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社会起業家育成支援への取り組み

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アショカの日本での活動を継続的に支援

人権、教育、健康、環境などの分野における深刻で差し迫った社会的課題の解決に、持続可能な「事業」として取り組み、社会の変革をめざす「ソーシャルビジネス」が、世界的に注目を集めており、少子高齢化や社会保障、エネルギー、地域活性化の問題など、さまざまな課題を抱える日本においても、ソーシャルビジネスに対する期待が高まりつつあります。しかし、日本は欧米に比べ「社会起業家」の認知度が低く、経営ノウハウや資金・人材も不足しており、ソーシャルビジネスが進展するための事業環境は十分には整備されていません。

これらの課題に対応しつつ、日本でソーシャルビジネスを進展させるため、<みずほ>は社会起業家支援で世界的な権威であるアショカの日本での活動を、2011年のアショカジャパン設立当初から継続して支援するとともに、ソーシャルビジネスに関する知見やノウハウを積み上げ、金融機関としての関わり方を検討しています。

ビル・ドレイトン氏からのごあいさつ

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アショカ創設者・代表
ビル・ドレイトン氏

私は、日本をより良い国にすることをめざすアショカジャパンへのみずほ銀行の継続的なご支援に対して、アショカを代表して深く感謝するとともに、これからも、より良い日本社会を築くための旅路をともに歩んでいくことができ、大きな喜びを感じています。

2011年1月に設立したアショカジャパンの3年間の歩みを振り返ると、主に3つの成果を上げることができます。

1つ目は、究極の社会起業家であるアショカ・フェロー8人の生の声を、日本の聴衆に届けることができたことです。彼らは、日本でチェンジメーカーが生まれるためのロールモデルであり、市民が「自分にも何かできるのではないか」という心の炎を灯すために極めて重要な役割を持っています。

2つ目は、日本の将来にインパクトを与える新しい解決法を生み出す若いチェンジメーカー(ユースベンチャラー)が150人余り誕生したことです。あるユースベンチャラーの言葉を引用します。

「同世代の若者も日々考えているし、矛盾を感じているが、行動している人は少ない。でも、アショカには行動しようとする人が集まっている。皆個々には孤独だが、彼らは相談できる仲間だと思う。そして、自分が動くことで、周りの人に『いいな』と思ってもらって、周りも動かしていく。」

まず何がおかしいかを突きとめ、「自分にはできない」と思わせる「自分自身の中の敵」を追い払い、解決法を見つける、そして行動する。このようにして、社会変革者は誕生します。

3つ目は、東アジアで最初のアショカ・フェローが3名誕生したことです。大勢の候補の方々のなかから選出された3名は、特定の社会問題に対してそれまで存在しなかった新しい切り口の解決法を生みだした人たちであり、その解決法が国境を越えてインパクトを及ぼす可能性を秘めています。

アショカジャパンがこの3年間でしっかりとした礎を築くことができたのは、みずほ銀行の当初からのご支援の賜物です。これからも、私たちの協働の効果が加速していくことを期待しています。

ソーシャルビジネス進展に向け、アショカジャパンが精力的に活動

アショカジャパンは「Everyone–A–Changemaker(誰もがチェンジメーカー)」になる社会の実現をめざし、新しい仕組みを立ち上げて実行する社会起業家への資金面・事業面からの支援や、未来のイノベーター育成に取り組む「ユースベンチャー」、「フェローによる講演会」などを通じて、日本における公益のためのイノベーション(革新)の促進を支援しています。

社会起業家支援

2013年度、社会起業家である「アショカ・フェロー」に川添高志氏が認定され、日本人のフェローは3人となりました。

新たに認定された日本人フェローと活動内容

在宅医療と予防医療分野で革新的なサービスを提供し、超高齢社会の課題に対応

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川添 高志氏

ケアプロ株式会社代表取締役。従来の看護師の働き方や在宅医療ケアのあり方を一から見直し、経験の少ない看護師をしっかり教育することで、24時間365日体制の訪問看護サービスを実現。また、日本の高齢化から生じる予防医療の課題に対応するため、一人ひとりが自分の健康を管理するためのセルフチェック・ステーションを設立し、安くて早くて安心な血液検査によるセルフ健康チェックサービスを提供しています。

ユースベンチャー

「ユースベンチャー」は、社会の矛盾を解決・軽減するためのアイデアを生み出し、活動することを決めた若者に、プロジェクトを立ち上げる機会と環境を提供することで、チェンジメーカー精神やスキルを育む取り組みです。アショカジャパンでは、2016年度末までに150組750人の支援を目標として活動しており、2013年度末までに、34組170人の活動を支援しました。また、東北の未来のために貢献したいと考える若者たちのために、「アショカ東北ユースベンチャー」も実施しています。

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ユースベンチャーパネル審査会の様子

フェローによる講演会(エンパシー・キャンペーン)

アショカジャパンでは、ソーシャルビジネスについての認知向上や関心醸成を目的に、斬新なアイデアでさまざまな社会問題に取り組む「アショカ・フェロー」を世界中から招き、彼らのアイデアと取り組みを紹介する講演会を実施しており、毎回多くの方が参加しています。2013年度からは、ソーシャルビジネスの発展や現代社会にとって重要な「エンパシー(共感力)」を高めるため、こうしたテーマで大きな成果を生みだしているフェローたちを招聘し、エンパシーに関連する講演会や対話会を実施しました。今後2017年にかけて、日本で心の教育の重要性浸透とエンパシー能力を高めるさまざまな試みが始まることをめざします。

講演者 講演内容 講演会の様子
ルーツ・オブ・エンパシー創立者兼代表
メリー・ゴードン
21世紀の子育て・教育における「エンパシー」の重要性 写真
プレイワークス
創立者&CEO
ジル・ヴァイアレット
「いじめや暴力が潜む危険な昼休みを、思い切り遊べる楽しい時間に変える」 写真

ソーシャルビジネス進展に向け、金融機関としての関わり方を継続検討

<みずほ>は、アショカジャパンの支援を通じて、ソーシャルビジネスに関する知見を蓄積するとともに、アショカ・フェローの取り組みを金融面から支援しています。

また、ソーシャルビジネスに関する研究会を立ち上げて、欧米における事業環境の実態調査や事例研究を行いました。今後も、日本におけるソーシャルビジネスの進展や社会起業家への支援に、金融機関としてどのような貢献ができるのか検討していきます。

アショカ・フェローの声

アショカ・シニアフェローに選定いただき、これまでの取り組みを、日本を超えて全世界へとお知らせすることができました。この選定をきっかけとして、シュワブ財団が支援する「社会起業家2014」にも選出され、世界のさまざまな課題解決に取り組む素晴らしい方々との交流を持ち、互いの情報を供与することで、より広い視野での学びを得ています。

みずほ銀行には、福祉事業を運営する「社会福祉法人伸こう福祉会」および医療事業を運営する「関東訪問診療ネットワーク」、「のぞみ株式会社」において、より多くの方へ質の高いサービスを提供するための資金調達のご支援をいただいています。今後も、介護、保育、医療分野における社会ニーズに応えていくため、学ぶべき同業他社の情報提供やM&Aの提案などのご支援を期待しています。

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社会福祉法人伸こう福祉会 専務理事
関東訪問診療ネットワーク 理事
のぞみ株式会社 代表取締役
片山 ます江氏
(2012年3月アショカ・フェローに選出)

<みずほ>のネットワーク

統合報告書

CSR動画「社会とともに、未来を描く」

CSRマネジメント

産業育成を通じたビジネス機会創出への取り組み

東京学芸大学との共同研究

グループ会社

ブランド戦略

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