額を計上しております。

(13)偶発損失引当金の計上基準

 偶発損失引当金は、他の引当金で引当対象とした事象以外の偶発事象に対し、将来発生する可能性のある損失を見積り必要と認められる額を計上しております。

(14)睡眠預金払戻損失引当金の計上基準

 睡眠預金払戻損失引当金は、負債計上を中止した預金について、預金者からの払戻請求に備えるため、将来の払戻請求に応じて発生する損失を見積り必要と認める額を計上しております。

(15)債券払戻損失引当金の計上基準

 債券払戻損失引当金は、負債計上を中止した債券について、債券保有者からの払戻請求に備えるため、将来の払戻請求に応じて発生する損失を見積り必要と認める額を計上しております。

(16)退職給付に係る会計処理の方法

 退職給付債務の算定にあたり、退職給付見込額を当連結会計年度末までの期間に帰属させる方法については給付算定式基準によっております。また、過去勤務費用及び数理計算上の差異の損益処理方法は次のとおりであります。
 過去勤務費用:その発生連結会計年度に一時損益処理

 数理計算上の差異:各連結会計年度の発生時の従業員の平均残存勤務期間内の一定の年数(10年)による定額法により按分した額を、それぞれ発生の翌連結会計年度から損益処理

 なお、一部の連結子会社は、退職給付に係る負債及び退職給付費用の計算に、退職給付に係る当期末自己都合要支給額を退職給付債務とする方法を用いた簡便法を適用しております。

(17)外貨建の資産及び負債の本邦通貨への換算基準

 当行の外貨建資産・負債及び海外支店勘定は、取得時の為替相場による円換算額を付す持分法非適用の関連会社株式を除き、主として連結決算日の為替相場による円換算額を付しております。

 連結子会社の外貨建資産・負債については、それぞれの決算日等の為替相場により換算しております。

(18)重要なヘッジ会計の方法

(イ)金利リスク・ヘッジ

 当行の金融資産・負債から生じる金利リスクのヘッジ取引に対するヘッジ会計の方法として、繰延ヘッジ又は時価ヘッジを適用しております。

 小口多数の金銭債権債務に対する包括ヘッジについて、「銀行業における金融商品会計基準適用に関する会計上及び監査上の取扱い」(日本公認会計士協会業種別監査委員会報告第24号 平成14年2月13日。以下「業種別監査委員会報告第24号」という)を適用しております。

 ヘッジ有効性の評価は、小口多数の金銭債権債務に対する包括ヘッジについて以下のとおり行っております。

(ⅰ)相場変動を相殺するヘッジについては、ヘッジ対象となる預金・貸出金等とヘッジ手段である金利スワップ取引等を一定の期間毎にグルーピングのうえ特定し有効性を評価しております。

(ⅱ)キャッシュ・フローを固定するヘッジについては、ヘッジ対象とヘッジ手段の金利変動要素の相関関係を検証し有効性を評価しております。

 個別ヘッジについてもヘッジ対象とヘッジ手段の相場変動又はキャッシュ・フロー変動を比較し、両者の変動額等を基礎にして、ヘッジの有効性を評価しております。

(ロ)為替変動リスク・ヘッジ

 当行の外貨建金融資産・負債から生じる為替変動リスクに対するヘッジ会計の方法は、「銀行業における外貨建取引等の会計処理に関する会計上及び監査上の取扱い」(日本公認会計士協会業種別監査委員会報告第25号 平成14年7月29日。以下「業種別監査委員会報告第25号」という)に規定する繰延ヘッジによっております。ヘッジ有効性評価の方法については、外貨建金銭債権債務等の為替変動リスクを減殺する目的で行う通貨スワップ取引及び為替スワップ取引等をヘッジ手段とし、ヘッジ対象である外貨建金銭債権債務等に見合うヘッジ手段の外貨ポジション相当額が存在することを確認することによりヘッジの有効性を評価しております。

 また、外貨建子会社株式及び関連会社株式並びに外貨建その他有価証券(債券以外)の為替変動リスクをヘッジするため、事前にヘッジ対象となる外貨建有価証券の銘柄を特定し、当該外貨建有価証券について外貨ベースで取得原価以上の直先負債が存在していること等を条件に包括ヘッジとして繰延ヘッジ及び時価ヘッジを適用しております。

(ハ)連結会社間取引等

 デリバティブ取引のうち連結会社間及び特定取引勘定とそれ以外の勘定との間(又は内部部門間)の内部取引については、ヘッジ手段として指定している金利スワップ取引及び通貨スワップ取引等に対して、業種別監査委員会報告第24号及び同第25号に基づき、恣意性を排除し厳格なヘッジ運営が可能と認められる対外カバー取引の基準に準拠した運営を行っているため、当該金利スワップ取引及び通貨スワップ取引等から生じる収益及び費用は消去せずに損益認識又は繰延処理を行っております。

 なお、当行及び連結子会社の一部の資産・負債については、繰延ヘッジ、時価ヘッジ、あるいは金利スワップの特例処理を行っております。

(19)のれんの償却方法及び償却期間

 のれんについては、20年以内のその効果の及ぶ期間にわたって均等償却しております。なお、金額に重要性が乏しいのれんについては、発生年度に全額償却しております。

(20)連結キャッシュ・フロー計算書における資金の範囲

 連結キャッシュ・フロー計算書における資金の範囲は、連結貸借対照表上の「現金預け金」のうち現金及び中央銀行への預け金であります。

(21)消費税等の会計処理

 当行及び国内連結子会社の消費税及び地方消費税の会計処理は、主として税抜方式によっております。

 

(会計方針の変更)

(「リース」の適用)

 一部の在外子会社において、「リース」(IFRS第16号及びASU第2016-02号)を、当連結会計年度より適用しております。これにより、借手は原則すべてのリースについて資産及び負債の認識をしております。

 当該会計基準の適用にあたり、経過的な取扱いに従って、当連結会計年度の期首において、累積的影響を適用開始日に認識する方法を採用しております。

 なお、当連結会計年度の連結財務諸表に与える影響は軽微であります。

 

(ヘッジ会計の方法の変更)

 従来、当行の金融資産・負債から生じる金利リスクのヘッジ取引に対するヘッジ会計の方法として、繰延ヘッジ又は時価ヘッジを適用しておりましたが、当連結会計年度より、時価ヘッジを適用していた一部商品について繰延ヘッジに変更しました。

 これは、金利市況の動向を踏まえ、当連結会計年度にヘッジ取引の運営の見直しを行ったことに伴い、金利変動リスクの管理活動を財務諸表に適切に反映し、財政状態及び経営成績をより適正に表示するために変更したものであります。

 なお、当中間連結会計期間においては、当連結会計年度で採用した会計方針を採用しておりません。これは、ヘッジ取引の運営の見直しを行ったのが当中間連結会計期間後であり、当中間連結会計期間は従来の会計方針であったことによります。

 当中間連結会計期間で当連結会計年度と同一の会計方針を採用した場合、当中間連結会計期間に与える影響額は軽微であります。

 当該会計方針の変更が過去の期間に与える影響額は軽微であるため、前連結会計年度の連結財務諸表については遡及適用しておりません。

 なお、これによる損益に与える影響はございません。

 

(未適用の会計基準等)

1.収益認識に関する会計基準等

・「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日 企業会計基準委員会)

・「収益認識に関する会計基準の適用指針」(企業会計基準適用指針第30号 2020年3月31日 企業会計基準委員会)

・「金融商品の時価等の開示に関する適用指針」(企業会計基準適用指針第19号 2020年3月31日 企業会計基準委員会)

 

(1)概要

 国際会計基準審議会(IASB)及び米国財務会計基準審議会(FASB)は、共同して収益認識に関する包括的な会計基準の開発を行い、2014年5月に「顧客との契約から生じる収益」(IASBにおいてはIFRS第15号、FASBにおいてはTopic 606)を公表しており、IFRS第15号は2018年1月1日以後開始する事業年度から、Topic 606は2017年12月15日より後に開始する事業年度から適用される状況を踏まえ、企業会計基準委員会において、収益認識に関する包括的な会計基準が開発され、適用指針と合わせて公表されたものです。

 企業会計基準委員会の収益認識に関する会計基準の開発にあたっての基本的な方針として、IFRS第15号と整合性を図る便益の1つである財務諸表間の比較可能性の観点から、IFRS第15号の基本的な原則を取り入れることを出発点とし、会計基準を定めることとされ、また、これまで我が国で行われてきた実務等に配慮すべき項目がある場合には、比較可能性を損なわせない範囲で代替的な取扱いを追加することとされております。

 

(2)適用予定日

 当行は、当該会計基準等を2021年4月1日に開始する連結会計年度の期首から適用する予定であります。

 

(3)当該会計基準等の適用による影響

 当該会計基準等の適用による影響は、評価中であります。

 

時価の算定に関する会計基準等

・「時価の算定に関する会計基準」(企業会計基準第30号 2019年7月4日 企業会計基準委員会)

・「時価の算定に関する会計基準の適用指針」(企業会計基準適用指針第31号 2019年7月4日 企業会計基準委員会)

・「金融商品に関する会計基準」(企業会計基準第10号 2019年7月4日 企業会計基準委員会)

・「金融商品の時価等の開示に関する適用指針」(企業会計基準適用指針第19号 2020年3月31日 企業会計基準委員会)

 

(1)概要

 国際会計基準審議会(IASB)及び米国財務会計基準審議会(FASB)が、公正価値測定についてほぼ同じ内容の詳細なガイダンス(国際財務報告基準(IFRS)においてはIFRS第13号「公正価値測定」、米国会計基準においてはAccounting Standards CodificationのTopic 820「公正価値測定」)を定めている状況を踏まえ、企業会計基準委員会において、主に金融商品の時価に関するガイダンス及び開示に関して、日本基準を国際的な会計基準との整合性を図る取組みが行われ、「時価の算定に関する会計基準」等が公表されたものです。

 企業会計基準委員会の時価の算定に関する会計基準の開発にあたっての基本的な方針として、統一的な算定方法を用いることにより、国内外の企業間における財務諸表の比較可能性を向上させる観点から、IFRS第13号の定めを基本的にすべて取り入れることとされ、また、これまで我が国で行われてきた実務等に配慮し、財務諸表間の比較可能性を大きく損なわせない範囲で、個別項目に対するその他の取扱いを定めることとされています。

 

(2)適用予定日

 当行は、当該会計基準等を2020年4月1日に開始する連結会計年度の期首から適用する予定であります。

 

(3)当該会計基準等の適用による影響

 当該会計基準等の適用による影響は、評価中であります。

 

 

会計上の見積りの開示に関する会計基準

・「会計上の見積りの開示に関する会計基準」(企業会計基準第31号 2020年3月31日 企業会計基準委員会)

 

(1)概要

 国際会計基準審議会(IASB)が2003年に公表した国際会計基準(IAS)第1号「財務諸表の表示」(以下「IAS第1号」)第125項において開示が求められている「見積りの不確実性の発生要因」について、財務諸表利用者にとって有用性が高い情報として日本基準においても注記情報として開示を求めることを検討するよう要望が寄せられ、企業会計基準委員会において、会計上の見積りの開示に関する会計基準(以下「本会計基準」)が開発され、公表されたものです。

 企業会計基準委員会の本会計基準の開発にあたっての基本的な方針として、個々の注記を拡充するのではなく、原則(開示目的)を示したうえで、具体的な開示内容は企業が開示目的に照らして判断することとされ、開発にあたっては、IAS第1号第125項の定めを参考とすることとしたものです。

 

(2)適用予定日

 当行は、当該会計基準等を2020年4月1日に開始する連結会計年度の期末から適用する予定であります。

 

(連結貸借対照表関係)

※1.関連会社の株式又は出資金の総額

 

前連結会計年度

(2019年3月31日)

当連結会計年度

(2020年3月31日)

株  式

300,379

百万円

296,197

百万円

出資金

371

百万円

371

百万円

 

2.無担保の消費貸借契約(債券貸借取引)により貸し付けている有価証券が、「有価証券」中の国債に含まれておりますが、その金額は次のとおりであります。

 

前連結会計年度

(2019年3月31日)

当連結会計年度

(2020年3月31日)

 

百万円

80,056

百万円

無担保の消費貸借契約(債券貸借取引)により借り入れている有価証券及び現先取引並びに現金担保付債券貸借取引等により受け入れている有価証券のうち、売却又は(再)担保という方法で自由に処分できる権利を有する有価証券は次のとおりであります。

 

前連結会計年度

(2019年3月31日)

当連結会計年度

(2020年3月31日)

(再)担保に差し入れている有価証券

8,503,645

百万円

15,498,777

百万円

当連結会計年度末に当該処分をせずに所有している有価証券

3,466,325

百万円

1,446,316

百万円

 

※3.貸出金のうち、破綻先債権額及び延滞債権額は次のとおりであります。

 

前連結会計年度

(2019年3月31日)

当連結会計年度

(2020年3月31日)

破綻先債権額

11,331

百万円

15,922

百万円

延滞債権額

374,491

百万円

396,699

百万円

 なお、破綻先債権とは、元本又は利息の支払の遅延が相当期間継続していることその他の事由により元本又は利息の取立て又は弁済の見込みがないものとして未収利息を計上しなかった貸出金(貸倒償却を行った部分を除く。以下「未収利息不計上貸出金」という)のうち、法人税法施行令(昭和40年政令第97号)第96条第1項第3号イからホまでに掲げる事由又は同項第4号に規定する事由が生じている貸出金であります。

 また、延滞債権とは、未収利息不計上貸出金であって、破綻先債権及び債務者の経営再建又は支援を図ることを目的として利息の支払を猶予した貸出金以外の貸出金であります。

 

※4.貸出金のうち、3ヵ月以上延滞債権額は次のとおりであります。

 

前連結会計年度

(2019年3月31日)

当連結会計年度

(2020年3月31日)

3ヵ月以上延滞債権額

436

百万円

1,468

百万円

   なお、3ヵ月以上延滞債権とは、元本又は利息の支払が、約定支払日の翌日から3月以上遅延している貸出金で破綻先債権及び延滞債権に該当しないものであります。

 

※5.貸出金のうち、貸出条件緩和債権額は次のとおりであります。

 

前連結会計年度

(2019年3月31日)

当連結会計年度

(2020年3月31日)

貸出条件緩和債権額

193,472

百万円

254,585

百万円

 なお、貸出条件緩和債権とは、債務者の経営再建又は支援を図ることを目的として、金利の減免、利息の支払猶予、元本の返済猶予、債権放棄その他の債務者に有利となる取決めを行った貸出金で破綻先債権、延滞債権及び3ヵ月以上延滞債権に該当しないものであります。

 

※6.破綻先債権額、延滞債権額、3ヵ月以上延滞債権額及び貸出条件緩和債権額の合計額は次のとおりであります。

 

前連結会計年度

(2019年3月31日)

当連結会計年度

(2020年3月31日)

合計額

579,732

百万円

668,676

百万円

 なお、上記3.から6.に掲げた債権額は、貸倒引当金控除前の金額であります。

 

※7.手形割引は、「銀行業における金融商品会計基準適用に関する会計上及び監査上の取扱い」(日本公認会計士協会業種別監査委員会報告第24号 平成14年2月13日)に基づき金融取引として処理しております。これにより受け入れた商業手形及び買入外国為替等は、売却又は(再)担保という方法で自由に処分できる権利を有しておりますが、その額面金額は次のとおりであります。

 

前連結会計年度

(2019年3月31日)

当連結会計年度

(2020年3月31日)

 

1,486,918

百万円

1,341,261

百万円

 

※8.担保に供している資産は次のとおりであります。

 

前連結会計年度

(2019年3月31日)

当連結会計年度

(2020年3月31日)

担保に供している資産

 

 

 

 

特定取引資産

534,089

百万円

557,237

百万円

有価証券

3,704,184

 〃

5,072,314

 〃

貸出金

3,459,231

 〃

3,318,914

 〃

 計

7,697,505

 〃

8,948,466

 〃

 

 

 

 

 

担保資産に対応する債務

 

 

 

 

預金

379,274

 〃

1,055,225

 〃

売現先勘定

2,855,090

 〃

5,155,946

 〃

債券貸借取引受入担保金

305,032

 〃

207,120

 〃

借用金

1,282,040

 〃

3,700,220

 〃

 

 上記のほか、為替決済、デリバティブ等の取引の担保あるいは先物取引証拠金等の代用として、次のものを差し入れております。

 

前連結会計年度

(2019年3月31日)

当連結会計年度

(2020年3月31日)

現金預け金

55,277

百万円

65,745

百万円

特定取引資産

15,478

百万円

8,697

百万円

有価証券

3,354,889

百万円

2,427,247

百万円

貸出金

138,672

百万円

142,757

百万円

 

 また、その他資産には、先物取引差入証拠金、保証金及び金融商品等差入担保金等が含まれておりますが、その金額は次のとおりであります。

 

前連結会計年度

(2019年3月31日)

当連結会計年度

(2020年3月31日)

先物取引差入証拠金

104,205

百万円

430,059

百万円

保証金

105,754

百万円

90,686

百万円

金融商品等差入担保金等

1,228,920

百万円

1,477,464

百万円

 

※9.当座貸越契約及び貸付金に係るコミットメントライン契約は、顧客からの融資実行の申し出を受けた場合に、契約上規定された条件について違反がない限り、一定の限度額まで資金を貸し付けることを約する契約であります。これらの契約に係る融資未実行残高は次のとおりであります。

 

前連結会計年度

(2019年3月31日)

当連結会計年度

(2020年3月31日)

融資未実行残高

91,420,603

百万円

90,339,788

百万円

うち原契約期間が1年以内のもの

又は任意の時期に無条件で取消可能なもの

69,641,057

百万円

68,763,304

百万円

 なお、これらの契約の多くは、融資実行されずに終了するものであるため、融資未実行残高そのものが必ずしも将来のキャッシュ・フローに影響を与えるものではありません。これらの契約の多くには、金融情勢の変化、債権の保全及びその他相当の事由があるときは、実行申し込みを受けた融資の拒絶又は契約極度額の減額をすることができる旨の条項が付けられております。また、契約時において必要に応じて不動産・有価証券等の担保の提供を受けるほか、契約後も定期的に予め定めている内部手続に基づき顧客の業況等を把握し、必要に応じて契約の見直し、与信保全上の措置等を講じております。

 

※10.土地の再評価に関する法律(平成10年3月31日公布法律第34号)に基づき、当行の事業用の土地の再評価を行い、評価差額については、当該評価差額に係る税金相当額を「再評価に係る繰延税金負債」として負債の部に計上し、これを控除した金額を「土地再評価差額金」として純資産の部に計上しております。

再評価を行った年月日

1998年3月31日

同法律第3条第3項に定める再評価の方法

 土地の再評価に関する法律施行令(平成10年3月31日公布政令第119号)第2条第4号に定める路線価に基づいて、奥行価格補正等の合理的な調整を行って算出したほか、第5号に定める鑑定評価に基づいて算出。

同法律第10条に定める再評価を行った事業用土地の期末における時価の合計額と当該事業用土地の再評価後の帳簿価額の合計額との差額

 

前連結会計年度

(2019年3月31日)

当連結会計年度

(2020年3月31日)

 

64,217

百万円

47,148

百万円

 

※11.有形固定資産の減価償却累計額

 

前連結会計年度

(2019年3月31日)

当連結会計年度

(2020年3月31日)

減価償却累計額

801,046

百万円

792,437

百万円

 

※12.有形固定資産の圧縮記帳額

 

前連結会計年度

(2019年3月31日)

当連結会計年度

(2020年3月31日)

圧縮記帳額

32,854

百万円

32,306

百万円

 

※13.借用金には、他の債務よりも債務の履行が後順位である旨の特約が付された劣後特約付借入金が含まれております。

 

前連結会計年度

(2019年3月31日)

当連結会計年度

(2020年3月31日)

劣後特約付借入金

5,516,277

百万円

6,909,308

百万円

 

※14.社債には、劣後特約付社債が含まれております。

 

前連結会計年度

(2019年3月31日)

当連結会計年度

(2020年3月31日)

劣後特約付社債

528,000

百万円

350,000

百万円

 

 15.株式会社みずほフィナンシャルグループの子会社であるみずほ証券株式会社及びMizuho International plcの共同ユーロ・ミディアムターム・ノート・プログラムに関し、当行は、親会社である株式会社みずほフィナンシャルグループと連帯してキープウェル契約を各社と締結しておりますが、本プログラムに係る社債発行残高は次のとおりであります。

 

前連結会計年度

(2019年3月31日)

当連結会計年度

(2020年3月31日)

 

906,383

百万円

906,762

百万円

 

※16.「有価証券」中の社債のうち、有価証券の私募(金融商品取引法第2条第3項)による社債に対する保証債務の額

 

前連結会計年度

(2019年3月31日)

当連結会計年度

(2020年3月31日)

 

1,503,395

百万円

1,548,136

百万円

 

(連結損益計算書関係)

※1.その他の経常収益には、次のものを含んでおります。

 

 前連結会計年度

(自 2018年4月1日

  至 2019年3月31日)

 当連結会計年度

(自 2019年4月1日

  至 2020年3月31日)

株式等売却益

224,788

百万円

204,656

百万円

持分法による投資利益

49,453

百万円

30,749

百万円

 

※2.その他の経常費用には、次のものを含んでおります。

 

 前連結会計年度

(自 2018年4月1日

  至 2019年3月31日)

 当連結会計年度

(自 2019年4月1日

  至 2020年3月31日)

株式等売却損

39,878

百万円

62,646

百万円

株式等償却

4,322

百万円

37,305

百万円

株式関連派生商品費用

22,332

百万円

百万円

 

※3.その他の特別利益は、次のとおりであります。

 

 前連結会計年度

(自 2018年4月1日

  至 2019年3月31日)

 当連結会計年度

(自 2019年4月1日

  至 2020年3月31日)

退職給付信託返還益

7,841

百万円

百万円

 

  ※4.前連結会計年度の「減損損失」には、以下の損失を計上しております。

 当行の親会社であるみずほフィナンシャルグループ(当グループ)は、2016年度に導入したカンパニー制の運営定着を進めると共に、管理会計についても高度化に取り組んで参りました。前連結会計年度において、管理会計の高度化に対応し、固定資産の減損会計の適用方法について見直しを実施するとともに、各事業部門の将来の収益計画や店舗戦略等の見直しを実施しました。これらを踏まえた結果、当行の国内のリテール・事業法人部門に帰属する事業用資産や閉鎖予定店舗等の一部の投資額の回収が見込めなくなったことから減損損失を計上しております。

 上記減損損失を含めた当行グループの減損損失は499,731百万円(うち、土地・建物等61,127百万円、ソフトウェア79,361百万円、その他の無形固定資産等359,242百万円)であります。

当グループは、お客さまの属性に応じた銀行・信託・証券等グループ横断的な戦略を策定・推進する5つのカンパニーと、全カンパニー横断的に機能を提供する2つのユニットを設置してグループ運営を行っており、当行においては、当該5つのカンパニーに属する部門をグルーピングの最小単位とし、配賦可能な共用資産についても各部門に配賦しております。

上記資産グループの回収可能価額は、使用価値を使用しており、使用価値算定にあたり使用した割引率は4.82%であります。

 なお、閉鎖予定店舗については、閉鎖の意思決定時点で上記のグルーピングから除外し、回収可能価額は、個々の店舗別の正味売却価額を使用しております。正味売却価額は不動産鑑定評価等を用いた時価から処分費用見込額を控除して算定しております。

 

(連結包括利益計算書関係)

※1.その他の包括利益に係る組替調整額及び税効果額

 

 

(単位:百万円)

 

 前連結会計年度

(自 2018年4月1日

  至 2019年3月31日)

 当連結会計年度

(自 2019年4月1日

  至 2020年3月31日)

その他有価証券評価差額金

 

 

当期発生額

△7,586

△200,152

組替調整額

△105,161

△234,127

税効果調整前

△112,748

△434,280

税効果額

19,521

105,516

その他有価証券評価差額金

△93,226

△328,764

繰延ヘッジ損益

 

 

当期発生額

64,401

121,204

組替調整額

5,597

19,409

税効果調整前

69,998

140,613

税効果額

△21,369

△43,055

繰延ヘッジ損益

48,628

97,557

為替換算調整勘定

 

 

当期発生額

△22,491

△10,808

組替調整額

税効果調整前

△22,491

△10,808

税効果額

為替換算調整勘定

△22,491

△10,808

退職給付に係る調整額

 

 

当期発生額

△13,032

△159,440

組替調整額

△38,781

△57,322

税効果調整前

△51,814

△216,763

税効果額

15,865

66,372

退職給付に係る調整額

△35,948

△150,390

持分法適用会社に対する持分相当額

 

 

当期発生額

△7,851

△6,050

その他の包括利益合計

△110,889

△398,456

 

 

(連結株主資本等変動計算書関係)

前連結会計年度(自 2018年4月1日 至 2019年3月31日)

1.発行済株式の種類及び総数並びに自己株式の種類及び株式数に関する事項

 

 

 

 

(単位:千株)

 

当連結会計年度期首株式数

当連結会計年度増加株式数

当連結会計年度減少株式数

当連結会計年度末株式数

摘要

発行済株式

 

 

 

 

 

普通株式

16,151

16,151

 

第二回第四種優先株式

64

64

 

第八回第八種優先株式

85

85

 

第十一回第十三種優先株式

3,609

3,609

 

 合計

19,911

19,911

 

自己株式

 

 

 

 

 

普通株式

 

第二回第四種優先株式

64

64

 

第八回第八種優先株式

85

85

 

第十一回第十三種優先株式

3,609

3,609

 

 合計

3,759

3,759

 

 

2.新株予約権及び自己新株予約権に関する事項

    該当事項はありません。

 

3.配当に関する事項

(1)当連結会計年度中の配当金支払額

(決 議)

株式の種類

配当金の総額

(百万円)

1株当たり

配当額(円)

基準日

効力発生日

2018年5月15日

取締役会

普通株式

242,564

15,018

2018年3月31日

2018年6月1日

第二回

第四種

優先株式

0

42,000

2018年3月31日

2018年6月1日

第八回

第八種

優先株式

0

47,600

2018年3月31日

2018年6月1日

第十一回

第十三種

優先株式

0

16,000

2018年3月31日

2018年6月1日

 

(2)基準日が当連結会計年度に属する配当のうち、配当の効力発生日が当連結会計年度の末日後となるもの

(決 議)

株式の種類

配当金の総額

(百万円)

配当の原資

1株当たり

配当額(円)

基準日

効力発生日

2019年5月15日

取締役会

普通株式

  -

 -

 -

 -

第二回

第四種

優先株式

0

利益剰余金

42,000

2019年3月31日

2019年6月3日

第八回

第八種

優先株式

0

利益剰余金

47,600

2019年3月31日

2019年6月3日

第十一回

第十三種

優先株式

0

利益剰余金

16,000

2019年3月31日

2019年6月3日

 

当連結会計年度(自 2019年4月1日 至 2020年3月31日)

1.発行済株式の種類及び総数並びに自己株式の種類及び株式数に関する事項

 

 

 

 

(単位:千株)

 

当連結会計年度期首株式数

当連結会計年度増加株式数

当連結会計年度減少株式数

当連結会計年度末株式数

摘要

発行済株式

 

 

 

 

 

普通株式

16,151

16,151

 

第二回第四種優先株式

64

64

 

第八回第八種優先株式

85

85

 

第十一回第十三種優先株式

3,609

3,609

 

 合計

19,911

19,911

 

自己株式

 

 

 

 

 

普通株式

 

第二回第四種優先株式

64

64

 

第八回第八種優先株式

85

85

 

第十一回第十三種優先株式

3,609

3,609

 

 合計

3,759

3,759

 

 

2.新株予約権及び自己新株予約権に関する事項

    該当事項はありません。

 

3.配当に関する事項

(1)当連結会計年度中の配当金支払額

(決 議)

株式の種類

配当金の総額

(百万円)

1株当たり

配当額(円)

基準日

効力発生日

2019年5月15日

取締役会

普通株式

第二回

第四種

優先株式

0

42,000

 2019年3月31日

2019年6月3日

第八回

第八種

優先株式

0

47,600

 2019年3月31日

2019年6月3日

第十一回

第十三種

優先株式

0

16,000

 2019年3月31日

2019年6月3日

 

(2)基準日が当連結会計年度に属する配当のうち、配当の効力発生日が当連結会計年度の末日後となるもの

(決 議)

株式の種類

配当金の総額

(百万円)

配当の原資

1株当たり

配当額(円)

基準日

効力発生日

2020年5月15日

取締役会

普通株式

193,657

利益剰余金

11,990

2020年3月31日

2020年6月5日

第二回

第四種

優先株式

0

利益剰余金

42,000

2020年3月31日

2020年6月5日

第八回

第八種

優先株式

0

利益剰余金

47,600

2020年3月31日

2020年6月5日

第十一回

第十三種

優先株式

0

利益剰余金

16,000

2020年3月31日

2020年6月5日

 

(決 議)

株式の種類

配当財産の

種類

配当財産の

帳簿価格

(百万円)

配当の原資

1株当たり

配当額(円)

基準日

効力発生日

2020年6月25日

臨時株主総会

普通株式

子会社株式

161

資本剰余金

-(注)

2020年6月30日

(注)配当財産のすべてを当行の一人株主である株式会社みずほフィナンシャルグループに対して割り当てることとしており、1株当たりの配当額は定めておりません。

 

(連結キャッシュ・フロー計算書関係)

※1.現金及び現金同等物の期末残高と連結貸借対照表に掲記されている科目の金額との関係

 

 前連結会計年度

(自 2018年4月1日

  至 2019年3月31日)

 当連結会計年度

(自 2019年4月1日

  至 2020年3月31日)

現金預け金勘定

42,258,796

百万円

38,741,251

百万円

中央銀行預け金を除く預け金

△801,927

 〃

△1,187,571

 〃

現金及び現金同等物

41,456,869

 〃

37,553,680

 〃

 

(リース取引関係)

  1.ファイナンス・リース取引

    所有権移転外ファイナンス・リース取引

    (借手側)

    ①  リース資産の内容

 

    (ア)有形固定資産

      主として、動産であります。

 

    (イ)無形固定資産

      ソフトウェアであります。

 

    ②  リース資産の減価償却の方法

  連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項「4.会計方針に関する事項」の「(5)固定資産の減価償却の方法」に記載のとおりであります。

 

  2.オペレーティング・リース取引

    オペレーティング・リース取引のうち解約不能のものに係る未経過リース料

  (1)借手側

 

 

(単位:百万円)

 

前連結会計年度

(2019年3月31日)

当連結会計年度

(2020年3月31日)

1年内

41,993

41,595

1年超

139,907

188,978

合計

181,901

230,573

 

  (2)貸手側

 

 

(単位:百万円)

 

前連結会計年度

(2019年3月31日)

当連結会計年度

(2020年3月31日)

1年内

1,907

1,867

1年超

16,764

18,000

合計

18,672

19,868

 

(金融商品関係)

1.金融商品の状況に関する事項

(1) 金融商品に対する取組方針

銀行業を中心とする当行グループは、資金調達サイドにおいて取引先からの預金や市場調達等の金融負債を有する一方、資金運用サイドにおいては取引先に対する貸出金や株式及び債券等の金融資産を有しており、一部の金融商品についてはトレーディング業務を行っております。また、一部の連結子会社ではその他の金融関連業務を行っております。
 これらの業務に関しては、金融商品ごとのリスクに応じた適切な管理を行いつつ、長短バランスやリスク諸要因に留意した取組みを行っております。

(2) 金融商品の内容及びそのリスク

当行グループが保有する主な金融資産は、取引先に対する貸出金や、国債、株式などの有価証券です。これらの金融資産は、貸出先や発行体の財務状況の悪化等により、金融資産の価値が減少又は消失し損失を被るリスク(信用リスク)、金利・株価・為替等の変動により資産価値が減少し損失を被るリスク(市場リスク)及び、市場の混乱等で市場において取引ができなくなる、又は通常より著しく不利な価格での取引を余儀なくされることにより損失を被るリスク(市場流動性リスク)に晒されております。

また、金融負債として、主に預金により安定的な資金を調達しているほか、金融市場からの資金調達を行っております。これらの資金調達手段は、市場の混乱や当行グループの財務内容の悪化等により、必要な資金が確保できなくなり資金繰りがつかなくなる場合や、通常より著しく高い金利で資金調達を余儀なくされることにより損失を被るリスク(流動性リスク)があります。

このほか、当行グループが保有する金融資産・負債に係る金利リスクコントロール(ALM)として、金利リスクを共通する単位ごとにグルーピングした上で管理する「包括ヘッジ」を実施しており、これらのヘッジ(キャッシュ・フロー・ヘッジ又はフェア・バリュー・ヘッジの)手段として金利スワップ取引などのデリバティブ取引を使用しております。ALM目的として保有するデリバティブ取引の大宗はヘッジ会計を適用し、繰延ヘッジによる会計処理を行っております。また、当該取引に関するヘッジの有効性評価は、回帰分析等によりヘッジ対象の金利リスク又は、キャッシュ・フローの変動がヘッジ手段により、高い程度で相殺されることを定期的に検証することによって行っております。なお、デリバティブ取引は、トレーディング目的としても保有しております。

(3) 金融商品に係るリスク管理体制

① リスク管理への取組み

当行グループでは、当行グループの経営の健全性・安全性を確保しつつ企業価値を高めていくために、業務やリスクの特性に応じてそのリスクを適切に管理し、コントロールしていくことを経営上の最重要課題の1つとして認識し、リスク管理態勢の整備に取り組んでおります。

当行では、各種リスクの明確な定義、適切なリスク管理を行うための態勢の整備と人材の育成、リスク管理態勢の有効性及び適切性の監査の実施等を内容とした、当行グループ全体に共通するリスク管理の基本方針を取締役会において制定しております。当行グループは、この基本方針に則り様々な手法を活用してリスク管理の高度化を図る等、リスク管理の強化に努めております。

② 総合的なリスク管理

当行グループでは、当行グループが保有する様々な金融資産・負債が晒されているリスクを、リスクの要因別に「信用リスク」、「市場リスク」、「流動性リスク」、「オペレーショナルリスク」等に分類し、各リスクの特性に応じた管理を行っております。

また、各リスク単位での管理に加え、リスクを全体として把握・評価し、必要に応じて定性・定量それぞれの面から適切な対応を行い、経営として許容できる範囲にリスクを制御していく、総合的なリスク管理態勢を構築しております。

具体的には、リスク単位毎にリスクキャピタルを配賦し、リスク上限としてリスク制御を行うとともに、当行グループ全体として保有するリスクが当行グループの財務体力を超えないように経営としての許容範囲にリスクを制御しております。当行は、この枠組みのもとで経営の健全性を確保するためにリスクキャピタルの使用状況を定期的にモニタリングし、取締役会等で報告をしております。

③ 信用リスクの管理

当行では、取締役会が信用リスク管理に関する重要な事項を決定しております。また、経営政策委員会である「BSリスクマネジメント委員会」や「クレジット委員会」において、当行グループのクレジットポートフォリオの運営、与信先に対する取引方針等について総合的に審議・調整を行っております。リスク管理グループ長は、信用リスク管理の企画運営に関する事項を所管しております。信用リスク管理担当各部は、信用リスクの計測・モニタリングや信用リスク管理に係る基本的な企画立案、推進等を行っております。審査担当役員は、審査に関する事項を所管し、主に個別与信の観点から信用リスク管理を行っております。審査担当各部は、個別与信案件に係る審査、管理、回収等を行っております。また、業務部門から独立した内部監査グループの業務監査部において、信用リスク管理の適切性などを検証しております。

当行グループの信用リスク管理は、相互に補完する2つのアプローチによって実施しております。1つは、信用リスクの顕在化により発生する損失を制御するために、取引先の信用状態の調査を基に、与信実行から回収までの過程を個別案件ごとに管理する「与信管理」です。もう1つは、信用リスクを把握し適切に対応するために、信用リスク顕在化の可能性を統計的な手法で把握する「クレジットポートフォリオ管理」です。

クレジットポートフォリオ管理方法としては、統計的な手法によって今後1年間に予想される平均的な損失額(=信用コスト)、一定の信頼区間における最大損失額(=信用VAR)、及び信用VARと信用コストとの差額(=信用リスク量)を計測し、保有ポートフォリオから発生する損失の可能性を管理しております。また、特定企業グループへの与信集中の結果発生する「与信集中リスク」を制御するためにガイドラインを設定しています。

④ 市場リスクの管理

当行では、取締役会が市場リスク管理に関する重要な事項を決定しております。また、市場リスク管理に関する経営政策委員会として「BSリスクマネジメント委員会」を設置し、ALM運営・リスク計画・市場リスク管理に関する事項、マーケットの急変等緊急時における対応策の提言等、総合的に審議・調整等を行っております。さらに、市場性業務に関しては、フロントオフィス(市場部門)やバックオフィス(事務管理部門)から独立したミドルオフィス(リスク管理専担部署)を設置し相互に牽制が働く態勢としております。

リスク管理グループ長は市場リスク管理の企画運営全般に関する事項を所管しております。リスク統括部は、市場リスクのモニタリング・報告と分析・提言、諸リミットの設定等の実務を担い、市場リスク管理に関する企画立案・推進を行っております。リスク統括部は、当行グループ全体の市場リスク状況を把握・管理するとともに、頭取への日次報告や、取締役会及び経営会議等に対する定期的な報告を行っております。

市場リスクの管理方法としては、配賦リスクキャピタルに対応した諸リミット等を設定し制御しております。なお、市場リスクの配賦リスクキャピタルの金額は、VARとポジションをクローズするまでに発生する追加的なリスクを対象としております。トレーディング業務及びバンキング業務については、VARによる限度及び損失に対する限度を設定しております。また、バンキング業務等については、必要に応じ、金利感応度等を用いたポジション枠を設定しております。このように、VARに加えて、取引実態に応じて10BPV(ベーシスポイントバリュー)等のリスク指標の管理、ストレステストの実施、損失限度等により、VARのみでは把握しきれないリスク等もきめ細かく管理しております。

⑤ 市場リスクの状況

ⅰ.バンキング業務

  当行グループのバンキング業務における市場リスク量(VAR)の状況は以下のとおりとな

   っております。

    バンキング業務のVARの状況

 

 

(単位:億円)

 

前連結会計年度

(自 2018年4月1日

  至 2019年3月31日)

当連結会計年度

(自 2019年4月1日

  至 2020年3月31日)

年度末日

2,263

3,936

最 大 値

3,113

3,936

最 小 値

2,260

2,074

平 均 値

2,812

2,522

 

   [バンキング業務の定義]

    トレーディング業務及び政策保有株式(政策的に保有していると認識している株式及びその関連取

       引)以外の取引で主として以下の取引

     (1)預金・貸出等及びそれに係る資金繰りと金利リスクのヘッジのための取引

     (2)株式(除く政策保有株式)、債券、投資信託等に対する投資とそれらに係る市場リスクのヘ

      ッジ取引

         なお、流動性預金についてコア預金を認定し、これを市場リスク計測に反映しております。

      [バンキング業務のVARの計測手法]

     VAR   :ヒストリカルシミュレーション法

     定量基準  :①信頼区間 片側99% ②保有期間 1ヵ月 ③観測期間 3年

ⅱ.トレーディング業務

    当行グループのトレーディング業務における市場リスク量(VAR)の状況は以下のとおり

  となっております。

    トレーディング業務のVARの状況

 

 

(単位:億円)

 

前連結会計年度

(自 2018年4月1日

  至 2019年3月31日)

当連結会計年度

(自 2019年4月1日

  至 2020年3月31日)

年度末日

8

9

最 大 値

35

29

最 小 値

6

7

平 均 値

15

9

 

      [トレーディング業務の定義]

     (1)短期の転売を意図して保有される取引

     (2)現実の又は予想される短期の価格変動から利益を得ることや裁定取引による利益を確定する

           ことを意図して保有される取引

     (3)(1)と(2)の両方の側面を持つ取引

     (4)顧客間の取引の取次ぎ業務やマーケット・メイキングを通じて保有する取引

      [トレーディング業務のVARの計測手法]

   VAR   :ヒストリカルシミュレーション法

     定量基準  :①信頼区間 片側99% ②保有期間 1日 ③観測期間 3年

ⅲ.政策保有株式

    政策保有株式についても、バンキング業務やトレーディング業務と同様に、VAR及びリスク指標

 などに基づく市場リスク管理を行っております。当連結会計年度末における政策保有株式のリスク指

 標(株価指数TOPIX1%の変化に対する感応度)は122億円(前連結会計年度末は259億円)です。

ⅳ.VARによるリスク管理

    VARは、市場の動きに対し、一定期間(保有期間)・一定確率(信頼区間)のもとで、保有ポー

  トフォリオが被る可能性のある想定最大損失額で、統計的な仮定に基づく市場リスク計測手法です。

  そのため、VARの使用においては、一般的に以下の点を留意する必要があります。

    ・VARの値は、保有期間・信頼区間の設定方法、計測手法によって異なること。

    ・過去の市場の変動をもとに推計したVARの値は、必ずしも実際の発生する最大損失額を捕捉す

      るものではないこと。

    ・設定した保有期間内で、保有するポートフォリオの売却、あるいはヘッジすることを前提にして

      いるため、市場の混乱等で市場において十分な取引ができなくなる状況では、VARの値を超え

      る損失額が発生する可能性があること。

   ・設定した信頼区間を上回る確率で発生する損失額は捉えられていないこと。

    また、当行グループでVARの計測手法として使用しているヒストリカルシミュレーション法は、

 リスクファクターの変動及びポートフォリオの時価の変動が過去の経験分布に従うことを前提として

 おります。そのため、前提を超える極端な市場の変動が生じやすい状況では、リスクを過小に評価す

 る可能性があります。

  当行グループでは、VARによる市場リスク計測の有効性をVARと損益を比較するバックテスト

 により定期的に確認するとともに、VARに加えて、リスク指標の管理、ストレステストの実施、損

 失限度等により、VARのみでは把握しきれないリスク等もきめ細かく把握し、厳格なリスク管理を

 行っていると認識しております。

⑥ 資金調達に係る流動性リスクの管理

 当行グループの流動性リスク管理態勢は、基本的に前述「④市場リスクの管理」の市場リスク管理態勢と同様ですが、これに加え、グローバルマーケッツ部門長が資金繰り管理の企画運営に関する事項を所管し、市場・ALM業務担当各部が、資金繰り運営状況の把握・調整等を担い、資金繰り管理に関する企画立案・推進を行っております。資金繰りの状況等については、BSリスクマネジメント委員会、経営会議等に報告しております。

 流動性リスクの計測は、市場からの資金調達に関する上限額等、資金繰りに関する指標を用いております。流動性リスクに関するリミット等は、BSリスクマネジメント委員会での審議・調整及び経営会議の審議を経て頭取が決定しております。さらに、資金繰りの状況に応じた「平常時」・「懸念時」・「危機時」の区分、及び「懸念時」・「危機時」の対応について定めております。これに加え、当行グループの資金繰りに影響を与える緊急事態が発生した際に、迅速な対応を行うことができる態勢を構築しております。

(4) 金融商品の時価等に関する事項についての補足説明

金融商品の時価には、市場価格に基づく価額のほか、市場価格がない場合には合理的に算定された価額が含まれております。当該価額の算定においては一定の前提条件等を採用しているため、異なる前提条件等によった場合、当該価額が異なることもあります。

2.金融商品の時価等に関する事項

連結貸借対照表計上額、時価及びこれらの差額は、次のとおりであります。なお、時価を把握することが極めて困難と認められる非上場株式等は、次表には含めておりません((注2)参照)。

前連結会計年度(2019年3月31日)

 

 

 

(単位:百万円)

 

連結貸借対照表

計上額

時価

差額

(1)現金預け金(*1)

42,257,077

42,257,077

(2)コールローン及び買入手形(*1)

625,953

625,953

(3)買現先勘定

9,516,929

9,516,929

(4)債券貸借取引支払保証金

100,501

100,501

(5)買入金銭債権(*1)

2,822,011

2,822,011

(6)特定取引資産

 

 

 

売買目的有価証券

2,169,271

2,169,271

(7)金銭の信託(*1)

3

3

(8)有価証券

 

 

 

満期保有目的の債券

1,602,209

1,609,588

7,378

その他有価証券

26,647,841

26,647,841

(9)貸出金

76,228,144

 

 

貸倒引当金(*1)

△245,495

 

 

 

75,982,648

77,011,395

1,028,746

資産計

161,724,448

162,760,574

1,036,125

(1)預金

121,262,210

121,258,365

△3,845

(2)譲渡性預金

12,720,197

12,719,774

△423

(3)コールマネー及び売渡手形

1,319,043

1,319,043

(4)売現先勘定

10,542,838

10,542,838

(5)債券貸借取引受入担保金

305,032

305,032

(6)特定取引負債

 

 

 

売付商品債券等

315,845

315,845

(7)借用金

7,737,677

7,849,921

112,244

(8)社債

2,093,598

2,102,225

8,627

負債計

156,296,443

156,413,046

116,602

デリバティブ取引(*2)

 

 

 

ヘッジ会計が適用されていないもの

21,515

 

 

ヘッジ会計が適用されているもの

228,011

 

 

デリバティブ取引計

249,527

249,527

(*1) 貸出金に対応する一般貸倒引当金及び個別貸倒引当金を控除しております。なお、現金預け金、コールローン及び買入手形、買入金銭債権、金銭の信託に対する貸倒引当金については、重要性が乏しいため、連結貸借対照表計上額から直接減額しております。

(*2)  特定取引資産・負債及び金融派生商品等に計上しているデリバティブ取引を一括して表示しております。

     デリバティブ取引によって生じた正味の債権・債務は純額で表示しており、合計で正味の債務となる項目については、 ( ) で表示しております。

当連結会計年度(2020年3月31日)

 

 

 

(単位:百万円)

 

連結貸借対照表

計上額

時価

差額

(1)現金預け金(*1)

38,740,317

38,740,317

(2)コールローン及び買入手形(*1)

1,169,671

1,169,671

(3)買現先勘定

15,112,145

15,112,145

(4)債券貸借取引支払保証金

122,001

122,001

(5)買入金銭債権(*1)

2,655,543

2,655,543

(6)特定取引資産

 

 

 

売買目的有価証券

2,354,694

2,354,694

(7)金銭の信託(*1)

3

3

(8)有価証券

 

 

 

満期保有目的の債券

860,233

875,329

15,096

その他有価証券

32,121,168

32,121,168

(9)貸出金

81,198,722

 

 

貸倒引当金(*1)

△382,559

 

 

 

80,816,162

81,961,347

1,145,185

資産計

173,951,941

175,112,223

1,160,281

(1)預金

128,223,625

128,229,931

6,306

(2)譲渡性預金

12,536,232

12,535,599

△632

(3)コールマネー及び売渡手形

1,224,630

1,224,630

(4)売現先勘定

13,984,071

13,984,071

(5)債券貸借取引受入担保金

276,869

276,869

(6)特定取引負債

 

 

 

売付商品債券等

501,007

501,007

(7)借用金

11,480,368

11,404,783

△75,585

(8)社債

1,242,436

1,231,189

△11,247

負債計

169,469,240

169,388,082

△81,158

デリバティブ取引(*2)

 

 

 

ヘッジ会計が適用されていないもの

85,242

 

 

ヘッジ会計が適用されているもの

364,084

 

 

デリバティブ取引計

449,327

449,327

(*1) 貸出金に対応する一般貸倒引当金及び個別貸倒引当金を控除しております。なお、現金預け金、コールローン及び買入手形、買入金銭債権、金銭の信託に対する貸倒引当金については、重要性が乏しいため、連結貸借対照表計上額から直接減額しております。

(*2)  特定取引資産・負債及び金融派生商品等に計上しているデリバティブ取引を一括して表示しております。

     デリバティブ取引によって生じた正味の債権・債務は純額で表示しており、合計で正味の債務となる項目については、 ( ) で表示しております。

(注1)金融商品の時価の算定方法

資 産

(1)現金預け金

満期のない預け金については、時価は帳簿価額と近似していることから、当該帳簿価額を時価としております。満期のある預け金については、主に約定期間が短期間(6ヵ月以内)であり、時価は帳簿価額と近似していることから、当該帳簿価額を時価としております。

(2)コールローン及び買入手形、(3)買現先勘定、及び(4)債券貸借取引支払保証金

これらは、主に約定期間が短期間(6ヵ月以内)であり、時価は帳簿価額と近似していることから、当該帳簿価額を時価としております。

(5)買入金銭債権

買入金銭債権については、市場価格に準ずるものとして合理的に算定された価額(ブローカー又は情報ベンダーから入手する価格等)等によっております。

(6)特定取引資産

特定取引目的で保有している債券等の有価証券については、市場価格等によっております。

(7)金銭の信託

有価証券運用を主目的とする単独運用の金銭の信託において信託財産として運用されている有価証券については、(8)に記載の方法にて時価を算定しております。上記以外の金銭の信託については、時価は帳簿価額と近似していることから、当該帳簿価額を時価としております。

なお、保有目的ごとの金銭の信託に関する注記事項については「(金銭の信託関係)」に記載しております。

(8)有価証券

株式は取引所の価格、債券等は市場価格、ブローカー又は情報ベンダー等から入手する評価等によっております。投資信託は、公表されている基準価格等によっております。私募債は、内部格付、期間に基づく区分ごとに、元利金等の合計額を信用リスク等のリスク要因を織込んだ割引率で割り引いて時価を算定しております。

証券化商品は、ブローカー等から入手する評価又は経営陣の合理的な見積りによる合理的に算定された価額をもって時価としております。経営陣の合理的な見積りによる合理的に算定された価額を算定するにあたって利用したモデルは、ディスカウント・キャッシュフロー法、価格決定変数はデフォルト率、回収率、プリペイメント率、割引率等であります。

変動利付国債については、市場価格を時価とみなせない状況であると判断し、合理的に算定された価額によっております。合理的に算定された価額を算定するにあたって利用したモデルは、ディスカウント・キャッシュフロー法等であります。価格決定変数は、10年国債利回り及び原資産10年の金利スワップションのボラティリティ等であります。

なお、保有目的ごとの有価証券に関する注記事項については「(有価証券関係)」に記載しております。

(9)貸出金

貸出金については、貸出金の種類及び内部格付、期間に基づく区分ごとに、元利金の合計額を信用リスク等のリスク要因を織込んだ割引率で割り引いて時価を算定しております。また、破綻先、実質破綻先及び破綻懸念先に対する債権等については、見積将来キャッシュ・フローの現在価値又は担保及び保証による回収見込額等に基づいて貸倒見積高を算定しているため、時価は連結決算日における連結貸借対照表上の債権等計上額から貸倒引当金計上額を控除した金額に近似しており、当該価額を時価としております。

貸出金のうち、当該貸出を担保資産の範囲内に限るなどの特性により、返済期限を設けていないものについては、返済見込み期間及び金利条件等から、時価は帳簿価額に近似しているものと想定されるため、帳簿価額を時価としております。

負 債

(1)預金、及び(2)譲渡性預金

    要求払預金については、連結決算日に要求された場合の支払額(帳簿価額)を時価とみなしております。また、定期預金、譲渡性預金の時価は、一定の期間ごとに区分して、将来のキャッシュ・フローを割り引いて現在価値を算定しております。その割引率は、市場金利を用いております。なお、預入期間が短期間(6ヵ月以内)のものは、時価は帳簿価額と近似していることから、主として当該帳簿価額を時価としております。

(3)コールマネー及び売渡手形、(4)売現先勘定、及び(5)債券貸借取引受入担保金

これらは、主に約定期間が短期間(6ヵ月以内)であり、時価は帳簿価額と近似していることから、当該帳簿価額を時価としております。

(6)特定取引負債

特定取引目的の売付商品債券、売付債券については、市場価格等によっております。

(7)借用金

借用金の時価は、主に一定の期間ごとに区分した当該借用金の元利金の合計額を同様の借入において想定される利率で割り引いて現在価値を算定しております。

(8)社債

当行及び連結子会社の発行する社債の時価は、市場価格のある社債は市場価格によっており、市場価格のない社債は元利金の合計額を同様の社債を発行した場合に適用されると考えられる利率で割り引いて現在価値を算定しております。

デリバティブ取引

デリバティブ取引については、「(デリバティブ取引関係)」に記載しております。

(注2)時価を把握することが極めて困難と認められる金融商品の連結貸借対照表計上額は次のとおりであり、金融商品の時価情報の「資産(7)金銭の信託」及び「資産(8)その他有価証券」には含まれておりません。

 

 

(単位:百万円)

区分

前連結会計年度

(2019年3月31日)

当連結会計年度

(2020年3月31日)

①非上場株式(*1)

158,863

201,488

②組合出資金等(*2)

80,373

324,475

③その他

585

533

合計(*3)

239,822

526,497

(*1) 非上場株式については、市場価格がなく、時価を把握することが極めて困難と認められることから時価開示の対象とはしておりません。

(*2) 組合出資金等のうち、組合財産等が非上場株式など時価を把握することが極めて困難と認められるもので構成されているものについては、時価開示の対象とはしておりません。

(*3) 前連結会計年度において、1,054百万円減損処理を行っております。

     当連結会計年度において、1,149百万円減損処理を行っております。

(注3)金銭債権及び満期のある有価証券の連結決算日後の償還予定額

前連結会計年度(2019年3月31日)

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

1年以内

1年超

3年以内

3年超

5年以内

5年超

7年以内

7年超

10年以内

10年超

預け金

41,563,828

コールローン及び買入手形

626,491

買入金銭債権

2,584,902

56,509

57,491

3,189

4,215

114,741

有価証券(*1)

12,321,449

4,391,855

1,219,022

594,345

2,313,214

2,424,771

満期保有目的の債券

640,000

380,000

100,000

454,614

国債

640,000

380,000

100,000

外国債券

454,614

その他有価証券のうち満期があるもの

11,681,449

4,391,855

839,022

494,345

2,313,214

1,970,156

国債

7,679,730

2,273,100

10,000

105,200

1,299,200

245,000

地方債

6,761

65,696

51,431

14,969

62,416

4,766

社債

345,941

622,485

535,754

296,020

222,623

578,595

外国債券

3,636,999

1,423,609

177,524

65,800

714,552

1,074,806

その他

12,016

6,964

64,312

12,355

14,422

66,988

貸出金(*2)

29,113,989

16,896,098

11,632,488

5,684,329

4,513,901

7,171,240

 合計

86,210,661

21,344,463

12,909,002

6,281,864

6,831,331

9,710,752

(*1) 有価証券には、時価を把握することが極めて困難と認められる有価証券を含んでおります。

(*2) 貸出金のうち、破綻先、実質破綻先及び破綻懸念先に対する債権等、償還予定額が見込めない385,188百万円、期間の定めのないもの830,906百万円は含めておりません。

 

当連結会計年度(2020年3月31日)

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

1年以内

1年超

3年以内

3年超

5年以内

5年超

7年以内

7年超

10年以内

10年超

預け金

37,692,777

コールローン及び買入手形

1,170,669

買入金銭債権

2,416,635

71,442

54,900

6,750

3,858

100,929

有価証券(*1)

9,362,719

5,715,312

4,091,089

2,063,132

2,640,206

5,187,344

満期保有目的の債券

100,000

380,000

359,242

国債

100,000

380,000

外国債券

359,242

その他有価証券のうち満期があるもの

9,362,719

5,615,312

3,711,089

2,063,132

2,640,206

4,828,102

国債

5,798,310

2,880,800

1,908,700

407,400

1,254,700

45,000

地方債

10,762

78,559

92,608

13,824

70,798

4,400

社債

377,270

717,488

566,651

247,684

259,390

576,830

外国債券

3,165,829

1,883,973

1,107,899

1,376,913

1,037,888

3,290,669

その他

10,547

54,489

35,230

17,309

17,428

911,201

貸出金(*2)

31,099,673

17,822,135

13,396,004

6,112,520

4,424,014

7,239,182

 合計

81,742,475

23,608,889

17,541,994

8,182,403

7,068,079

12,527,456

(*1) 有価証券には、時価を把握することが極めて困難と認められる有価証券を含んでおります。

(*2) 貸出金のうち、破綻先、実質破綻先及び破綻懸念先に対する債権等、償還予定額が見込めない412,650百万円、期間の定めのないもの692,540百万円は含めておりません。

(注4)社債、借用金及びその他の有利子負債の連結決算日後の返済予定額

前連結会計年度(2019年3月31日)

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

1年以内

1年超

3年以内

3年超

5年以内

5年超

7年以内

7年超

10年以内

10年超

預金(*1)

117,769,270

2,607,751

628,611

61,692

53,935

140,948

譲渡性預金

12,406,108

317,476

コールマネー及び売渡手形

1,319,043

借用金(*2)

489,805

1,928,795

1,364,526

572,550

1,628,700

183,298

短期社債

22,339

社債(*2)

875,235

354,322

262,747

317,727

115,364

153,201

合計

132,881,802

5,208,345

2,255,885

951,970

1,797,999

477,448

(*1) 預金のうち、要求払預金については、「1年以内」に含めて開示しております。

(*2) 借用金及び社債のうち、期間の定めのないもの(借用金1,570,000百万円、社債15,000百万円)は含めて

     おりません。

 

当連結会計年度(2020年3月31日)

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

1年以内

1年超

3年以内

3年超

5年以内

5年超

7年以内

7年超

10年以内

10年超

預金(*1)

124,958,429

2,381,935

667,656

46,157

42,581

126,864

譲渡性預金

12,379,264

91,971

66,280

コールマネー及び売渡手形

1,224,630

借用金(*2)

3,772,942

1,975,889

1,253,604

1,091,927

1,263,690

317,313

短期社債

54,658

社債(*2)

244,033

384,981

230,742

150,937

52,979

163,762

合計

142,633,959

4,834,776

2,218,283

1,289,022

1,359,251

607,940

(*1) 預金のうち、要求払預金については、「1年以内」に含めて開示しております。

(*2) 借用金及び社債のうち、期間の定めのないもの(借用金1,805,000百万円、社債15,000百万円)は含めて

     おりません。

 

(有価証券関係)

※1.連結貸借対照表の「有価証券」のほか、「特定取引資産」中の商品有価証券、特定取引有価証券及び短期社債等、「現金預け金」中の譲渡性預け金、並びに「買入金銭債権」の一部が含まれております。

※2.「子会社株式及び関連会社株式」については、財務諸表における注記事項として記載しております。

1.売買目的有価証券

 

 

(単位:百万円)

 

前連結会計年度

(2019年3月31日)

当連結会計年度

(2020年3月31日)

連結会計年度の損益に含まれた評価差額

7,716

16,455

 

2.満期保有目的の債券

前連結会計年度(2019年3月31日)

 

種類

連結貸借対照表

計上額

(百万円)

時価

(百万円)

差額

(百万円)

時価が連結貸借対照表

計上額を超えるもの

国債

1,119,898

1,139,806

19,907

外国債券

 小計

1,119,898

1,139,806

19,907

時価が連結貸借対照表

計上額を超えないもの

国債

外国債券

482,311

469,782

△12,528

 小計

482,311

469,782

△12,528

合計

1,602,209

1,609,588

7,378

 

当連結会計年度(2020年3月31日)

 

種類

連結貸借対照表

計上額

(百万円)

時価

(百万円)

差額

(百万円)

時価が連結貸借対照表

計上額を超えるもの

国債

479,936

493,293

13,356

外国債券

263,600

265,711

2,110

 小計

743,537

759,004

15,467

時価が連結貸借対照表

計上額を超えないもの

国債

外国債券

116,696

116,325

△370

 小計

116,696

116,325

△370

合計

860,233

875,329

15,096

 

3.その他有価証券

前連結会計年度(2019年3月31日)

 

種類

連結貸借対照表

計上額

(百万円)

取得原価

(百万円)

差額

(百万円)

連結貸借対照表計上額が取得原価を超えるもの

株式

2,740,797

1,103,579

1,637,218

債券

9,024,248

8,987,719

36,528

国債

7,405,469

7,396,874

8,594

地方債

154,946

153,301

1,644

社債

1,463,832

1,437,542

26,289

その他

5,143,274

5,080,131

63,143

外国債券

4,626,063

4,593,446

32,616

買入金銭債権

72,221

70,840

1,380

その他

444,989

415,843

29,145

 小計

16,908,321

15,171,430

1,736,890

連結貸借対照表計上額が取得原価を超えないもの

株式

171,606

222,218

△50,611

債券

5,477,967

5,509,854

△31,887

国債

4,281,627

4,284,368

△2,740

地方債

53,424

53,512

△87

社債

1,142,914

1,171,974

△29,059

その他

4,399,891

4,504,106

△104,215

外国債券

2,562,512

2,574,124

△11,611

買入金銭債権

89,237

89,428

△190

その他

1,748,141

1,840,553

△92,412

 小計

10,049,464

10,236,179

△186,714

合計

26,957,786

25,407,609

1,550,176

(注)評価差額のうち、時価ヘッジの適用により損益に反映させた額は、38,000百万円(利益)であります。

当連結会計年度(2020年3月31日)

 

種類

連結貸借対照表

計上額

(百万円)

取得原価

(百万円)

差額

(百万円)

連結貸借対照表計上額が取得原価を超えるもの

株式

1,891,609

820,562

1,071,046

債券

5,421,431

5,392,947

28,484

国債

3,851,032

3,845,400

5,631

地方債

72,940

72,302

638

社債

1,497,459

1,475,244

22,214

その他

11,582,142

11,247,085

335,057

外国債券

10,408,822

10,174,247

234,574

買入金銭債権

60,832

59,442

1,389

その他

1,112,487

1,013,394

99,093

 小計

18,895,184

17,460,594

1,434,589

連結貸借対照表計上額が取得原価を超えないもの

株式

271,750

368,475

△96,724

債券

9,998,468

10,082,566

△84,097

国債

8,555,860

8,606,423

△50,562

地方債

198,578

199,072

△494

社債

1,244,029

1,277,070

△33,040

その他

3,262,345

3,443,542

△181,197

外国債券

1,843,128

1,888,032

△44,903

買入金銭債権

136,129

136,280

△150

その他

1,283,087

1,419,230

△136,142

 小計

13,532,565

13,894,584

△362,019

合計

32,427,749

31,355,179

1,072,569

(注)評価差額のうち、時価ヘッジの適用により損益に反映させた額は、5,191百万円(損失)であります。

4. 当連結会計年度中に売却した満期保有目的の債券

  該当ありません。

 

5.当連結会計年度中に売却したその他有価証券

前連結会計年度(自 2018年4月1日 至 2019年3月31日)

種類

売却額(百万円)

売却益の合計額(百万円)

売却損の合計額(百万円)

株式

366,453

198,304

26,291

債券

19,430,210

23,488

14,504

国債

18,530,136

20,062

14,263

地方債

108,741

1,747

7

社債

791,333

1,678

233

その他

16,073,580

94,216

165,524

 合計

35,870,245

316,008

206,319

(注)時価を把握することが極めて困難と認められるその他有価証券を含んでおります。

 

当連結会計年度(自 2019年4月1日 至 2020年3月31日)

種類

売却額(百万円)

売却益の合計額(百万円)

売却損の合計額(百万円)

株式

287,722

178,647

46,474

債券

20,459,741

39,480

10,392

国債

19,774,446

37,481

10,390

地方債

51,191

747

社債

634,103

1,250

2

その他

23,915,132

204,976

93,767

 合計

44,662,596

423,104

150,635

(注)時価を把握することが極めて困難と認められるその他有価証券を含んでおります。

6. 保有目的を変更した有価証券

   該当ありません。

 

7.減損処理を行った有価証券

 売買目的有価証券以外の有価証券(時価を把握することが極めて困難なものを除く)のうち、当該有価証券の時価(原則として当該連結決算日の市場価格。以下同じ)が取得原価(償却原価を含む。以下同じ)に比べて著しく下落しており、時価が取得原価まで回復する見込みがあると認められないものについては、当該時価をもって連結貸借対照表計上額とするとともに、評価差額を当該連結会計年度の損失として処理(以下「減損処理」という)しております。

 前連結会計年度における減損処理額は、4,527百万円であります。

 当連結会計年度における減損処理額は、38,341百万円であります。

 また、時価が「著しく下落した」と判断するための基準を定めており、その概要は、原則として以下のとおりであります。

 時価が取得原価の50%以下の銘柄

 時価が取得原価の50%超70%以下かつ市場価格が一定水準以下で推移している銘柄

 

(金銭の信託関係)

1.運用目的の金銭の信託

前連結会計年度(2019年3月31日)

 

連結貸借対照表計上額

(百万円)

連結会計年度の損益に含まれた評価差額(百万円)

運用目的の金銭の信託

504

 

当連結会計年度(2020年3月31日)

 

連結貸借対照表計上額

(百万円)

連結会計年度の損益に含まれた評価差額(百万円)

運用目的の金銭の信託

503

 

2.満期保有目的の金銭の信託

 該当ありません。

3.その他の金銭の信託(運用目的及び満期保有目的以外)

 該当ありません。

(その他有価証券評価差額金)

 連結貸借対照表に計上されているその他有価証券評価差額金の内訳は、次のとおりであります。

 前連結会計年度(2019年3月31日)

 

金額(百万円)

評価差額

1,512,024

その他有価証券

1,512,024

(△)繰延税金負債

420,748

その他有価証券評価差額金(持分相当額調整前)

1,091,275

(△)非支配株主持分相当額

10,164

(+)持分法適用会社が所有するその他有価証券に係る

   評価差額金のうち親会社持分相当額

3,021

その他有価証券評価差額金

1,084,133

 (注)1.時価ヘッジの適用により損益に反映させた額38,000百万円(利益)は、その他有価証券の評価差額より控除しております。

2.時価を把握することが極めて困難な外貨建その他有価証券に係る為替換算差額については、「評価差額」の内訳「その他有価証券」に含めて記載しております。

 

 当連結会計年度(2020年3月31日)

 

金額(百万円)

評価差額

1,077,759

その他有価証券

1,077,759

(△)繰延税金負債

315,232

その他有価証券評価差額金(持分相当額調整前)

762,527

(△)非支配株主持分相当額

13,075

(+)持分法適用会社が所有するその他有価証券に係る

   評価差額金のうち親会社持分相当額

2,062

その他有価証券評価差額金

751,514

 (注)1.時価ヘッジの適用により損益に反映させた額5,191百万円(損失)は、その他有価証券の評価差額より控除しております。

2.時価を把握することが極めて困難な外貨建その他有価証券に係る為替換算差額については、「評価差額」の内訳「その他有価証券」に含めて記載しております。

(デリバティブ取引関係)

1.ヘッジ会計が適用されていないデリバティブ取引

 ヘッジ会計が適用されていないデリバティブ取引について、取引の対象物の種類ごとの連結決算日における契約額又は契約において定められた元本相当額、時価及び評価損益並びに当該時価の算定方法は、次のとおりであります。なお、契約額等については、その金額自体がデリバティブ取引に係る市場リスクを示すものではありません。

(1) 金利関連取引

前連結会計年度(2019年3月31日)

区分

種類

契約額等

(百万円)

契約額等のうち1年超のもの

 (百万円)

時価

(百万円)

評価損益

(百万円)

金融商品

取引所

金利先物

 

 

 

 

売建

4,845,611

846,345

△11,685

△11,685

買建

4,423,297

690,489

10,374

10,374

金利オプション

 

 

 

 

売建

68,982

5,426

△88

△49

買建

366,497

26,713

145

△11

店頭

金利先渡契約

 

 

 

 

売建

14,070,617

337,427

△11,423

△11,423

買建

13,241,846

356,242

8,077

8,077

金利スワップ

 

 

 

 

受取固定・支払変動

314,071,638

249,695,523

2,067,039

2,067,039

受取変動・支払固定

309,002,275

244,830,881

△2,001,157

△2,001,157

受取変動・支払変動

65,648,162

48,818,751

1,199

1,199

受取固定・支払固定

262,764

250,654

6,257

6,257

金利オプション

 

 

 

 

売建

6,853,134

5,111,970

374

374

買建

5,787,343

4,237,117

△7,120

△7,120

連結会社間取引及び内部取引

金利スワップ

 

 

 

 

受取固定・支払変動

5,493,950

5,279,595

176,589

176,589

受取変動・支払固定

11,703,010

10,379,204

△182,352

△182,352

合計

56,229

56,111

 (注)1.上記取引については時価評価を行い、評価損益を連結損益計算書に計上しております。

2.時価の算定

取引所取引については、東京金融取引所等における最終の価格によっております。

店頭取引、連結会社間取引及び内部取引については、割引現在価値やオプション価格計算モデル等により算定しております。

 

当連結会計年度(2020年3月31日)

区分

種類

契約額等

(百万円)

契約額等のうち1年超のもの

 (百万円)

時価

(百万円)

評価損益

(百万円)

金融商品

取引所

金利先物

 

 

 

 

売建

4,939,622

1,179,657

△29,981

△29,981

買建

5,344,805

2,099,533

33,555

33,555

金利オプション

 

 

 

 

売建

419,803

40,353

△1,901

△767

買建

757,178

29,771

2,961

1,352

店頭

金利先渡契約

 

 

 

 

売建

33,888,265

108,830

△37,107

△37,107

買建

30,895,240

108,830

39,264

39,264

金利スワップ

 

 

 

 

受取固定・支払変動

314,797,901

240,855,862

△12,113,385

△12,113,385

受取変動・支払固定

304,217,121

231,140,223

12,504,683

12,504,683

受取変動・支払変動

74,835,844

55,448,355

32,942

32,942

受取固定・支払固定

101,872

98,929

4,747

4,747

金利オプション

 

 

 

 

売建

12,357,810

7,030,202

△222,743

△222,743

買建

12,123,756

7,922,248

213,126

213,126

連結会社間取引及び内部取引

金利スワップ

 

 

 

 

受取固定・支払変動

4,145,612

3,795,076

125,582

125,582

受取変動・支払固定

13,393,792

12,916,374

△273,166

△273,166

合計

278,578

278,103

 (注)1.上記取引については時価評価を行い、評価損益を連結損益計算書に計上しております。

2.時価の算定

取引所取引については、東京金融取引所等における最終の価格によっております。

店頭取引、連結会社間取引及び内部取引については、割引現在価値やオプション価格計算モデル等により算定しております。

 

(2) 通貨関連取引

前連結会計年度(2019年3月31日)

区分

種類

契約額等

(百万円)

契約額等のうち1年超のもの

 (百万円)

時価

(百万円)

評価損益

(百万円)

金融商品

取引所

通貨先物

 

 

 

 

売建

14,389

56

買建

56,061

11,939

店頭

通貨スワップ

44,577,391

32,029,923

89,783

7,595

為替予約

 

 

 

 

売建

69,756,690

2,795,219

△195,724

△195,724

買建

33,813,100

1,183,040

207,994

207,994

通貨オプション

 

 

 

 

売建

3,335,043

863,171

△29,204

19,208

買建

3,573,052

816,278

30,366

△22,200

連結会社間取引及び内部取引

通貨スワップ

2,980,292

2,126,659

△132,328

20,267

合計

△29,112

37,139

 (注)1.上記取引については時価評価を行い、評価損益を連結損益計算書に計上しております。

2.時価の算定

取引所取引については、東京金融取引所等における最終の価格によっております。
店頭取引、連結会社間取引及び内部取引については、割引現在価値やオプション価格計算モデル等により算定しております。

 

当連結会計年度(2020年3月31日)

区分

種類

契約額等

(百万円)

契約額等のうち1年超のもの

 (百万円)

時価

(百万円)

評価損益

(百万円)

金融商品

取引所

通貨先物

 

 

 

 

売建

13,092

329

買建

48,893

14,608

店頭

通貨スワップ

54,316,311

41,620,716

△66,912

△136,769

為替予約

 

 

 

 

売建

75,302,453

3,166,436

△200,414

△200,414

買建

37,104,758

1,627,299

239,954

239,954

通貨オプション

 

 

 

 

売建

4,694,148

1,041,728

△72,605

△26,272

買建

4,568,299

929,433

56,588

2,579

連結会社間取引及び内部取引

通貨スワップ

2,858,190

1,991,772

△151,891

8,698

合計

△195,280

△112,223

 (注)1.上記取引については時価評価を行い、評価損益を連結損益計算書に計上しております。

2.時価の算定

取引所取引については、東京金融取引所等における最終の価格によっております。
店頭取引、連結会社間取引及び内部取引については、割引現在価値やオプション価格計算モデル等により算定しております。

 

(3) 株式関連取引

前連結会計年度(2019年3月31日)

区分

種類

契約額等

(百万円)

契約額等のうち1年超のもの

 (百万円)

時価

(百万円)

評価損益

(百万円)

金融商品

取引所

株式指数先物

 

 

 

 

売建

92,394

△7,387

△7,387

株式指数先物オプション

 

 

 

 

売建

251,153

△3,665

△511

買建

298,746

3,437

△3,760

店頭

株リンクスワップ

その他

 

 

 

 

買建

合計

△7,616

△11,660

 (注)1.上記取引については時価評価を行い、評価損益を連結損益計算書に計上しております。

2.時価の算定

大阪取引所等における最終の価格によっております。

 

当連結会計年度(2020年3月31日)

区分

種類

契約額等

(百万円)

契約額等のうち1年超のもの

 (百万円)

時価

(百万円)

評価損益

(百万円)

金融商品

取引所

株式指数先物

 

 

 

 

売建

116,117

△7,156

△7,156

株式指数先物オプション

 

 

 

 

売建

253,203

△16,889

△15,606

買建

291,465

18,226

13,958

店頭

株リンクスワップ

57,479

30,404

7,225

7,225

その他

 

 

 

 

買建

62,304

62,304

△1,121

△1,121

合計

283

△2,701

 (注)1.上記取引については時価評価を行い、評価損益を連結損益計算書に計上しております。

2.時価の算定

取引所取引については、大阪取引所等における最終の価格によっております。

店頭取引については、割引現在価値やオプション価格計算モデル等により算定しております。

 

(4) 債券関連取引

前連結会計年度(2019年3月31日)

区分

種類

契約額等

(百万円)

契約額等のうち1年超のもの

 (百万円)

時価

(百万円)

評価損益

(百万円)

金融商品

取引所

債券先物

 

 

 

 

売建

494,615

△4,370

△4,370

買建

406,579

4,377

4,377

債券先物オプション

 

 

 

 

売建

118,883

△111

△42

買建

200,167

153

△21

合計

48

△56

 (注)1.上記取引については時価評価を行い、評価損益を連結損益計算書に計上しております。

2.時価の算定

大阪取引所等における最終の価格によっております。

 

当連結会計年度(2020年3月31日)

区分

種類

契約額等

(百万円)

契約額等のうち1年超のもの

 (百万円)

時価

(百万円)

評価損益

(百万円)

金融商品

取引所

債券先物

 

 

 

 

売建

533,782

△11,205

△11,205

買建

466,364

6,710

6,710

債券先物オプション

 

 

 

 

売建

買建

合計

△4,495

△4,495

 (注)1.上記取引については時価評価を行い、評価損益を連結損益計算書に計上しております。

2.時価の算定

大阪取引所等における最終の価格によっております。

 

(5) 商品関連取引

前連結会計年度(2019年3月31日)

区分

種類

契約額等

(百万円)

契約額等のうち1年超のもの

 (百万円)

時価

(百万円)

評価損益

(百万円)

金融商品

取引所

商品先物

 

 

 

 

売建

9,482

557

△707

△707

買建

15,634

2,425

1,996

1,996

商品先物オプション

 

 

 

 

売建

233

△11

3

店頭

商品オプション

 

 

 

 

売建

205,339

50,214

△2,572

△2,572

買建

206,872

48,150

3,898

3,898

合計

2,603

2,618

 (注)1.上記取引については時価評価を行い、評価損益を連結損益計算書に計上しております。

2.時価の算定

取引所取引については、ニューヨーク商業取引所等における最終の価格によっております。

店頭取引については、取引対象物の価格、契約期間、その他当該取引に係る契約を構成する要素に基づき算定しております。

3.商品はオイル、銅、アルミニウム等に係るものであります。

 

当連結会計年度(2020年3月31日)

区分

種類

契約額等

(百万円)

契約額等のうち1年超のもの

 (百万円)

時価

(百万円)

評価損益

(百万円)

金融商品

取引所

商品先物

 

 

 

 

売建

13,086

6,097

3,098

3,098

買建

24,556

13,371

△5,794

△5,794

商品先物オプション

 

 

 

 

売建

店頭

商品オプション

 

 

 

 

売建

172,561

73,050

30,337

30,337

買建

161,781

65,707

△25,017

△25,017

合計

2,623

2,623

 (注)1.上記取引については時価評価を行い、評価損益を連結損益計算書に計上しております。

2.時価の算定

取引所取引については、ニューヨーク商業取引所等における最終の価格によっております。

店頭取引については、取引対象物の価格、契約期間、その他当該取引に係る契約を構成する要素に基づき算定しております。

3.商品はオイル、銅、アルミニウム等に係るものであります。

 

(6) クレジット・デリバティブ取引

前連結会計年度(2019年3月31日)

区分

種類

契約額等

(百万円)

契約額等のうち1年超のもの

 (百万円)

時価

(百万円)

評価損益

(百万円)

店頭

クレジット・デリバティブ

 

 

 

 

売建

289,268

275,404

251

251

買建

411,279

373,138

△888

△888

合計

△637

△637

 (注)1.上記取引については時価評価を行い、評価損益を連結損益計算書に計上しております。

2.時価の算定

割引現在価値や取引対象物の価格、契約期間、その他当該取引に係る契約を構成する要素に基づき算定しております。

3.「売建」は信用リスクの引受取引、「買建」は信用リスクの引渡取引であります。

 

当連結会計年度(2020年3月31日)

区分

種類

契約額等

(百万円)

契約額等のうち1年超のもの

 (百万円)

時価

(百万円)

評価損益

(百万円)

店頭

クレジット・デリバティブ

 

 

 

 

売建

516,369

511,586

△1,597

△1,597

買建

1,672,437

1,603,439

5,131

5,131

合計

3,534

3,534

 (注)1.上記取引については時価評価を行い、評価損益を連結損益計算書に計上しております。

2.時価の算定

割引現在価値や取引対象物の価格、契約期間、その他当該取引に係る契約を構成する要素に基づき算定しております。

3.「売建」は信用リスクの引受取引、「買建」は信用リスクの引渡取引であります。

 

 

2.ヘッジ会計が適用されているデリバティブ取引

 ヘッジ会計が適用されているデリバティブ取引について、取引の対象物の種類ごと、ヘッジ会計の方法別の連結決算日における契約額又は契約において定められた元本相当額及び時価並びに当該時価の算定方法は、次のとおりであります。なお、契約額等については、その金額自体がデリバティブ取引に係る市場リスクを示すものではありません。

(1) 金利関連取引

前連結会計年度(2019年3月31日)

ヘッジ会計の方法

種類

主なヘッジ対象

契約額等

(百万円)

 契約額等のうち

 1年超のもの

  (百万円)

時価

(百万円)

原則的処理方法

金利スワップ

貸出金、預金、借用金等

 

 

 

受取固定・支払変動

22,394,730

19,101,815

289,554

受取変動・支払固定

 

7,334,787

7,104,228

△202,879

ヘッジ対象に係る損益を認識する方法

金利スワップ

その他有価証券等

 

 

 

受取変動・支払固定

 

14,967

14,382

94

受取変動・支払変動

 

金利スワップの特例処理

金利スワップ

貸出金等

 

 

(注)3.

受取変動・支払固定

 

69,176

37,388

合計

86,770

(注)1.主として、「銀行業における金融商品会計基準適用に関する会計上及び監査上の取扱い」(日本公認会計士協会業種別監査委員会報告第24号 平成14年2月13日)に基づき、繰延ヘッジによっております。

2.時価の算定

 割引現在価値等により算定しております。

3.金利スワップの特例処理によるものは、ヘッジ対象とされている貸出金等と一体として処理されているため、その時価は「(金融商品関係)」の当該貸出金等の時価に含めて記載しております。

 

当連結会計年度(2020年3月31日)

ヘッジ会計の方法

種類

主なヘッジ対象

契約額等

(百万円)

 契約額等のうち

 1年超のもの

  (百万円)

時価

(百万円)

原則的処理方法

金利スワップ

貸出金、預金、借用金、その他有価証券等

 

 

 

受取固定・支払変動

18,151,743

16,342,026

293,030

受取変動・支払固定

5,567,792

5,167,680

△127,400

ヘッジ対象に係る損益を認識する方法

金利スワップ

貸出金等

 

 

 

受取変動・支払固定

 

9,913

9,249

△136

受取変動・支払変動

 

8,092

8,011

△69

金利スワップの特例処理

金利スワップ

貸出金等

 

 

(注)3.

受取変動・支払固定

 

40,817

36,444

合計

165,424

(注)1.主として、「銀行業における金融商品会計基準適用に関する会計上及び監査上の取扱い」(日本公認会計士協会業種別監査委員会報告第24号 平成14年2月13日)に基づき、繰延ヘッジによっております。

2.時価の算定

 割引現在価値等により算定しております。

3.金利スワップの特例処理によるものは、ヘッジ対象とされている貸出金等と一体として処理されているため、その時価は「(金融商品関係)」の当該貸出金等の時価に含めて記載しております。

 

(2) 通貨関連取引

前連結会計年度(2019年3月31日)

ヘッジ会計の方法

種類

主なヘッジ対象

契約額等

(百万円)

 契約額等のうち

 1年超のもの

  (百万円)

時価

(百万円)

原則的処理方法

通貨スワップ

貸出金、預金、借用金等

6,492,483

2,891,166

148,252

 

 

 

 

ヘッジ対象に係る損益を認識する方法

通貨スワップ

為替予約

 

 

 

買建

合計

148,252

(注)1.主として、「銀行業における外貨建取引等の会計処理に関する会計上及び監査上の取扱い」(日本公認会計士協会業種別監査委員会報告第25号 平成14年7月29日)に基づき、繰延ヘッジによっております。

2.時価の算定

 割引現在価値等により算定しております。

 

当連結会計年度(2020年3月31日)

ヘッジ会計の方法

種類

主なヘッジ対象

契約額等

(百万円)

 契約額等のうち

 1年超のもの

  (百万円)

時価

(百万円)

原則的処理方法

通貨スワップ

貸出金、預金、借用金等

6,925,267

2,692,960

173,713

 

 

 

 

ヘッジ対象に係る損益を認識する方法

通貨スワップ

貸出金、その他有価証券

2,167

2,167

△52

為替予約

 

 

 

売建

 

4,242

3,690

25

買建

 

4,242

3,690

△57

合計

173,629

(注)1.主として、「銀行業における外貨建取引等の会計処理に関する会計上及び監査上の取扱い」(日本公認会計士協会業種別監査委員会報告第25号 平成14年7月29日)に基づき、繰延ヘッジによっております。

2.時価の算定

 割引現在価値等により算定しております。

     (3) 株式関連取引

前連結会計年度(2019年3月31日)

ヘッジ会計の方法

種類

主なヘッジ対象

契約額等

(百万円)

 契約額等のうち

 1年超のもの

  (百万円)

時価

(百万円)

ヘッジ対象に係る損益を認識する方法

株式先渡取引

その他有価証券

 

 

 

売建

 

153,791

143,123

△7,010

合計

△7,010

(注)時価の算定

    割引現在価値等により算定しております。

 

当連結会計年度(2020年3月31日)

ヘッジ会計の方法

種類

主なヘッジ対象

契約額等

(百万円)

 契約額等のうち

 1年超のもの

  (百万円)

時価

(百万円)

ヘッジ対象に係る損益を認識する方法

株式先渡取引

その他有価証券

 

 

 

売建

 

148,913

148,913

25,031

合計

25,031

(注)時価の算定

    割引現在価値等により算定しております。

 

(4) 債券関連取引

 該当ありません。

 

 

 

(退職給付関係)

1.採用している退職給付制度の概要

(1)当行及び一部の連結子会社は、確定給付型の制度として、企業年金基金制度や退職一時金制度を設けております。また、当行及び一部の連結子会社は、退職一時金制度の一部について、リスク分担型企業年金以外の確定拠出年金制度を採用しております。

(2)当行は退職給付信託を設定しております。

 

2.確定給付制度

(1)退職給付債務の期首残高と期末残高の調整表

 

 

(単位:百万円)

区分

 前連結会計年度

(自 2018年4月1日

  至 2019年3月31日)

 当連結会計年度

(自 2019年4月1日

  至 2020年3月31日)

退職給付債務の期首残高

1,100,119

1,106,911

勤務費用

26,088

26,920

利息費用

3,899

2,968

数理計算上の差異の発生額

31,681

3,204

退職給付の支払額

△54,020

△58,549

過去勤務費用の発生額

2,013

その他

△856

1,734

退職給付債務の期末残高

1,106,911

1,085,205

  (注)一部の連結子会社は、退職給付債務の算定にあたり、簡便法を採用しております。

 

(2)年金資産の期首残高と期末残高の調整表

 

 

(単位:百万円)

区分

 前連結会計年度

(自 2018年4月1日

  至 2019年3月31日)

 当連結会計年度

(自 2019年4月1日

  至 2020年3月31日)

年金資産の期首残高

1,946,796

1,926,328

期待運用収益

29,475

31,169

数理計算上の差異の発生額

18,648

△156,235

事業主からの拠出額

42

109

従業員からの拠出額

820

799

退職給付の支払額

△41,768

△41,917

退職給付信託の返還

△27,534

その他

△153

648

年金資産の期末残高

1,926,328

1,760,901

 

(3)退職給付債務及び年金資産の期末残高と連結貸借対照表に計上された退職給付に係る負債及び退職給付に係る資
産の調整表

 

 

(単位:百万円)

区分

前連結会計年度

(2019年3月31日)

当連結会計年度

(2020年3月31日)

退職給付債務

1,106,911

1,085,205

年金資産

△1,926,328

△1,760,901

連結貸借対照表に計上された負債と資産の純額

△819,416

△675,695

 

 

 

(単位:百万円)

区分

前連結会計年度

(2019年3月31日)

当連結会計年度

(2020年3月31日)

退職給付に係る負債

6,980

8,336

退職給付に係る資産

△826,396

△684,032

連結貸借対照表に計上された負債と資産の純額

△819,416

△675,695

(4)退職給付費用及びその内訳項目の金額

 

 

(単位:百万円)

区分

 前連結会計年度

(自 2018年4月1日

  至 2019年3月31日)

 当連結会計年度

(自 2019年4月1日

  至 2020年3月31日)

勤務費用

25,287

26,133

利息費用

3,899

2,968

期待運用収益

△29,475

△31,169

数理計算上の差異の費用処理額

△30,541

△57,322

過去勤務費用の費用処理額

2,013

その他

2,340

5,368

確定給付制度に係る退職給付費用

△28,489

△52,007

退職給付信託返還益

△7,841

  (注)1.企業年金基金に対する従業員拠出額は「勤務費用」より控除しております。

2.簡便法を採用している連結子会社の退職給付費用は「勤務費用」に含めて計上しております。

3.退職給付信託返還益は特別利益に計上しております。

 

(5)退職給付に係る調整額

退職給付に係る調整額に計上した項目(税効果控除前)の内訳は次のとおりであります。

 

 

(単位:百万円)

区分

 前連結会計年度

(自 2018年4月1日

  至 2019年3月31日)

 当連結会計年度

(自 2019年4月1日

  至 2020年3月31日)

数理計算上の差異

51,814

216,763

合計

51,814

216,763

 

(6)退職給付に係る調整累計額

退職給付に係る調整累計額に計上した項目(税効果控除前)の内訳は次のとおりであります。

 

 

(単位:百万円)

区分

前連結会計年度

(2019年3月31日)

当連結会計年度

(2020年3月31日)

未認識数理計算上の差異

△344,541

△127,778

合計

△344,541

△127,778

 

(7)年金資産に関する事項

① 年金資産合計に対する主な分類ごとの比率は、次のとおりであります。

区分

前連結会計年度

(2019年3月31日)

当連結会計年度

(2020年3月31日)

国内株式

64.32%

62.90%

国内債券

11.26%

12.51%

外国株式

9.96%

9.04%

外国債券

7.79%

8.90%

生命保険会社の一般勘定

3.87%

4.26%

その他

2.80%

2.39%

合計

100.00%

100.00%

  (注)年金資産合計には、企業年金制度及び退職一時金制度に対して設定した退職給付信託が前連結会計年度65.53%、当連結会計年度63.45%含まれております。

 

② 長期期待運用収益率の設定方法

年金資産の長期期待運用収益率を決定するため、現在及び予想される年金資産の配分と、年金資産を構成する多様な資産からの現在及び将来期待される長期の収益率を考慮しております。

(8)数理計算上の計算基礎に関する事項

主要な数理計算上の計算基礎

区分

 前連結会計年度

(自 2018年4月1日

  至 2019年3月31日)

 当連結会計年度

(自 2019年4月1日

  至 2020年3月31日)

割引率

主に0.00%~0.70%

主に△0.00%~0.62%

長期期待運用収益率

主に1.32%~1.90%

主に1.47%~1.90%

 

3.確定拠出制度

当行及び連結子会社の確定拠出制度への要拠出額は、前連結会計年度1,686百万円、当連結会計年度1,763百万円であります。

 

(税効果会計関係)

1.繰延税金資産及び繰延税金負債の発生の主な原因別の内訳

 

前連結会計年度

(2019年3月31日)

当連結会計年度

(2020年3月31日)

繰延税金資産

 

 

 

 

有価証券償却損金算入限度超過額

107,347

百万円

123,535

百万円

貸倒引当金損金算入限度超過額

94,011

 

137,251

 

有価証券等(退職給付信託拠出分)

171,551

 

178,005

 

その他有価証券評価差額

12,377

 

22,071

 

繰延ヘッジ損益

14,759

 

-

 

減価償却超過額及び減損損失

200,477

 

176,542

 

その他

137,398

 

125,380

 

繰延税金資産小計

737,923

 

762,786

 

評価性引当額

△126,577

 

△146,087

 

繰延税金資産合計

611,346

 

616,698

 

繰延税金負債

 

 

 

 

その他有価証券評価差額

△419,326

 

△315,757

 

退職給付に係る資産

△253,702

 

△209,912

 

繰延ヘッジ損益

-

 

△30,146

 

その他

△67,204

 

△71,526

 

繰延税金負債合計

△740,233

 

△627,342

 

繰延税金資産(負債)の純額

△128,887

百万円

△10,644

百万円

 

 

 

2.連結財務諸表提出会社の法定実効税率と税効果会計適用後の法人税等の負担率との間に重要な差異があるときの、当該差異の原因となった主な項目別の内訳

 

前連結会計年度

(2019年3月31日)

当連結会計年度

(2020年3月31日)

法定実効税率

 

 

30.62

(調整)

 

 

 

 

 

 

評価性引当額の増減

 

 

 

△1.52

 

受取配当金等永久に益金に算入されない項目

 

 

 

△1.30

 

連結子会社との税率差異

 

 

 

△1.46

 

持分法投資損益

 

 

 

△1.80

 

その他

 

 

 

0.68

 

税効果会計適用後の法人税等の負担率

 

 

25.22

 

(注)前連結会計年度は、税金等調整前当期純損失を計上しているため、記載を省略しております。

 

 

 

 

 

 

(セグメント情報等)

【セグメント情報】

1.報告セグメントの概要

みずほフィナンシャルグループ(以下、当グループ)は、持株会社の下で銀行・信託・証券を一体的に運営する当グループの特長と優位性を活かし、お客さまのニーズに即した最高の金融サービスを迅速に提供していくため、顧客セグメント別のカンパニー制を導入しております。

当行グループは、顧客セグメントに応じた「リテール・事業法人部門」「大企業・金融・公共法人部門」「グローバルコーポレート部門」「グローバルマーケッツ部門」「アセットマネジメント部門」の5つの部門に分類して記載しております。

なお、それぞれの担当する業務は以下の通りです。

 

    リテール・事業法人部門  :国内の個人・中小企業・中堅企業のお客さまに向けた業務

    大企業・金融・公共法人部門:国内の大企業法人・金融法人・公共法人のお客さまに向けた業務

    グローバルコーポレート部門:海外進出日系企業及び非日系企業等のお客さまに向けた業務

    グローバルマーケッツ部門 :金利・エクイティ・クレジット等への投資業務等

    アセットマネジメント部門 :個人から機関投資家まで幅広いお客さまの資産運用ニーズに応じた商品

                  開発やサービスの提供

 

   以下の報告セグメント情報は、経営者が当行グループの各事業セグメントの業績評価に使用している内部管理報

  告に基づいており、その評価についてはグループ内の管理会計ルール・実務に則しております。

 

2.報告セグメントごとの業務粗利益+ETF関係損益、業務純益(一般貸倒引当金繰入前)+ETF関係損益及び

 固定資産の金額の算定方法

   以下の報告セグメントの情報は内部管理報告を基礎としております。

   業務粗利益+ETF関係損益は、資金利益、信託報酬、役務取引等利益、特定取引利益及びその他業務利益の合計にETF関係損益を加えたものであります。

   業務純益(一般貸倒引当金繰入前)+ETF関係損益は、業務粗利益+ETF関係損益から経費(除く臨時処理分等)、持分法による投資損益、のれん等償却(無形資産の償却を含む)及びその他(連結調整)を調整したものであります。
 セグメント間の取引に係る業務粗利益+ETF関係損益は、市場実勢価格に基づいております。

   また、セグメント別資産情報として開示している固定資産は、有形固定資産及び無形固定資産の合計であり、当行に係る固定資産を各セグメントに配賦しております。

 

3.報告セグメントごとの業務粗利益+ETF関係損益及び業務純益(一般貸倒引当金繰入前)+ETF関係損益及び

 固定資産の金額に関する情報

前連結会計年度(自 2018年4月1日 至 2019年3月31日)

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

みずほ銀行(連結)

 

リテール・

事業法人

部門

大企業・

金融・

公共法人

部門

グローバルコーポレート部門

グローバルマーケッツ部門

アセットマネジメント部門

その他

(注)2

 

業務粗利益

+ETF関係損益

525,523

353,698

367,327

35,407

2,092

11,536

1,291,399

経費

(除く臨時処理分等)

533,514

140,276

213,515

64,303

52,285

1,003,893

持分法による投資損益

18,130

872

7,224

1,284

21,943

49,453

のれん等償却

360

228

588

その他

16,386

16,386

業務純益

(一般貸倒引当金繰入前)+ETF関係損益

10,139

214,294

160,676

28,896

808

35,420

319,984

固定資産

432,419

211,242

176,921

76,495

111

236,797

1,133,985

(注)1.一般企業の売上高に代えて、業務粗利益+ETF関係損益を記載しております。

なお、ETF関係損益は4,390百万円であり、全額グローバルマーケッツ部門に含まれております。

2.「その他」には各セグメント間の内部取引として消去すべきものが含まれております。

3.固定資産の「その他」には、セグメントに配賦していない本部資産、配賦対象外の連結子会社に係る固定資産及び連結調整等が含まれております。

  なお、各セグメントに配賦していない固定資産について、関連する費用については合理的な配賦基準で各セグメントに配賦しているものがあります。

4.2019年4月より各セグメント及びその他間の配分方法を変更したことに伴い、上表につきましては、当該変更を反映させるための組替えを行っております。

 

当連結会計年度(自 2019年4月1日 至 2020年3月31日)

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

みずほ銀行(連結)

 

リテール・

事業法人

部門

大企業・

金融・

公共法人

部門

グローバルコーポレート部門

グローバルマーケッツ部門

アセットマネジメント部門

その他

(注)2

 

業務粗利益

+ETF関係損益

497,750

346,308

379,865

230,276

1,225

84,539

1,537,513

経費

(除く臨時処理分等)

490,631

149,106

223,366

68,695

55,320

987,118

持分法による投資損益

11,762

1,957

10,355

1,295

5,380

30,749

のれん等償却

360

210

570

その他

5,942

5,942

業務純益

(一般貸倒引当金繰入前)+ETF関係損益

18,881

199,159

166,494

161,581

70

28,446

574,631

固定資産

433,285

190,272

173,023

72,787

93

462,336

1,331,796

(注)1.一般企業の売上高に代えて、業務粗利益+ETF関係損益を記載しております。

なお、ETF関係損益は7,924百万円であり、全額グローバルマーケッツ部門に含まれております。

2.「その他」には各セグメント間の内部取引として消去すべきものが含まれております。

3.固定資産の「その他」には、セグメントに配賦していない本部資産、配賦対象外の連結子会社に係る固定資産及び連結調整等が含まれております。

  なお、各セグメントに配賦していない固定資産について、関連する費用については合理的な配賦基準で各セグメントに配賦しているものがあります。

 

 

 

 

 

4.報告セグメント合計額と連結損益計算書計上額との差額及び当該差額の主な内容(差異調整に関する事項)

   上記の内部管理報告に基づく報告セグメントの業務粗利益+ETF関係損益及び業務純益(一般貸倒引当金繰入前)+ETF関係損益と連結損益計算書計上額は異なっており、当連結会計年度での差異調整は以下の通りであります。

  (1) 報告セグメントの業務粗利益+ETF関係損益の合計額と連結損益計算書の経常利益計上額

 

 

(単位:百万円)

 

 前連結会計年度

(自 2018年4月1日

 至 2019年3月31日)

 当連結会計年度

(自 2019年4月1日

 至 2020年3月31日)

業務粗利益+ETF関係損益

1,291,399

1,537,513

ETF関係損益

△4,390

△7,924

その他経常収益

306,889

290,698

営業経費

△978,076

△939,285

その他経常費用

△189,094

△340,597

連結損益計算書の経常利益

426,726

540,403

 

  (2) 報告セグメントの業務純益(一般貸倒引当金繰入前)+ETF関係損益の合計額と連結損益計算書の税金等

    調整前当期純利益計上額

 

 

(単位:百万円)

 

 前連結会計年度

(自 2018年4月1日

 至 2019年3月31日)

 当連結会計年度

(自 2019年4月1日

 至 2020年3月31日)

業務純益(一般貸倒引当金繰入前)+ETF関係損益

319,984

574,631

経費(臨時処理分)

26,405

48,403

不良債権処理額(含む一般貸倒引当金純繰入額)

△30,707

△182,733

貸倒引当金戻入益等

12,250

11,306

株式等関係損益-ETF関係損益

153,864

118,682

特別損益

△492,117

△17,543

その他

△55,071

△29,886

連結損益計算書の税金等調整前当期純利益

又は税金等調整前当期純損失(△)

△65,391

522,860

 

【関連情報】

前連結会計年度(自  2018年4月1日  至  2019年3月31日)

1.地域ごとの情報

(1)経常収益

 

 

 

 

(単位:百万円)

日本

米州

欧州

アジア・オセアニア

合計

1,558,832

774,967

231,887

583,339

3,149,026

(注)1.一般企業の売上高に代えて、経常収益を記載しております。

2.経常収益は、当行グループ拠点の所在地を基礎とし、地理的な近接度、経済活動の類似性、事業活動の相互関連性等を考慮して、国内と地域ごとに区分しております。

 

(2)有形固定資産

当行グループは、本邦に所在している有形固定資産の金額が連結貸借対照表の有形固定資産の金額の90%を超えるため、記載を省略しております。

 

2.主要な顧客ごとの情報

特定の顧客に対する経常収益で連結損益計算書の経常収益の10%以上を占めるものがないため、記載を省略しております。

 

当連結会計年度(自  2019年4月1日  至  2020年3月31日)

1.地域ごとの情報

(1)経常収益

 

 

 

 

(単位:百万円)

日本

米州

欧州

アジア・オセアニア

合計

1,707,633

818,542

225,727

550,945

3,302,848

(注)1.一般企業の売上高に代えて、経常収益を記載しております。

2.経常収益は、当行グループ拠点の所在地を基礎とし、地理的な近接度、経済活動の類似性、事業活動の相互関連性等を考慮して、国内と地域ごとに区分しております。

 

(2)有形固定資産

 

 

 

 

(単位:百万円)

日本

米州

欧州

アジア・オセアニア

合計

821,106

75,009

7,414

17,778

921,308

 

 

2.主要な顧客ごとの情報

特定の顧客に対する経常収益で連結損益計算書の経常収益の10%以上を占めるものがないため、記載を省略しております。

 

【報告セグメントごとの固定資産の減損損失に関する情報】

前連結会計年度(自 2018年4月1日 至 2019年3月31日)

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

みずほ銀行(連結)

 

リテール・

事業法人

部門

大企業・

金融・

公共法人

部門

グローバルコーポレート部門

グローバルマーケッツ部門

アセットマネジメント部門

その他

 

減損損失

485,983

6,095

2,469

1,905

3,279

499,731

 

当連結会計年度(自 2019年4月1日 至 2020年3月31日)

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

みずほ銀行(連結)

 

リテール・

事業法人

部門

大企業・

金融・

公共法人

部門

グローバルコーポレート部門

グローバルマーケッツ部門

アセットマネジメント部門

その他

 

減損損失

4,095

1,971

5,261

659

2

1,568

13,556

 

【報告セグメントごとののれんの償却額及び未償却残高に関する情報】

前連結会計年度(自 2018年4月1日 至 2019年3月31日)

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

みずほ銀行(連結)

 

リテール・

事業法人

部門

大企業・

金融・

公共法人

部門

グローバルコーポレート部門

グローバルマーケッツ部門

アセットマネジメント部門

その他

 

当期償却額

360

228

588

当期末残高

4,427

586

5,013

 

当連結会計年度(自 2019年4月1日 至 2020年3月31日)

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

みずほ銀行(連結)

 

リテール・

事業法人

部門

大企業・

金融・

公共法人

部門

グローバルコーポレート部門

グローバルマーケッツ部門

アセットマネジメント部門

その他

 

当期償却額

360

210

570

当期末残高

3,899

387

4,286

 

【報告セグメントごとの負ののれん発生益に関する情報】

前連結会計年度(自  2018年4月1日  至  2019年3月31日)

  該当事項はありません。

 

当連結会計年度(自  2019年4月1日  至  2020年3月31日)

  該当事項はありません。

 

【関連当事者情報】

1.関連当事者との取引

(1)連結財務諸表提出会社と関連当事者との取引

    連結財務諸表提出会社の親会社及び主要株主(会社等の場合に限る)等

前連結会計年度(自 2018年4月1日 至 2019年3月31日)

種類

会社等の名称又は氏名

所在地

資本金又は出資金

(百万円)

事業の内容又は職業

議決権等の所有(被所有)割合

 (%)

関連当事者との関係

取引の内容

取引金額

(百万円)

科目

期末残高

(百万円)

親会社

株式会社

みずほフィナンシャルグループ

東京都

千代田区

2,256,767

銀行持株会社

被所有

直接

金銭貸借関係

役員の兼任等

資金の借入

 (注)1

1,061,292

借用金

5,110,247

(注)2

100.00

取引条件及び取引条件の決定方針等

(注)1 資金の借入については、市場金利を勘案して利率を合理的に決定しており、期限一括返済方式等によるものであります。なお、担保は提供しておりません。

2 借用金は、全て劣後特約付借入金であります。

 

当連結会計年度(自 2019年4月1日 至 2020年3月31日)

種類

会社等の名称又は氏名

所在地

資本金又は出資金

(百万円)

事業の内容又は職業

議決権等の所有(被所有)割合

 (%)

関連当事者との関係

取引の内容

取引金額

(百万円)

科目

期末残高

(百万円)

親会社

株式会社

みずほフィナンシャルグループ

東京都

千代田区

2,256,767

銀行持株会社

被所有

直接

金銭貸借関係

役員の兼任等

資金の借入

 (注)1

1,526,286

借用金

6,539,818

(注)2

100.00

取引条件及び取引条件の決定方針等

(注)1 資金の借入については、市場金利を勘案して利率を合理的に決定しており、期限一括返済方式等によるものであります。なお、担保は提供しておりません。

2 借用金は、全て劣後特約付借入金であります。

 

(2)連結財務諸表提出会社の連結子会社と関連当事者との取引

 記載すべき重要なものはありません。

 

2.親会社又は重要な関連会社に関する注記

(1)親会社情報

株式会社みずほフィナンシャルグループ(東京証券取引所(市場第一部)、ニューヨーク証券取引所に上場)

 

(2)重要な関連会社の要約財務情報

該当ありません。

(1株当たり情報)

 

 前連結会計年度

(自 2018年4月1日

  至 2019年3月31日)

 当連結会計年度

(自 2019年4月1日

  至 2020年3月31日)

1株当たり純資産額

472,439円09銭

471,499円80銭

1株当たり当期純利益金額

(△は1株当たり当期純損失金額)

△1,847円38銭

23,978円06銭

潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額

23,978円03銭

(注)1. 1株当たり純資産額の算定上の基礎は、次のとおりであります。

 

 

前連結会計年度

(2019年3月31日)

当連結会計年度

(2020年3月31日)

1株当たり純資産額

 

 

純資産の部の合計額

百万円

8,008,073

7,662,251

純資産の部の合計額から控除する金額

百万円

377,439

46,788

うち優先株式払込金額

百万円

4

4

うち優先配当額

百万円

0

0

うち非支配株主持分

百万円

377,434

46,783

普通株式に係る期末の純資産額

百万円

7,630,634

7,615,463

1株当たり純資産額の算定に用いられた期末の普通株式の数

千株

16,151

16,151

    2. 1株当たり当期純利益金額(△は1株当たり当期純損失金額)及び潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額の算定上の基礎は、次のとおりであります。

 

 

   前連結会計年度

 (自 2018年4月1日

  至 2019年3月31日)

   当連結会計年度

 (自 2019年4月1日

  至 2020年3月31日)

1株当たり当期純利益金額

 

 

 

親会社株主に帰属する当期純利益

(△は親会社株主に帰属する当期純損失)

百万円

△29,838

387,283

普通株主に帰属しない金額

百万円

0

0

うち優先配当額

百万円

0

0

普通株式に係る親会社株主に帰属する当期純利益

(△は普通株式に係る親会社株主に帰属する当期純損失)

百万円

△29,838

387,283

普通株式の期中平均株式数

千株

16,151

16,151

 

 

 

潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額

 

 

親会社株主に帰属する当期純利益調整額

百万円

0

うち優先配当額

百万円

0

普通株式増加数

千株

0

うち優先株式

千株

0

希薄化効果を有しないため、潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額の算定に含めなかった潜在株式の概要

 

第二回第四種優先株式

第八回第八種優先株式

第十一回第十三種優先株式

 

優先株式の概要は、「第4 提出会社の状況」、「1 株式等の状況」の「(1) 株式の総数等」に記載しております。

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    3. なお、前連結会計年度の潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額については、1株当たり当期純損失金額であるため記載しておりません。

 

(重要な後発事象)

 該当ありません。

 

⑤【連結附属明細表】
【社債明細表】

会社名

銘柄

発行年月日

当期首残高

(百万円)

当期末残高

(百万円)

利率

(%)

担保

償還期限

当行

普通社債

(注)1,4,5

2005年8月~

2020年3月

1,968,205

1,100,670

0.22~5.30

なし

2020年4月~

 

 

[196,393]

(9,581,244千米ドル)

(5,849,635千米ドル)

(745,000千豪ドル)

(905,000千豪ドル)

(190,000千シンガポールドル)

(50,000千シンガポールドル)

(1,540,000千香港ドル)

(1,540,000千香港ドル)

(500,000千人民元)

(500,000千人民元)

 

 

※1

普通社債

(注)2

2005年9月

41,000

30,000

2.21

なし

2025年9月

※2

普通社債

(注)2,4,5

2019年6月~

2020年2月

84,393

111,765

0.98~5.79

なし

2020年5月~

2059年12月

 

[47,640]

(760,230千米ドル)

(1,026,720千米ドル)

 

(1,007千ブラジルレアル)

※3

短期社債

(注)3,4

2019年10月~

2020年3月

22,339

54,658

0.06~0.12

なし

2020年4月~

2020年6月

 

[54,658]

合計

――

――

2,115,937

1,297,094

――

――

――

 (注)1.「普通社債」には、ユーロ円建社債(当期末残高21,000百万円)等が含まれております。

2.※1及び※2は、以下の連結子会社が発行した普通社債をまとめて記載しております。

 

連結子会社名

※1

Mizuho Finance (Cayman) Limited、Mizuho Finance (Curacao) N.V.

※2

Mizuho Securities USA LLC、Mizuho Capital Markets LLC、Banco Mizuho do Brasil S.A.

3.※3は、以下の連結子会社が発行した短期社債をまとめて記載しております。

 

連結子会社名

※3

JAPAN SECURITIZATION CORPORATION、株式会社オールスターファンディング

4.「当期末残高」欄の[ ]書きは、1年以内に償還が予定されている金額であります。

5.発行した社債のうち外貨建のものについては、( )内に原通貨額を表示しております。

6.連結決算日後5年以内における償還予定額は以下のとおりであります。

 

1年以内

1年超2年以内

2年超3年以内

3年超4年以内

4年超5年以内

金額(百万円)

298,691

154,072

230,909

25,130

205,611

 

【借入金等明細表】

区分

当期首残高

(百万円)

当期末残高

(百万円)

平均利率

(%)

返済期限

借用金

7,737,677

11,480,368

1.54

――

再割引手形

――

借入金

7,737,677

11,480,368

1.54

2020年4月~

リース債務

23,873

67,760

2.60

2020年4月~

2040年3月

 (注)1.「平均利率」は、期末日現在の「利率」及び「当期末残高」により算出(加重平均)しております。

2.借入金及びリース債務の連結決算日後5年以内における返済額は次のとおりであります。

 

1年以内

1年超2年以内

2年超3年以内

3年超4年以内

4年超5年以内

借入金(百万円)

3,772,942

1,035,069

940,819

698,608

554,995

リース債務

(百万円)

9,209

7,181

5,555

3,421

2,521

 

 銀行業は、預金の受入れ、コール・手形市場からの資金の調達・運用等を営業活動として行っているため、借入金等明細表については連結貸借対照表中「負債の部」の「借用金」及び「その他負債」中のリース債務の内訳を記載しております。

  (参考)なお、営業活動として資金調達を行っている約束手形方式によるコマーシャル・ペーパーの発行状況

   は、次のとおりであります。

区分

当期首残高

(百万円)

当期末残高

(百万円)

平均利率(%)

返済期限

コマーシャル・ペーパー

941,181

411,089

1.74

――

 

 

【資産除去債務明細表】

 資産除去債務の金額が負債及び純資産の合計額の100分の1以下であるため、記載を省略しております。

 

(2)【その他】

 該当事項はありません。