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農業分野への取り組み(CSRハイライト2012)

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農林漁業の成長産業化をサポート

2次産業・3次産業との融合による農林漁業の活性化

世界的な人口増加や新興国の所得水準向上による良質な食材・食品へのニーズの高まりにともない、世界の食料需要は今後も拡大すると予測されています。日本の食料自給率が低水準で推移している状況に加え、グローバルな視点で考えると、「食」のサプライチェーンの起点となる農林漁業は将来有望な成長産業です。

しかし、わが国の農林漁業は、小規模・兼業の事業者が多いことや、高齢化・後継者不足の深刻化など多くの課題を抱えています。そのため、恵まれた気候風土や高度な技術、豊富な機材・資材といった独自の強みを持ちながらも、自立した産業として十分な競争力を発揮できていないのが現状です。

近年、「6次産業化」によって農林漁業の再生・活性化に向けた取り組みが進められています。6次産業化とは、農林漁業者(1次産業事業者)が原材料を供給するだけでなく、2次産業(製造・加工)、3次産業(卸・小売・観光)にまで、主体的・総合的に携わり、生産・加工・流通の一体化により付加価値の拡大を図ることで、農林漁業の安定的な成長発展と地域の活性化を図るものです。

農林漁業者が食品加工メーカーや地場流通企業と資本・業務提携を行い、特産物およびその加工食品の直販や宅配事業、直営レストラン展開を開始するなど、さまざまな取り組みが始まっています。その他にも、2次・3次産業による農林漁業への参入や、農林漁業と2次・3次産業との連携・融合による地域ビジネスの展開や新たな産業の創出への取り組みも進められています。

成長産業化の支援策として総額100億円のファンド創設が決定

6次産業化への取り組みを促進するため、2010年12月、政府は「地域資源を活用した農林漁業者等による新事業の創出等および地域の農林水産物の利用促進に関する法律」(六次産業化・地産地消法)を公布し、交付金や規制緩和などによる支援を開始しました。さらに、2011年8月には、「株式会社農林漁業成長産業化支援機構法」が制定され、農林漁業の6次産業化に取り組む事業者への支援を目的とした総額100億円の「農林漁業成長産業化ファンド」の創設が決まりました。

「農林漁業成長産業化ファンド」は、株式会社農林漁業成長産業化支援機構(以下、同機構)および金融機関、地方公共団体などが出資して、地域やテーマごとに組成する複数のサブファンドによって構成され、各サブファンドは、それぞれの地域やテーマに沿った6次産業化案件を募集・発掘します。同機構による事業計画などの審査を経て農林水産省の認可を受けた事業者に対して、同機構やサブファンドが、最大15年にわたる出資と経営支援を実施するほか、必要に応じて資本性劣後ローンの貸付を行います。

農林漁業成長産業化ファンド スキーム図
農林漁業成長産業化ファンドのスキーム図

ファンドからの出資や資本性劣後ローンを活用することで、農林漁業の6次産業化に取り組む事業者は少ない自己資本で新規事業を開始できるほか、財務体質の強化により、金融機関からの融資が受けやすくなるというメリットもあります。

農林漁業者には、パートナー企業のノウハウ活用や販路開拓、価格決定への関与などのメリットがあります。また、パートナーとなる2次・3次産業の事業者には、農林漁業者と協働し、食材の品質をより高めることで、商品・メニューの差別化を図ったり、日本の農林水産物の品質・ブランド力を生かした輸出事業に進出したりするチャンスが生まれます。さらに、ファンドに参加する地域金融機関や地方公共団体には、地域の農林漁業の成長により、ビジネス機会の拡大や地域経済の発展、雇用創出にともなう税収拡大などの効果が得られます。

豊富な投資経験や全国ネットワークを生かして6次産業化をサポート

<みずほ>は、わが国にとって農林漁業の活性化・成長産業化が、食料自給率の向上に加え、内需拡大、雇用創出、東北復興を初めとする地域経済活性化などの重要な課題解決の鍵を握るテーマととらえています。このような考えのもと、2013年2月、「農林漁業成長産業化ファンド」の組成にむけて体制整備に着手することを発表、2013年4月には「ふくしま地域産業6次化復興ファンド」に2億5千万円を出資しました。
<みずほ>は、地域金融機関や地方公共団体との連携によるリスクマネーの供給に加え、ベンチャー企業への資金提供と経営支援に豊富な経験を持つみずほキャピタルと連携し、各地域のファンド設立に関与することで、農林漁業の6次産業化をサポートしていきます。サブファンドにおける案件の発掘、生産者とパートナー企業のマッチングについては、地域に強固な基盤を持つ地域金融機関や地方公共団体が中心となって進め、全国ならびにグローバルなネットワークを有する<みずほ>は、産業に関する知見や幅広い顧客基盤を活かし、パートナー企業の発掘に注力していきます。

<みずほ>は、みずほ銀行に「6次産業化支援デスク」を設置して体制を強化するとともに、ファンドの組成・運営に加え、資金調達やビジネスマッチングなど幅広いサポートを通じて、日本の農林漁業の成長産業化と地域経済の活性化に貢献していきます。

<みずほ>のネットワーク

統合報告書

CSR動画「社会とともに、未来を描く」

CSRマネジメント

産業育成を通じたビジネス機会創出への取り組み

東京学芸大学との共同研究

グループ会社

ブランド戦略

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